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第20期(2021年度)

毎週日曜日に活動が行われています。
(新型コロナウイルス感染症拡大防止のため例年とは異なる活動日程となっています)
毎週の活動詳細はこちらでチェック!
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9月12日 女子オンライン活動

2021-09-18
カテゴリ:女子ステージ
発芽したスイスチャードがさらに上へ!命の力を感じます。
天気の良い日中は汗をかく日もありますが、日陰は涼しく、秋を感じるようになりました。
チーム農園も秋野菜の植え付け、種まきが終わり、作物がグンと成長する時期です。
塾生たちはコロナの影響で来塾することができず、今回もオンラインで活動を行いました。
チャットを使ってみよう!
オンラインのチャット機能に慣れてもらうため、始まる前の時間にちょっと練習。
「おはようございます」とメッセージ送ってもらった後は、「朝ごはん何食べた?」「好きなおにぎりの具は?」などの話で盛り上がりました。
はじまりの集い ~塾頭の話~
「今日も全員参加で、とてもうれしいです。
今回、コミュニケーションをよくするためのアクティビティがあります。リラックスして楽しんで、意見をたくさん交わしてください。後半にチーム農園の観察を行います。調べた野菜の育て方を説明するときには、他の人に伝わるように心がけてくださいね。」
アイスブレイク
画面に大きく映し出されるものを答えるクイズ。「あ!わかった!」答えをチャットに書き込みます。はじめのうちは簡単。
「ん?なんだこれ?」だんだん難問になり…。「木かな?」悩みながらも正解にたどり着きました。
次に、「1~5」の数字の中で他の人と被らないように大きな数を選ぶ、心理戦。ほかの人が出した数字を見ながら、次に出す数字を考えます…。「1」が勝利したときにはみんなから関心の声が上がりました。
さらに、数字つながりでチームのみんなが同じ数字を選ぶ課題。その時に言葉やしぐさで、『数字』を表現することなく、みんなの意思疎通をはかるチャレンジ。「なんか、曲線でできている数字なんてどう?」いろんなアイディアが出ました。
最後は逆に、みんながバラバラになるように数字を選んでもらいました。「あいうえお順なんてどうかな?」「配られたプロフィールの順番なんてどう?」成功へたどり着くため、みんなで考えました。
チーム農園観察
前回から2週間。いろいろと様子が変わっています。
ブロッコリーがずいぶん大きくなりました。調べたことは「アオムシ、害虫に注意。病気にも気を付けるように」よく調べてあります。
ジャガイモが大きくなっています。「調べたことはアブラムシ、テントウムシに注意が必要」とのことでした。見回る時に注意しておきます。
塾生は実際に見たことないけれど、これはスタッフ特製の『ぼかし肥料』。味噌のようなにおいです。塾へ来たら嗅いでほしいな。
ロマネスコをスタッフが代わりに植え付けています。周りにつけた溝に肥料をあげます。葉にかからないように丁寧な作業がポイント。
これは?「ニンジン!」と、即答。必要な世話を確認すると「アゲハチョウの幼虫に注意」とのこと。みんなは見たことがないというので、見つけたら教えますね。
終わりの集い ~塾頭の話~
「『リラックスして参加してください』と始めた今回、今までよりも楽しんで参加してくれたように見えました。
チーム農園の観察では、作物が育っていることがわかってくれてよかったです。
コロナの感染状況が良くなれば塾に来れるようにしたいと思います。みんなに会えること、楽しみです。みんなも楽しみにしてください。」
塾生の感想
「最初のみんなで話し合いの時にちゃんと自分で意見を言えて、楽しめてよかったです」
「後半の方で野菜の育てるときに、気を付けることを言えたので知識を生かいしていきたいです」
「人の意見を聞いて自分の意見を言えることができてよかったです」
「最初のゲームで緊張して、あまりみんなに言えなかったけど楽しめました」
「しっかり発表できたこと、調べたりなかったことあったので、育てられるように詳しく調べたいです」
「最初のゲームみたいなのでみんなの意見を聞いて楽しかったと思いました」
「いろいろ考えるのが楽しくてまたやりたいと思いました」
編集後記
コロナ過で塾に来ることができない中、塾生たちの感想からリラックスして参加できたことや自分の考えていることを伝えることができてよかったと思います。
特に女子塾生は実際に塾に来ての活動は最初の1回のみ。それ以外はすべてオンラインでしか顔沿合わせることができていません。そんな中でも、直接会うときには互いに「久しぶり!元気?」と気軽に声を掛け合えるようになってもらいたいと思います。
K.M.

