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第20期(2021年度)

8月29日 女子オンライン活動

2021-09-03
カテゴリ:女子ステージ
ここ数日、気温が32℃程まであがり、暑い日が続きました。
8月最後の日曜日となったこの日、女子第10ステージ相当となるオンライン活動を実施しました。
今回は、塾生みんなで決めた「秋野菜の植付けの様子」を伝えました。
はじまりの集い ~塾頭の話~
残念ながら塾での活動はできず、今回もオンラインでの活動となります。
今回は秋野菜の植付けをスタッフが代わりに行った様子を見てもらいます。本当はみんなにやって欲しかったことだったので、これを見て、自分たちの畑だということを思い出し・感じてもらいたいと思います。
また一部、秋野菜の植付けをする様子を生中継で見てもらいます。
ぜひ積極的に質問したり、コメントしたりと発言してください。
夏野菜から秋野菜へ
先日、みんなの家にチーム農園で採れた夏野菜を送りました。
塾生から「トマトの味が濃くておいしい!」や「ピーマンが嫌いなので、その量に悶絶していました(笑)」等の感想をもらいました。
また、この野菜を使った料理の写真を送ってもらったり、野菜の絵を描いたお礼の絵ハガキが塾に届いたりしました。
(感想などの詳細はこちらからご覧ください)

