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第20期(2021年度)

毎週日曜日に活動が行われています。
(新型コロナウイルス感染症拡大防止のため例年とは異なる活動日程となっています)
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11月21日 卒塾証書授与②

2021-11-26
カテゴリ:入塾式・卒塾式,男子ステージ,女子ステージ
証書授与が終わった後は、チーム農園に残っている野菜の収穫や、塾庭でみんなで遊んだりと、楽しい時間を過ごしました。
男子A・チーム農園
ビーツを収穫。引っ張ると、スポッと抜けて気持ちいい♪
あれっ…?抜いてみたら、全然実が太っていないものもありました。
収穫したハツカダイコンを人数分に分けます。色が鮮やかですね!
いらない葉っぱは包丁で切りました。断面に模様があって、面白い!
男子B・チーム農園
カリフラワーを収穫します。「ぎゃー!」悲鳴が聞こえて、何かと思ったら、虫がいたようです
誰が虫を取るか、ひと悶着(もんちゃく)ありましたが、どうにかこうにか、葉を全部取ることができました。
じゃじゃーん!12月にならないと収穫サイズにならないかもと思っていましたが、立派なものが収穫できました。
男子・自由時間!
鬼ごっこしよう!と一斉に走る塾生達。
フリスビーや、他にも野球をしている塾生もいました。
最後に男子塾生だけで、記念写真!改めてこのメンバーで良かったなぁと思いました。
女子・自由時間!
女子塾生も「鬼ごっこがしたい!」と…。鬼になったスタッフは、へっとへとになっていました。
次はだるまさんが転んだ。なかなかタッチしてくれないから、鬼の「だるまさんが転んだー!」という声がずっと塾庭に響いていました。
ずっと見てれば、誰か動くかなと思い見ていましたが、ピクリとも動きません(笑)
木登りもしました。視線が高くなると、ワクワクするよね~!
わぁ~!サーカスの空中ブランコの芸みたい!
途中から小雨が降ってきたので、塾生室に入り、人狼をしました。みんな、なかなか駆(か)け引きがうまいですね…!
塾舎にあいさつ
「市村自然塾、ありがとうございました!」
塾舎にむけて、最後のあいさつをしました。
はじめの頃は、バラバラだったあいさつも、今はバッチリそろっていました。
編集後記
元気でいてください。またね~!!
みなさんからの「卒塾の言葉」をきいていると、大半がオンライン活動だったにも関わらず、いろいろなことを考えたり、感じてくれたりしてくれていて、感動で涙が出てきそうになりました。
…と同時にもっと、何かできなかったのではと悔しい気持ちも。

ただ「もっとみんなと一緒にいたい!」と感じさせてくれるほど、素敵な塾生たちだったのだと、うれしくなりました。

みなさんの中には、何かキラリを光るものを持っています。これから、様々な体験をして、それを光らせてください。またみなさんと会える日を楽しみにしています!

Y.U

11月21日 卒塾証書授与①

2021-11-26
カテゴリ:入塾式・卒塾式,男子ステージ,女子ステージ
とうとう卒塾の日をむかえてしまいました。
途中で抜ける人を出さずに、男女とも全員でこの日をむかえられたこと、とても嬉しく思います。

みんな早く来たので、男子は散歩と塾庭で野球やユズ取りをしました。
女子塾生も散歩に。開始ギリギリになって戻ってきました。ゼーハーしてる。走ってきたの?!
代表理事の言葉
株式会社リコー コーポレート執行役員 ESG担当で、本塾の代表理事である、鈴木様よりビデオレターを頂戴(ちょうだい)しました。

「みなさん、卒塾おめでとうございます。活動がはじまった途端、コロナの影響で活動ができなくなってしまったことは残念でしたが、オンラインを通して、農作業の方法作物の様子などたくさんのことを学ばれたことかと思います。
10月からは、実際の畑の作業を通して、農機具の使い方など分からないこともスタッフに質問して教えてもらいましたね。
何より、ここで出会った仲間と良い友人になれたと思います。これからも仲の良い友人でいてください。」
柳川先生の言葉
「『大根十耕』という言葉を伝えたいと思います。綺麗な大きな大根を作るために十分に土を耕しましょうという意味です。みなさんは、ゴボウの種まきの時に同じような体験をしましたね。最後に苦労して収穫したゴボウはとても美味しかったかと思います。

