6月17日(土) 〜つづき〜
こちらは厨房。
グループで役割分担した、「炒め係」の塾生たちが、自分達で切ったタマネギとひき肉を、調理師さんの指導のもと、焦がさないように気をつけながら慎重に炒めています。
蒸しあがってつぶしたジャガイモに、炒めたタマネギとひき肉と混ぜて成形していることろです。みんなとっても上手だね。
最終段階です。パン粉を付けてあとは揚げるだけ…。
さぁ美味しくできるかな?
できあがったコロッケを盛り付けています。この日はチームごとに配膳と盛り付けを行いました。

揚げたてサクサク、中はホクホクのコロッケを全員で頬張ります。みんな、「美味しい!」と大満足のようでした。家でも是非作ってみてね。

◇ホタルの観察
ホタルは今、少なくなってきています。なぜホタルは減ってきているのでしょうか?…「川が汚れたから」「ゴミが増えて、それが川を汚した」「工場が増えたから」…全て塾生から出た答えです。では、これから私たちはどうしなければならないのでしょうか?それを考えてもらいながら、ホタルの観察をしてもらいました。
夕方からポツポツと雨が降ってきてしまいましたが、予定通りホタルの観察に出かけました。雨具を着ていざ出発です。
20分程歩いた川岸で、ホタルの観察を行ないました。はじめはホタルの光があまり見られませんでしたが、時間の経過とともに飛び立つホタルが増えてきて、みんな終始ホタルに見入ってました。
6月18日(日)
◇チーム農園活動
この日は朝からあいにくの天気。本来なら畑に出て、チーム農園作業をやりたいところですが、さすがに畑はグチャグチャで入れる状態ではありません。そこで、いつもは作業に追われおろそかになってしまっているチーム農園ファイルを、しっかりまとめる時間にしました。
昨日行った作物の世話や、本来やるべきだった作業を確認したり、さらに、作物の生長に応じた世話や病害虫対策について、本を出してきて調べたりもしていました。みんな、自分達の作物のために真剣です。
◇親子大会企画準備
第10ステージに親子大会が開催されます。今、塾生たちはその準備で大忙しです。準備期間は、今ステージを含めてあと3回しかありません。中には、家に帰って調べたり考えてくる塾生もいて、みんな親子大会に向けて頑張っています。
企画グループごとに分かれて座り、着々と準備シートに記入していました。みんなで案を出したり、役割分担をして、本番までに自分達が何をしなければならないのかを、時折世話人に相談し、アドバイスをもらいながら進めていました。
途中経過の発表です。
グループごとに、企画名、メンバー、活動内容を発表してくれました。
質問もいくつか出ましたが、どのグループもしっかり答えられていましたね。

編集後記:
 
今ステージでは、「今までの共同生活目標を見直し、行動に移す」という目標を掲げて取り組みました。しかし、塾生の目標を意識していない行動が目立ったため、ステージ中に2度注意をしました。その結果、ステージ最後のふりかえりでは、塾生全員が、自分の掲げた目標を達成できなかったという評価を下していました。そういう結果になったのはなぜでしょうか?自分の掲げた目標をしっかり意識して行動していたのでしょうか?目標を達成するために、どの程度努力したのでしょうか?自然塾で掲げている目標は、学校でも、家でも、学習塾でも、どこに行ってもごく当たり前のことです。いつまでも同じことを繰り返すのはやめにしましょう。今回の反省を、是非次回に活かしてもらいたいと思います。

最後に、ホタルの観察後、「これから私たちはどうしていかなければならないかな?」と、塾生に質問すると、「ゴミを減らす」「ゴミを拾う」「川を汚さない」などの意見を出してくれました。しかしこれは、決してホタルのためだけでなく、私たち人間のためでもあるのです。人間が生きていくために必要な環境を整えてくれているのが生態系(自然界の仕組み)です。そして、それを形作っているのが、ホタルを含めた生物たちなのです。
今回、塾生が感じた「ホタル、きれい」…その純粋な感動を、未来の子どもたちにも残したいと思いました。日に日に悪化している環境問題。もっと自分たちのこととして捉え、どんな小さなことでもいのです。できることからはじめていきましょう。


                                                                           M.S.

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