本文へ移動

第19期(2020年度)

毎週日曜日に活動が行われています。
(新型コロナウイルス感染症拡大防止のため例年とは異なる活動日程となっています)
毎週の活動詳細はこちらでチェック!
RSS(別ウィンドウで開きます) 

11月15日 女子第5回

2020-11-19
カテゴリ:女子ステージ
「立冬」と暦の上では、冬に入りました。朝の少しピリッとした冷たい空気の中、瞑想を行いました。
秋の爽やかなお天気に恵まれました。
今回は、お休みの人が多く2人での活動となります。
「2人と人数が少ないけど、その分頑張りたい!」
「時間に気を付けて頑張りたい!」
と意気込みを語ってくれました。
地域清掃ボランティア
「ボランティア」って何だろう?
塾生からは「お手伝い」というワードが出てきました。時と場合によって、ボランティアの意味合いは変わってきますが、①他の人のために行うこと【利他性】②見返りを求めず行うこと【無償性】③自分から進んで行うこと【自発性】であると確認しました。
『おかげさま』とは自分を支えてくれる全てのものへ感謝を表す言葉です。この心を、日ごろ自然塾を支えてくれている地域の人へ表すために、道の清掃活動をしました。
ホウキやプラミを持って、出発!
たくさん落ち葉があって、道が見えません。さっそく掃き掃除です!
やりがいがありますね。
「こうしたら早いですよ。」と柳川先生から教えてもらいました。確かに!あっという間に落ち葉が集まりました。「頭を使うんです。」とのことでした。
「よいしょ!」拾った落ち葉は軽トラの荷台にのせます。
見違えるほどにきれいになりました!道が見える!
最後に軽トラの荷台にのせた落ち葉を残渣穴に入れました。「ひゃー!重い!」たくさん集めた証拠です。
チーム農園発表準備
次回の収穫祭で行う、チーム農園発表の準備に取りかかりました。まずは、司会や発表の順番を決めます。
「ここは、この言葉のほうがいいかな?」「この人が発表し終わった後、何か言葉を入れよう。」お家の人に伝わるように、言葉を変えたり、足したりしました。
実際に畑に行って練習もしました。「ここは手で野菜を指したほうがいいと思う!」と言葉だけではなく、ジャスチャーにも気を付けました。
昼食
今日はお天気も良いので、外で昼食を取りました。

献立は、イノシシ丼、鹿だんご汁、とろろそば、生姜の甘酢漬けの肉巻きフライ、サラダ、千成瓜の漬物、生姜ピール、柚子サイダーと盛りだくさんでした。

塾産の材料は、イノシシ、鹿、ゴボウ、山芋、里芋、生姜、ブロッコリー、カリフラワー、ネギ、タマネギ、大根、ニンジン、小松菜、水菜、白菜、キャベツ、ピーマン、パプリカ、千成瓜、椎茸、唐辛子、柚子、小麦粉、味噌でした。
チーム農園作業
秋野菜も着々と大きくなってきています。次回の収穫祭では、このチーム農園でとれた野菜を使って鍋を作ります。よりおいしい野菜で鍋を作れるように、お世話をしました。
まずは計画を立てる前に、今野菜がどんな様子なのかを確認しました。
「この野菜は、今回はどんな世話をしたほうがいいですか?」分からないところは、柳川先生にたずねました。
「えーと…、水やりとネット洗いと…」スタッフに言われなくても、必要な作業と道具を2人で考えることができていました。
作業を行う前に、もう一度チーム農園発表の練習をしました。本番を意識して、ゆっくりと大きな声で発表しました。
スタッフが保護者役となってしました。次回はいよいよ本番!練習の通りに、自信を持って発表してくださいね。
練習が終わったら、作業に取りかかります。まずは道具の準備からです。
柳川先生から「もう寒くなってきたので、虫は来ないでしょう。」と教えてもらったので、ネットを外しました。
外したネットはデッキブラシを使って洗いました。
「シュンギク、大きくなったなぁ。」一時はこんなにヒョロヒョロで果たして育つのだろうか…?と心配していた葉物ですが、無事すくすくと育ってきました。雑草にやられないように、雑草取りを行いました。
畑が乾燥している!ということで、水やりをしました。
こちらは、リーフレタスの収穫です。作業を分担して行います。
最後は2人で収穫をしました。「意外とたくさん収穫できた!」2人では食べきれないほどの量です。今晩から、レタスが毎回食卓に出てきそうですね。
帰りの集い
活動を振り返って、感想を共有しました。