野菜を作る前の『土作り』という作業はとても大切です。それは、私たちが生きてる時にいろんな友達と触れ合い、いろんな人たちの考え方や意見を自分の中に取り入れて、自分の判断・意見を耕していくこと。そして自分の進みたい道を進んでいくことと同じことだと思っています。

ぜひ『大根十耕』を覚えて帰ってください。本日はおめでとうございます。」
塾頭の言葉
「塾生の中にはコロナウイルスの影響で思うように活動が出来くて、残念に思っている人もいるかなと思います。 でも考えようによってはコロナウイルスで大変だったけれども、できることもたくさんあったという言い方もできますね。

体験できる機会は少なかったかもしれないけど、自然塾で大事にしてる三つの心二つの力は身に付いたのではないかと思います。

皆さんは今日で自然塾を出ますが、明日から自然塾で身につけたことや体験したことを是非活かしていろんなことに挑戦チャレンジしてもらいたいなと思います。」
修了書授与
「この度の卒塾にあたり、修了証を交付し、ここに修了したことを証します。」
みんな背筋がピン!として、清々しい修了書授与の時間になりました。
卒塾の言葉
「今回学んだことを話します。一つ目は、危険生物の話やマナーの話です。なぜ危険なのか、どうしてこのマナーが必要なのかを知ることができました。二つ目は、仲間と築く友情です。市村では、友情がなければこんなにも野菜は作れなかったと思います。学んだことを、これからの生活にも生かしていこうと思います。」
「コロナで思うような活動はできなかったけれども、オンラインで活動したおかげで、久しぶりにみんなと会った時は気軽に話すことができました。そのため、楽しく活動に取り組むことができたので、良かったです。」
「市村自然塾に来て、本当に良かったと思っています。野菜のことをくわしく知れたり、友達もたくさんできたりしました。こうやって活動ができているのも、コロナ禍でも頑張ってスタッフさん方が用意してくれたからだと思います。本当にありがとうございました。」
「チーム農園の野菜は最初スタッフさんが育ててくれたけれど、いざ自分たちがやってみると、結構大変でした。でも手入れをしていくうちに、段々楽しくなってきました。もっといろんな野菜を育ててみたいと思いました。」
塾生へ贈る言葉
「オンラインや、短い期間でしたが塾に来て活動をして、はじめて知ったこと・見たこと・きいたこと・体験したこと、あったと思います。その中で、きっとこれからの人生で役に立つこともたくさんあるんじゃないかと思います。
私もみなさんと同じ卒塾生です。卒塾して13年経ちましたが、その13年の間に自然塾で学んで役に立ったなと思うことが本当にたくさんありました。みなさんもぜひ。自然塾で学んだことを忘れずに、これからの人生を歩んで行って欲しいなと思います。」
男子11名、女子7名、計18名の塾生が卒塾しました。おめでとう!!

11月7日 男子第15ステージ

2021-11-08
カテゴリ:男子ステージ
ジェンガが流行っているようで、すき間時間を見つけてはみんなでジェンガをしていました。1番手の人が一番下のブロックを真っ先に抜いてしまうので、2番手はドキドキです。さて、何周まで続けられたのでしょうか?
久しぶりに晴天に恵まれた活動となりました。
塾での活動はあまりできませんでしたが、今回が最後のステージとなってしまいました。そんな最後のステージテーマは「次の塾生にバトンパス。最後まで活動をやり切ろう!」でした。チーム農園は次の塾生に引き継げるようにきれいに片付けをし、コムギの種を播いて来年の収穫に繋げてもらいました。終わってみると、あっという間でしたね。みんなと過ごせた時間は短いですが、自然塾で過ごした日々が、よい思い出となったのなら大変嬉しいです。
朝の集い
活動を始めるにあたり、塾頭さんからお話がありました。
「最後の活動となりました。コムギの種まきと畑の返還は今までと違う気持ちで取り組んでくださいね。今までお世話になった畑や自然の恵みに感謝をして、収穫や片付けができるとよいです。”おかげ様の気持ち”=いい事があったときや、物事がうまくいったときは”何か”や”誰か”のおかげなんだなという気持ちで取り組んでください。みんながやってくれた作業を来年の塾生に繋げられるようにしよう。」



