女子第１４ステージ

９月３０日（土）　～つづき～
◇シダンゴ山ハイキング　～自然体験学習③『森と人間と動物の話』～
	下山中、里山の森と人間と動物について、以下のようなお話がありました。 ①（豊かな）自然とは、里山とは、何か？ ②（農耕にともなう）人間の働きかけが里山の自然を豊かにしてきたこと ③（人々の暮らしとともに大きく変わり）手入れされず放置された里山の雑木林では限られた種類の生き物しか生きていけないこと ④（その結果）動物たちが、食べ物の無くなった山から人の住む里へ下りてきて畑を荒らしていること　人と自然の共存について考えるきっかけになりましたか？
◇夜の塾活動　～森の句会～
帰塾後、夕食を挟んで、今日のハイキング中に詠んだ俳句を推敲し、各自の一番のお気に入りをみんなの前で発表してもらいました。どれも良い句ばかりでしたので、また別の機会に紹介します。
１０月１日（日）
◇オカボ収穫
	畑の作物は生き物で、やるべき世話や収穫すべき時期が決まっています。前日のハイキングで疲れたなどと言ってられません。黄金色に色付き、頭を垂れたオカボを、朝一番にみんなで収穫しました。
疲れもあって集中力も限界に近かったでしょうに、雨が降ってきても合羽を素早く着込んで仕事を成し遂げた塾生たちに成長を感じました。
	軽トラックで塾舎に持ち帰ったオカボの入った重い袋を、上級生中心にベランダまで運び上げました。これを雨のかからないベランダに干し、二週間ほど乾燥させて精米します。そして第１８ステージに「お餅つき」をして頂くのです。
◇チーム農園作業
ハイキングと共同農園作業でチーム農園作業の時間があまりとれないため、各チームで時間を見つけて作業するよう事前に伝えていました。土曜日の早朝に早起きしたり、ハイキングから帰ってきた後に頑張ったりと、メンバー一丸となって作物の世話や植え付けに精を出しているチームもありました。食事当番などでそういった時間を捻出できなかったチームは、３０分ほどしか与えられなかった時間の中で大忙しの様子でした。
◇昼食後の振り返りの時間　～塾頭からまとめの話～
	日曜昼食後のステージ振り返りの時間、塾頭からまとめの話があります。入塾当初とは違い、ほとんどの塾生が良い姿勢で、身動きひとつせずに話を聴けるようになりました。ここでも塾生たちの成長を感じました。

編集後記：

　この第１４ステージは、シダンゴ山ハイキングという大きなイベントに終始したステージとなりました。ハイキング中には、見たものや感じたことを俳句にして表現しようという体験学習を実施しましたが、塾生たちが様々なことを感じながらハイキングを楽しんでいたことが分かり、感心させられました。また、自分の感じたことを表現することの大切さを改めて感じました。
　共同農園作業ではオカボの収穫をしました。まだ少し青味がかっている穂もあり、若干早い気もしますが、２週間後の次ステージでは遅過ぎるのです。第５ステージから愛情を込めて育ててきたオカボが、今は塾舎のベランダに干されて仄かに香りを放っています。卒塾まで、残すところあと４ステージです。これからも、みんなで協力して実りの秋を迎えましょう！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｈ.Ｔ.

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