本文へ移動

第20期(2021年度)

毎週日曜日に活動が行われています。
(新型コロナウイルス感染症拡大防止のため例年とは異なる活動日程となっています)
毎週の活動詳細はこちらでチェック!
RSS(別ウィンドウで開きます) 

8月8日 男子オンライン活動

2021-08-13
カテゴリ:男子ステージ
8月も2週目に入りました。

気温や湿度が高く、暑いと感じる日が続いていますが、実は8月7日から「立秋(しっりゅう)」と言って、暦の上では秋になりました。確かに、7月では風が吹いても暑いと感じていましたが、今は風が吹くと少し涼しくホッとするような風に変わったような気がします。とは言いつつまだまだ暑いですけどね。夏バテには気を付けて過ごしてください。

さて、今回の活動では、オンラインでは初の試み!チームワークを作るためのゲームを行いました。
はじめて行うので、スタッフもドキドキ、ワクワクです…!
アイスブレイク
まずは、夏休みのリズムで眠たそうにしている塾生たちの身体と頭をクリアにするために、軽い体操とゲームを行いました。
まずは後だしジャンケンをしました!最初は自分が勝つように、次は自分が負けるように、最後は右手は出題者と同じ手を、左手はその手に勝つようにと、段々とレベルをあげてやってみました。やってみると、これがなかなか難しい。
次は命令ゲームです。「20期生さん○○をしてください」と言われたら、それに従います。「20期生さん」がないただの命令には従わないようにします。「やっちゃった!」と引っかかる塾生、そしてスタッフ…。うーん、リベンジしたい!
チームビルディング「マラソン大会の順位をあてよう!」
このようにカードには一見よく分からない情報もあります。しかし情報が集まると、順位がみえてきます!
▼ミッション!
あるところでマラソン大会が行われました。
15分後に発表したいのですが、情報がぐちゃぐちゃになってしまいました。1つの情報からでは順位が分かりません。いくつかの情報を集めて、チームで協力してマラソン大会の結果を出してください。

▼ルール
チームには2つの部屋を用意します。1つは情報が書いてあるカードをみれる部屋、1つはチームで話し合う部屋です。
カードの部屋には1人ずつしか入れません。またカードを見ることができる時間は5秒間です。


以前塾に来た時に、チームとは「1つの目標に向かって協力すること」だと伝えました。今回のゲームは、1人1人の協力が必要不可欠です。さて、どうなるのか、ゲームスタートです!

とってきた情報をメモして整理します。はじめは、ぎこちない塾生たちでしたが、後半になるにつれ熱が入ってきました。
情報をもらいに行くメンバーに対して「頑張って良いカードを引いてくれ!」と送り出す塾生たち。でもあと少しのところでタイムオーバーになってしまいました。おしかった~!
このチームは、カードをめくる場所が被らないように、どのカードをひくかを相談してからカード部屋に行く作戦に出たようです。なるほど!この作戦は吉と出るか凶と出るか…
答えが出た!結果は……大正解!お見事です。「自分1人だけだったら、もっと時間が掛かってた」「みんなで意見を出し合って、いろんな視点からみれたのが良かった」などの感想が出ました。
ゲームが終了した後、「疲れたぁ~」と言った声が出ました。気が付けば1時間、問題を解いていました。問題、難しかったと思います。そんな中集中して頑張った塾生のみんな、ナイスファイトです!
チーム農園観察
夏野菜の収穫のピークをむかえています。残念ながら、塾生たちが収穫をすることはできませんが、どのように実を付けているのか、前回よりどのくらい生長したのかを、みてもらいました。
Aチーム
先々週と引き続き、立派な長ナスが育っていました!ピカピカを光をはなっていて、とっても美味しそうです。
前回観察した時は、小指のツメくらいの大きさでしたが、今は直径5㎝ほどにまで生長しました!追肥をやると、一気に大きくなることでしょう。収穫が今から楽しみだね。
わぉ!アズキのさやの色が変わって、茶色になってきました。この茶色が7割くらいになったら、収穫だそうです。何月に収穫できるかなぁ?
ヒゲが茶色になっていました!このように茶色く枯れてきたら、収穫時期だそうです。みんなのもとに、このトウモロコシを送ったので、ぜひ食べたら後で感想を教えてね。
Bチーム
サツマイモです。一時は、ネキリムシに食べられて枯れそうになっていましたが、今やツルをどんどん伸ばして、急生長しています!
トウモロコシです。ヒゲが茶色になると食べ頃だそうで、ちょうど今が収穫のベストタイミングなよう。収穫したものは、宅急便でみんなの元に届けます。お楽しみに。
ゴマです。何と実が付きました!ゴマの実をはじめてみる塾生も多いのではないでしょうか?この実の中にあるものが食べられると発見した人はすごいですよね。
キュウリです。まだまだ花や実は付いていますが、葉っぱをみると、くたびれてきている様子です。そろそろお役目を終える時期なようですね。
活動の最後に、今回のオンライン活動の感想を塾生たちに言ってもらいました。

