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第20期(2021年度)

11月7日 男子第15ステージ

2021-11-08
カテゴリ:男子ステージ
ジェンガが流行っているようで、すき間時間を見つけてはみんなでジェンガをしていました。1番手の人が一番下のブロックを真っ先に抜いてしまうので、2番手はドキドキです。さて、何周まで続けられたのでしょうか?
久しぶりに晴天に恵まれた活動となりました。
塾での活動はあまりできませんでしたが、今回が最後のステージとなってしまいました。そんな最後のステージテーマは「次の塾生にバトンパス。最後まで活動をやり切ろう!」でした。チーム農園は次の塾生に引き継げるようにきれいに片付けをし、コムギの種を播いて来年の収穫に繋げてもらいました。終わってみると、あっという間でしたね。みんなと過ごせた時間は短いですが、自然塾で過ごした日々が、よい思い出となったのなら大変嬉しいです。
朝の集い
活動を始めるにあたり、塾頭さんからお話がありました。
「最後の活動となりました。コムギの種まきと畑の返還は今までと違う気持ちで取り組んでくださいね。今までお世話になった畑や自然の恵みに感謝をして、収穫や片付けができるとよいです。”おかげ様の気持ち”=いい事があったときや、物事がうまくいったときは”何か”や”誰か”のおかげなんだなという気持ちで取り組んでください。みんながやってくれた作業を来年の塾生に繋げられるようにしよう。」



コムギの種まき
コムギは自然塾の”リレー作物”。今年種を播いたコムギは来年に収穫し、そうめんやうどんになったり、来年の種になったりします。今年の塾生から来年の塾生に繋(つな)がっていく作物を”リレー作物”と呼んでいます。
指3本分の間隔で種を播いてもらいました。種の播き方にも個性がありました。真ん中にずらっと種を播いてから同じ間隔で上下に種を播いた塾生がいました。早く、正確に播けていてすごかったです!
種の上に土をかぶせます。コムギは嫌光性種子(けんこうせいしゅし)なので、種の厚みの3倍の土をかけてあげます。ゴボウは好光性種子なのでうっすら土をかけました。4月にやった作業を覚えているかな?
最後は鎮圧(ちんあつ)。優しく土を押さえます。鎮圧することで、土の中の水分が土の粒子の細いすき間を通って上ってきます(毛細管現象)。芽が出そろいやすくなるので、お家で種を播くときは鎮圧の作業をやってみるとよいですよ。
チーム農園作業(午前)
根が3本に分かれてる?!面白ニンジンが収穫できました。
きれいなダイコン。真っすぐ生長してくれました。
今年のチーム農園のサツマイモはイノシシに狙われずに済みました。
畑に残渣(ざんさ)を残さないようにみんなで回収。サツマイモのツルを入れたらすぐに袋が一杯になりました。
スティックブロッコリーは脇芽がニョキニョキ伸びるので毎回収穫できていいですね。
一本ネギが立派に育ちました。塾で育てたネギは火を通すと甘みが増して、中がとろっとして絶品ですよ。
ネキリムシにやられて何度も植えなおしたサツマイモ。収穫までたどり着いて良かったね。
「ミズナでっか!」分けつしてどんどん増えたのでお化けミズナに!
「"畑の主(ぬし)"引いたぞ!」スイカのツルを引っ張って大盛り上がり。株元から引き抜かないとダメだよ~。
みんなで協力して残渣穴へ残渣を運びました。チームプレーですね。
昼食
塾で採れた野菜は、 「自然塾うどん、自然塾九州のもち米、ネギ、ゴボウ、ダイコン、ニンジン、サトイモ、ハクサイ、コマツナ、ホウレンソウ、ターツァイ、ミズナ、チンゲンサイ、タマネギ、キャベツ、ピーマン、ブロッコリー、カリフラワー、ヤーコン、ショウガ、バターナッツかぼちゃ」です。
今日の献立は、
・焼うどん
・きりたんぽ風汁
・ゆで野菜
・ヤーコンの金平
・蒸かし芋
・バターナッツかぼちゃケーキ
でした。

うどんは、男子第6ステージで脱穀・風選したコムギを使っています。
チーム農園作業(午後)
残渣は片付いたので、お次は草取り。緑色の草が残っていないかチェックしながら作業しました。
クワを使うのは今回が2回目??畝崩(くず)しの仕方を1度教えたらすぐにできるように。センスがありますね。
「クワを横にして使うと簡単だよ」メンバーに教えてもらいながら畑2枚分の畝崩しをしました。
収獲した野菜はすぐに持ち帰れるように包装しました。包み方のコツをつかんだのか、どんどん手際がよくなってましたね。
顔より大きく育ったサンチュ。今夜は焼肉かな?
草取りカマを使うのは今回が初めてでしたが、使い方は完璧。覚えがいいですね。
畑の隅まで草取りをしました。「残さずきれいにするぞ!」という気持ちが伝わりました。素晴らしいです!
同じサイズごとに並べて、みんなが均等に持ち帰れるように工夫していました。みんなが納得できるように分けられたかな?
最後に畑の片付けが終わったかみんなでチェックしました。
次の塾生に繋げるためにきれいに片付いた畑。感謝の気持ちを込めてあいさつでしめました。
帰りの集い
活動の終わりに塾頭さんからお話をいただきました。
「チームで大変よく頑張ってくれました。想像以上にみんなが動いてくれたので、チーム農園がすっかりきれいになりました。「来年の塾生のために」と言う言葉が塾生から出ていたのを聞いて、感謝の気持ちを持って活動できていたなと思います。今日は本当によく頑張りました。」

塾生からもらった感想を一部紹介します。
「チームで協力して残渣を片付けたのが、これぞ作業って感じがして楽しかった。」
「畑をきちんときれいにするために頑張れた。」
「サツマイモを残さず収穫できた。」
「雑草取りが面白かった。畑がきれいになってよかった。」
編集後記
あっという間の塾活動でした。朝からずっと農作業づくしでしたが、へこたれずに最後まで手を動かして作業してくれました。手よりも口の方が動いている塾生もいましたが、塾生同士で会話をしながら作業することも貴重な経験になったと思います。今年はコロナの影響で満足に活動を行うことが難しく、塾生に十分な体験や経験をさせてあげることができませんでした。スタッフとしては申し訳ない気持ちとやるせない気持ちが混ざり合ってなんとも言えない気持ちです。それでも、今年しか集まれない塾生達と、ほんの少しでも同じ時を過ごすことができてよかったです。「まだまだ塾生でいたい」と手を上げてくれた人がたくさんいたことも印象的でした。20期生のステージ活動は終わりましたが、自然塾の活動は今後も続いて行きます。みんながつないでくれたバトンは21期生に繋がっていますよ。またいつでも自然塾に遊びに来てくださいね。
                                                M.T

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