9月5日 男子オンライン活動

2021-09-10
カテゴリ:男子ステージ
2週間前に種まきをしたダイコン。元気に芽を出しています。
塾生のみんなは、新学期が始まって1週間。
しかし、市村自然塾の活動は新型コロナウィルスの影響によりオンラインで行いました。
今回は、みんなが積極的に話ができるように、楽しみながら活動を過ごしてもらいました。
また、チーム農園では塾生たちが調べたことをもとに、畑の状態を見ながら、どのような秋野菜の世話が必要か話し合いました。
開始前
今回はZoomの機能の「チャット」も使っての活動。
説明画面をもとにみんなにチャレンジしてもらいました。
「おはようございます!」
チャットへの書き込みと同時に声に出してあいさつをしてもらいました。
余裕がある人には「リアクション」機能も使って気持ちを表してもらいました。

みんなの対応の早さにビックリです!
はじまりの集い ~塾頭の話~
「今回、全員参加。学校が始まっている中、集まってくれてうれしいです。今日、チーム農園の観察があります。宿題になっている『育て方』を話す場面では自分の言葉を相手に伝えてください。
前半は、互いに話をしやすくなるようなアクティビティがあります。リラックスして楽しむように。
引き続きオンラインでカメラ越しに畑の観察ですが、主体的に参加してください。」
アイスブレイク
オンラインで顔を合わせることはあっても、直接会って話す機会が少ない塾生。 もっとお互いに話しやすくなるように、ちょっとしたクイズからスタート。 スタッフのカメラに映るものが何か当てるクイズ。
「ん~?!なにこれ?」 まずはドアップの映像からスタートしわかった人から答えてもらいました。なかなかの難問でしたがわかる人がちらほら。わかった人からヒントも飛び交い、「あー!わかった!!」と。
次に1~10で他の人とかぶらずに1番大きい数を選ぶ個人戦。他のみんながどの数字を選ぶか予想しながら選びます。一種の心理戦ですね。
最終の課題として、数字を直接表現せずにチームのメンバー全員が同じ数を選ぶことに挑戦!「楽勝楽勝!」と。チームごとに意見を出し合い、いざやってみると見事にそろっています。スタッフの想像を超え簡単だったようです…。。。
チーム農園観察
みんなから声が出るようになったので、それぞれのチームに分かれ、2週間たった畑の様子を見てもらいました。
画面越しですが、各作物がどのように成長したのか、興味深く見ていました。
みんなが調べた野菜の世話をもとに実際の畑を見てもらいました。宿題のプリントを手元に用意して、いざ出発!
A、Bチームともに共通の作物ジャガイモ。ずいぶんと大きくなりました。
1週間前にスタッフが行った世話を動画紹介。今の様子との違いや調べた作業を確認しました。
Aチーム:「ジャガイモに害虫がすっごくついて…」あ、実物発見!スタッフにお願いして取り除いてもらいました。
Bチーム:ニンジンの芽がずいぶん大きくなりました。次の世話を確認すると「追肥土寄せかな?」と。その前に間引きが必要ですね。
Aチーム:スイカがずいぶんと大きくなりました!害獣よけの黄色コンテナをどかすとその下から20cmくらいのスイカ。「おお~!」「おいしそう!」と塾生から声が上がりました。
Bチーム:葉が畑に広がっています。「もっさりじゃん!」元気に育って、この後にツル返しをしてイモを大きくします。
終わりの集い ~塾頭の話~
「チーム農園の観察、盛り上がりました。ゲームで気持ちがリラックスして発言がしやすい状態になって、ワイワイ意見が出てよかったです。また、みんなが事前に野菜の育て方を準備してくれたので、みんなが説明ができてよかったです。もうしばらくオンラインでしかできないけど、みんながリラックスして、発言して、人の意見を聴けて、進められるといいと思いました。」
塾生の感想
「いろんな野菜が育ってて、スイカとか大きく育ってて、そしてゲームとかでみんなとより多く話せてよかった。」
「前にスイカがグッタリしてたけど、実がたくさんついていてよかった。」
「スイカをそのまま見ることがなかったので、塾に来ていなかったらできなかったと思います。」
「秋野菜が植わっている様子が見えてよかった。」
「ニンジンが発芽しなかったから、ニンジンを発芽させるのは難しいと思った。」
「アズキとかいろんなのが大きく育ってたので早く食べたいと思う。スイカも予想以上に大きくなっていたからびっくりした。」
「2週間ぶりで秋野菜もどんどん育っていて、ゲームも楽しかったからよかったと思う。」
「サツマイモも前見た時よりもでかくなってよかった、ゴマもまた次回見てみたい、大きくなってよかった。」
「ずっと家にいて、何もできなかったので、久しぶりにみんなと話したりゲームとかもできたりして、楽しいことがいろいろできてよかったです。」
「自分で調べたり、これを育てようよ、って提案した野菜がいまどのような大きさなのか分かってよかったです。」
「野菜が元気に育っててよかったです!」

