塾の活動            
更新日:2002年12月16
 《平成14年度 塾活動の総集編 (活動期間 : 2002年3月30日〜12月1日)
●塾活動の8ヵ月間 (作成:2002年12月16日)
 市村自然塾関東では、30名の塾生達が金曜日の夕方から日曜日のお昼までの2泊3日塾舎に泊り込んで「農作業と共同生活」を基本とした18回(8カ月)のプログラムに従った活動を行ってきました。自然塾では各回を、各回毎に目標が設定されて塾生達が主役となって活動しますので、舞台の各幕に相当することからステージと呼んでいます。
 農作業では自分のわがままが通らない自然の摂理を学んだり、暑さの中で勤労の厳しさを体験すると同時に、新鮮野菜の旬の味を味わう収穫の喜びも体験してきました。
 共同生活では異年齢集団の中で、人に対する思いやりや集団生活をする上でのルールを学んだりと社会生活の基礎になることを体験・実践してきました。
 始まる前は長く感じていた8カ月間ですが、過ぎ去ってしまうとほとんどの塾生が「もう終わってしまった」との感想を文集に残していきました。
<入塾式(3月30日)

どの塾生の顔にも緊張感がみなぎっています。
入塾式では塾生全員が塾活動で体験したいことを一言ずつ発表して、その実現に向けて30日の夜から活動が始まりました。最初の仕事は各チームの名前付けですが、始めは会話が進みませんでした。そのうちに段々と打ち解けてきて、思い思いの名前が上記のように決まりました。

<卒塾式 (12月1日)

全員の達成感・満足感が伝わってくる卒塾式です。
卒塾式では、修了書・各人の顔が刻まれた記念メダル・卒塾アルバム・文集・イチゴの苗など受け取りました。それよりも一番のプレゼントは、沢山の体験や友達に対する思いやりを収穫したことで、体格的にも精神的にも一回り大きくなって巣立っていきました。

●農作業 (作成:2002年12月16日)
 農作業は共同農園の作業とチーム農園の作業がありますが、チーム農園の作業は上記の各チームのページをご覧ください。ここでは塾の食材の収穫するために約50種類の野菜を植えましたが、その一部を紹介します。
1)じゃが芋の育成
 じゃが芋の植付は塾生達が最初に体験した農作業ですので、種芋の植付から、世話、収穫、そして食材として活用した活動を一つの例として紹介します。
<種芋切り (3月31日)

種芋をおよそ50gの大きさになるように切り、乾燥・消毒を兼ねて切り口に木灰を付けました。
初めての作業で塾生はオッカナビックリで包丁を使っていますが、手袋を使って作業をしてるのを見て、こちらもビックリ。

<畝立て (3月31日)

畝が曲がらないようにヒモを張り、土を下から上に引き上げるようにして作りました。
鍬を使うのも始めてという塾生が多く、何となくぎこち無い作業でした。

<種芋の植付 (3月31日)

棒で作ったメジャーで測りながら、種芋の切り口が下になるようにして植付を行いました。
覆土を一定にするのが難しかったようです。

<流された種芋 (4月1日)

植付を行った夜、大雨が降り、畝脇に排水路を設けていなかったために多くの種芋が流されてしまいました。直ぐに塾スタッフ達によって植え戻しが行われました。
第2ステージの夜は早速対策を考える自然界が与えてくれた教材となりました。

<芽欠き (4月27日)

柳川先生の指導の下、安全を見て芽を2本残し、それ以外は抜き取る作業を行いました。

<生育観察 (5月11日)

「男爵」、「メイクイーン」、「キタアカリ」、「アンデスレッド」の4品種を植えつけましたので、葉や茎の特徴や生育状況の観察を行いました。
同じじゃが芋でも品種によって随分違うのにビックリした塾生も多くいました。

<追肥と土寄せ (5月25日)

約2ヵ月ですっかり葉が茂り、追肥の時期を迎えました。じゃが芋が飛び出さないように追肥した後、注意深く土寄せを行いました。

<収穫 (7月6日)

