本文へ移動

第20期(2021年度)

10月10日 男子第13ステージ

2021-10-15
カテゴリ:男子ステージ
全国で緊急事態宣言が解除され、ようやく皆の元気な顔を見ることができました。およそ3カ月ぶりの塾での活動です。
今回の活動ではゴボウの収穫をしました。第1ステージに穴を掘って植えつけた種が、半年の時間をかけて成長しました。力一杯に穴を掘った半年前とは違い、今回はゴボウを傷つけないよう慎重に掘る必要があります。体力と根気が必要な作業に挑戦しました。
チーム農園の収穫
活動開始前の時間にチーム農園の作物を収穫しました。Aチームではリーフレタスが収穫時期を迎えていました。メンバー同士で協力して、1人1株ずつ収穫しました。
Bチームではゴマの収穫をしました。枝に付いた鞘(さや)の中にゴマが詰まっています。この後、さらに乾燥させてからゴマを取り出します。
朝の集い ~塾頭の話~
活動を始めるにあたり、矢口塾頭からお話がありました。
「久しぶりに皆の顔を見れて、元気そうで安心しました。ゴボウの収穫は体力と気力のいる作業ですが、これならできそうです。ぜひ、自分の力で掘ってください。ただ、丁寧にやらないと途中で折れてしまいます。元気いっぱいやってもらうのと同時に、最後は丁寧にやってほしいです。
今日一日、「恵み」という言葉のことを考えて活動してほしいです。恵みとは『自然などがもたらす幸福や利益』という意味です。今回収穫するゴボウも大地の恵みです。自然の恵みを感じながらゴボウを掘ってほしいと思います。
ゴボウの収穫
準備体操を終えて、早速ゴボウの収穫へ向かいます。まずは堀り方の説明を受けました。根本から掘るのではなく、スコップ1本分離れた場所から掘り始めます。塾生からは「そんなに離れるの!?」という声が聞こえました。離れた場所から掘り始めるのは、ゴボウを傷つけないようにするため。ゴボウが見えてきたら、今度はシャベルで少しずつ掘ります。
なかなか根気がいる作業ですが、掘り出されたゴボウを見て、塾生たちのやる気が出てきたようです。スコップを片手に自分の掘る場所へ向かっていきました。
「ゴボウの根元からスコップ1本分離れるとこの場所!」掘る場所を決めて、ゴボウ掘りスタート!
「重い…」土を掘り上げるのは一苦労。直前まで降っていた雨の影響で、さらに重くなっていました。
だんだんゴボウの根元に近づいてきました!傷をつけないように慎重に掘り進めます。
「とれた~!」今年の塾生収穫第1号!
「達成感半端ない!」一所懸命に頑張ったからこその達成感ですね!
「キツイ!」硬い土に当たってしまっても、めげずに頑張ります!
途中から2つに分かれたゴボウも収穫!
あと少しでとれそうな様子…シャベルを使って丁寧に掘っています。
ゴボウを掘り上げた塾生が続々と出てきました!
頑張って掘り上げた後は、どの塾生も達成感あふれる顔つきです。
昼食
午前中の作業を終え、塾庭で昼食をいただきました。午後の作業に向けて体力補給です!
昼食の献立:うどんと栗ご飯弁当
塾産の食材は昨年の塾米、自然塾うどん、スタッフが収穫したゴボウ、栗、ナス、ピーマン、カボチャ、玉レタス、チンゲン菜、小松菜、水菜、パプリカ、キュウリ、トマト、ネギ、青じそ、オクラ、柚子、生姜、パセリ、ゴーヤ、梅干しです。
なんと調味料とゴマ以外は全て自然塾産!久しぶりに食べる自然塾の味ですね。
前回の活動の時と比べると、苦手な野菜でも頑張って食べている塾生が増えているように感じました。卒塾までに食べられるようになってほしいですね。
ゴボウ掘り再開!
体力を回復してゴボウ掘り再開!
早速収穫できました!ねじれているような不思議な形をしていますね。
「やっととれた!」分かれたゴボウに苦戦した様子。よく頑張りました!
隣同士が複雑に絡み合っているゴボウ。これは掘るのが難しい!
こちらはなんと4つに分かれています!1つも折らずに収穫できました。素晴らしい!
この日最長90㎝のゴボウ!硬い土の中まで伸びていましたが、最後まで頑張って掘りきりました!
最後はみんなで記念撮影!みんなよく頑張りました!
チーム農園の観察・作業
短い時間ですが、チーム農園の作業をしました。まずは観察から。3カ月ぶりに生で見るチーム農園はどうかな?
Aチームはうまく育たなかった作物の跡地にハツカダイコンの種をまきました。今度は上手く育ちますように!
Bチームはニンジンの間引きをしました。株同士の間隔をあけて、大きく育つようにします。
間引いたニンジンを洗って食べていました。「美味しい!ちゃんとニンジンの味がする!」
帰りの集い ~塾頭の話~
活動を終えるにあたり、矢口塾頭からお話がありました。
「久しぶりの活動で心配していましたが、そんな必要はなかったですね。最後まできっちりやってくれたし、チーム農園の観察もできてとても良かったです。
「恵み」について、今日一日考えてほしいと朝の集いで言いました。大地の恵みを感じながら収穫できましたか?ぜひ、収穫したゴボウを食べて「恵み」を感じてほしいです。そして、食べた感想を聞かせてほしいです。
今日は大変頑張りました。家で美味しく食べてもらえたらと思います。」
編集後記
久しぶりに塾生たちの元気な顔を見ることができて、我々スタッフはほっとしました。ゴボウは今年の活動で唯一塾生が種をまいている作物だったので、なんとしても収穫してほしいと思っていました。ただ、ゴボウ掘りは年間の活動の中でも特に体力を使う活動なので、久しぶりの自然塾の農作業でやり切ることができるのかという心配もありました。しかし、いざ活動をしてみれば、皆が一所懸命に作業に取り掛かり、全員が自分の力でゴボウを収穫することができました。本当にうれしく思います。
今年の活動は残り2回となってしまいましたが、塾生たちが思う存分活動できるように支援していきます。
K.H.

TOPへ戻る