「やることがたくさんあったけど、できたと思う。チーム農園作業では、全部の野菜に触れることができて良かった!」

「楽しむことができた!2人だけだと、決めることもスムーズだなと思った。次回の収穫祭、頑張りたい。」
と話してくれました。

また塾頭からは、「2人でできることをやろうと言ったけども、2人で5人分できたと思う。次回、今回休んだ3人に今日やったことを教えてあげてください。」とのことでした。
編集後記
それでは次回、収穫祭で会いましょう!
ボランティアをした後、「きれいになったと思う。」「楽しかった!」と話す塾生が印象的でした。この達成感や楽しさを忘れず、前向きな気持ちでボランティアのことを考えてくれると嬉しいです。

また今回は2人でよく相談して動いている姿が見えました。少人数で行うことと、多人数で行うことの違いが感じられたのではないでしょうか。たくさんの人と相談して物事を進めることは大変ですが、その分パワーと、少人数では出なかった知恵が集まります。5人のチームメンバーがそろった時、どんな力が発揮されるのか。ぜひ、今回のようにみんなとよく相談して残りの活動に取り組んで欲しいと思います。
Y.U

11月8日 男子第5回

2020-11-14
カテゴリ:男子ステージ
二十四節気では活動日の前日から「立冬」に入り、暦の上では冬になりました。しかし、この日は冬とは思えぬ暖かさ、思う存分体を動かせそうです。
季節が進み、塾周辺の木々の葉の色づきも一段と濃くなってきました。今回で5回目の活動、今期の活動は残すところあと2回となりました。
今回は地域清掃ボランティアを行います。短い期間ではありますが、お世話になったこの地域への「感謝の気持ち」をもって、清掃活動をしてもらいました。
地域清掃ボランティア
清掃を始める前に、ボランティアとはどういうものなのかを説明しました。ボランティアで大切なことは「自主性」(自ら進んでやること)「無償性」(お金などの報酬目当てではないこと)「利他性」(他人のために行うこと)の3つです。「誰かに言われたから」「自分のために」ではなく、「自分から進んで、誰かのために行動すること」がボランティア活動です。
市村自然塾の活動は、塾舎がある寄地域の方々や自然のお陰で成り立っています。今、塾生たちがこうして活動できているのも、この地域のお陰です。お世話になっているこの地域に「お陰様で」の心を込めて、清掃活動に当たってもらいました。
道具を持って、いざ出発です!
道路のカーブにたまった落ち葉を集めていきます。
端にはたくさんの落ち葉が溜まり、道路が全く見えなくなっているところもありました。
活動の前日に雨が降っていたため、落ち葉が濡れていて重くなっていました。チームで協力して回収します。
回収した落ち葉は塾庭の残渣穴にに運びます。袋いっぱいに落ち葉を詰めて、力を合わせて運びました。
最後に十字路の角にたまった落ち葉を回収しました。全員で隅々まできれいにします。
全員で清掃した道路は、開始前とは見違えるほどきれいになりました。
チーム農園発表準備
次回の収穫祭で「チーム農園発表」を行います。保護者の方に、自分たちが作った作物のこと、頑張った作業などを発表します。うまく伝えられるように準備しましょう。
今回までの宿題になっていた担当の箇所を皆で確認しました。皆で一つの発表を作り上げ、午後のリハーサルに挑みます。
昼食
今回の昼食は中華丼、おでん、サラダ、果物です。塾産の食材は白菜、キャベツ、ネギ、大根、人参、里芋、ジャガイモ、タマネギ、小松菜、水菜、カブ、ターツァイ、パプリカ、インゲン、玉レタス、ブロッコリー、カリフラワー、ゴボウ、生姜、椎茸、コンニャクです。
午後の農作業で体を動かせるよう、しっかり食べましょう!
