2019.09.27~29
第14ステージ ~女子~
ステージテーマ:「感謝の気持ちを込めて作物の世話や収穫をしよう!」
共同生活の目標:「チームで決める③」
最終第18ステージまで今回を入れて5ステージ。収穫の時期を迎えているオカボや落花生、夏~夏明けに植えたり種を播いた作物は今が世話をする大事な時期、チーム農園のスペースに植え付け・種まきするのも今回がギリギリです。
それぞれの作物に、感謝の気持ちを込めて収穫や世話、植え付けなどをしました。また、活動はリーダー・サブリーダー中心に自主的に進めてもらいました。
■ 09月27日(金) 夜の集い
活動を始めるにあたって、塾頭より話がありました。
「今回オカボや落花生を収穫します。量は少ないかもしれないが、一粒一粒大切に収穫し、育ててくれた自然に対して感謝の気持ちを込めて丁寧に作業をしてください。
残り5ステージ、バランスよく野菜も頑張って食べ、命を粗末にしない様にしましょう。また、よく噛(か)んで食べるようにしましょう。
自由時間にはぜひ外に出て、自然塾のまわりの自然の中で遊んでください。活動を通して、チームの力を結集し、またチームを超えて、メリハリを持って行動してください。」
■ 09月28日(土) 共同農園作業 ~秋野菜の世話~
秋野菜の世話は前回に引き続き2回目。植え付けを含めると3ステージ連続です。今回もリーダー・サブリーダー中心に塾生が主体となって作業に取り組みました。
まずは草取り。2週間たつと細かい草がかなり生えています。畝(うね)の上は手で丁寧に、通路は草刈りガマを使ってしっかりと取りました。
草取りが終わったら追肥して土寄せします。もうみんなクワの扱いにすっかり慣れていますね。
■ 09月28日(土) 共同農園作業 ~葉物の世話~
前回のステージで種まきした、葉物の世話をしました。
丁寧に種まき出来ていたので、きれいに芽が出そろっていました。
まずは間引き。葉っぱと葉っぱが重ならない様に、混んでいる部分の芽を抜きます。真剣な表情で丁寧に抜いていました。間引き菜は食材として活用します。
ん?間引き菜を持って満面の笑み?次の瞬間。。(味はどうだったかな??)
間引きの後は草取りをして追肥・土寄せをしました。
ネットを止める金具の代わりに、裾(すそ)に土をかぶせてネットを止めています。楽ではない作業ですが、慣れた手つきです。
■ 09月28日(土) 共同農園作業 ~ダイコンの間引き~
2粒まきしたダイコンの芽がずいぶんと大きくなっていました。そのままにしておくとどちらも大きく育たないので、間引いて1本にしてあげました。
間引きダイコンを持って「見て見て!」
ダイコンと葉物の間引き菜を洗って調理師さんに渡しました。「収穫できました。よろしくお願いします!」
日曜日の朝食の一品として調理していただきました。
■ 09月28日(土) 昼食 ~株主さん紹介~
今日は株式会社リコーの株主見学の日で、10名の株主さんが活動の様子を見学にいらっしゃいました。
昼食は株主さんと一緒にいただきました。
■ 09月28日(土) 共同農園作業 ~ニンジンの世話~
親子大会の時に種まきをしたニンジン。おいしいニンジンを育てるため、世話をしました(サツマイモ担当の塾生と分かれて作業を行いました)。
リーダーがメンバーを集めて作業の確認をしています。 作業開始。まずは草取りから。
混んでいるところは間引きました。おいしそうな間引きニンジンです。 追肥・土寄せして終了。チームワークも良く、集中して作業ができていました。
■ 09月28日(土) 共同農園作業 ~サツマイモの世話~
サツマイモのツルは伸び放題。雑草もかなり生えています。しっかり世話をしておいしいサツマイモを収穫しましょう(ニンジン担当の塾生と分かれて作業を行いました)。
まずは「ツル返し」という作業。通路に伸びているツルをはがして畝(うね)の上に戻します。(中には伸びたツルの先にイモができているものも。。それはそのままにしておきました。)
「ツル返し」が出来たら雑草取り。サツマイモのツルが茂っていてよく見えなかったところにも、かなりの雑草が生えていました。
補足:サツマイモは肥料が多いとイモが太らないので追肥はしません。
■ 09月28日(土) 共同農園作業 ~落花生の収穫~
全員で落花生の収穫をしました。落花生は獣の大好物で、一部食べられた跡(あと)もありましたが、みんなでいただける分が収穫できました。
落花生は花が落ちた場所に伸びる子房柄(しぼうへい)の先に豆を実らせる珍しい作物。株を根元から抜いて豆を集めましたが、そのなり方に興味津々(きょうみしんしん)の塾生もたくさんいました。
残渣(ざんさ)は畑に置かず運び出します。このように力を合わせる場面も普通にできるようになりました。
■ 09月28日(土) 共同農園作業 ~オカボの収穫~
畑で育てるお米、オカボ。18ステージの餅つき用の餅用に育てていましたが、鳥獣被害がひどく、お餅分が収穫できるか難しい状態。でも、少しでも実りをいただこう、と収穫しました。
1株1株丁寧に刈り取って束(たば)ね、みんなでリレーして塾舎のベランダに干しました。
■ 09月29日(日) チーム農園作業
最後のステージまで残り5ステージ。収穫するもの、加工するもの、種まき(植え付け)して最後まで育てるもの、今ならではの作業がたくさんありました。
作業前に計画を立てて確認。表情も真剣ですね。
ゴマの収穫。畑にこぼさないよう、シートを敷いて慎重(しんちょう)に作業しています。
自分たちで育てた苗(ハーブ)の植え付け中。
種まき用の溝(みぞ)を近くに落ちていた枝でつけています。ちょっとした知恵ですね。
レタスを植えるために畝(うね)づくり(ついでにポーズ??)
細かい種まきももう手馴(な)れたもの。丁寧にまいています。
「ん~、臭い!!!」ヒョウタンの加工作業中。ヒョウタンの実を水に浸(つ)けて中身を腐(くさ)らせて種と実を抜きます。でも自分たちのヒョウタンを持ち帰るために我慢して作業しました。
■ 09月29日(日) 帰りの集い
塾頭が用事で不在だったため、ステージ担当が塾頭の話を代読しました。
「今回の農作業、リーダー・サブリーダー中心によく出来ていたと思います。メリハリという面では課題もありましたが、反省して次回に活かし、これからも皆が一つになって進められるようにしてください。
お米は1年中食べられる保存食として昔から主食として栽培されてきました。作物は一度に採れてしまうので、昔から人々は知恵を働かせ、長く食べられるための工夫をしてきました。ただ与えられたものを使う、人に全部やってもらう、のでは何も生まれません。まずは自らやってみる、頭だけで考えるのではなく、体で覚え、苦労し、工夫して知恵が出る。何ごとも経験することが大切です。それを実行した「先輩、先人から学ぶ」ことも大事です。
食事では、命を「いただきます」「ごちそうさま」しています。残すことは命を粗末にすることです。命を大切にすることは「思いやりの心」に通じます。①相手を理解しようと努力する、②相手の立場になって考える、こと。感謝の気持ちを持ち、思いやる心、優しい心が持てる人になってください。」
■ 編集後記
今回の農作業の多くは、リーダー・サブリーダー中心に塾生主体で行ってもらいました。一部にメリハリの欠けたところはありましたが、ほとんどの場面で積極的に動き、他人任せのところはあまり見られませんでした。実はステージのスタートは途中参加メンバーが多く、少人数でこなさなければならないことも多かったのですが、それでも役割をこなそうとする姿勢に成長を感じました。残りステージも少なくなってきましたが、お互いに協力し、実りある塾生活を満喫(まんきつ)して欲しいと思います。
                               T.K.



