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第20期(2021年度)

5月9日 女子第2ステージ

2021-05-14
カテゴリ:女子ステージ
立夏(りっか)に入って真夏のように暑い日が少しずつ増えてきました。暑いうえにマスクもつけていることが多いですから、熱中症に注意しましょう。
第2ステージではチーム農園の作物の植え付けを予定していましたが、残念ながら中止となりました。この時期に植えないとうまく育たない作物の一部を皆さんに代わってスタッフが植え付けをしたので、その様子をお伝えします。
今回植え付けたのは白ナス、メロン、スイカ、エダマメ、サトイモ、トウモロコシの6種類です。それぞれの植え付け方の違いに注目です。
畝立て
まずは区分け。作物ごとに植えつける場所を決めて、目安を作ります。
次に畝立て。クワを使って土を盛っていきます。作物ごとに畝の大きさや形が変わるので、注意して盛ります。
土が盛れたら、表面を平らにします。幅が広い畝は、長い竹の棒を使うと便利です。
白ナス
まずは白ナスです。スーパーで真っ白のナスを見たことがありますか?今から収穫が楽しみですね。
畝の上に苗を並べます。目安棒(めやすぼう)を使って等間隔になるようにします。
場所が決まったらいよいよ植え付け。根が崩れないように注意して、ポットから苗を取り外します。
畝にあけた穴に植えつけます。苗の土の表面が畝の表面と同じ高さになるようにするのがポイントです。
植え付けた苗の周りに溝をほって、肥料をまきます。肥料が葉にかからないように注意します。
苗の周りに「敷きワラ(しきわら)」をします。敷きワラにはたくさんの効果があり、苗を守ってくれます。
苗が倒れてしまわないように、支えとなる支柱を立てます。苗の根を傷つけないよう慎重に立てます。
立てた支柱に、紐を使って誘引(ゆういん)します。苗と支柱の間で紐をねじってから、支柱側で結びます。
最後に水をたっぷり上げて、植え付け作業完了!
スイカ・メロン
メロンとスイカは植えつけ方が似ています。これはメロンの苗。希望のあった「キューピット」という品種です。
つづいてスイカの苗です。特有の切り込みがある葉が特徴です。こちらも希望のあった黒皮種なしの品種です。
スイカとメロンも敷きワラをします。土が見えないように、たくさん使って敷き詰めます。
この青いポールは支柱ではなく、虫よけネットを張るための支えです。畝をおおうようにアーチを作ります。
少しの隙間でも虫は入ってきます。地面との隙間は金具を使ってピッタリつけます。
どちらも寒さに弱い作物。ビニールトンネルをかけて、昼間の暖かい空気を逃がさないようにします。
エダマメ
エダマメは種を植え付けます。種となるのは、いわゆる「大豆」。大豆はエダマメが成長した姿なんです。
コップの底で畝に溝を作り、種をまきます。1つの溝に4粒の種をまき、成長に合わせて2株にします。
大豆は鳥たちの大好物、土をかぶせただけでは食べられてしまいます。ネットを張って防御!
サトイモ
これは種になるサトイモ。昨年、塾で収穫したイモを使います。品種は注文のあった「赤芽」です。
畝に深めの穴を掘って、種芋を植えます。種芋の「芽」が出てくる部分を上向きにするのがポイント。
サトイモは寒さに弱い作物。最後に敷きワラをして保温します。
トウモロコシ
最後はトウモロコシ。種についている赤い色は、病気や虫に食べられるのを防ぐ薬品の色です。
セルトレイという小さく区画分けされたトレーで苗を育てます。1区画に1粒ずつ種をまきます。
まき終えたら土をかぶせて、土を軽く押さえます。土の粒同士が密着することで、水が種に届きやすくなります。
畑の作物と同じように、たっぷりと水をあげます。
鳥よけのネットをかけて種まき完了!芽が出て大きくなったら畑へ植えつけます。
完成!
編集後記
女子チームの皆さんは希望の品種を多く出してくれていました。チーム農園のスタートを楽しみにしていた塾生も多かったのではないかと思います。残念ながら、皆さんの手でスタートをする事はできませんでしたが、これから必要な世話はまだまだたくさんあります。ぜひ、皆さんの力でステキなチーム農園を作り上げてもらえればと思います。
いまだに「がまん」しなければならないことが多い世の中ですが、必ず乗り越えましょう。
皆さんが「普段通り」の生活に1日でも早く戻れることを願っています。
K.H.
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