ステージテーマ:「最後まで自分でやりきる」
共同生活の目標:「個人で設定」

 今回のステージでは、台風13号の影響で天気が心配されましたが、台風がそれたおかげで3日間とも雨は降らずに予定していた農作業をすべて出来ました。今回の大きな作業は、第2ステージ(4月8日)に種を播いたゴボウの収穫を行いました。種まきから約5ヶ月、地上に出ているゴボウの葉は、80cmぐらいまで成長しました。そして、地下部も大きく成長しています。そのゴボウを掘り上げる作業は塾生達にとって大変重労働になりました。
 今回のステージテーマは、そのゴボウの収穫時に自分一人の力で、最後まで掘ることから収穫の喜びをしっかりとかみ締めてもらいたいという思いから「最後まで自分でやりきる」としました。特に女子塾生の中には、年長者やスタッフに甘え何でも手伝ってもらう人もいるので、今回はそんな塾生にもジックリと作業に向き合ってもらいました。共同生活の目標は個々に決めてもらいました。そして、その決めた目標をいつでも誰に聞かれてもすぐに答えられるように促して、活動中つねに意識してもらいました。
 

9月15日(金)
◇夜の集い
 ステージを始めるにあたり、塾頭から話がありました。
「残り6ステージです。このごろ塾生活の慣れから真面目さが足りなくなっています。残りが少ないのでがんばるように。明日のゴボウ収穫はみんなの力が試される作業です。集中力、持続力がどれだけ身についたか見られると思います。」
 塾頭の話をしっかりとメモを取る塾生も増えてきました。
 布団を敷く作業も手馴れたものです。ささっと敷き終えてお風呂へ飛んでいきました。 
9月16日(土)
◇共同農園作業 〜ゴボウの収穫〜
 いよいよ収穫です。入念に体操をして気合を入れて作業にかかりました。この日はうす曇りで気温もさほど高くはならずに、ゴボウの収穫には丁度良い秋らしい気候になりました。
 スタッフの説明を聞き、早速作業に取り掛かりました。
「私これにする!」
 まずは自分の掘りあげるゴボウを決めています。地上部から地下部を想像して太いゴボウを選んでいました。
 まだまだ余裕の表情です。そしてまだまだ穴の深さは浅いですね。その笑顔がいつまで続くのでしょうか?
 「まだ〜?」自分がすっぽり入ってしまうほどの深さまで掘りましたが、まだ先は見えていません。もう少しですね!
 スタッフから休憩の声がかかっても
「もうちょっと!」との声が帰ってきました。
いつもだったら、「休憩まだ?」と聞いてくる塾生がいるのに…

作業を15分延長して、ちょっと一休み。おやつを食べて水分補給をして作業開始!

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