女子第５ステージ

ステージテーマ：皆で最初に植えた作物、ジャガイモを収穫しよう。
　塾生が第１ステージで初めて植えつけた作物であるジャガイモが、もう収穫時期になりました。今回はそのジャガイモをみんなで収穫し、その採れたての新鮮なジャガイモ使ってコロッケ作りに挑戦しました。

共同生活の目標：これまでの共同生活目標を見直し、行動に移す。
　ここまで６ステージを終え、すでに６つの目標の中で塾活動をしてきました。ステージ中やステージの最後には必ず、「自分はどのくらい目標を達成できたか」をふりかえる時間が設けられてきましたが、同じ失敗を繰り返す塾生が多く、振り返ってもなかなか行動に移せていませんでした。そこで今回は、「どうしたらしっかり行動に移すことができるか」を、自分で考え、塾生手帳に記入し、それを今ステージの自分の目標としました。

６月１６日（金）
◇夜の集い
第７ステージを始めるにあたり、塾頭さんからお話がありました。みんな始めの頃と比べると、随分、話を聴く姿勢が良くなってきましたね。
	全１８ステージのうち、もう３分の１が過ぎました。今までは初めてのことも多く、失敗もいっぱいしたと思います。でも、そろそろそういう失敗経験を生かし、当たり前のことを当たり前にできるよう、しっかり意識し、努力して、行動に移していきましょう。
６月１７日（土）　～午前～
◇ダイズ、ササゲの種まきと防鳥テープ張り
今ステージの共同農園作業は、先ステージで男子塾生がムギを刈った跡地に、ダイズとササゲの種をまきました。ダイズは、畑の肉と言われるほどたんぱく質が豊富で、体にとてもいい食品です。第１７ステージでは豆腐作りの原料にします。また、ササゲは赤飯の中に入っている豆です。入塾式の昼食に出ましたね。覚えていますか？
二人一組になり、一人は目安棒で種と種の間隔を測り、ピースサインで２つの穴を開け、そこにもう一人が種を入れていくというカタチで種をまきました。よく見ると、関係のないところにいくつか種が落ちていました。常に、きちんと丁寧に作業しましょう。
	タネを全てまき終わったら、今度は鳥にタネを食べられてしまわないように、キラキラした鳥除けのテープを張りました。テープを張りながら、「目がまわった～」と嘆いている塾生もいました。
◇ジャガイモの収穫（掘り上げ）
昨日まで降り続いていた雨もなんとか上がり、畑の状態はそれほど良いとは言えませんでしたが、一部を除いては予定通り、ジャガイモの収穫を行ないました。
まず初めに、農業指導の先生から、ジャガイモについてお話を頂きました。ジャガイモは茎が太ったものがイモになるということ、デンプン質であることなど、とても勉強になるお話でした。さらに、50ｇ前後の種イモが何倍になったのかも調べました。今年はおおよそ12倍に生長していました。
	早速収穫の開始です。まずは、軍手を２枚ずつ用意した内の1枚目を使い、葉や茎の部分である地上部を全て回収しました。これは、今、ジャガイモの地上部が、ナス科特有の「疫病」に感染しているため、その地上部を触った手でジャガイモを触ると、日持ちさせて長く使いたいイモにまで疫病が感染してしまう恐れがあるためです。イモ堀りはもう少しお預けです。我慢、我慢…。
さぁ、待ちに待ったジャガイモの堀り上げです。2枚目の軍手を用いて一斉に掘りあげ、品種ごとに、その場に広げて乾かしました。これは、日持ちさせるためのコツです。一度では必ず堀残しがあるということで、二度三度と掘り返してみると、やはりさらに深いところからボロボロとイモが顔を出し、塾生の歓声は終始止むことがありませんでした。
	ごく稀に採れるというハート型のジャガイモが掘れました！幸運が訪れるかな？