2週間前のステージで収穫する予定でしたが、雨のために延期されました。外に飛び出し、太陽光が当たってソラニンが発生しているものもありましたが、先ず先ずの大きさのじゃが芋が収穫できました。

<集荷 (7月6日)

コンテナに入れて続々と軽トラックのところに集められました。全量で450kgもあり、大豊作です。

<コロッケ作り (7月6日)

夜は早速チーム毎にコロッケを作り、コロッケ品評会も開かれました。
取れたての美味しさを味わった夕食でした。

2)その他の野菜の育成
 自然塾では野菜の育成を、「土作り」「種や苗の植付」「追肥などの世話」「収穫」「片付け」「次年度向けの土作り」「次年度向けの作付け」の流れに考えて作業をしています。今年作付けした野菜の一部を紹介します。
<ゴボウ用土作り (5月25日)

ゴボウの根は50cm以上になるため、それ以上に柔らかくなるように深く掘り起こしました。
手を抜くと収穫するときが思いやられます。

<白菜・キャベツ用土作り (8月24日)

じゃが芋の跡地に秋野菜の白菜、キャベツ・ブロッコリ、カリフラワーなどのために土作りを行いました。
3月31日のじゃが芋の時と違って、鍬の使い方も上手くなってきました。鍬が土に入るときの音が違ってます。

<大根の種まき (4月13日)

小さな種を1箇所に5粒ずつの点蒔きを行いました。
作業に慣れていないため、種を落とし、大根の芽があちこちから出てきました。

<白菜の苗の植付け (9月7日)

ポットで育てた白菜・キャベツ・ブロッコリなのどの苗を植えつけました。
苗にお弁当を持たせるように、植えるための穴に肥料を少し入れてから定植作業を行いました。

<虫除けの世話 (5月25日)

春植えのキャベツ類は虫が付きやすく、防虫液(木酢・焼酎・ニンニクエキスの混合液)を散布して虫を寄せ付けないような世話を行いました。

<追肥の世話 (10月5日)

白菜は成長と共に肥料が必要となりますので、毎ステージ追肥作業を行いました。

<レタスの収穫 (7月20日)

朝6時からの作業でレタスの収穫を行いました。
夜露に濡れたレタスは元気一杯で、シャッキとしています。

<ナスの収穫 (7月20日)

夏野菜の定番、ナスとキュウリの収穫作業を行っているところです。
素手でキュウリを掴み、トゲの痛さに飛び上がった塾生もいました。

<朝食食材の収穫 (7月20日)

学校の夏休み期間中は、塾も夏休み時間を採用しています。6時から作業をして、収穫した野菜は朝食でも食べます。
急いで持っていかないと朝食に間に合わなくなってしまうよ!

<トウモロコシの収穫 (8月24日)

ハクビシン対策のために、上部まで防護ネットを張ったトウモロコシ畑で収穫をする塾生達。
この畑は日照時間が少なく、生育は余り良くなかったので、大きな実にはなりませんでした

<ゴボウの収穫 (10月5日)

植える前の土作りが十分に行われなかった関係もあり、ゴボウ抜きの大変さを十分味わいました。

<陸稲の収穫 (10月19日)

もち米の陸稲を収穫しているところです。
このお米で第17ステージに餅つき大会を行いました。

<さつま芋の収穫 (10月19日)

秋ものの収穫は何と言ってもさつま芋の収穫。
「紅東」「金時」「小金千貫」「沖縄紫」の4品種を収穫して、お土産としても持ち帰りました。

<トマトの片付け (9月21日)

支柱を外し、トマトを根から抜き取っているところです。 
青いトマトは収穫して、ジャムにして食べました。

<来年度用土作り (11月2日)