コムギの種まき
コムギは自然塾の”リレー作物”。今年種を播いたコムギは来年に収穫し、そうめんやうどんになったり、来年の種になったりします。今年の塾生から来年の塾生に繋(つな)がっていく作物を”リレー作物”と呼んでいます。
指3本分の間隔で種を播いてもらいました。種の播き方にも個性がありました。真ん中にずらっと種を播いてから同じ間隔で上下に種を播いた塾生がいました。早く、正確に播けていてすごかったです!
種の上に土をかぶせます。コムギは嫌光性種子(けんこうせいしゅし)なので、種の厚みの3倍の土をかけてあげます。ゴボウは好光性種子なのでうっすら土をかけました。4月にやった作業を覚えているかな?
最後は鎮圧(ちんあつ)。優しく土を押さえます。鎮圧することで、土の中の水分が土の粒子の細いすき間を通って上ってきます(毛細管現象)。芽が出そろいやすくなるので、お家で種を播くときは鎮圧の作業をやってみるとよいですよ。
チーム農園作業(午前)
根が3本に分かれてる?!面白ニンジンが収穫できました。
きれいなダイコン。真っすぐ生長してくれました。
今年のチーム農園のサツマイモはイノシシに狙われずに済みました。
畑に残渣(ざんさ)を残さないようにみんなで回収。サツマイモのツルを入れたらすぐに袋が一杯になりました。
スティックブロッコリーは脇芽がニョキニョキ伸びるので毎回収穫できていいですね。
一本ネギが立派に育ちました。塾で育てたネギは火を通すと甘みが増して、中がとろっとして絶品ですよ。
ネキリムシにやられて何度も植えなおしたサツマイモ。収穫までたどり着いて良かったね。
「ミズナでっか!」分けつしてどんどん増えたのでお化けミズナに!
「"畑の主(ぬし)"引いたぞ!」スイカのツルを引っ張って大盛り上がり。株元から引き抜かないとダメだよ~。
みんなで協力して残渣穴へ残渣を運びました。チームプレーですね。
昼食
塾で採れた野菜は、 「自然塾うどん、自然塾九州のもち米、ネギ、ゴボウ、ダイコン、ニンジン、サトイモ、ハクサイ、コマツナ、ホウレンソウ、ターツァイ、ミズナ、チンゲンサイ、タマネギ、キャベツ、ピーマン、ブロッコリー、カリフラワー、ヤーコン、ショウガ、バターナッツかぼちゃ」です。
今日の献立は、
・焼うどん
・きりたんぽ風汁
・ゆで野菜
・ヤーコンの金平
・蒸かし芋
・バターナッツかぼちゃケーキ
でした。

うどんは、男子第6ステージで脱穀・風選したコムギを使っています。
チーム農園作業(午後)
残渣は片付いたので、お次は草取り。緑色の草が残っていないかチェックしながら作業しました。
クワを使うのは今回が2回目??畝崩(くず)しの仕方を1度教えたらすぐにできるように。センスがありますね。
「クワを横にして使うと簡単だよ」メンバーに教えてもらいながら畑2枚分の畝崩しをしました。
収獲した野菜はすぐに持ち帰れるように包装しました。包み方のコツをつかんだのか、どんどん手際がよくなってましたね。
顔より大きく育ったサンチュ。今夜は焼肉かな?
草取りカマを使うのは今回が初めてでしたが、使い方は完璧。覚えがいいですね。
畑の隅まで草取りをしました。「残さずきれいにするぞ!」という気持ちが伝わりました。素晴らしいです!
同じサイズごとに並べて、みんなが均等に持ち帰れるように工夫していました。みんなが納得できるように分けられたかな?
最後に畑の片付けが終わったかみんなでチェックしました。
次の塾生に繋げるためにきれいに片付いた畑。感謝の気持ちを込めてあいさつでしめました。
帰りの集い
活動の終わりに塾頭さんからお話をいただきました。
「チームで大変よく頑張ってくれました。想像以上にみんなが動いてくれたので、チーム農園がすっかりきれいになりました。「来年の塾生のために」と言う言葉が塾生から出ていたのを聞いて、感謝の気持ちを持って活動できていたなと思います。今日は本当によく頑張りました。」