チーム農園発表リハーサル
本番で発表を行うチーム農園でリハーサルをしました。午前中に作り上げた台本をもとに、本番と同じように移動しながら練習をします。
チーム農園に並んで本番と同じ発表を行い、流れを確認します。「これからチーム農園発表をはじめます!」
最初のリハーサルで意見をもらい、修正していきます。お互いに意見を交換し、より良い発表にしていきます。
ここで途中参加の塾生が到着!5人そろって2回目のリハーサルに挑みます。
スタッフと農業指導の先生に観客役をしてもらい、作物の説明などを最終確認しました。これで本番はばっちりですね!
チーム農園作業
次回の収穫祭ではチーム農園で収穫された野菜を使って鍋を作ります。あと2週間、収穫間際まで大きくなるようにしっかり世話をしましょう。
計画立ては自分たちだけでやりました。スタッフが関わらなくても完璧ですね!
作物に虫が多く付いているものがありました。全員で協力して取っていきます。これで来週までにさらに大きく育ってくれるでしょう!
ここまで育てて枯れてしまっては大変です!土が乾燥していた作物にはしっかり水を上げました。
こちらはアイスプラント。水を上げているようですが、実は塩水を上げています。変わった作物ですね。
カブが大きく成長していて、収穫祭まで置いておけない程になっていました。一足早くチームの人数分収穫しました。
コマツナは一度虫に食べられてしまって蒔き直したため、今回も間引きが必要です。きっと2週間で大きくなってくれるでしょう!
次回は収穫祭で時間がないので、今回洗えるものは洗ってしまいます。大きなネットを2人で協力して洗っていました。
編集後記
今回の地域清掃ボランティアを行うに当たり、作業前に「この地域への感謝の気持ちをもって清掃ボランティアをやってほしい」と説明しました。活動の様子を見ていると、熱心に清掃している塾生たちからは、確かに「感謝の気持ち」を感じ取ることができました。実際に作業をした塾生たちからは「やってよかった」「たのしかった」という感想が多く聴くことができ、大変うれしく思います。
チーム農園の作物も順調に成長し、収穫祭の準備が整いました。次回の活動で保護者の方へしっかりと発表できるよう、本番に向けて練習してくださいね。素晴らしい発表に期待しています!
H.K.

11月1日 女子第4回

2020-11-07
カテゴリ:女子ステージ
女子第4回の活動が始まりました。
今日から11月。日なたでは暖かく感じるのに、日陰に入ると上着を羽織らないと「ブルッ」とする寒さを肌で感じるようになりました。
そんな中で活動も全体の後半に入ります。
今回の活動内容は、釜飯炊き(食事当番)、チーム農園作業、チーム農園発表準備、節目の振り返りでした。
塾生の中で、今までの自分たちの活動を振り返りつつ、それを言葉や形にすることでさらに自分たちの成長を実感することが出来た「節目(ふしめ)」の回となりました。
集合~朝の集い
朝の集いまでは各々色々なことに触れました。
釜飯炊きの準備として米研ぎをしたり、収穫したゴマのごみとりや、散歩に行ったり、スタッフが手作りした紅茶の香りをかいだりと、まったり過ごしていました。

朝の集いでは、活動の内容を聞いた後に瞑想を行い、落ち着いた心で活動を思いました。
季節の話を聞きました。
「霜降(そうこう)」の寒さが強く感じはじめるこの頃から、山のけものは「冬支度」のために食べ物をたくさん食べます。人間も昔から、冬に備えて食べ物を冬の間長く食べるために、今の時期とれる野菜を大切に長く貯蔵する工夫をしてきました。そういったことから学び、私たちも、これから収穫できる野菜に感謝して大切に食べていきたいという話でした。