昨年末に集めた枯葉で作った堆肥を土に混ぜ、麦蒔きのための土作りを行っているところです。
先輩として来年度の塾生のことを思って熱心に作業が行われました。

<来年度用麦蒔き (11月16日

平成14年度塾生の最後の共同農園作業は来年度の塾生のための麦蒔きで終了となりました。
立派な麦が収穫できて、第一期生の人たちを感謝することになるでしょう。

3)自然との共生
 農作物は人間だけでなく、虫や鳥、鹿なんどの動物にとっても大変美味しい作物です。自然塾にとっては、これらの動物と如何に共生していくかも重要な課題です。人間のエゴだけで簡単に殺すことは許されません。 人間が生きていくためには、衣食住の中でも食の確保が最も重要で、このために色々な工夫がなされてきました。自然塾も先人の知恵を借りながら対応しましたが、今回は動物たちも生きていくために真剣に知恵を出した結果、動物たちの知恵の方が勝ったようでした。
<ネット張り (4月28日)

自然塾のある寄(やどりき)地域は、昆虫類のほかに鹿・猪・ハクビシンなどが沢山生息しています。少しでも動物たちに食べられないようにとネットを張る作業を行いました。
杭を打ち、金網を張って、上部にも防鳥用のネットを張って完成です。

<虫の幼虫 (6月29日)

カブの葉は、蝶や蛾の幼虫にとっては絶好の食材です。虫たちが付かないように、虫が嫌いな匂いを持ったニンニクエキスを消毒液の木酢液に混ぜ、更に葉を丈夫にするための焼酎を混ぜた物を散布しました。
ただ効果を持続する日数が短いため、手を抜くと直ぐの写真のように食べられてしまいます。

<大豆 (9月13日)

大豆が実り始めた9月中旬、鹿たちが訪れました。
第1回目は大豆の頭の部分を全て食べて行きました。2回目は豆を全て食べたため、餅つき大会使う黄な粉、卒塾式のパーティで豚汁の中に入れる油揚げ、来年度の塾生が作る味噌の材料と思って育てた大豆が、全て夢に消えてしまいました。
鹿君、少しは残して欲しかったな。

<落花生 (9月30日)

チーム農園に隣接する落花生の畑にも鹿が訪れました。実り始めていた落花生を数回に渡り食べていき、全滅でした。
この時、チーム農園の作物にも触手を伸ばしましたが、塾生達の懸命な努力の結果、少しだけしか食べられませんでした。

●共同生活 (作成:2002年12月16日)
 自然塾の活動は一人で作業をすることはありません。常に異年齢の塾生と協力し合って作業することになります。これによりお互いの中に基本的なルールが生まれ、相手を思いやる気持ちも醸成されていきました。ここでは代表的な例を紹介します。
1)家事仕事
 自然塾で共同生活をしていく上での基本は、自分のことは自分で行うと同時に、掃除・洗濯・調理から片付けまでの一連の作業を行っています。ここではその一部を紹介します。
<炊事当番 (7月6日)

朝食と土曜日の夕食は各チーム交代で食事当番を実施しています。最初は手前側の洗い作業だけでしたが、今は野菜を刻んだり盛り付けを行うところにレベルアップしています。
更に進むと後ろ側に立って調理作業を行うようになります。自分たちがどの位置に立つかで炊事当番のレベルが分かるように配慮されています。

<配膳作業 (11月15日)

スタッフ席の配膳数を確認する塾生たち。
スタッフは毎食事毎に塾生に混じって食事を取る関係で、個別に配膳せずに人数分のお皿を並べます。

<食器洗浄 (11月15日)

食事が終了した後は、食器類を洗い、保管庫に入れて熱による滅菌処理して次の食事まで保管されます。

<料理大会の下準備 (10月5日)

塾で取れた野菜を使った料理大会で使う野菜の下ごしらえをする塾生たち。
各チームが今まで学んできた調理方法を応用して、焼肉と野菜炒めに挑戦しました。味付けまで行いますので、調理の総集編とも言うべき作業です。

<布団の片付け (9月20日)

手分けをして布団を押入れにしまっているところです。
体格の違いによって、作業が分担されると良いのですがね。

<塾生室の掃除 (10月4日)

毎朝、部屋の掃除は掃除機をかけた後、雑巾を使っての掃除が行われています。
自宅でも実践してくれることを願ってます。

<共同場所の掃除 (11月30日)

土曜日の朝は、チーム毎に分かれて共同場所の掃除が行われます。この写真は下駄箱の掃除ですが、中1の塾生は高いところを、小5の塾生は低いところを中心に行っていきました。