感想を話せる人からお願いしたところ、勢いよく手が挙がる姿が気持ちよかったです。
編集後記
コロナ渦で画面越しにしか会えない20期生たち。それでも、お互いの仲を深めてもらおう、気兼ねなく話ができる環境つくりを行いました。みんなで笑い合ったり、意見を伝えたりと和やかな雰囲気を過ごせたと思います。しかし、直接会って、顔を合わせ、みんなの表情や目線等を感じることができない中、本音で話をするとまではいかないようです。オンラインの難しいところです。
それでも、笑顔があふれる活動を企画していきたいと思います。
K.M.

8月29日 女子オンライン活動

2021-09-03
カテゴリ:女子ステージ
ここ数日、気温が32℃程まであがり、暑い日が続きました。
8月最後の日曜日となったこの日、女子第10ステージ相当となるオンライン活動を実施しました。
今回は、塾生みんなで決めた「秋野菜の植付けの様子」を伝えました。
はじまりの集い ~塾頭の話~
残念ながら塾での活動はできず、今回もオンラインでの活動となります。
今回は秋野菜の植付けをスタッフが代わりに行った様子を見てもらいます。本当はみんなにやって欲しかったことだったので、これを見て、自分たちの畑だということを思い出し・感じてもらいたいと思います。
また一部、秋野菜の植付けをする様子を生中継で見てもらいます。
ぜひ積極的に質問したり、コメントしたりと発言してください。
夏野菜から秋野菜へ
先日、みんなの家にチーム農園で採れた夏野菜を送りました。
塾生から「トマトの味が濃くておいしい!」や「ピーマンが嫌いなので、その量に悶絶していました(笑)」等の感想をもらいました。
また、この野菜を使った料理の写真を送ってもらったり、野菜の絵を描いたお礼の絵ハガキが塾に届いたりしました。
(感想などの詳細はこちらからご覧ください)

