ステージテーマ:「収穫の苦労を体験し、自然の恵みに感謝しよう!」
共同生活の目標:「これまでの目標の中から各チームで1つを選ぶ」

 いよいよ今ステージ、ゴボウを収穫することとなりました。入塾間もない塾生たちが苦労して深く穴を掘り種を播いたゴボウは、どのくらい生長しているのでしょうか。収穫の作業もダイコンのように上から引っ張ればいいのではなく、ゴボウと同じだけの深さをまた掘らなくてはいけません。このような大変な作業を通して、「ふだんから苦労して作ってくれる人がいるからこそ美味しい野菜が食べられること」や、「太陽や水や大地といった自然があるからこそ作ることができる」といった自然の恵みに対する感謝の気持ちを持って欲しいということで、このようなステージテーマとなりました。
 また先ステージまでは各自で共同生活目標を決めて取り組んできましたが、今ステージからはチーム毎に目標を決めることとなりました。個人が出来るようになればそれでいいのではなく、チームメイト全員が出来るように声をかけ合い、チームとしても成長して欲しいという願いが込められています。
 自然塾も今ステージを含め、残り6回の活動を残すのみとなりました。その限られた時間をただなんとなく過ごすのではなく、自然塾でしか出来ない活動に全力で取り組み、1人2人の仲の良い塾生同士で殻を作って閉じこもるのではなくせっかく出会えた28人の仲間と積極的に交流を持ち、お互いの個性を認め合って成長して欲しいと思います。同時にこのチーム7人で過ごすのも残すところあと6回です。チームとしても目標に皆で取り組むことで、一回りも二回りも成長して欲しいと思います。

9月14日(金)
◇夜の集い
はじめに塾頭さんから今ステージを始めるに当たってお話がありました。
「今ステージはいよいよゴボウ掘りです。大変で辛い作業になるかも知れませんが、絶対に途中で投げ出さず、自分の力で最後までやり遂げてください。苦しい時こそ我慢して一生懸命やる。すると集中力や忍耐力が身に付くはずです。」
続いて各チームごとに共同生活の目標を何にするか話し合いました。自分達のチームが出来ていないことは何でしょう?また今ステージの活動内容に合った目標は何でしょうか?
各チーム次のような目標が出揃い、ホワイトボードに書き出してもらいました。

A:何事も心を込めてきちんと丁寧に作業する
B:何事も心を込めてきちんと丁寧に作業する
C:人の話を聴く
D:人の話を聴く

A・Bチームはゴボウ掘りなどの農作業などを丁寧にやらなければいけないからという理由で、C・Dチームは何をやるにしてもまずは人の話を聴かなければ正しいやり方や大切なことが分からないからだそうです。どのチームも頑張ってくださいね。
9月15日(土)
◇共同農園作業 〜ゴボウの収穫〜
はじめに農業指導の先生に、掘り方のお手本を見せていただきました。先生はあっという間に軽々と立派なゴボウを掘り上げましたが、これは先生だからこそ成す業。大変な作業ですが、金曜日の塾頭さんの話を思い出し、辛くても最後まで一生懸命やりましょうね。
ゴボウがどのように続いているのか見定めながら、自分が入れるくらい大きな穴を掘り進めます。誰の頼らずに1人で何本も掘り上げた塾生もいましたが、すぐにスタッフの助けを借りようと弱音をはく塾生もいてとても残念でした。
見てください!こんなに立派なゴボウを掘り上げることが出来ました。やれば出来るという自信にも繋がったのではないでしょうか。
◇おやつ 〜ゴーヤシャーベット〜
おやつは塾頭さんが育てたゴーヤで自ら作ったシャーベットでした。疲れた体に甘くてほろ苦いシャーベットが染み入ります。ゴーヤが苦手な塾生もこのように頑張って食べていました。

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