2)自由時間
 遊びの中には、塾生たちが決めたルールが沢山あります。勝負のルールもあれば、安全を守るルールもあります。ここではその一例を紹介します。
<木登り (4月27日)

木登りに慣れえている塾生が先に登り、後から登ってくる塾生に足や手をかける場所を指示しています。先輩が後輩を教える姿がここで見られました。

<カードゲーム (9月8日)

異年齢で行うゲームで、運もありますが、実力者が勝つゲームを楽しんでいます。ここでも負けたときの悔しさが、次の進歩へと導いているようです。

<野球 (11月2日)

狭い塾庭を使っての草野球。参加する人数、地形によって塾生たちでルールを作り遊びに興じていました。
チーム分けをするにも、年齢や体格が平均的になるように決まっていくのも、子ども世界のルールが働いているようです。

<昼寝 (7月20日)

夏季期間中は朝6時から農作業をして、日中は昼寝の時間を設けました。昼寝をする塾生もいれば、寝転がって本を読んでいた塾生もいましたが、全員が身体を休めました。

●特別プログラム (作成:2002年12月16日)
 自然塾は農業後継者を育成する塾ではありません。バーチャルな世界を体験する子どもたちが多い中で、自然の世界での体験活動を増やすことで精神的にも肉体的にもバランスがとれた青少年を育てることに重点をおいています。同時に塾生たちは色々なことに対しても興味を持ち、将来多方面で活躍できるようになって欲しいとのことから、農作業以外のプログラムも行っています。ここではその一部を紹介します。
1)自然観察
 自然がかなり残っている言われている自然塾の周辺でも、どんどん自然が消えていっています。活動の中でもその実態を知るプログラムを実施しました。
<樹木の植生調査 (6月8日)

自然林と人工林の特徴および今後の課題について、(株)リコーで環境保全指導員の資格を持つ岸さんから熱心に説明を聞く塾生たち。
自然だと思っていた樹木も人工林で、植物系だけでなく、動物の生態系にも影響が出ていて、自然破壊の元になっていることに気が付きました。

<山頂で一休み (6月8日)

自然観察を兼ねて、シダンゴ山山頂まで登り、山頂で昼食をとりました。

<土壌動物調査 (6月8日)

針葉樹林帯と広葉樹林帯における土壌に生息する昆虫類の種類を調べました。
針葉樹林帯では虫が少なく、腐葉土化しにくい理由も理解できました。

<ホタル観察 (6月8日)

時期的に早く、この日はホタルの観察ができませんでした。2週間後には飛び交うホタルを見て、塾生たちは感激。
ホタルの観察といっても、人間が保全に努力した結果を見させて貰っているの過ぎません。ほって置けばどんどん自然環境は悪化してしまいます。

<カブトムシ観察 (8月4日)

真夜中、1時過ぎに起きて、樹液に集まるカブトムシやクワガタムシの観察を行いました。
とった虫は大きさや形態を観察した後、自然に戻すことを忘れませんでした。

2)親子大会
 8月3〜4日に行った親子大会は、塾生達の活動を保護者の方々に直接見てもらうことで、塾生たちの成長度合いの確認と塾に対しての今後の要望を出してもらうことで、1泊2日の日程で行いました。狙い通りの成果は出し切れませんでしたが、塾生達の変化を感じ取られたご両親は多かったようです。
<チーム農園の説明 (8月3日)

塾生たちが管理をしているチーム農園を保護者の人たちに説明する塾生たち。
保護者の方々からの質問にも、堂々と答えていて、我が子の成長にビックリされたご両親も多かったようです。

<鱒のつかみ取り (8月3日)

塾生たちが企画した鱒取り大会に塾生と一緒に参加する家族たち。
釣り大会で釣った鱒と一緒に、夜の食材となりました。

<キャンプファイヤー (8月3日)

夜の集いは親子して、キャンプファイヤーで歌ったり、子どもたちが企画した花火大会に興じました。
この後、塾生たちはテントでの宿泊を楽しみました。

<早朝の収穫 (8月4日)