塾頭さんからは、
「4人で休みの人の分もフォローしてやっていこう。後半になり残り少ない活動の中で身に付けてほしいことを活動で得てほしい」とお話がありました。
今思っていることとして塾生からは、
「休みのメンバーがいない分、協力して、そして楽しくやりたい」
「釜飯炊きを頑張りたい」
「1人いない分、てきぱきと行動したい」
「4人なので、自分たちでやることをしっかりやりたい。ご飯炊きとチーム農園両方頑張りたい。」
との声がありました。


金ゴマと黒ゴマのごみとりを「楽しい!」とやっていました
お米をこぼさないように慎重に洗います
今日の活動を思い・・・瞑想で心を落ち着かせました
節目の振り返り
『節目の振り返りシート』の確認をみんなで行いました。 今までの活動を振り返り、ここで身につけてほしい色々なことについて、各々の塾生がどのくらい出来ている・またはまだ出来ていないことはどんなことなのか、気付いてもらうために前回宿題として渡していたものです。
やってもらった中から「自己評価で一番よくできている事」はどんなことなのか、それはどうしてそう思ったかを言ってもらいました。
また、シートにのっている項目について一人の塾生から、
「これはどういう場面なのかわからなかった」と言うことに対して、メンバーから「私はチーム農園作業の中でその項目の行動が出てきたよ」や、「私はこんな行動ができたからその項目の答えにしたよ」等、塾生同士で意見交換もできました。

チーム農園作業
スイスチャードの間引き。根がからんでいるので、大きくしたい株以外をハサミで切り取ります。「小さいのを切っちゃうのはかわいそう。でも色もバランスよく選ばなきゃ」
ネギの追肥土寄せ。ネギの両側に肥料をのせ、ネギに土がかからないように気をつけながら、丁寧に手でよせました。
チンゲンサイを間引き、その中で食べられるものとそうでないものを分けました。「どう?これは食べられそう?」
ハクサイは、追肥と土寄せを順序よく作業を割り振り、同時進行で行いました。肥料がかけられたところから、他の人が土をかけていきます。
お土産レタスは一人当たりを重さで分けます。このとき食べられない部分ものぞきます。間引き菜も目分量で分けます。
計画立て前の畑の観察「ブロッコリーすごく大きくなったね」「葉っぱが内側からネットにめり込んでる!」
チーム農園作業の計画立ては、司会進行・書記を塾生がすすんで行いました。観察で見たこと、スタッフからもらった助言をもとに意見を出し合いながら書き込んでいきました。
「どのくらいの間を空けて間引きをしたらいいですか?」農業指導の先生に知恵を授かりました。
地下倉庫で道具の準備。「プラミはここにある!」「どの大きさを選んだらいい?」「ほかにどの道具が必要だったかな?」
リーフレタスのかき葉とり収穫。下側の葉を取ることでレタスに病気が回りにくくなります。取った葉っぱを見せ合い、食べられるのはどれか相談しながら行いました。
釜飯炊き
割った竹はどの向きで置くと火が付きやすいか話を聞きました。
薪(まき)が燃えています。ご飯炊き開始。あとは炊けるまでじっくり観察します。
昼食~お昼休み
「ごはんがたけたよ!」これから塾生の釜炊きご飯が昼食に並びます。
秋の味覚をふんだんに使った昼食。全員完食しておなかいっぱいになりました。
米炊きに使い終わったら釜洗い。次の人が気持ちよく使えるように、ピカピカに!
ごまのごみとりをしながら、昼食に入っていた3種類の野菜について盛り上がっていました。
昼食の献立
釜炊きご飯、根菜シチュー、鹿肉ハンバーグ、栗コロッケ、里芋の唐揚げ、手巻きサラダ、かぼちゃケーキです。
塾でとれた食材は、
米、ジャガイモ、サツマイモ、里芋、カボチャ、ニンジン、カブ、キャベツ、タマネギ、小松菜、水菜、レタス、パプリカ、ゴボウ、ブロッコリー、生姜、栗、小麦粉、鹿肉でした。
食事前に塾生から、「釜たきご飯が楽しみ!」「え、鹿肉!?」と反応があり、食事中に目配せで「鹿肉ハンバーグめちゃくちゃおいしい!」と言っていました。
お米は塾の田んぼでとれた、この地域のはるみという、つやがあって粒立ちの良い品種の新米です。
シカは塾庭でとれたもの。秋の味覚も季節の野菜も盛りだくさんでパワーをもらって午後の活動に挑みました。