「ナスやサツマイモが育っていたから安心した。」
「チーム農園をみて全部育っててよかったけど、やっぱり実物が見たい。」
「コロナで直接は会えないけど、ゲームでみんなと仲良くなれた気がした。」
「今回のようにみんなと話しをする機会があってよかった。あと自分たちで世話できないけど、自分たちが決めた野菜の生長具合をチェックできるのはいいなぁと思った。」
「トウモロコシが大きくなってて、びっくりした。」
「問題難しかったけど、楽しかった。」

等々、たくさんの意見が出ました。
編集後記
オンラインでチームビルディングをするのは初の試みだったので、どんな展開になるんだろう…?と楽しみと少し不安がありましたが、塾生のみんなは最後まで真剣に取り組んでくれました。なかなか実際に会って、ゆっくり話をしたり、一緒に遊ぶことができないですが、オンラインでも、チームで何かを取り組むことができるのだと、教えてくれた塾生たちには本当に感謝です。
またチーム農園の観察では、作物の生長具合に驚く塾生たちが多くいました。夏の生長のスピードを少しでも感じられたようで、よかったです。チーム農園で収穫した野菜をみなさんのもとに届けたので、ぜひ今まで観察してきたことを思い出し、お家の人を話をしながら食べてみてください。食べた感想、楽しみにしています!

Y.U

8月1日 女子オンライン活動

2021-08-06
カテゴリ:女子ステージ
こちらは共同農園で育てているオクラの花。夏野菜とは思えない美しい花が咲きます。観賞用にしたいくらいですね。
8月に入り、暦の上では夏は後半に差し掛かったといったところでしょうか?夏の終わりごろに多く見られるセミ、ツクツクボウシの鳴き声も聞こえるようになりました。ただ、一向に収まる気配のないすさまじい暑さ…。海外のオリンピック選手が音を上げるのもうなずけます。体調管理には十分に気を付けて夏休みを過ごしてくださいね。

今回もオンラインでの活動となりました。前回に引き続き、「秋の作付け計画」の話し合いを行いました。
開始の集い
活動を始めるにあたり、塾頭からお話がありました。

「今回は全員参加しているので、皆さんが積極的に参加してもらえるといいと思います。
今回の活動では2つのことをします。1つ目はチーム農園の観察、2つ目は秋野菜の計画を「何をどれだけ植えるか」決めるところまでやります。チーム農園は前回も観察したけれど、カメラ越しでも自然の恵みを感じ取ってくれればいいと思います。そのうえで、自分たちで植える秋野菜を皆さんで決めてもらいたいと思います。今回は全員参加ですから、ぜひ一人ひとりの自分の意見をちゃんと言えて、人の意見を聞き取って、チームとして決めるところまでやってほしいです。」
チーム農園の観察
最初にチーム農園の観察をしました。前回の観察からわずか2週間ですが、どれくらい成長したでしょうか?
こちらはポップコーン。スタッフの身長を大きく超えて2m近くにまで成長しました!前回の活動報告にも写真があるので、ぜひ見比べてみてください。
ポップコーンと同じトウモロコシの仲間、スイートコーン。実が大きくなり、先端のめしべが茶色く変化したら食べごろです。もう少しで収穫できそう!
続いて白ナスです。苗を購入した時に実物大のナスの札がついていたのですが、ほぼ同じ大きさのナスが収穫できました!卵のように真っ白です!
エダマメが収穫時期を迎えました!今年はネットをかけて虫や鳥から守っていたので、ほとんど被害を受けずにたくさん実りました!
続いてキュウリです。成長速度が速い作物として知られています。この写真は活動前日のお昼に撮りました。およそ12㎝でしたが…
活動当日に同じキュウリを測ってみると15.5㎝!18時間ほどで3.5㎝も大きくなっていました!
これはアズキです。黄色い花が多く咲いていて、所々には鞘(さや)がついていました。豊作が期待できそうです。
スイカのツルの下に小さなスイカを発見しました!大きさは5㎝ほどですが、すでに縞模様が見えるようになっています!
チーム農園秋の作付け計画
前回の話し合いの続きをしました。秋の作物の植え付け時期はもう間近です。今回は植える品種を決定するところまで話し合ってもらいました。
まずは前回のおさらいから。5つの作物は品種まで決定していました。今回は提案があった作物を中心に、畑の残りの面積で育てられる作物を決めました。
現在の畑の作付け図を見ながら、いつからどのくらいの面積が使えるようになるのか確認します。
次に、提案のあった作物がそれぞれいつから植えつけていつ頃収穫できるのか、みんなで手分けをして調べました。調べた情報と畑が使えるようになる時期を考えて、育てる品種を絞り込んでいきました。
話し合いの結果、チーム農園で育てる秋野菜はジャガイモ・ニンジン・コールラビ・ビーツ・スイスチャード・ブロッコリー・レタス・ロマネスコの8種類に決定!それぞれの品種まで決めることができました!
終わりの集い 塾頭の話
活動を終えるにあたり、塾頭からお話がありました。

