女子第１４ステージ

　ステージテーマ：「自然を知り、己を知る」
　共同生活の目標：チーム毎に策定
　
　今ステージは、塾舎の裏手にある「シダンゴ山（標高７５８ｍ）」を『①生き物（植物、昆虫、野鳥）などの観察を通じて、地域の自然を知る。』『②自分の体力（の限界）を知る。』『③里山の自然環境の変化と人との関わりについて学ぶ（自然の中の自分を知る。』という３つの目的を持って登りました。そのため道中では様々な自然体験学習を行なうと共に、森の中で発見したことや感じたことを自分の言葉で表現してみようと、俳句を詠みながらハイキングを楽しみました。
　共同生活の目標は、先ステージまでは個人で決めていましたが、今回からはチーム毎に問題点を話し合って、決めてもらうことにしました。卒塾まで今回を含めて残り５ステージとなりましたので、チームの団結をより一層深め、自分だけの問題ではなく、仲間と1つの目標に向かって努力することを身に付けて欲しいという想いからです。その結果、
　　Ａチーム：何事もキチンと丁寧にする
　　Ｂチーム：守れていない時間を守る（特に夜・食事・休憩時間）
　　Ｃチーム：みんなが嫌がることを進んでやる
　　Ｄチーム：一つ一つの行動をテキパキやる
という目標が出揃い、第１４ステージをスタートさせました。

９月２９日（金）
◇夜の集い
	道中の自然を楽しむ体験学習プログラムを実施してくださるボランティアさんから、翌日のハイキングに向けて塾生のやる気を刺激するようなお話をしてもらいました。
９月３０日（土）
◇シダンゴ山ハイキング　～出発～
「忘れ物はないかな～？」何度も持ち物チェックをしても、大切なものを忘れてくる塾生が、毎年１人はいるものです。しかし今年は、再三にわたるスタッフからの呼びかけの甲斐があって、忘れ物はありませんでした。
	いよいよシダンゴ山ハイキングに向けて出発。快晴とは言い難いものの涼しい気候に恵まれ、みんな快調なペースで登り始めました。さて自然塾の裏山には、どんな景色が広がっているのでしょうか。。。
◇シダンゴ山ハイキング　～自然体験学習①『森の宝物さがし』～
シダンゴ山への中継地、宮地山の頂上（519m）では、その後のハイキングでより深い気づきを得るために、子ども達の意識を自然界に向けて集中させる体験学習を行ないました。
「顔より大きな葉っぱ」や、「動物の食べた跡」といった題目にあった自然物を、山頂周辺で探してみました。うろうろと下ばかり見て歩いていても、見つかるものは限られています。時にはじっくり観察したり、木を見上げてみたりと、新しい視点の向け方で、森の見え方が驚くほど変わりました。
◇シダンゴ山ハイキング　～道中～

	ただ登るのではなく、よく自然を観察し、見たものや感じたことを俳句に詠みながら歩こうと呼びかけました。この試みが功を奏して、道中目にする自然をじっくりと観察し、耳を澄まし、手で触り、五感全体を使って森と対峙することができたようです。ここで塾生の一句をご紹介。　■森の中　緑きらめき　鳥歌う