チーム農園作業振り返り・チーム農園発表準備
まずは午前中のチーム農園作業を思い出して、気付いたことや感じたことを塾生手帳に書き出していきます。
塾生手帳に書いたことを共有します。2週間前から野菜の花が咲く変化に気付いたり、次回に活かせる事を話ました。
休憩の合間に絵を描き合って、話が弾んでいました。
チーム農園の野菜やみんなで進めてきた活動のことで一番伝えたいことは何か、意見を出し合いました。
帰りの集い
帰りの集いで感想を言い合いました。
帰りの集いの前に今日使った共同場所の掃除を行いました。

帰りの集いではそれぞれ今日一日を振り返って感想を言い合いました。
塾生からは「たくさんあったやることが、協力して時間内に終わってよかった」「午後は、今までやった活動を思い出して短いと思った。でもその短い中でやることをみんなで決めてやっていたから、成長したことを感じた」「チーム農園の振り返りで目標もチームで協力も両方とも◎(にじゅうまる)だった。みんなで協力出来て、次回も◎だといいなと思った」「ここイチで頑張れた。次回もこれ以上を目指したい」と感想がありました。

塾頭さんからは、
「1人いないけれどみんなで頑張った。私も◎と思った。次回も出来ることをやろう。朝、今日一日は「ルール」について考えて行動してほしいと触れたが、ルールがなぜあるのか考えると『なぜ守るのか』と考えて行動することにつながる。○○してはいけないというルールは、誰かのために何をしたら良いかという行動にかえられる。」とお話がありました。


編集後記

後半の活動に入り、折り返し地点のここで、1人休みという状況を塾生たちがどう乗り越えていくのか、頑張りどころだと思っていました。
チーム農園作業では、2つに分かれている畑をみんなで一つのチーム農園として世話をするにはどうやっていこうかと、畑のために個々が声をかけ合い、本当によく動いてチームとしての協力のかたちを生み出していました。塾生自身も、そうやってみんなで成長できたことを実感したと振り返っていました。
チーム農園発表準備でも、今までの活動をよく振り返り、自分たちがどんな風に出来るようになったのか、一生懸命考えて取り組んでいました。
今回は一人いない分、四人で頑張ろうという気持ちが行動の後押しになり、個々の相手を思う気持ちが行動になった、うれしくて清々しい回でした。
次回も、チームのために、みんなのために思い合いながら行動にうつしていけるよう、期待しています。
A.S.



10月25日 男子第4回

2020-10-30
カテゴリ:男子ステージ
前回第3回は台風の影響により中止となり、およそ1か月ぶりの活動となりました。
当日朝は1ケタ台の気温となり「霜降(そうこう)」の暦にそうように霜がおりていました。
そして、雲一つない秋晴れの中でおもいきり活動をすることができました。
今回はチーム農園作業や、釜めし炊き、自然塾周辺の散策、節目のふり返り、収穫祭で行うチーム農園発表の準備などたくさんの活動を行いました。
集合~朝のつどい
朝のつどいで瞑想を行い、心を落ち着けます。
1か月ぶりの活動にワクワクしていたのか、集合時間よりも早めに到着する塾生が多くいました。
集合時間まで「探検してくる!」と紅葉狩りをしたり、今回釜飯炊き当番の塾生は早速米研ぎを行ったりして過ごしていました。
朝のつどいでは、「よろしくお願いします」との挨拶(あいさつ)からスタート。
塾頭から「今回から活動の後半が始まります。自然塾で身につけてほしいことを考えて活動して欲しい。特に今回は『ルール』です。守る心を身につけてほしい。守ることと、守る心は少し違います。よく考えながら行動をしてください。」とお話がありました。
そして、塾生たちからは、
「1か月ぶりなので作物の成長が楽しみ。」
「台風の影響が心配。よく観察したい。」
「自然塾周辺の散策でたくさん歩くのが楽しみ。」
などの意気込みや気持ちがあげられました。