「チーム農園の作物の様子を見ていると、『自然の中で成長するんだな』と感じてもらえたと思います。ぜひ秋野菜を育てる時に、自分たちの手で育てることが出来たらいいなと思います。その秋野菜を決める時に、もう少し発言があるともっとよかったと思います。ただ、カメラ越しでパソコン・スマホでの活動だとなるとちょっと難しいでしょう。塾で活動できるようになったら、もっと積極的に発言できるようにしてください。
コロナの状況があまり良くなく、これが落ち着いてくれないと安全に活動できないのは残念ですが仕方ないことです。また目途が立ったら皆さんに連絡するので、webサイトや連絡を確認するようにしてください。」
活動の感想
最後に、今回の活動の感想を一人ずつ言ってもらいました。
「前回より意見が言えなかったので、次回はもっと言えるようにしたいと思いました」
「野菜の育っているところを見て、早く育てたいと思いました」
「スイカが最初はあんなに小さいことに驚きました」
「野菜の状況を見て、これからの野菜が楽しみになりました」
「話し合いでちゃんと意見を言えたと思うので、次の時も自分の意見を言いたいです」
「話し合いでいろいろな意見が出たけれど、まとめることができて良かったと思います」
「次回の活動で自分の意見を言えるようになりたいと思いました」

次回の活動もオンラインで行う予定です。作物の成長を楽しみにしつつ、自分の意見を言えるように頑張ってもらえればと思います。
編集後記
今回は約1か月半ぶりに女子塾生が全員参加しての活動となりました。オンラインという特殊な環境での話し合いは、なかなか難しかったかと思います。それでも頑張って自分の意見を話すことができていたのは素晴らしかったです。もし塾に集まって話し合うことができていたら、もっとたくさんの意見が出ていたのではないかと思うと、悔しい限りです。
緊急事態宣言の影響に加えて台風の接近もあり、女子塾生たちはほとんど夏野菜に関わることができなくなってしまいました。今回みんなで決めた秋野菜は、少しでも多く作物に関わることができることを、心から願っています。
K.H.

7月25日 男子オンライン活動

2021-07-30
カテゴリ:男子ステージ
塾生室からの景色。山々は夏の装い、濃い緑色でおおわれています。
セミの声がにぎやかな夏真っ盛り。暑さに負けず、夏野菜は実りの時期を迎えています。二十四節気は「大暑(たいしょ)」、一年で最も暑い時期と言われています。例年だと、各地で夏祭りや花火大会が多く行われる時期ですが、去年に引き続き今年も開催が難しそうですね…。来年こそ開催できると期待しましょう!