みんな美味しく食べたと思いますが、この野菜がみんなの食卓に出るまでにはたくさんの作業がありました。
そして、チーム農園で育てた夏野菜を秋野菜に植え替えるには、片付けの作業が必要です。まずはその様子をスライドで紹介しました。
まずは収穫終わった株の片付け。ネットに絡まったキュウリのつるを外していきます。しっかりと絡まっていて外すのは時間がかかります。
キュウリのネットは来年も使えるように束ねていきます。
こちらはトウモロコシの株を引き抜いている様子。根がしっかりと張っていて、引き抜くには力が必要です。
作物を引き抜いた後は草取り。雑草を一つずつ取り除きます。
最後にクワで畝を崩し、平らになるように整地します。カンカン照りの中での作業でたくさん汗をかきました。
きれいになりました!これでようやく秋野菜の植付けをする準備が完了です。
秋野菜の植付け(録画)
前回までにチームで話し合って決めた秋野菜。
植付ける時期や、最後のステージ活動に間に合う収穫の時期を考え、スタッフが代行しました。
まずは、まっさらな畑に区画分けをする様子と、ニンジン・ジャガイモ・ビーツ・コールラビの植付けの様子を動画で見ました。
まっさらな畑です。卒塾前にみんなにはこのようにきれいに片付けをして返還してもらいます。まずは作付け図を基に目印の竹の棒をさして区画分けをします。
ニンジンの畝立ての様子。「ケーキの生クリームを塗っているみたい(笑)」畝は野菜たちのベッドなのできれいにしてあげます。
ニンジンの種はとても小さいです。「風で飛んで行っちゃいそう!」時間がかかりますが1cm間かくに1粒ずつ、すじまきします。
「ゴボウの作業でも、これやった!」手で土をこすり合わせて、細かくなった土をうすくかけていきます。
もみ殻くん炭をかけます。「(柳川先生)ニンジンは乾そうに弱いので、保湿効果のあるもみ殻くん炭をかけます」
ニンジンには乾そう対策としてもう一つ、不織布(ふしょくふ)をふんわりとかけます。「お布団をかけてあげているみたいだね」
続いてはジャガイモ。畝ではなく、溝を掘って植えつけます。植え付けるのは、いつも食べている芋と同じもの。スーパーで売っている芋を植えてもできるよ。
最後はビーツとコールラビの種まき。ニンジンとは違い、点まきというまき方をします。「種の形や色が作物によって違うね」
最後にビーツ・コールラビにはトンネルのような形にネットをかけます。「虫が入らないようにするためでしょ?」よく知っているね!
秋野菜の植付け(リアルタイム)
休けいをはさんで、次に生中継で秋野菜の植付けの様子を伝えました。
今回植えつけるのはスイスチャード。
スタッフから 「次の作業は何かな?」と聞かれると塾生から「植えるための溝を付ける!」などと、先ほどの動画を見て得た知識をヒントにして回答していました。
また作業中には、植付けやスイスチャードに関するクイズも出題。チーム全員で答えを1つにまとめて回答しました。
キュウリがあった所を片付けて、畝を立てました。今日は種まきの様子から伝えたいと思います。まずは何をすると思う?「溝を付ける!」
種はビーツに似ていてコンペイトウみたいな形をしています。では早速クイズ第1問「植えるための溝はどれくらいの深さ(種何個分)で付けるでしょう?」
「2個分?」「3個分じゃない?」正解は…3個分でした!種の大きさが5mm程だったので、1.5cm程の溝を支柱を使ってつけます。
種はニンジンと同じく、すじまきでまきます。さて、クイズ第2問「スイスチャードはどれくらい前から栽培されているでしょう」「100年だと最近過ぎるかな」「1000年くらい前かな?」正解は…2000年以上前からでした!
「次は覆土(ふくど)だよね!」じゃあ覆土するときはどうやってやる?「手をこすり合わせて、細かい土をかける!」
次に水やりをします。水やりの間にクイズ第3問「スイスチャードの仲間の野菜は何でしょう」「ニンジンと同じような植えつけ方だからニンジンかな?」「ホウレンソウに似ていない?」正解は…ホウレンソウでした。「(柳川先生)日本では不断草(ふだんそう)と呼ばれています」
最後にネットをかけます。「スイスチャードにはどんな虫が来るんですか?」「(柳川先生)ネキリムシの仲間のヨトウムシが来ます」
30分弱かかって作業完了。暑い中、汗をかきながらの作業でした。10月頃には収穫できるそうなので、お世話を頑張りましょう。
チーム農園の観察
これはポップコーン。ヒゲが茶色くなっているので、実はできていると思います。「(柳川先生)収穫までもう少しですね。ポップコーンは実が黄色くなるまで畑で完熟させます。」
スイカの勢いが止まりません!ジャングルのようになっています。
甘いスイカはカラスが大好き。赤いテグス(魚釣り用の透明な糸)を張りめぐらせ、カラス対策をしました。
コンテナの下に大きなスイカ!このコンテナはハクビシン等の小動物に食べられないように置いてあります。
「大きい!」一番大きなスイカを測ってみると…なんと35cm越え!前回の活動時から10cm以上も大きくなりました。巻きひげが枯れているので、もう収穫できます。
アズキは一部のサヤが茶色くなってきました。茶色くなったものから収穫できます!
ラッカセイの花はだいぶ終わりましたが、まだ咲いているものもありました。
子房柄(しぼうへい)がたくさん伸びているので、たくさん収穫できるかな?
終わりの集い
はじめに、塾頭からお話をいただきました。
秋野菜の植付けの様子を録画だけでなく、生中継でも見てもらいました。その中でクイズをしたり、スイカの大きさをその場で測ったりしました。残念ながら塾には来られないけれど、畑の様子を少しは感じてもらえたかと思います。
塾生のみんなの中には「自分でやってみたい!」という子もいて、うれしいです。
ぜひ自分たちで世話をするなら、どのようなお世話が出来るか調べてみてください。
最近、小中学生にも新型コロナウイルス感染症が流行しているようです。家でも、学校でもきちんと感染予防をしてください。
最後に塾で大事にしていることの一つを紹介します。「知っていること」「自分で出来る」「やったことがある」は違います。「知っている」だけではなく、「自分で出来る」ようになってもらいたいと思います。