節目のふり返り

朝のつどいの後半には「節目のふり返り」を行いました。
節目のふり返りとは、塾に来て身に付けて欲しい「3つの心と2つの力」と「自主・自立・自律」が、今どのくらいできるようになったのかをふり返るものです。
宿題としてこのワークシートに記入してきたものをみんなで確認しました。
今現在、自分がどれぐらい出来るようになったのか、またもっと良くするにはどうすれば良いのか、それぞれで考えました。
チーム農園作業
まずは世話になる畑へ挨拶(あいさつ)
畑を観察して今日の作業の計画立て。今回から塾生が書記を行いました。
慣れてきたのかスタッフに聞かずとも必要な農機具をピックアップしていました。
ハクサイの葉が何かに食べられていました。そこで全員で害虫を探すことに。
フンの近くに大きなイモムシを発見!農業指導の先生から「虫1匹で葉1枚守られたね」と。
約1か月の間、作物だけでなく雑草も大きく。草刈りガマを使って、雑草取り。
大きく育つように追肥(ついひ)を行いました。
追肥(ついひ)を行った後はクワを使って土寄せをしました。クワの扱いもだいぶ慣れてきたようです。
ダイコンが大きくなってきたので、間引きをしました。「とるのかわいそう…でも残したのがもっと大きくなるかな!」
前回までにできなかったアイスプラントを植えつけました。「水やりは塩水をやると調べてきたよ」
釜めし炊き
「大きな木と小さな木とでは燃え方が違うね!」
今回は塾生が釜めし炊きの当番を行いました。
昔ながらの手法で手間はかかりますが、炊飯の大変さを知ることが出来たり、お米を作ってくれた方や作物等への感謝する気持ちを考えたりすることができます。
今回担当した塾生は、米研ぎも初めてという塾生もいましたが「美味しいご飯になるようにがんばる」と張り切って行っていました。
昼食
午前中の活動でおなかも減ったころ、昼食の時間となりました。

今回の献立は、
釜炊きご飯、すいとん汁、野菜の串揚げ、水菜サラダ、味噌ピーナッツ、かぼちゃケーキ、鹿肉料理いろいろ
でした。

塾産の食材は、
米、ナス、ピーマン、インゲン、タマネギ、ジャガイモ、里芋、カボチャ、水菜、小松菜、カブ、ゴボウ、レタス、ネギ、生姜、柚子、小麦粉、手作りコンニャク、味噌、鹿肉
と、今回もたくさん。