塾生からもらった感想を一部紹介します。
「チームで協力して残渣を片付けたのが、これぞ作業って感じがして楽しかった。」
「畑をきちんときれいにするために頑張れた。」
「サツマイモを残さず収穫できた。」
「雑草取りが面白かった。畑がきれいになってよかった。」
編集後記
あっという間の塾活動でした。朝からずっと農作業づくしでしたが、へこたれずに最後まで手を動かして作業してくれました。手よりも口の方が動いている塾生もいましたが、塾生同士で会話をしながら作業することも貴重な経験になったと思います。今年はコロナの影響で満足に活動を行うことが難しく、塾生に十分な体験や経験をさせてあげることができませんでした。スタッフとしては申し訳ない気持ちとやるせない気持ちが混ざり合ってなんとも言えない気持ちです。それでも、今年しか集まれない塾生達と、ほんの少しでも同じ時を過ごすことができてよかったです。「まだまだ塾生でいたい」と手を上げてくれた人がたくさんいたことも印象的でした。20期生のステージ活動は終わりましたが、自然塾の活動は今後も続いて行きます。みんながつないでくれたバトンは21期生に繋がっていますよ。またいつでも自然塾に遊びに来てくださいね。
                                                M.T

10月24日 男子第14ステージ

2021-10-29
カテゴリ:男子ステージ
雲一つない空。「チーム農園よろしくお願いします!」あいさつをして、チーム農園作業に取り組みました。
朝の外気温10℃程、雲なし!
秋晴れの気持ちの良い天気に恵まれました。
今回は“気持ちを込めて丁寧に作業しよう!”とのステージテーマのもと、チーム農園作業をメインとした活動を行いました。
朝の集い
塾生手帳にメモを取りながら、話を聞きました。
~塾頭の話~
今日は農作業に向いているとても良い天気になりました。
前回はゴボウの収穫を一人ひとり頑張っていました。今日の活動はチーム農園作業がメインです。
メンバーと協力し、丁寧に作業することを心掛けてください。
特に“思いやり”ということを意識して活動してください。辞書によると“思いやり” は、相手の身になって考えることです。塾生のみんなに身につけてほしい”3つの心と2つの力”の中に、”相手を思いやる心”があります。ここにも思いやりが出てきますね。自分のことだけでなく、相手のことを考えること。一日、相手を思いやる気持ちで作業してください。
また、天気も良いので楽しむことも忘れずに。
「男子第14ステージを始めます。よろしくお願いします。」正座をしてのあいさつにも慣れてきたかな?
心を落ち着けるため瞑想を行います。
朝の集いが終わり、みんなで昼食のレイアウトに変更。
チーム農園作業(Aチーム)
まずは観察から。ネギは前回の世話から2週間が経ちました。「そろそろ追肥・土寄せが必要だね!」
「採れたよ~!」春に植えたサツマイモを収穫しました。
ビーツの土寄せ。「そっちからよろしく。」と役割分担をして、スムーズに作業していました。
ネギの追肥・土寄せ。「ぼかしのにおいがくさい!鼻がとれる!」に対して、「大丈夫ついてるよ。」とスタッフのツッコミ笑
「大きい!ラピュタみたい!」リーフレタスもたくさん収穫できました!
収穫した後は使用していたネットをたたんで片付けました。次回洗おう!
「よいしょ!」サツマイモのツルなどの残渣(ざんさ)を塾庭にある残渣穴へ持っていきます。
早めに作業を終了させて、「これとこれを交換してどうかな?」「それならいいよ」と収穫物分けに多めに時間を使いました。
「他にまだ洗うものある?」使った農具を洗って片付け。
最後は作業の振り返り。今日の目標「次回の片付けがスムーズにできるように収穫する!」は達成できたかな?
昼食
昼食の合図となる鐘を鳴らすと、午前中のチーム農園作業を終えた塾生が続々と食堂へ。
今回の昼食は、秋の味覚たっぷりの和食でした。

~献立~ ※カッコ内は自然塾産の食材
  • 栗おこわ(栗、自然塾九州のもち米)
  • 豚汁(大根、ネギ、ほうれん草、里芋、ごぼう、じゃがいも、玉ねぎ、味噌)
  • 秋刀魚の塩焼き(大根、柚子)
  • 里芋とこんにゃくの田楽(里芋、手作りこんにゃく、味噌)
  • 小松菜のおかか和え(小松菜)
  • ゴボウサラダ(ごぼう)
  • ゴーヤの佃煮(ゴーヤ)
  • 茹で落花生(落花生)
  • 蒸かし芋(紅はるか)
  • 刺身こんにゃく(手作りこんにゃく、しょうが)
  • 切干大根の炒り煮(切干大根)
  • 飾り野菜(きゅうり、梅干し)