今回はオンラインでの活動です。チーム農園の観察と、前回に引き続き「秋のチーム農園の作付け計画」を行いました。
塾頭の話
活動を始めるにあたり、塾頭からお話がありました。

「塾での活動ができずとても残念です。今日の活動の中で観察したり相談したりということで、秋の野菜の植え付けに備えることをやります。秋にはみんなで活動できるようにしたいと思います。カメラ越しだけれどもチーム農園を観察することで、改めて『自分たちで世話をする畑』ということを思い出してもらい、『じゃあ秋の作付けはどうしようか?』という話し合いをするようにしてください。その話し合いでは作物を決めるところまでやるので、自分の意見を言ったうえで他の意見も聴いて、リーダー・サブリーダーを中心にチームとして意見をまとめて決めるところまでやりましょう。」
チーム農園の観察
チームに分かれてチーム農園の観察を行いました。前回の活動から2週間、作物はどのくらい成長したでしょうか?
まずはAチームの畑。こちらはアズキです。前回お世話をしたおかげなのか、実る鞘(さや)がついていました!
つづいては長ナス。焼きナスにすると普通のナスよりもおいしいそうです。柳川先生に教えていただきました。
トウモロコシが順調に育っています。こちらの糸のようなめしべ、なんと食べられます!スタッフが食べてみると、トウモロコシの味がしました!
スイカを観察したところ、雌花を発見!順調に育つと、あと45日で立派なスイカになるそうです。楽しみですね!
つづいてはBチーム。こちらはトウモロコシです。育てているのは黒い実ができる品種なので、一体どんな実が収穫できるのか楽しみですね!
こちらはミニトマト。ちょうど食べごろの実がなっていたので、塾生に代わってスタッフが食レポ。とても甘いトマトでした!
これはゴマの花。あの小さな種からは想像できない、きれいな花が咲きます。通年で育てる作物なので、皆さんの手で収穫できるといいですね。
こちらはサツマイモ。植えた直後はネキリムシの被害を受けて元気がありませんでしたが、回復して立派に育っています。
チーム農園秋の作付け計画
夏野菜が片付いた後、チーム農園では秋野菜の栽培がスタートします。どんな作物を育てるのか、みんなで話し合って決めます。今回は、各チームで育てる作物を決定するところまで話し合ってもらいました。 
Aチームの話し合い
Aチームは前回3つの作物を決定、残りの面積で何を育てるかを話し合いました。「味を知らない作物を育てたい!」「有名な野菜を育ててみたい!」「葉物野菜を育てたい!」と様々な意見が出ました。
みんなが悩んでいる中、先に決定していたネギとニンジンが小さい面積でも育てられるので、畑の面積に少し余裕がある事がわかりました。
全員の意見をまとめた結果、ネギ・ニンジン・ジャガイモ・ビーツ・サンチュ・リーフレタス・ミズナの計7種類を育てる予定になり、植え付け時期が近いネギ・ニンジン・ジャガイモについては品種まで決めました!
今回の話し合いでは2名のメンバーがお休みだったため、残る4種の品種については次回の話し合いで決定します!

Bチームの話し合い
Bチームは前回の話し合いで4種類の作物が決定していました。今回は提案があった作物の中から他に育てる作物を決めていきました。
「スイスチャードは見たことないしやってみたい!」「紫とかオレンジのカリフラワーなんてあるの!?」と、カラフルな品種に注目が集まりました。特にスイスチャードは全員が賛成して育てることに決定しました。
その後も話し合いは順調に進み、育てる作物はジャガイモ・ニンジン・ダイコン・キャベツ・ビーツ・ブロッコリー・カリフラワー・スイスチャードの8種類に決定、それぞれの品種まで決まりました!
終わりの集い 塾頭の話
活動を終えるにあたり、塾頭からお話がありました。
「なかなか塾で活動ができない中、カメラ越しで難しいところもあったけれど、今回やらなければならないことは全てできました。今後、コロナで活動が再開できない中で、塾の様子・周りの様子をみんなに伝えることができないか考えています。そういった連絡はしますので、塾生のみんなも連絡を見たり、塾のHPを見たりするようにしてください。
夏休みに入ってオリンピックも始まって、休みならではのこともあると思いますが、塾のことは忘れないようにしてください。秋からは活動ができると思っていますので、塾のことを気に留めて、みんなが来るときには準備が整っている状態にしてほしいと思います。」
感想
活動の最後に、今回のオンライン活動の感想を塾生たちに言ってもらいました。
「久しぶりに顔を見れたメンバーもいたし、話し合いではいろんな意見が出て良かった」
「前回の活動でまいた木酢液が効いていて、アブラムシがついていなくて良かった」
「前回倒れていたり育っていなかった作物が、追肥をしたおかげでちゃんと育ってくれててうれしかった」
「話し合いでみんなが意見を持てていたので良かった」
チーム農園のこと、話し合いのこと、様々な感想がでました。