鹿肉は数日前に塾庭で獲れたもの。
鹿肉を初めて食べる塾生が多く、興味深々な様子で食べていました。
また、今回は全塾生が残すことなく完食していました。
チーム農園作業~ふり返り~
午後一番に、午前中のチーム農園作業のふり返りをしました。 
4週間ぶりのチーム農園は、作物が大きくなっていたり、虫に食べられていたり、雑草がたくさんだったことなど違いがあったことを発見したようです。
また、虫とりの作業に時間がかかってしまったことや、全員で手分けして作業することが出来て良かった、今日やったことを次回も忘れずにできるようにしたい等、様々なふり返りを行っていました。
自然塾周辺の散策
「頑張るぞ!おー!」の写真。実は撮影前に出発していましたが、道を間違えてすぐに塾舎前へ戻ってきたときに撮影しました。
ジャイモン畑のチェックポイントに到着。問題「畑に植えてあるあの作物は何?」チームみんなで答えを考えました。
地域を流れる虫沢川。「川の音心地よいね」「川の水がきれいだな~」
スタッフは道を教えず、塾生たちで1つの地図を読み取って進みます。「こっちかな?」
虫沢川沿いのチェックポイント。みんなの共通点探し。「好きな食べ物は?」「へー○○が好きなの?!」
ゴール目前、チーム農園に立ち寄り。午前中にできなかったサンチュの収穫。
チーム農園発表準備
第6回活動の収穫祭で予定しているチーム農園発表に向けて、原稿づくりを行いました。
まずは、スタッフからチーム農園発表はどのようなものか、どのように原稿を作っていくかの話を聞きます。
次に、原稿を書くためのワークシートにそれぞれで記入していきました。各活動回ごとにチーム農園作業のふり返りを記入してきた塾生手帳を見て、これまでやってきた作業を思い出しながら、それぞれが担当する作物の紹介や、世話をする中で苦労したこと、チームメンバーと協力して取り組んできたことなどを記入していきました。
そして、このワークシートをもとに、原稿を作り始めました。
今回は時間が足りず、原稿完成とまではいきませんでしたが、次回の活動ではこの原稿を使って、チーム農園発表のリハーサルを行う予定です。
保護者の皆さんに向けて上手く発表できるといいですね。
帰りのつどい~解散
「市村自然塾ありがとうございました!」
たくさんの活動を行い、最後に帰りのつどいを行いました。
塾頭から「前回中止になった分までがんばったね。とくに自然塾周辺の散策でみんな走っていて元気で嬉しい。そして今回は『ルール』という話をしました。決まっていることをやれば良いのではなく、なぜそのルールがあるのかを考えて行動することが大切です。」とお話がありました。
また、塾生たちからは
「釜めしがおいしく出来たのがうれしかった。」
「活動がたくさんで大変だったけれど、釜めし炊きも体験できてよかった。」
「カリフラワーがあまり良くできていなくて残念だった。」
「作物が大きくなったり虫に食われたりと変わっていた。」
「たくさん活動できた。散策楽しかった。」
との感想がありました。
編集後記
前回、台風の影響で中止となってしまったため、およそ1か月ぶりの活動となりました。
久しぶりに会う塾生同士で朝のうちは若干ぎこちない雰囲気があるかな?と感じていました。しかし、今回の活動を通して塾生同士で話し合う機会がたくさん見られました。すぐにいつも通りのとても元気な男子塾生5名のチームで和気あいあいとした雰囲気で活動をすることができ、とてもうれしく思います。
特に、自然塾周辺の散策では歩きよりも走っている場面が多く、子どもたちのエネルギーに圧倒されました。
今年度の活動はすでに後半に差し掛かっていますが、残り少なくなった活動回でも様々な活動プログラムをみんなで元気に取り組んでいってもらえればと思います。
T.M.

10月18日 女子第3回

2020-10-23
カテゴリ:女子ステージ
今回で3回目の活動、全体の折り返しです。だんだんと自然塾での活動に慣れてきたのではないでしょうか?
今回の活動のテーマは「自分たちで活動を進めていこう!」です。スタッフの力に頼らず、自分たちの力でやれることを少しずつ増やしていきましょう。