箸の持ち上げ方や、お茶碗の持ち方などマナー講座で教わったことも確認しながら美味しくいただきました。
Bチームが午前中に収穫したばかりのサツマイモ(シルクスイート)を天ぷらにしてもらいました。チームメンバーだけでなく、Aチームやスタッフにもおすそ分けしてくれました。
チーム農園作業(Bチーム)
「おー!ビーツの根元が大きくなってる!」まずは観察して今日の作業を考えました。
「今日の目標は”ていねいにしゅうかく☆”にしよう!」計画立ての進行・書記は塾生中心に行っていました。
ジャガイモの収穫。柳川先生に教わり、芋を傷つけないよう慎重に掘り出しました。
続いてはサツマイモの収穫。「採れた!」安納芋らしいピンク色がきれいだね。
収穫した後には残渣(ざんさ)がたくさん。2人で協力して運びました。
「見て!キャベツこんなに大きいよ」一人1玉ずつ収穫し、お土産にしていました。
ダイコンも収穫。「どれが大きいかな?めっちゃ迷う!」「あー小っちゃかった!」
ニンジンは間引きをした後に追肥・土寄せをしました。「(以前休んでいた塾生)クワの使い方教えて!」「いいよー」と声を掛け合いながら行っていました。
時間ぎりぎりまで作業しましたが、片付けもしっかりと行っていました。
最後に振り返り。「予定より時間がかかったけれど、計画した作業が全部できた!」
塾生室・共同場所清掃
帰りの集い前には分担して塾生室・共同場所の清掃をしました。
「前回も洗面所の担当だったからまかせて!」
雑巾の絞り方は上手くできるようになったかな?
息を切らしながら廊下を雑巾がけ。
帰りの集い
「市村自然塾ありがとうございました」チームごとに玄関前であいさつして解散。手にはチーム農園で採れた野菜のお土産がたくさんですね。
~塾頭の話~
今日は協力したり、思いやりをもったりして活動できましたか?
活動中は、みんなで協力して道具を取りに行ったり、片付けたりしていましたね。また、収穫物を分ける時にはゆずり合っていましたね。
相手を思いやる気持ちで活動できていたと思います。
しかし、”丁寧に"という部分が少しできていない時間もありました。活動は次回で最後になるので、次はできるように頑張りましょう。
編集後記
天候にも恵まれ、塾生の皆さんとともに実際に塾で活動をすることができました。
チーム農園作業中、塾生から「ぼかし肥のにおい、少し慣れてきたかも!」という声がありました。ぼかし肥を実際に自分の目で見たり、追肥のために触ったり、においを嗅いだり。実際に塾での活動をしなければ、わからないことだと思います。塾生のふとした一言でしたが、私としてはとてもうれしく思いました。
今年度の活動は残り一回となりましたが、塾生の皆さんには卒塾まで実際に塾へ来て、たくさんの体験をしてもらいたいと思います。
T.M.

