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第19期(2020年度)

10月25日 男子第4回

2020-10-30
カテゴリ:男子ステージ
前回第3回は台風の影響により中止となり、およそ1か月ぶりの活動となりました。
当日朝は1ケタ台の気温となり「霜降(そうこう)」の暦にそうように霜がおりていました。
そして、雲一つない秋晴れの中でおもいきり活動をすることができました。
今回はチーム農園作業や、釜めし炊き、自然塾周辺の散策、節目のふり返り、収穫祭で行うチーム農園発表の準備などたくさんの活動を行いました。
集合~朝のつどい
朝のつどいで瞑想を行い、心を落ち着けます。
1か月ぶりの活動にワクワクしていたのか、集合時間よりも早めに到着する塾生が多くいました。
集合時間まで「探検してくる!」と紅葉狩りをしたり、今回釜飯炊き当番の塾生は早速米研ぎを行ったりして過ごしていました。
朝のつどいでは、「よろしくお願いします」との挨拶(あいさつ)からスタート。
塾頭から「今回から活動の後半が始まります。自然塾で身につけてほしいことを考えて活動して欲しい。特に今回は『ルール』です。守る心を身につけてほしい。守ることと、守る心は少し違います。よく考えながら行動をしてください。」とお話がありました。
そして、塾生たちからは、
「1か月ぶりなので作物の成長が楽しみ。」
「台風の影響が心配。よく観察したい。」
「自然塾周辺の散策でたくさん歩くのが楽しみ。」
などの意気込みや気持ちがあげられました。

節目のふり返り

朝のつどいの後半には「節目のふり返り」を行いました。
節目のふり返りとは、塾に来て身に付けて欲しい「3つの心と2つの力」と「自主・自立・自律」が、今どのくらいできるようになったのかをふり返るものです。
宿題としてこのワークシートに記入してきたものをみんなで確認しました。
今現在、自分がどれぐらい出来るようになったのか、またもっと良くするにはどうすれば良いのか、それぞれで考えました。
チーム農園作業
まずは世話になる畑へ挨拶(あいさつ)
畑を観察して今日の作業の計画立て。今回から塾生が書記を行いました。
慣れてきたのかスタッフに聞かずとも必要な農機具をピックアップしていました。
ハクサイの葉が何かに食べられていました。そこで全員で害虫を探すことに。
フンの近くに大きなイモムシを発見!農業指導の先生から「虫1匹で葉1枚守られたね」と。
約1か月の間、作物だけでなく雑草も大きく。草刈りガマを使って、雑草取り。
大きく育つように追肥(ついひ)を行いました。
追肥(ついひ)を行った後はクワを使って土寄せをしました。クワの扱いもだいぶ慣れてきたようです。
ダイコンが大きくなってきたので、間引きをしました。「とるのかわいそう…でも残したのがもっと大きくなるかな!」
前回までにできなかったアイスプラントを植えつけました。「水やりは塩水をやると調べてきたよ」
釜めし炊き
「大きな木と小さな木とでは燃え方が違うね!」
今回は塾生が釜めし炊きの当番を行いました。
昔ながらの手法で手間はかかりますが、炊飯の大変さを知ることが出来たり、お米を作ってくれた方や作物等への感謝する気持ちを考えたりすることができます。
今回担当した塾生は、米研ぎも初めてという塾生もいましたが「美味しいご飯になるようにがんばる」と張り切って行っていました。
昼食
午前中の活動でおなかも減ったころ、昼食の時間となりました。

今回の献立は、
釜炊きご飯、すいとん汁、野菜の串揚げ、水菜サラダ、味噌ピーナッツ、かぼちゃケーキ、鹿肉料理いろいろ
でした。

塾産の食材は、
米、ナス、ピーマン、インゲン、タマネギ、ジャガイモ、里芋、カボチャ、水菜、小松菜、カブ、ゴボウ、レタス、ネギ、生姜、柚子、小麦粉、手作りコンニャク、味噌、鹿肉
と、今回もたくさん。