次に、塾生からの感想を聞きました。
「スイカの成長の早さにおどろきました!」
「作物によって植えつけ方が違うのが知れて、大変そうだと思いました」
「早く自分たちで野菜の世話をしたいと思いました」
などの感想を発表していました。


編集後記

今回も塾に来てもらうことが叶わず、オンラインでの活動となりました。
オンラインで秋野菜の植付けの様子をうまく伝えられるか多少の不安もありました。しかし、塾生の皆さんから「植付けの仕方を知れた」や「大変そう」等の感想をもらうことができ、伝えることが出来たかと一安心しています。
まだまだ暑い日が続きますが、日に日に陽が落ちるのが早くなってきました。
収穫の秋には、塾生の皆さんと一緒に汗をかきながら作業して、自分たちで作った野菜をみんなで美味しくいただけたらと思います。
T.M.

8月22日 男子オンライン活動

2021-08-27
カテゴリ:男子ステージ
塾周辺は長雨がようやく落ち着き、夏の日差しが戻ってきました。
第10ステージとなる今回もオンラインでの活動となりました。
今回は、前回までに塾生みんなで決めた「秋野菜の植付けの様子」を伝えました。
はじまりの集い ~塾頭の話~
未だに新型コロナウイルス感染症の状況は良くなくて、オンラインでしか活動できませんが、積極的に参加してください。
今日は主に録画した動画を見てもらう形になりますが、チーム農園は本来、自分たちの畑だということを考えながら、よく見て、観察してもらいたいと思います。
また、前回は自分の意見が良く出ていたと思います。今回もぜひ自分の意見を積極的に出してもらいたいと思います。その上で、人の話はよく聞いて、チームの活動ではチームで意見をまとめる等しましょう。
夏野菜から秋野菜へ
先日、みんなの家にチーム農園で採れた夏野菜を送りました。
美味しく食べてもらったと思いますが、この野菜がみんなの食卓に出るまでにはたくさんの作業がありました。
チーム農園で育てた夏野菜を秋野菜に植え替えるには、片付けの作業が必要です。まずはその様子をスライドで紹介しました。
まずは収穫終わった株を引き抜きます。トウモロコシは根っこがしっかりと張っていて、引き抜くのに一苦労。
キュウリのネットを片付けている様子。絡まっているツルを取り除きます。
作物を引き抜いた後は、草取り。雑草などを一つずつ取り除きます。
クワで畝を崩します。
最後に平らになるように整地します。クワで整地するのは結構難しいよ。
きれいになりました。みんなも卒塾前にはこのような形で畑の片付けをして返還してもらいます。
秋野菜の植付け(チーム共通編)
前回までにチームで話し合って決めた秋野菜。植付け時期や、収穫時期の関係で早めに植えつけなければならない作物をスタッフが代行して植えつけました。
まずは、まっさらな畑に区画分けをする様子と、両チームともが希望したニンジン・ジャガイモ・ビーツの植付けの様子を見ました。
動画を見ながら、農業指導の柳川先生に解説や、塾生たちからの質問に答えていただきました。
まずは作付け図をもとに、まっさらな畑に竹の棒をさして「区画分け」を行います。作付け図と実際の畑をにらめっこしながら行うと30分ほどかかりました。
区画分けを終え、クワを使って畝を立てました。これはニンジンの種まき。種をまくための溝をつけ、そこに小さな種を1粒ずつ1cm間かくで「筋まき」しました。「(柳川先生)ニンジンは"好光性種子"なので溝は浅くつけます」
ニンジンは発芽するまで10日間かかります。「もみがらくん炭」は保湿効果があるので、種が乾そうしないようにかけます。
また、ニンジンには不織布(ふしょくふ)をふんわりとかけます。これも乾そうを防ぎ、水分をコントロールする働きがあります。「ニンジンはデリケートなんだ!」
次はジャガイモの植付け。「畝ではない植えつけ方をするのもあるんだ」ジャガイモは畝立てをせず、溝を切って植えつけます。