■ 食事メニュー
※( )内は自然塾で取れた野菜、手作り食品です。

金曜夕食 ・ご飯
・秋刀魚のつみれ汁(ネギ、ゴボウ、生姜)
・秋刀魚の塩焼き
・無限ピーマン(ピーマン、パプリカ)
・蒸かし芋(サツマイモ)

土曜朝食 ・釜炊きご飯
・味噌汁(味噌、カボチャ、タマネギ、ナス)
・カボチャのソテー(カボチャ)
・ゴーヤのおひたし(ゴーヤ)
・ナスとタマネギのおかか和え(ナス、タマネギ)
・しし唐の煮びたし(しし唐)
・冬瓜の煮物(冬瓜)
・ナスの浅漬け(ナス、青じそ)

土曜昼食 ・野菜の玉子とじ丼(タマネギ、ゴボウ)
・すいとん汁(小麦粉、味噌、冬瓜、ネギ、ゴボウ、カボチャ)
・ナスの漬物(ナス)

土曜夕食 ・釜炊きご飯
・すまし汁(ナス、ピーマン、タマネギ)
・酢鶏(タマネギ、ピーマン、パプリカ)
・かぼちゃサラダ(カボチャ、タマネギ、ピーマン)
・ゆで落花生(落花生)

日曜朝食 ・釜炊きご飯
・味噌汁(味噌、ゴボウ、ナス、タマネギ)
・カボチャの煮物(カボチャ)
・ゴーヤのツナ和え(ゴーヤ)
・ネバネバ野菜の和え物(モロヘイヤ、オクラ)
・四角豆と空心菜の炒め物(四角豆、空心菜)
・間引き大根の漬物(間引き大根)
・間引き菜のおひたし(間引き菜)
・だし取り後昆布鰹節

日曜昼食 ・夏野菜のあんかけ丼(ナス、ピーマン、しし唐、パプリカ、ゴボウ、タマネギ)
・栗クリームパン(栗)