ご両親も塾生たちに混じって、朝6時からキャベツやレタスの収穫を行いました。
塾生たちが鎌の使い方や野菜の切り取り方を保護者に教えていました。そしてこの朝収穫した野菜は、その日の朝の食材として使われました。

<両親への感謝 (8月4日)

陶芸のときに作ったお皿にエダマメやキュウリを載せて、午前中に作ったウドンを湯呑みに漬け汁を入れて一部の保護者の方々には召し上がって頂きました。
これが塾生たちがご両親に示した感謝の気持ちですが、十分には伝わらず、お皿や湯呑み、竹の箸を自分たちで使った塾生も多かったようです。

3)その他のプログラム
 色々な形で共同生活、科学体験、音楽プログラムなどを実施しましたが、ここではその一部を紹介します。
<新茶作り (5月11日)

自然塾ある地域はお茶作りに適した気象条件が備わっており、塾舎前にもお茶の木があります。八十八夜が少し過ぎましたが、塾舎前のお茶の葉を摘み取り、ホットプレートを使っての新茶作りに挑戦しました。
塾生たちはお茶の葉を家に持ち帰り、自宅でもお茶作りを行って、ご両親を喜ばせたとの事です。

<味噌作り (5月25日)

茹でた大豆をミンチにかけ、麹や塩を混ぜて作りました。
半年寝かせて、卒塾するときにお土産として持ち帰りました。

<陶芸 (6月22日)

土にこだわり、陶芸ではお皿と湯呑みを作りました。
親子大会で子どもたちからご両親に自分で作った食器に、自分で育てた野菜を載せて出せるように頑張りました。ここでも塾生達の感性が現れた造形が出来上がりました。

<光るドロダンゴ (8月24日)

ここでも土にこだわって、光るドロダンゴを作りました。
最初に手抜きをすると、途中で壊れてしまったり、光ったりはしません。上手くいけば、顔が写るほどに光ります。このドロダンゴ作りを通して基礎作りの重要性を自然と学びました。

<音楽の夕べ (8月24日)

家から楽器を持ってきて、歌ったり、楽器を演奏したりと音楽の楽しさを味わいました。
自然界とバーチャル界、論理性と感性、左脳と右脳、あらゆるところでバランスが必要です。音楽の夕べでは右脳の働きを良くしました。

<地域清掃 (8月25日)

環境ボランティア活動として、地域の清掃活動を実施しました。
タバコの吸殻が多いのに子どもたちはビックリしていました。

<プリンターの解剖 (10月5日)

原理と実物研究の2回に分けて実施しました。塾生たちは普段分解できない機械を解剖できたことで大満足でした。

<火起こし (11月2日)

舞きり式の火起こしを行い、そこで起こされた火は芋煮会や焼き芋の火として使われました。
塾生の中には、どうしても火種が起こせず、悔し涙を流した人もいます。

<餅つき (11月16日)

塾で収穫した陸稲のもち米と、兄弟塾の九州から贈られた水稲のもち米を使っての餅つき大会を実施しました。
塾生の中には、コネからつきあげまで一人でこなした人がいて、スタッフもビックリしました。

●塾活動のまとめ (作成:2002年12月16日)
 11月に入ってからは、塾活動としてのまとめが始まりました。各種の収穫祭もまとめの一つですが、塾生達の思い出として具体的に残るものの制作もおこないました。ここではその一例を紹介します。卒塾式では、世話人たちが塾生と接して感じたことをまとめて、記録としてご両親にお渡ししました。
<アルバム (11月2日)

チームのページが用意されていて、そこを相談しながらまとめあげました。
手書きがあったり、切抜きがあったりと編集する世話人たちは一苦労しました。

<トーテムポール (11月30日)

各チーム1mの長さの中に、「自分たちが存在した証」「大地・地域への感謝」「次年度塾生の歓迎」の願いを込めて絵や文字を彫りこみました。
第18ステージでは力を合わせて建ち上げました。

<チーム農園の返還 (11月30日)

チーム毎に農園の返還式を行い、宿舎の玄関に返還されてきた各チーム農園の看板。
これで8カ月間の農作業も終了です。