ジャガイモは種芋と呼ばれる、食べているものと同じ芋を植えつけます。肥料は「ぼかし肥」に「草木灰(そうもくばい)」を混ぜて、種芋に直接触れないようにやります。「何で"灰"を混ぜるんですか?」「栄養のカリ分をおぎなうためです」
肥料をやった後、種芋の上に高さ5cmの覆土(ふくど)をします。「高すぎても低すぎても良くないよ」そして最後に、どこに種芋が植わっているかが分かるように竹の棒を目印にさしました。
続いてビーツ。まずは畝立てをします。これは8月8日に作業しましたが、雨が降った後でとても土が重くて大変でした。「みんなクワの使い方覚えているかな?」「覚えてるよ!」
畝立てを終え、種をまくための溝をつけます。ビーツは「点まき」で1か所に2粒ずつまきます。種は薬でコーティングしているため青色をしています。「なんでそんなに薬かけないといけないの?」「外国から病気や虫を入れないようにするためです」
ビーツは最後に芽が出てきたときに虫に食べられないよう「防虫ネット」をかけます。虫が入らないように四すみをしっかりととめます。
秋野菜の植付け(チームごと編)
休けいをはさんで、次にそれぞれのチームで選んだネギ、キャベツ、カリフラワーの植付けの様子を見ました。
ネギも畝ではなく、溝を掘って植えつけます。深さ20cm程の溝を目安ひもにそって、まっすぐに掘るのは少し難しいです。
溝を掘り終えたら苗を5cm間かくでまっすぐに植えつけます。ネギはあまり深く土をかけると酸素が足りずに腐ってしまうため、根っこの部分だけ土をかけます。
そして根に近い部分に酸素を送りやすくするために「敷きワラ」をします。使っているワラは、みんなが第6ステージでコムギの脱穀をした時に出たものです!
続いてキャベツ。畝を立てたら、目安棒を使って株間(かぶま)を測って苗を仮置きします。並べ終わったら、植え穴をあけて根鉢(ねばち)をくずさないように植えつけます。
苗の周りに円をかき、そこに肥料をやる輪状施肥法(りんじょうせひほう)で肥料をやります。肥料がバラバラにあるよりも、輪っかにまとまってある方が微生物が分解しやすくなります。 
キャベツの胚軸(はいじく)は甘いので、ヨトウムシという虫が好んで食べにきます。卵のからのチクチクで虫がよらないようにまきました。この後「防虫ネット」をかけて完成です。
カリフラワーは苗を植え付けたいのですが、苗が手に入らなかったので「苗作り」から行いました。まずポットに土をいれます。
カリフラワーの種も青色をしていて薬でコーティングされていました。「種小さい!」1mm程の種を1粒ずつポットにまいていきます。
次に種の大きさの3倍ほど(3mm)の覆土(ふくど)をし、鎮圧(ちんあつ)・水やりをします。
苗作りも植付けと同じように、虫がよらないよう、しっかりとネットをかけて完成です!
ハクビシンによる食害の様子
予定よりも少し時間が早かったので、おまけにトレイルカメラの映像を配信しました。映像には、共同農園で育てているトマトがハクビシンに食べられてしまう様子が!
作物を荒らす動物の様子はあまり見たことがない様子で「これタヌキ?!」「ハクビシンじゃない?」と、興味を示している子もいました。
終わりの集い
はじめに、塾頭からお話をいただきました。
始まる前に、よく観察して欲しいということと、自分の意見を出して欲しいと言いました。
毎回言っていますが、本当は塾に来てみんなにやってもらいたいです。今回はオンラインでしたが、自分たち自身で取り組みたいと考えてくれていたらと思います。
知識として知っているということと、自分が出来る・やったことがあるということは、大きく違います。
新型コロナウイルス感染症の影響で塾に来られないので仕方のない部分もありますが、オンラインの中でもそのような気持ちになれるようなことを考えたいと思います。
最近になって、小中学生の間でも新型コロナウイルス感染症が流行していることがニュースになっています。家の中でも感染予防をして感染しないように気をつけてください。