編集後記
前回は実際に塾で実体験ができて「ようやく活動再開!」と思った矢先、再び活動休止となり本当に残念です。今回は秋からの活動に向けた準備の一つとして、「チーム農園秋の作付け計画」の話し合いを行いました。春の作付け計画の際にも今回と同様にオンラインで話し合いを行いましたが、春と比べると自分の意見をしっかりと言えるようになった塾生が多く見られました。ここまでの活動はオンライン活動がメインとなってしまいましたが、少しずつ塾生の成長を感じることができ、スタッフとしてうれしいです。(本来の活動ならばどれだけ成長できていたかと思うと悔しい限りですが…)
春に植えつけた作物にはほとんど関わることができませんでしたから、その分、秋から植えつける作物はたくさん世話をして、収穫の喜びを感じてもらえたらなと思います。
K.H.

7月18日 女子オンライン活動

2021-07-23
カテゴリ:女子ステージ
女子チーム農園の全景
梅雨明けを迎え、塾周辺は夏本番となっています。
女子チーム農園の作物もぐんぐんと成長しています。
1か月ぶりに顔をあわせることができた今回は、オンラインを活用してチーム農園の観察と、チーム農園の秋野菜の計画(話し合い)を行いました。
はじまりのあいさつ ~塾頭の話~
おはようございます。
本来であれば第7ステージの活動の日でした。しかし、コロナと大雨の影響があり、活動が出来ずとても残念です。
さて、今日はオンラインで「チーム農園の観察」と、「秋野菜の計画」の2つをします。
チーム農園の観察では、画面越しですがよく観て、本来は自分たちの畑だということをもう一度思い出してもらいたいです。
その上で秋野菜は自分たちで世話したり収穫したりすることを思い描いて、どんな野菜がいいか計画してもらいたいと思います。
その秋野菜の計画の時に、まずは自分の意見を人に伝えるということをやってみてください。そして、人の意見を聴く。さらに、チームとしてどうするかを考えてもらいたいと思います。
実際に会える機会が少ないけれど、積極的に参加してもらいたいです。
チーム農園の観察
前回のオンライン活動でチーム農園の観察をしてから約1か月が経ちました。
この1か月での生長を農業指導の柳川先生に解説いただきながら観察しました。
トウモロコシは高さ130cm程になり、実が付き始めました。実の上にあるヒゲのような絹糸(けんし)は一粒一粒とつながっているので、すべての絹糸に花粉が付かないと実がそろいません。
エダマメも小さいですが、なり始めました。花が咲いてから30日目、採ってから30分以内が一番おいしいそうです。あと10日くらいかな?
白ナスです。普段よく見るナスには色素「ナスニン」が入っていて紫色に見えます。ナスは英語で「エッグプランツ」。白ナスが卵に似ていることが由来です。
ラッカセイの花が咲きました。漢字では「落花生」。花が終わると子房柄(しぼうへい)が地中にもぐって実が出来る様子から名前が付きました。
スイカの雌花です。小さな実が出来ています。あと35~40日後に食べられるようになります。
メロンは梅雨など長い雨が一番嫌いなため、病気になってしまいました。この後晴れが続けば持ち直すかも!とのことでした。
キュウリいっぱいなっています!曲がっているのは栄養や水、日光が足りていない証拠。おしりが太ってしまうのはミツバチが交配しているからだそうです。
みんなにも食べてもらいたいところですが、スタッフが代わりにキュウリを試食!とても美味しくいただきました。
アズキも花が咲きました。みんなが来られるようになる頃にはたくさんのアズキが採れるかな。みんなで甘いものを作りたいね!
最後にポップコーン。まだ実はついていませんが、だいぶ大きくなりました。
チーム農園秋の作付け計画
やっと梅雨が明け、夏本番となった頃ですが、畑はもう次のシーズンに向けて準備を進めなくてはいけません。
そこで、チーム農園で育てたい秋野菜をみんなで話し合いました。

「コールラビ・ビーツ・スイスチャードは知らない野菜で、どんな味かわからないから育てて確かめたい!」
「私もコールラビ・スイスチャードは見たことない」
「コールラビいいね!」
「カリフラワーの仲間の”ロマネスコ”は形がおもしろいね!」
「紫色をしたカリフラワーも気になる」
「ホウレンソウは好きな野菜の一つだから育ててみたい」
「ミズナってどんな野菜?」
「ニンジンはよく食べるけど、カラフルなやつを食べ比べしてみたい!」

