女子第１３ステージ

９月１５日（土）　～つづき～
◇通塾の話し合い
親子大会後に通塾の体制が変わり、送迎のスタッフの人員が少なくなっています。そこでもし予期せぬ事態が起こったときに、塾生たちはどのようなことに注意しどのような対応を取ったら良いかについて話し合う時間を取りました。
	「途中で誰かがトイレに行きたくなって降りる場合」など、もし何かあった時の対応策を話し合いました。ちなみにこのケースの模範回答は、しっかりした人や同じ乗車駅の人を含む2～3人で降りて自然塾に連絡するです。この話し合いを覚えておいて、もし何かあった場合には落ち着いて行動しましょうね。
大切なことは大きく３つでした。 ①あわてないで行動する・安全第一 ②何が起こっているか情報を集める ③自然塾へ連絡するそして何よりも大切なのは、普段から人任せにせず自分がしっかりすること。そして塾生全員で助け合って、皆で通塾しているんだという意識を持つことです。
９月１６日（日）
◇朝の瞑想
朝食前の正座も1３回目となりました。初めは1分間から始まりましたが、今では5分間を殆どの塾生が背筋を伸ばしぴくりとも動かずに座っていられるようになりました。
	中には目をこすったり鼻をかいたりと始終動いてしまう塾生もいます。そのような塾生に共通して言えることは、普段の生活態度や農作業中も落ち着きが無く集中力が長く続かないということです。入塾した頃に比べると皆さんは驚くほど成長しました。あともう少しの頑張りで、皆が動かずに座っていられるようになるのではないでしょうか。
◇あしおとツアー　～トマトの片付け～
夏の間たくさん食べさせてもらったトマトも片付けの時期を迎えました。トマトの畑は草も生えトマトは好き放題に伸びジャングルのようになっています。育てたら終わりではなく、最後の片づけまでしっかりとやりましょう。トマトを支えていた支柱も誘引紐もすべて回収し、トマトの残さは病気を防ぐため袋に入れて畑から持ち出しました。
	共同農園でも青いトマトを全部収穫し、青トマトジャムを作ってもらうことになりました。そして次ステージのハイキングのお弁当で、調理師さんがジャムサンドを作ってくれるそうです。楽しみですね。
トマトを取り除いた後の用地はみんなで草取りをし、こんなにきれいにすることが出来ました。これだけきれいになると達成感が違います。
◇あしおとツアー　～秋野菜の追肥～
	先ステージに植え付けをしたブロッコリーなどの秋野菜に追肥をしてあげました。植え付け後すぐに台風が直撃しましたが、ネットを掛けていたお陰で大きな被害もなくすくすくと育っています。これで今ステージの農作業尽くしの活動すべてが終わりました。疲れたとは思いますが、みんな最後の作業まで一生懸命取り組めていました。
◇ステージのまとめ　～塾頭さんのお話～
ステージを終えるに当たり塾頭さんからお話がありました。
「ゴボウ掘りはどうでしたか？これから皆さんが大人になるに従って、大変なことや辛いことがあるかもしれません。子供のうちからそのような苦労から逃げずに粘り強くやってきた人は乗り越えることが出来ますが、苦労から逃げてきた人は何もできずに物事を投げ出してしまいます。だからこれからも嫌なことや面倒くさいことから逃げてはいけません。」

編集後記：
　農作業ばかりの活動内容で塾生たちはいつもより疲れてしまったかもしれませんが、皆最後までしっかりと作業に取り組むことが出来ていました。日曜日朝食前の正座の時間の様子を見ていても感じることですが、嫌なことにも前向きに取り組む姿勢、そして集中力が付いてきた成果だと感じています。

　今回チームごとに目標を決めて取り組みましたが、その達成度を紹介します。
Ａチーム：何事も心を込めてきちんと丁寧に作業する　　　【土曜日】５３％　　　　【日曜日】７３％
Ｂチーム：何事も心を込めてきちんと丁寧に作業する　　　【土曜日】６５％　　　　【日曜日】７５％
Ｃチーム：人の話を聴く　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【土曜日】７５％　　　　【日曜日】８０％
Ｄチーム：人の話を聴く　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【土曜日】５５％　　　　【日曜日】８５％

　どのチームも土曜日より日曜日のほうが達成度が上がりました。土曜日の反省を生かし日曜日にはより意識して生活できた結果だと思います。チームで目標を立てるようになって大切なことは「人のせいにしない」ということです。私は出来たのに誰かが出来なかったから達成度が下がってしまった！という反省も聞こえてきましたが、それではチームで目標を決めた意味がありません。誰かが出来なかった時には、「その時自分はその子のために何が出来たかな？」と自分のこととして考えることです。「チームとしてチーム全体を良くするために何ができるかな？」とみんなが考え始めたら、きっともっと達成度は上がりチームとして成長できることでしょう。また次ステージからの塾生たちの取り組む姿勢にも期待しています。

M.K..

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