次に、塾生からの感想を聞きました。
「オンラインでもみんなに久しぶりに会えてよかった」
「野菜の植付け方を知れたので、それを活かして自分たちで農作業してみたい」
「ハクビシンが小さくてかわいかった」
「実際の畑の様子を早くみたい!」
「家でも野菜を作ってみたいと思いました」
などの感想を発表していました。


編集後記

チーム農園の秋野菜の植付けは時期の関係でスタッフが行いました。塾生に作業を体験させてあげられなかったことは本当に残念でした。
しかし、今回塾生から「自分たちでやってみたい」等の感想も出ました。今後のチーム農園作業を塾生たち自身で行うという意欲を高めてくれていたら嬉しく思います。
一日も早く、塾生のみなさんと畑に出て一緒に作業をして汗をかき、農作業の大変さや喜びなどを感じたいです。
T.M.

8月15日 女子オンライン活動

2021-08-20
カテゴリ:女子ステージ
今回の豪雨では、大きな被害はありませんでしたが、畑の土が流れてしまいました。自然には逆らえませんね。
8月、のこり半分。
塾生たちの夏休みも残りが少なくなっている中、「夏休みの宿題は?」と聞くと、ほぼ全員が「終わっている」、もしくは「あと少し」という答え。みんな優秀です。
今回も、新型コロナウィルスの影響によりオンラインで活動を行いました。内容はいつもと変わって「チームビルディング」。直接会うことができない中、チームワークを高めることを行いました。
始めの話
塾頭さんからお話をいただきました。
「コロナウィルスの影響で塾に来れない状況が続いている中、オンラインでの活動にも慣れてきましたか。今回はゲームみたいなことをやりながら、リラックスして、参加してください。今日はスタッフと話をするのではなくて、塾生同士が話をするような活動です。お互いにたくさん話をしてください。」
アイスブレイク
まずは後だしジャンケン!勝つ、あいこは結構簡単。でも、負けようとすると…。。。
まずは軽く準備体操。体を伸ばした後は頭の体操。スタッフが出したジャンケンに後から出して、勝ったり、負けたり…。案外負けるのが難しかったですね。