鹿肉は数日前に塾庭で獲れたもの。
鹿肉を初めて食べる塾生が多く、興味深々な様子で食べていました。
また、今回は全塾生が残すことなく完食していました。
チーム農園作業~ふり返り~
午後一番に、午前中のチーム農園作業のふり返りをしました。 
4週間ぶりのチーム農園は、作物が大きくなっていたり、虫に食べられていたり、雑草がたくさんだったことなど違いがあったことを発見したようです。
また、虫とりの作業に時間がかかってしまったことや、全員で手分けして作業することが出来て良かった、今日やったことを次回も忘れずにできるようにしたい等、様々なふり返りを行っていました。
自然塾周辺の散策
「頑張るぞ!おー!」の写真。実は撮影前に出発していましたが、道を間違えてすぐに塾舎前へ戻ってきたときに撮影しました。
ジャイモン畑のチェックポイントに到着。問題「畑に植えてあるあの作物は何?」チームみんなで答えを考えました。
地域を流れる虫沢川。「川の音心地よいね」「川の水がきれいだな~」
スタッフは道を教えず、塾生たちで1つの地図を読み取って進みます。「こっちかな?」
虫沢川沿いのチェックポイント。みんなの共通点探し。「好きな食べ物は?」「へー○○が好きなの?!」
ゴール目前、チーム農園に立ち寄り。午前中にできなかったサンチュの収穫。
チーム農園発表準備
第6回活動の収穫祭で予定しているチーム農園発表に向けて、原稿づくりを行いました。
まずは、スタッフからチーム農園発表はどのようなものか、どのように原稿を作っていくかの話を聞きます。
次に、原稿を書くためのワークシートにそれぞれで記入していきました。各活動回ごとにチーム農園作業のふり返りを記入してきた塾生手帳を見て、これまでやってきた作業を思い出しながら、それぞれが担当する作物の紹介や、世話をする中で苦労したこと、チームメンバーと協力して取り組んできたことなどを記入していきました。
そして、このワークシートをもとに、原稿を作り始めました。
今回は時間が足りず、原稿完成とまではいきませんでしたが、次回の活動ではこの原稿を使って、チーム農園発表のリハーサルを行う予定です。
保護者の皆さんに向けて上手く発表できるといいですね。
帰りのつどい~解散
「市村自然塾ありがとうございました!」
たくさんの活動を行い、最後に帰りのつどいを行いました。
塾頭から「前回中止になった分までがんばったね。とくに自然塾周辺の散策でみんな走っていて元気で嬉しい。そして今回は『ルール』という話をしました。決まっていることをやれば良いのではなく、なぜそのルールがあるのかを考えて行動することが大切です。」とお話がありました。
また、塾生たちからは
「釜めしがおいしく出来たのがうれしかった。」
「活動がたくさんで大変だったけれど、釜めし炊きも体験できてよかった。」
「カリフラワーがあまり良くできていなくて残念だった。」
「作物が大きくなったり虫に食われたりと変わっていた。」
「たくさん活動できた。散策楽しかった。」
との感想がありました。
編集後記
前回、台風の影響で中止となってしまったため、およそ1か月ぶりの活動となりました。
久しぶりに会う塾生同士で朝のうちは若干ぎこちない雰囲気があるかな?と感じていました。しかし、今回の活動を通して塾生同士で話し合う機会がたくさん見られました。すぐにいつも通りのとても元気な男子塾生5名のチームで和気あいあいとした雰囲気で活動をすることができ、とてもうれしく思います。
特に、自然塾周辺の散策では歩きよりも走っている場面が多く、子どもたちのエネルギーに圧倒されました。
今年度の活動はすでに後半に差し掛かっていますが、残り少なくなった活動回でも様々な活動プログラムをみんなで元気に取り組んでいってもらえればと思います。
T.M.
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