女子第３ステージ

４月２２日（日）
◇朝食前の瞑想
日曜朝食前には正座で姿勢を正し、外の音を聞いたり空気を感じながら精神を集中させる時間をとっています。
	何種類もの鳥の鳴き声が聞こえ、ステージを重ねるごとに自然界もにぎやかになっていくように感じます。塾生達は姿勢を崩すことなく、１分半の瞑想をすることができていました。
◇あしおとツアー　～ハツカダイコン収穫・種の播き直し～
入塾式で種を播いたハツカダイコンの一部が収穫の時を迎えました。しかしたくさん種を播いたはずなのに、葉っぱが出ているのはほんの少し。実は主に乾燥が影響して芽が出揃わず、大部分がそのまま枯れてしまっていたのです。そこで芽の出なかったとことに新しい種を播き直し、収穫できる大きさのものを収穫しました。
３㎏ほどのハツカダイコンを収穫することができました。これは昼食に出してもらえるように、「よろしくお願いします」と調理師さんに持って行きました。みんなの自然塾での初収穫！昼食が楽しみですね。
◇作付け表のシール貼り
土間の作付け表に、今ステージに世話をできた作物のシールを貼りました。
	今ステージはキャベツ・レタス・ジャガイモ・ゴボウ・ダイコン・ハツカダイコンと、たくさんの作物を観察し、世話することができました。しかしまだまだ畑の作物の種類は増えていきます。野菜の生長に置いてかれないように、これからも皆で力を合わせてしっかり世話をしていきましょう。
◇チーム農園の看板作り
今ステージから始まったチーム農園作業ですが、チームの団結が伝わるチーム名の入った大きな看板と、大収穫をイメージして作物ごとのミニ看板を作りました。
のこぎりを使って板を切ります。のこぎりも間違った使い方をすれば危険な道具ですが、正しい使い方すれば怪我をしません。また皆で支え合うことで安心して切ることができていますね。
	金槌で釘を打つ時には、集中することが大切ですね。初めて工具を使う塾生もいましたが、お互いに助け合い教えあって、器用に看板を作り上げてくれました。
このようなものが畑に立ちました！この看板の文字のように元気いっぱいな野菜が育つといいですね。
◇昼食　～ハツカダイコン試食～
あしおとツアーで収穫したハツカダイコンを、昼食の時にサラダでいただきました。
	取れたてハツカダイコンは最初は甘くて最後にピリッと舌の上で辛くなりました。「辛かったけど美味しかった。」というのが、初めての収穫物を食べた塾生達の感想でした。とれたての野菜を食べることができる幸せな私達は、作ってくれた人や自然、そしてハツカダイコンの命に感謝の気持ちをもちたいですね。
◇ステージのまとめ
ステージを終えるにあたり「時間を守る」という共同生活の目標について、塾頭さんから振り返りのお話がありました。
「時間についてはこのような考え方もできます。例えば今私が皆さんに話をしている時は今しかありません。それをぼーっとして聞いていない人としっかり聞いて自分のものにしている人とでは、どちらが時間を有効に使っているでしょう。これは何事にも言えることです。時間は流れていて今、この時は今しかありません。今を一生懸命生きられるようになりましょう。」

　編集後記：

「育てはじめをしっかりと行おう」というステージテーマで女子第３ステージを送りましたが、キャベツ・レタスの植え付けをしっかりと丁寧に行い、ゴボウやジャガイモの芽を熱心に観察する塾生達の様子を見て、ステージテーマをしっかりと理解し実践できているなあと感じました。スタートしたばかりのチーム農園においても「絶対に成功させたい！美味しい野菜を食べたい！」という塾生達の意識の高さに感心させられました。育てはじめをしっかりしなければならないというのは、作物に限ったことではありません。何事においても最初にしっかりと予習し、綿密な計画を立てておくことが、良い結果につながるのではないでしょうか。引き続きチーム農園では、チームメイトとの意思疎通をしっかりとり、計画的に進ていくよう指導していきたいと思います。

　また「時間を守る」という共同生活の目標のほうも、完璧に近いほど守ることができていました。集合時間はもちろんのこと、就寝時間、食事時間、片付けの時間などがきちんと守られ、お陰でみんなが安心して気持ちよく塾生活を送ることができました。時間を守れない理由については大きく３つあるそうです。①なまけ②完璧主義③無理な計画。塾生達の殆どは、自分を律することができる、強い意思の持ち主のようです。これからも慣れで甘えが出てこぬよう、引き続き「時間を守る」ことが身に付いて離れなくなるまで、取り組んで行きたいと思います。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　M．K．

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