緊張がほぐれ、頭も活性化したところで、チームビルディングゲームのスタート!
チームビルディング「マラソン大会の順位をあてよう!」
カードによっては何を言っているのかわからないものも…。ほかの情報と組み合わせて見えてくるものがあります。
▼ミッション!
「市村自然塾でマラソン大会が行われました。」という作り話。。。
15分後に発表したいのですが、情報がいくつかに分かれていて、1つの情報からでは順位が分かりません。たくさんの情報を集めて、チームで協力してマラソン大会の結果を出してください。

と、いうお題。
情報はひとりずつしか見ることができません。塾生たちは見た情報を仲間に伝えて、その情報をもとにチーム全員で相談して、順位を考えます。

さて、どうなるでしょうか??
まずは順番決め。「私2番がいい」「私は4番目」…。恐る恐る順番決め。ところで1番は?
「どこのカードを見る?」「じゃあ、上から…」選んだ情報を持っていきます。
「どこのカードひいた?」同じカードをひかないようなアイディアを持ち寄り、工夫が見られるようになりました。
だんだん情報と知恵が集まってきて…。「ということは…2位は〇〇じゃない?」「もうわかった!」
ゲームを振り返って…。
塾生たちが答えを発表!
「正解!!」
開いていないカードがありましたが、見事正解にたどり着きました。

塾生たちに感想とコツを聴きました。
「積極的に話し合いに参加できてよかった」「最初はどうなるかと思っていたけど、正解できてよかった!」「このゲームをきっかけに、みんなと話をしたり、リアクションがとれてよかった!」「遊び感覚でリラックスして楽しめた。」「意見を聴きながら話し合えた。」「話し合いで、みんなと仲を深めることができた。」「難しいけど、みんなで話し合って正解できて、楽しかった。」

「気づいたことを言ったのが正解に近づいた。」「どこを開けるか作戦を練った。」「最初あてずっぽうだったけど、被らないような工夫をした。」「積極的に意見を言える雰囲気が良かった。」「意見を皆で言い合えた。」

最初の方は言葉が少なかったけど、情報が増えるにつれて、みんなで話をするようになりました。
チーム農園観察
今回は雨の中、畑に出ることができなかったので、事前に撮影した写真をもとにチーム農園を見てもらいました。前回のあしおとだよりから1週間。変化はあったかな?
「真っ白で卵みたい!」サイズも卵サイズ大。本当にきれいなナスです。
ラッカセイ。花が落ちた後、土の中に入っています。「本当に『落花生』なんですよ。」スタッフの話に関心。
「わー大きくなってる!」一番のリアクションが見られました。スイカの様子です。2週間前は5cmくらいのスイカでしたが、今はこのサイズ!もう少し大きくなりますよ!
雨粒をきれいにはじいて葉を広げています。サトイモの葉。あまりにきれいに水をはじくので、葉の表面は濡れていないみたい!水が大好きなサトイモは元気に育ってます!
まとめ
活動のまとめとして塾頭さんからお話をいただきました。「始まる前に『リラックスして、塾生同士たくさん話をしてほしい』と伝えました。活動を見ていて、みんな、積極的に参加していました。答えを出すために集中して、協力していて、とてもよかったです。
チーム農園の観察は、本当だったら実際に作業してほしいのですが、コロナの影響でできないのが非常に残念です。秋の作物は実際にみんなに作業してもらいたいと思いますので、頭の中でイメージし、準備をしておいてください。
今日はとてもよかったです。」
編集後記
今回の活動で塾生たちは、たくさんの気づきがありました。このことはこのゲームの中だけでなく、この後のチーム農園の話し合いや、実際にチームメンバーと一緒に農作業をするときに同じような話し合いや雰囲気などができるときっと成功につながると思います。

この後もオンライン活動や、実際の活動でも、お互いにたくさん話して、意見やアイディアを交わして、たくさんの話ができるチームになれるといいですね。
K.M.
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