様々な意見が出ましたが、今回のところは、ジャガイモ(アンデス赤)・カラフルニンジン・ビーツ3種・コールラビ2種・スイスチャードを育てることを決めました。
他に希望が出ていた秋野菜は、次回決めていきたいと思います。
終わりのあいさつ ~塾頭の話~
時間が長くなりましたが、最後までしっかり参加してくれて良かったです。
はじめに自分の意見を言うことをお願いしましたが、みんな出来ていました。あともう少しはっきりと、積極的になるとさらに良いと思います。
また、人の意見を聴くこともできていました。
チーム農園は画面越しに観てもらいました。残念ながら実際には世話が出来ていません。秋野菜は自分たちで植え付けや、世話を自分たちの畑だと思ってやってくれたらと思います。
みんな次回のオンライン活動や、実際に塾に来て活動するまで元気にしてください。
編集後記
実際に塾に来てそれぞれの目を合わせながら話をしたり、暑い中畑に出て一緒に汗をかきながら作業をしたりと、塾生にはそんな「ここでしかできないこと」に取り組んでもらうことが一番と思います。
しかし、今回はオンライン会議ツールを用いて、みんなと話し合うことが出来て良かったと思います。
それぞれ意見を持って自分の言葉で発言したり、他の子の意見を聴いて話し合ったりと熱心に取り組んでくれました。
みんなに会えるのはまだまだ先となってしまいますが、オンラインを活用してしっかりと準備して、次会うときには準備万端でみんなと一緒に活動出来たらと思います。
T.M.

7月11日 男子第7ステージ

2021-07-16
カテゴリ:男子ステージ
セミが鳴く、梅雨の晴れ間。
二十四節気では「小暑(しょうしょ)」となり、”暑”という字が入っている通り、とても暑い一日となりました。
今回のステージテーマは「収穫(しゅうかく)に向けて、どんな世話があるか覚えよう!」です。
今回初めて使うクワの練習をしたり、4月の第1ステージで種をまいたゴボウの世話をしたりと、外での農作業を中心に活動を行いました。