チーム農園作業
前回植えつけた作物は2週間で成長しました。それぞれの状態に合わせて適切な世話をします。協力して作業を進めていきましょう。
2週間の間でそれぞれの作物にどのような変化があったか、皆で観察しました。
今回から作業の計画立ても塾生たちが行います。進行役と書記を塾生が担当し、しっかりとした計画立てをすることができました。
「こういう葉っぱは取って大丈夫!」 作業でわからないことがあったら助け合い。塾生同士で教え合っていました。
作物も成長しましたが、雑草も一緒に成長しています。作物の成長に影響が出ないよう、丁寧に取り除いていきます。
種をまいたチンゲンサイは「間引き」の作業をしました。株と株の間隔をあけて、より大きく成長しやすくしましょう。
農業指導の先生にネギの追肥の仕方を教わりました。大きく太いネギができるといいですね!
少し元気がないホウレンソウ。追肥をして元気を取り戻すようにします。
コマツナは虫に食べられてしまったのか、少し株数が減っていました。別で育てていた苗を補植しました。
昼食
チーム農園の片付けを終えて、虫沢川の河原へ移動しました。今回は河原で昼食をいただきます!


昼食の前に瞑想を行いました。川の水が流れる音を聴き、自然を間近に感じながらの瞑想でした。
今日の昼食は外ごはん弁当でした。自然塾産の作物はレタス、水菜、人参、ゴボウ、ジャガイモ、小松菜、キュウリ、栗、小麦粉です。
河原での昼食はちょっとしたピクニックの気分。自然の中でいただくご飯は格別ですね。
チーム農園作業の振り返り
河原で午前中のチーム農園作業の振り返りをしました。作業は予定通り進みましたか?目標は達成できましたか?
できたことはより得意に、できなかったことは次回できるようにしましょう。
ウォークラリー
午後の活動はウォークラリーです。活動の拠点である寄を散策し、この地域の自然・文化を探しに行きます!
スタッフも同行しますが、ルートを決めるのは塾生たち。渡された地図を頼りにチェックポイントを目指します。
最初のチェックポイントのお寺に到着しました。このお寺では、あることを体験できるそうですが…?ヒントを探して答えを導き出しましょう!
次のチェックポイントはハイキングコース「はなじょろ道」の入り口。 はなじょろ道の名前の由来、わかりましたか?
道端にコスモスの花がたくさん咲いていました。コスモスは寄がある松田町の花です。
川辺に降りられる場所があったので、少しより道をして降りてみました。秋の川の水は冷たかったようです。
自然塾の活動で使う畑の中で、一番広い面積のジャイモン畑。スタッフからの説明を聴いて、印象に残ったことをチームでまとめました。
塾舎の近くにある石碑。この石碑に刻まれている「堅牢地神」の読み方を皆で考えました。ちなみにこの石碑は、江戸時代に起きた大きな災害を鎮(しず)めるために建てられたものです。
塾舎の裏手にあるもみじ並木を歩いて、ゴールの塾舎へ向かいます。もう少し秋が深まると、きれいな紅葉を見ることができますよ!
帰りの集い
最後に塾舎に向かって挨拶をして解散しました。また2週間後、元気で会いましょう!
今回の活動を振り返って、感想を共有しました。
「チーム農園は自分たちで動くのは大変だったけど楽しかった」「皆だけでできたという達成感が良かった」「河原での昼ご飯が美味しかった」「自分の知らない寄を知れて楽しかった」「ウォークラリーは自然がたくさんあってよかった」
今回は河原での昼食、ウォークラリーと、塾舎から離れた場所での活動が多かったですが、楽しんでもらえたようです。次回の活動もぜひ楽しんでくださいね!
編集後記
男子第3回が台風の接近に伴い中止となり、今回は自然塾スタッフとしても2週間ぶりの活動でした。前日まで強い雨が降っており、今回もどうなることやらと心配でしたが、女子チーム農園の作物もほとんど被害がなく、活動も無事に終えることができてホッとしています。
今回の活動から「スタッフが指導する・指示する」といったことを減らし、できるだけ塾生たちの力で活動を進めてもらうようにしました。特にチーム農園作業は、作業内容や時間配分から塾生に考えてもらい、作業中もスタッフは多く関わらないようにしていました。ですが、塾生たちの行動力は素晴らしく、スタッフが想定していた以上に自分たちの力だけで作業を進めていました。ぜひ、次回も自分たちの力で進めてもらえたらと思います。
K.H.
TOPへ戻る