10月10日 男子第13ステージ

2021-10-15
カテゴリ:男子ステージ
全国で緊急事態宣言が解除され、ようやく皆の元気な顔を見ることができました。およそ3カ月ぶりの塾での活動です。
今回の活動ではゴボウの収穫をしました。第1ステージに穴を掘って植えつけた種が、半年の時間をかけて成長しました。力一杯に穴を掘った半年前とは違い、今回はゴボウを傷つけないよう慎重に掘る必要があります。体力と根気が必要な作業に挑戦しました。
チーム農園の収穫
活動開始前の時間にチーム農園の作物を収穫しました。Aチームではリーフレタスが収穫時期を迎えていました。メンバー同士で協力して、1人1株ずつ収穫しました。
Bチームではゴマの収穫をしました。枝に付いた鞘(さや)の中にゴマが詰まっています。この後、さらに乾燥させてからゴマを取り出します。
朝の集い ~塾頭の話~
活動を始めるにあたり、矢口塾頭からお話がありました。
「久しぶりに皆の顔を見れて、元気そうで安心しました。ゴボウの収穫は体力と気力のいる作業ですが、これならできそうです。ぜひ、自分の力で掘ってください。ただ、丁寧にやらないと途中で折れてしまいます。元気いっぱいやってもらうのと同時に、最後は丁寧にやってほしいです。
今日一日、「恵み」という言葉のことを考えて活動してほしいです。恵みとは『自然などがもたらす幸福や利益』という意味です。今回収穫するゴボウも大地の恵みです。自然の恵みを感じながらゴボウを掘ってほしいと思います。
ゴボウの収穫
準備体操を終えて、早速ゴボウの収穫へ向かいます。まずは堀り方の説明を受けました。根本から掘るのではなく、スコップ1本分離れた場所から掘り始めます。塾生からは「そんなに離れるの!?」という声が聞こえました。離れた場所から掘り始めるのは、ゴボウを傷つけないようにするため。ゴボウが見えてきたら、今度はシャベルで少しずつ掘ります。
なかなか根気がいる作業ですが、掘り出されたゴボウを見て、塾生たちのやる気が出てきたようです。スコップを片手に自分の掘る場所へ向かっていきました。
「ゴボウの根元からスコップ1本分離れるとこの場所!」掘る場所を決めて、ゴボウ掘りスタート!
「重い…」土を掘り上げるのは一苦労。直前まで降っていた雨の影響で、さらに重くなっていました。
だんだんゴボウの根元に近づいてきました!傷をつけないように慎重に掘り進めます。
「とれた~!」今年の塾生収穫第1号!
「達成感半端ない!」一所懸命に頑張ったからこその達成感ですね!
「キツイ!」硬い土に当たってしまっても、めげずに頑張ります!
途中から2つに分かれたゴボウも収穫!
あと少しでとれそうな様子…シャベルを使って丁寧に掘っています。
ゴボウを掘り上げた塾生が続々と出てきました!
頑張って掘り上げた後は、どの塾生も達成感あふれる顔つきです。
昼食
午前中の作業を終え、塾庭で昼食をいただきました。午後の作業に向けて体力補給です!
昼食の献立:うどんと栗ご飯弁当
塾産の食材は昨年の塾米、自然塾うどん、スタッフが収穫したゴボウ、栗、ナス、ピーマン、カボチャ、玉レタス、チンゲン菜、小松菜、水菜、パプリカ、キュウリ、トマト、ネギ、青じそ、オクラ、柚子、生姜、パセリ、ゴーヤ、梅干しです。
なんと調味料とゴマ以外は全て自然塾産!久しぶりに食べる自然塾の味ですね。
前回の活動の時と比べると、苦手な野菜でも頑張って食べている塾生が増えているように感じました。卒塾までに食べられるようになってほしいですね。
ゴボウ掘り再開!
体力を回復してゴボウ掘り再開!
早速収穫できました!ねじれているような不思議な形をしていますね。
「やっととれた!」分かれたゴボウに苦戦した様子。よく頑張りました!
隣同士が複雑に絡み合っているゴボウ。これは掘るのが難しい!
こちらはなんと4つに分かれています!1つも折らずに収穫できました。素晴らしい!
この日最長90㎝のゴボウ!硬い土の中まで伸びていましたが、最後まで頑張って掘りきりました!
最後はみんなで記念撮影!みんなよく頑張りました!
チーム農園の観察・作業
短い時間ですが、チーム農園の作業をしました。まずは観察から。3カ月ぶりに生で見るチーム農園はどうかな?
Aチームはうまく育たなかった作物の跡地にハツカダイコンの種をまきました。今度は上手く育ちますように!
Bチームはニンジンの間引きをしました。株同士の間隔をあけて、大きく育つようにします。
間引いたニンジンを洗って食べていました。「美味しい!ちゃんとニンジンの味がする!」
帰りの集い ~塾頭の話~
活動を終えるにあたり、矢口塾頭からお話がありました。
「久しぶりの活動で心配していましたが、そんな必要はなかったですね。最後まできっちりやってくれたし、チーム農園の観察もできてとても良かったです。
「恵み」について、今日一日考えてほしいと朝の集いで言いました。大地の恵みを感じながら収穫できましたか?ぜひ、収穫したゴボウを食べて「恵み」を感じてほしいです。そして、食べた感想を聞かせてほしいです。
今日は大変頑張りました。家で美味しく食べてもらえたらと思います。」
編集後記
久しぶりに塾生たちの元気な顔を見ることができて、我々スタッフはほっとしました。ゴボウは今年の活動で唯一塾生が種をまいている作物だったので、なんとしても収穫してほしいと思っていました。ただ、ゴボウ掘りは年間の活動の中でも特に体力を使う活動なので、久しぶりの自然塾の農作業でやり切ることができるのかという心配もありました。しかし、いざ活動をしてみれば、皆が一所懸命に作業に取り掛かり、全員が自分の力でゴボウを収穫することができました。本当にうれしく思います。
今年の活動は残り2回となってしまいましたが、塾生たちが思う存分活動できるように支援していきます。
K.H.

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