朝の集い ~塾頭の話~

「今日は主に外での作業です。久々の外での作業なので、スタッフの話をよく聴いたり、作物をよく観察したりするようにしてください。また、今日はとても暑いので熱中症に注意して活動しましょう。今回みんなに活動で意識してもらいたいことは”自立”です。”自立”とは何かを考えながら活動してください。」
クワの練習
これから活動で使うことの多いクワの扱い方を学びました。「道具は便利なものだけど、間違った使い方をすると危険があるよ」
「これがいいかな?」柄の高さが腰と同じくらいのものを選びます。また体力によって重さを選びます。
クワを運ぶときは刃に気を付けて。肩にかけて持つのは危ないので、刃が長靴の高さにくるよう下向きに持ち運びます。
耕し方は振り下ろすのではなく、土の表面を削るイメージ。3回ほどクワを土に入れて、柔らかくします。
柔らかくなった土をクワの上に載せ、畝の上にスッと抜いて土寄せをします。
「なかなか上手くいかないな。1・2・3で柔らかく…」コツをつかむのには時間がかかりますが、精一杯練習しました。
ゴボウの世話
畑へ行く前にゴボウの種を観察しました。この種を約3か月前にまいたけれど、どれくらい大きくなっているかな?想像しながら畑へ移動!
「おー育ってる!」定規で葉の大きさを測るなどして観察しました。この日見つけた一番大きな葉の長さは55cmでした!
観察を終え、さらに大きく育つよう世話をします。まずは草取り。土の中の栄養をとられないように、畝の上の雑草を1つ1つ手で抜いていきました。
1人約3mの範囲を責任感をもって作業しました。早く終わった塾生は他の子を手伝ったり、空いている範囲の作業をしたりしていました。
次に追肥をします。塾では化学肥料ではなく、有機物から作ったオリジナルのぼかし肥料を使います。
栄養を吸収しやすいよう、作物の根の先端に肥料をまきます。葉の先端と根の先端は同じくらいなので、これを目安にまきます。
最後にクワを使って土寄せします。土の中の微生物が肥料を分解して初めて栄養になるので、しっかりと土をかぶせます。
「上手く土がかけられないな~」クワを使って肥料の上に土をきれいにかけるのは難しいね。
昼食
午前中の作業を終えるころには「お腹すいた!今日のお昼ごはんは何かな?」と昼食を楽しみにしている様子の塾生も。
今回のメニューは、手巻き寿司でした。
お米・ジャガイモ・タマネギ・キュウリ・ナス・トマト・キャベツ・ピーマン・青じそ・梅干し・味噌は、塾産のものです。
みんな思い思いに具材を海苔に挟んでいただきました。
梅干が苦手な塾生が多かったようですが、「苦手なものにも少しずつチャレンジしてみよう」という塾生もいました。
卒塾までには出されたものをすべて、よく噛んで食べられるようになるといいですね。
チーム農園作業(Aチーム)
まずはみんなで畑の様子を観察します。作物ごとにじっくりと観察を行っていました。
サツマイモの観察。前回までは虫の被害がひどかったようですが、どうかな?
続いてアズキ。だいぶ大きくなってきたね。
観察したことから、必要な作業を考えたり、作業の目標などを立てたりと計画を行います。目標は「作物を健康にする!」
虫対策として、木酢液(もくさくえき)をトウモロコシにかけました。「茎にもかけた方が良いのかな?」
この間の雨でまた雑草が!これも1つ1つとっていきます。
最後に今日の作業を振り返ります。それぞれで振り返ったことをチームで共有し、次回に活かそう!
「これ欲しい人?」キュウリがたくさん採れたので、みんなで山分けしてお土産にしました。
チーム農園作業(Bチーム)
Bチームも畑の観察をし、その様子から必要な作業を計画します。「トウモロコシが倒れていたよ」
2人ずつに分かれて作業しました。トマトは収穫の仕方を教わり、収穫しました。
「たくさん採れた!」
「見て!笑った口の形みたい!」
キュウリもたくさん採れました。「これ一番大きいかな?」
収穫後はキュウリ・トマト・メロン・トウモロコシ・ゴマに午前中に教わった追肥・土寄せをしました。
作業後「チーム農園ありがとうございました」挨拶でしめくくりました。
最後に振り返り。今日の目標「時間まで全力でやり切る!」→「自分たちで割り振った仕事が出来た!」
塾生室・共同場所清掃
清掃を行うのは今回で3回目となり、少しずつ慣れてきた様子。
チームごとに清掃場所の割り振りを行い、塾生室と共同場所としてトイレ・洗面所の清掃を行いました。
担当したことの無い場所になった塾生は、担当したことのあるチームメンバーに「窓も拭くの?」などと質問している姿もありました。
チーム農園秋の作付け計画
まずは、みんなの意見を聴きたいこと、いろいろな想いや考えがあってよいことなど「話し合いのルール」について聴きました。
その後、チーム農園で育てたい秋野菜について話し合いました。「入塾式のときに、○○さんはダイコンがいいって言っていたね」
野菜の育て方についての本を参考に、みんなの意見を聴きます。
「ビーツはロシア料理にも使われているよね!」「へ~そうなんだ!知らなかった」
帰りの集い ~塾頭の話~
「暑い中でしたが、よく頑張りました。Bチームのチーム農園で採れたキュウリを『”ビックリ記録”に認定してもらいたい』ということでしたが、残念ながら今回は認定できません。何故なら、このキュウリは塾生があまり世話が出来なかったからです。今日みんなで話し合いをした秋野菜で、今度こそみんなで世話をして頑張ってもらいたいと思います。”自立”とはどういうことか考えながら活動することはできましたか?”自立”とは、助けを借りずに自力でやることです。コロナウイルスの影響でまたまた活動がストップしてしまいますが、またこういったことを考えながら活動していきましょう。」
編集後記
梅雨時期の大雨が前々日まで続いていました。活動中にも雨が降らないか心配していましたが、塾生のみんなの行いが良かったのか、晴れ。とても暑い中でしたが、思いきり外で活動を行うことができました。
活動で印象的だったのは、ゴボウの観察です。畑に行く前にゴボウの種を渡し、畑に行ってからは定規で一番大きなゴボウの葉の長さと比べ、何倍に大きくなったかを計算する塾生もいました。作物が育つには、人間の世話だけではなく、太陽の光や雨、土など自然の力が不可欠です。そのことを実感してもらえていたら、とてもうれしく思います。
活動はコロナの影響を受け、またまた休止することとなりました。とても残念ですが、次回また一緒に元気に活動できることを楽しみにしています。
T.M.
TOPへ戻る