11月5日(金)

  
11月6日(土)

11月7日(日)
◇ムギの播種
 4期生ためにムギの播種を行いました。今年の塾生たちが刈ったムギも2期生が植えてくれたものです。みんなも来年の塾生にムギのバトンをつなごう。
 もうすっかり、クワの使い方がうまくなりましたね。もう見本を見せなくても、体が動きます。身についた証拠ですね。
 しっかり丁寧に、種を播いています。
「来年、4期生のためにがんばって植えよう。」
4期生への心のこもったプレゼントです。
◇予定変更
 おやつ後、集合時間になっても集まらない塾生に対して、予定していた農作業を取りやめ、塾生達に行動を考えてもらいました。その後、自主的に塾生全員が集まって今後どのように行動するか話を始めました。
 「農作業中止だ!部屋に帰れ!」
とスタッフに怒られたことに対して、塾生たちは誰に言われるわけも無く、全員が輪になり真剣な表情で話し合いを始めました。
 約1時間ほど話した結果、
「今回のようなことが起きないために、仕事は仕事、遊びは遊びで、メリハリを付ける。」
と、スタッフの前で全員で誓いました。このことは、簡単なようですが、非常に難しいことです。がんばって行動に移してください。
◇豆腐作り
 1年目、2年目共にシカの食害に合い、収穫できなかった大豆が、3年目にしてようやく収穫できました。その大豆を使って、農産物加工に挑戦しました。
 豆腐を作るのに必要な材料は、ダイズとニガリ。見たことのないニガリを一なめ味見…。すると塾生たちは顔をしかめ、「にっげ〜」と、あちこちで声があがりました。中には、「もう一口!おいしい!」という塾生も…
 前日から水に浸した大豆をミキサーで砕いて二重鍋で煮ていきます。一人が温度計係、もう1人が焦げ付かないようにしっかりと混ぜています。
 煮えたら、オカラと豆乳に分ける作業。これが熱い!ヤケドしないようにね!
 早速、豆乳の味見…
「あまい!」
ついつい、手が伸びます…。
 豆乳が冷めるにしたがって、表面に膜ができます。実はこれが湯葉。
ここでも、味見が…
「おいしい!!」
あまり味見ばかりしていると、豆腐が少なくなるぞ〜。
 こっちでは、オカラの味見…。
あちこちで、試食会が始まりました。
塾生たちにとって、出来立ての豆乳とオカラの味は、今まで出会ったことの無い味だったのでしょう。
 再度、豆乳を煮てからいよいよニガリを入れます。スタッフからもここが重要なポイントだといわれ、作り方を説明されたプリントを見ながら恐る恐る入れています。
 ニガリを加えてしばらく置くと、豆乳が固まって豆腐が出来上がっていきます。仕上げに、できた豆腐を布をひいたザルに移して水を切って木綿豆腐の完成です。
 作った豆腐を夕食で食べました。
「何も付けないほうがおいしい!!」とあちこちで驚きの声が上がりました。自分達が育てた大豆で、自分達の手で作った豆腐の味は格別においしかったことでしょう。
 また、普段食べている豆腐がこんなにも手間と時間のかかるものだと知ることが出来たと思います。
◇作文
 塾で学んだことや将来の夢に対して書いてもらいました。この8ヶ月間いろいろなことをやって、身についたことをこれからも実践してください。

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