9月23日(土) 〜つづき〜 
◇夜の塾活動 〜森の句会〜
今日のハイキング中に詠んだ俳句を推敲し、自分の1番のお気に入りをみんなの前で発表しました。中には10句以上詠んだ塾生もいて、どれを発表しようか頭を悩ませていました。どれも良い句ばかりなので、またいくつかご紹介します。
■ やまのなか とりのこえで げんきでた
■ つかれたな きょうははやく ねむりたい
■ 山の上 北の空から 雲が来る
 登るとき つらかったけど 下山らく
 あせをかき シダンゴ山を のぼりきる
9月24日(日)
◇朝食 〜瞑想の時間〜
第1ステージから続けてきた日曜朝食前の3分間の正座ですが、今ではほとんどの塾生が、身動きひとつせずに座れるようになりました。ここでも塾生たちの成長を感じます。
◇オカボ収穫
昨日のハイキングで疲れたからなんて言ってられません。畑の作物は生き物で、やるべき世話や、収穫すべき時期が決まっています。黄金色に色付き、頭を垂れたオカボを、朝一番にみんなで収穫しました。
共同生活の目標で各チームが掲げた目標どおり、自分勝手な行動をせず、やるべきことに集中し、大変な仕事もあっという間に終わらせてしまいました。
オカボの入った重い袋を、上級生中心に運びました。
雨のかからないベランダに干し、2週間ほど乾燥させたら精米します。今日のオカボは第18ステージに「おもちつき」をして頂きます。おもちが少しでもたくさん食べられるように、落ちてしまった穂も全部手で拾いました。
◇チーム農園作業
チーム農園もあと5回になりました。ハイキングなどで時間はあまりとれませんでしたが、全員一丸となって作物の世話や植え付けに大忙しです。
最初の頃とは違い、もうやるべき世話も分かっています。卒塾まで残り少なくなってきましたが、秋の大豊作を期待していますよ!

編集後記:

 この第14ステージは、塾生たちの成長を感じるステージとなりました。まず共同生活の目標を決める時に、何も言われなくてもリーダー中心に問題点を話し合い、決して甘えることなく自分たちに厳しい目標を立てられたこと。そしてシダンゴ山ハイキングでは弱音をはく者もなく、全員が自分の体力と十分に向かい合い、山に登りきったこと。ハイキング途中のアクティビティでは、楽しむ時は全身で自然を楽しむ姿勢。一方真面目な話の時には話し手に向けられる、その真剣な眼差し。オカボの収穫の時に見せた集中力。チーム農園の時の、畑に向けられる熱意と団結力。随所に塾生たちの成長を感じ、そのエネルギーで台風もどこかへ吹き飛ばしてしまったように思いました。残り4ステージとなりましたが、これまで以上に学びの多いステージにしたいと思っています。
 またハイキング中には、見たものや感じたことを俳句にして表現しようというプログラムを実施しましたが、塾生たちが様々なことを感じながらハイキングを楽しんでいたことが分り、感心させされました。鳥の声に励まされたり、苦労の後山頂の景色に感動したり、秋の気配を感じたり、、、。いつもやんちゃで大騒ぎしている男子塾生ですが、彼らの新たな一面を見れた気がしています。自分の感じたことを言葉や作品で表現することの大切さを改めて感じ、また機会があれば、このような試みを実施したいと思います。

                                                                  M.K..

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