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第19期(2020年度)

11月29日 女子第6回

2020-12-04
カテゴリ:女子ステージ
「小雪」の季節にふさわしく、きりっと冷えた一日となりました。

今回は、自然の恵みや、お世話になった方々に感謝をするとともに、収穫の喜びを共に味わおうと収穫祭を行いました。
また、次回に最終回を控えていることからチーム農園のふり返りや、節目のふり返りを行いました。


朝のつどい

まずは、塾頭から「チーム農園発表では聞いてもらう人にわかるように大きな声で発表しよう。また、今回はいよいよこれまで育ててきた野菜を収穫して食べます。自然の恵みやみんなを支えてくれている方々など様々なものに感謝して、収穫した野菜をおいしく食べましょう。」 と話がありました。

また、塾生たちからは、
「今までみんなでお世話してきた野菜でおいしい鍋を作りたい!」
「久しぶりに全員そろっての活動となったので楽しくやりたい。」
などの意気込みや気持ちがあげられました。
チーム農園発表
360度カメラ RICOH THETA にて撮影
9月の第1回活動から毎回作業を行ってきたチーム農園。
そのチーム農園作業を通して頑張ってきたことを、保護者の方に向けて発表しました。

発表後、保護者の方からは
「とても堂々としていて頼もしい発表でした。」
「様々なことにがんばってきたことがわかった。」
などの感想をいただきました。
「これからチーム農園発表を始めます!まず自己紹介をします!」保護者の方に聞こえるよう大きな声を意識して発表していました。
「これはハクサイです。虫が多くて大変でしたが、とても大きくなりました。」
「濃い緑色のものはコマツナです。とてもおいしそうです!」
「とても大きいね!」「ダイコンです。種をまいて育てました」
チーム農園作業(収穫・片付け)
まずは初めて使うノコギリガマの使い方を教わります。
ハクサイの収穫。「なかなか切れないね」ノコギリガマを使っての収穫に苦戦していました。
「ブロッコリー大きい!」2人1組で協力して収穫していました。
「とれたよー!」
「どのダイコンが長いかな?」「これが長そう!」
ホウレンソウ少し小さめですが収穫できました。
タアサイも一株ずつ丁寧に。
「このタアサイきれいでしょ?!」
1時間ほど作業をし、すべての野菜を収穫しました。豊作でしたね。
最後は残渣(ざんさ)を片付けました。
奉納(ほうのう)
収穫した野菜は奉納台に奉納しました。

日本には「新嘗祭(にいなめさい)」という収穫された新しい穀物(こくもつ)を奉り(たてまつり)、その恵みに感謝するお祭りがあります。
今回収穫した野菜は塾生たちが世話をしてきましたが、自然の力があってこそ育ったものです。
そこで、奉納して自然の力など目には見えないものに感謝します。

また、目には見えないものだけでなく、朝ご飯を用意したり塾へ送り出してくれる保護者の方、塾頭をはじめとするスタッフ、活動を支援(しえん)してくれている方など、周りにはお世話になった方々がたくさんいます。

目には見えないもの・お世話になっている方々に感謝(かんしゃ)の気持ちを込めて、全員で大きな輪になり「ありがとうございます」のあいさつをしました。
鍋づくり・釜めし炊き・赤飯蒸し
鍋の火起こし準備。しっかりと火が付くようにかまどに薪(まき)などをくべていました。
先ほど収穫・奉納した野菜から鍋で使うものを選び、洗いました。
「あ、失敗しちゃった!」マッチを使って火を起こします。
お母さん方も鍋づくり。「塾生たちの鍋に負けないようおいしい鍋作ります!」
保護者の鍋用の火起こし。
食べやすいよう切り方などを工夫して切りました。
「今日何人が食べるの?」切った後の個数も気にしながらカット。
「おいしくなれ!」お世話になっている方々にふるまおうと協力して調理しました。
昼食
支援企業の(株)リコーより市川さまにお越しいただき、ごあいさつと「いただきます」の号令をかけていただきました。「皆さんの感謝の気持ちがこもった料理をおいしくいただきたいと思います。」
メニューは、塾生特製しょうゆ鍋(ダイコン・ニンジン・カブ・サツマイモ・タアサイ・スイスチャード・ハクサイ・サトイモ・ブロッコリー・カリフラワー・コマツナ・ホウレンソウ・ネギ・鹿肉)、保護者特製すいとん汁(みそ・ダイコン・ニンジン・ハクサイ・サトイモ・ゴボウ・ネギ・ショウガ・シイタケ・小麦粉・鹿肉)、釜炊きごはん(コメ・ゴマ)、市村自然塾九州より頂いたもち米を使った赤飯(ササゲ・ゴマ)、農業指導の先生より頂いたミカンでした。
「具だくさんでおいしい!」陽がかげってしまいましたが、あたたかい鍋をたくさん頂き、ポカポカでした。
チーム農園ふり返り・節目のふり返り
初回、チーム農園作業を始める前に立てた目標を振り返り、実際に作業をしてみてわかったことや、気が付いたことを話し合いました。
たくさんの意見がでました!
みんなで振り返った後は、それぞれで「もう少しがんばれたこと」や「チーム農園での思い出」をワークシートに記入しました。
最後は、節目のふり返り。これまで塾での活動で大切にしてきた「3つの心と2つの力」の意識の変化を考えました。
帰りのつどい
「チーム農園発表で相手にしっかりと伝えることが出来てよかった。」
「チーム農園発表がんばった。鍋みんなで作って食べることが出来た。」
「おいしい鍋を作り、食べ過ぎた。みんなと活動できて楽しかった。」
「みんなと仲良くなれたし、チーム農園の野菜がおいしかった。」
「久しぶりにチームメンバー全員で活動できてよかった。」
と、それぞれの感想を発表しました。

また、塾頭からは「チーム農園発表は聞く人に伝わるものでした。収穫祭の鍋はとてもおいしかったですね。自然の恵みや、お世話になっている方への感謝を伝えられた。」と話がありました。
編集後記
今回久々に女子塾生全員がそろっての活動をすることができました。また収穫祭を行うにあたり、保護者の方にもたくさんお越しいただきました。
自然の恵みや、お世話になっている方々への感謝の気持ちを込め、チーム農園発表を行ったり、鍋をふるまったりする塾生たちの姿。そしてチーム農園ふり返りや、節目のふり返りで、それぞれの”心の収穫”を塾生自身の言葉ではっきりと発言している姿。とても良いものだなと、嬉しくなりました。
次回はいよいよ最終回です。締めくくりをしっかりと行ってもらいたいと思います。
T.M.
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