みんな美味しく食べたと思いますが、この野菜がみんなの食卓に出るまでにはたくさんの作業がありました。
そして、チーム農園で育てた夏野菜を秋野菜に植え替えるには、片付けの作業が必要です。まずはその様子をスライドで紹介しました。
まずは収穫終わった株の片付け。ネットに絡まったキュウリのつるを外していきます。しっかりと絡まっていて外すのは時間がかかります。
キュウリのネットは来年も使えるように束ねていきます。
こちらはトウモロコシの株を引き抜いている様子。根がしっかりと張っていて、引き抜くには力が必要です。
作物を引き抜いた後は草取り。雑草を一つずつ取り除きます。
最後にクワで畝を崩し、平らになるように整地します。カンカン照りの中での作業でたくさん汗をかきました。
きれいになりました!これでようやく秋野菜の植付けをする準備が完了です。
秋野菜の植付け(録画)
前回までにチームで話し合って決めた秋野菜。
植付ける時期や、最後のステージ活動に間に合う収穫の時期を考え、スタッフが代行しました。
まずは、まっさらな畑に区画分けをする様子と、ニンジン・ジャガイモ・ビーツ・コールラビの植付けの様子を動画で見ました。
まっさらな畑です。卒塾前にみんなにはこのようにきれいに片付けをして返還してもらいます。まずは作付け図を基に目印の竹の棒をさして区画分けをします。
ニンジンの畝立ての様子。「ケーキの生クリームを塗っているみたい(笑)」畝は野菜たちのベッドなのできれいにしてあげます。
ニンジンの種はとても小さいです。「風で飛んで行っちゃいそう!」時間がかかりますが1cm間かくに1粒ずつ、すじまきします。
「ゴボウの作業でも、これやった!」手で土をこすり合わせて、細かくなった土をうすくかけていきます。
もみ殻くん炭をかけます。「(柳川先生)ニンジンは乾そうに弱いので、保湿効果のあるもみ殻くん炭をかけます」
ニンジンには乾そう対策としてもう一つ、不織布(ふしょくふ)をふんわりとかけます。「お布団をかけてあげているみたいだね」
続いてはジャガイモ。畝ではなく、溝を掘って植えつけます。植え付けるのは、いつも食べている芋と同じもの。スーパーで売っている芋を植えてもできるよ。
最後はビーツとコールラビの種まき。ニンジンとは違い、点まきというまき方をします。「種の形や色が作物によって違うね」
最後にビーツ・コールラビにはトンネルのような形にネットをかけます。「虫が入らないようにするためでしょ?」よく知っているね!
秋野菜の植付け(リアルタイム)
休けいをはさんで、次に生中継で秋野菜の植付けの様子を伝えました。
今回植えつけるのはスイスチャード。
スタッフから 「次の作業は何かな?」と聞かれると塾生から「植えるための溝を付ける!」などと、先ほどの動画を見て得た知識をヒントにして回答していました。
また作業中には、植付けやスイスチャードに関するクイズも出題。チーム全員で答えを1つにまとめて回答しました。
キュウリがあった所を片付けて、畝を立てました。今日は種まきの様子から伝えたいと思います。まずは何をすると思う?「溝を付ける!」
種はビーツに似ていてコンペイトウみたいな形をしています。では早速クイズ第1問「植えるための溝はどれくらいの深さ(種何個分)で付けるでしょう?」
「2個分?」「3個分じゃない?」正解は…3個分でした!種の大きさが5mm程だったので、1.5cm程の溝を支柱を使ってつけます。
種はニンジンと同じく、すじまきでまきます。さて、クイズ第2問「スイスチャードはどれくらい前から栽培されているでしょう」「100年だと最近過ぎるかな」「1000年くらい前かな?」正解は…2000年以上前からでした!
「次は覆土(ふくど)だよね!」じゃあ覆土するときはどうやってやる?「手をこすり合わせて、細かい土をかける!」
次に水やりをします。水やりの間にクイズ第3問「スイスチャードの仲間の野菜は何でしょう」「ニンジンと同じような植えつけ方だからニンジンかな?」「ホウレンソウに似ていない?」正解は…ホウレンソウでした。「(柳川先生)日本では不断草(ふだんそう)と呼ばれています」
最後にネットをかけます。「スイスチャードにはどんな虫が来るんですか?」「(柳川先生)ネキリムシの仲間のヨトウムシが来ます」
30分弱かかって作業完了。暑い中、汗をかきながらの作業でした。10月頃には収穫できるそうなので、お世話を頑張りましょう。
チーム農園の観察
これはポップコーン。ヒゲが茶色くなっているので、実はできていると思います。「(柳川先生)収穫までもう少しですね。ポップコーンは実が黄色くなるまで畑で完熟させます。」
スイカの勢いが止まりません!ジャングルのようになっています。
甘いスイカはカラスが大好き。赤いテグス(魚釣り用の透明な糸)を張りめぐらせ、カラス対策をしました。
コンテナの下に大きなスイカ!このコンテナはハクビシン等の小動物に食べられないように置いてあります。
「大きい!」一番大きなスイカを測ってみると…なんと35cm越え!前回の活動時から10cm以上も大きくなりました。巻きひげが枯れているので、もう収穫できます。
アズキは一部のサヤが茶色くなってきました。茶色くなったものから収穫できます!
ラッカセイの花はだいぶ終わりましたが、まだ咲いているものもありました。
子房柄(しぼうへい)がたくさん伸びているので、たくさん収穫できるかな?
終わりの集い
はじめに、塾頭からお話をいただきました。
秋野菜の植付けの様子を録画だけでなく、生中継でも見てもらいました。その中でクイズをしたり、スイカの大きさをその場で測ったりしました。残念ながら塾には来られないけれど、畑の様子を少しは感じてもらえたかと思います。
塾生のみんなの中には「自分でやってみたい!」という子もいて、うれしいです。
ぜひ自分たちで世話をするなら、どのようなお世話が出来るか調べてみてください。
最近、小中学生にも新型コロナウイルス感染症が流行しているようです。家でも、学校でもきちんと感染予防をしてください。
最後に塾で大事にしていることの一つを紹介します。「知っていること」「自分で出来る」「やったことがある」は違います。「知っている」だけではなく、「自分で出来る」ようになってもらいたいと思います。

次に、塾生からの感想を聞きました。
「スイカの成長の早さにおどろきました!」
「作物によって植えつけ方が違うのが知れて、大変そうだと思いました」
「早く自分たちで野菜の世話をしたいと思いました」
などの感想を発表していました。


編集後記

今回も塾に来てもらうことが叶わず、オンラインでの活動となりました。
オンラインで秋野菜の植付けの様子をうまく伝えられるか多少の不安もありました。しかし、塾生の皆さんから「植付けの仕方を知れた」や「大変そう」等の感想をもらうことができ、伝えることが出来たかと一安心しています。
まだまだ暑い日が続きますが、日に日に陽が落ちるのが早くなってきました。
収穫の秋には、塾生の皆さんと一緒に汗をかきながら作業して、自分たちで作った野菜をみんなで美味しくいただけたらと思います。
T.M.
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