18年度入塾式
 
 2006年3月5日、平成18年度市村自然塾入塾式が開催されました。
いよいよ、男子28名女子28名で新しい塾活動が始まります。
この日は残念ながらお休みする塾生もいましたが、それでもご家族と合わせて、合計約200名もの人数で一日を過ごしました。
 <浜田総合塾長の話>
初めに、浜田総合塾長から塾生心得のお話がありました。
「この塾で約束してほしいことがあります。
 ・出されたものを全て良く噛んで、いただくこと。
 ・心を込めて、きちんと丁寧に作業すること。
 ・最大の美徳「親切心」を育ててほしいこと。
 ・お蔭様という感謝の気持ちを忘れないこと。」
塾長による塾生心得を塾生たちも真剣に受け止めていました。

続いて、松本代表理事および(株)リコー秀島社会貢献室長からもご挨拶をいただきました。 
 <木全塾頭のあいさつ>
木全塾頭からは、この塾で生活する上で3つのお願い事について話がありました。
 1、自分から進んで挑戦すること。
 2、正しく道具を使うこと。
 3、自分で健康を管理すること。
是非これからの8ヶ月の間に実践していって欲しいと思います。
 <塾生の一言>
 2006年度の塾生全員から一言ずつ活動への抱負を発表してもらいました。
「おいしい野菜を作りたい。」
「いっぱい友達を作りたい。」
「みんなと協力して野菜を育てたい。」
「普段家ではできないことをしたい。」
など、活動への期待が感じられました。
 <集合写真>
平成18年度の男女塾生です。
この8ヶ月の間にい色々なことを経験してくださいね!
 <フィールド畑見学>
4つのチームに分かれて自然塾周辺の畑をスタッフと一緒に回りました。
畑で出されたクイズにみんな積極的に答え、質問を多く投げかけていたのが印象的でした。
ジャイモン畑(共同農園の一つ)では、自然塾での初の農作業として、実際にハツカダイコンの種を播いてもらいました。
きっと塾生たちの頭の中には、この作物が実る様子が描かれていることでしょう。
 <昼食>
今回のお弁当に使われている野菜のほぼ全てが塾で収穫した作物でした。皆さんおいしそうに食べていましたね。どの料理に、塾産の野菜が使われていたか分かりましたか?
正解は…煮物の中のコンニャク・ダイコン、炒煮の中の切干大根・ニンジン、粉吹芋の中のジャガイモ、たくあん、豚汁の中のダイコン・ニンジン・長ネギ・コンニャク・サトイモ・ゴボウ・味噌、赤飯のもち米・ササゲ…でした。
 <あとがき>
これから18ステージ、塾での生活が始まります。
塾生たちはこの塾での生活でどんなことを経験していくのでしょうか?不安と楽しみを胸に抱えて第1ステージを待っていることと思います。
フィールド見学を終えたある塾生が「あー楽しかった!」といいました。
塾生活中、もちろん楽しいこともありますが、楽しいことばかりではありません。野菜についた害虫取り、独特のにおいがする肥料、夏場の暑い時期に雑草を取り…。もしかしたらみんなにとって嫌なことかもしれません。しかし、それらの作業をすることで、おいしい野菜ができて、楽しいことが待っているでしょう。この塾でしか体験できないことが塾生たちを待っていることでしょう。
塾生たちが「大地からの学び」を受け取れるようにスタッフ一同、しっかり助力していきます。
一年間、よろしくお願いいたします。
                                                  H.T.
ご意見、ご感想等お待ちしております。
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