2019.08.30~09.01
第12ステージ ~女子~
ステージテーマ:「後半のスタート、何事も自分から進んで行おう!」
共同生活の目標:「チームで決める①」
親子大会が終わり、今回のステージから後半の本格的なスタート。秋野菜の植え付けがメインの農作業となり、共同農園・チーム農園ともに忙しいステージです。これまでに行った作業を再び行うので、後半のステージはスタッフに頼らず、自分たちの力で進めてもらいます。
共同生活目標はチームで一つの目標を立てます。前回までは個人の目標でしたが、今回はチームで目標を達成するように協力して取り組んでもらいました。
■ 08月30日(金) 夜の集い
活動を始めるにあたり、塾頭からお話がありました。
「残り7ステージ、もう少しで3分の2です。ちょうど変わり目の季節、新たにスタートするという気持ちで取り組んでほしいです。残り7ステージの中で何を目標にするのか、どんなことを身に着けていくのか考えてください。
卒塾するまで3か月しかありません。夏野菜は5か月ありましたが、秋野菜は3か月の中で育てないといけないです。うまくいったことは活かして、うまくいかなかったことは反省して改善していかないと秋野菜は育ちません。
自分から進んでやることが大切です。誰かを頼っているようでは時間が足りません。ぜひ自分から進んで動いてください。
共同農園作業は今まではスタッフが指示を出してやってきましたが、今回からは塾生中心にやりましょう。リーダー・サブリーダーを中心にやってほしいです。」
■ 08月31日(土) チーム農園作業
今回は夏野菜から秋野菜への切り替えのステージです。各チーム育てていた夏野菜を片付け、秋野菜を植え付けました。
夏野菜を片付ける前に最後の収穫をしました。たくさん実をつけてくれた作物に感謝ですね!
「いくよ、せーのっ!」
しっかりと根を張った作物を引き抜くのは力がいります。チームのメンバーと協力して片付けましょう!
片付けた夏野菜に、草取りした雑草。運搬用の袋がいっぱいになりました。
夏野菜を片付けた後は、秋野菜の植え付けをしました。チームそれぞれ、今度はどんな作物を育てるのかな?
新しい作物のスタートです。残り3か月、またたくさん収穫できるようにがんばりましょう!
■ 08月31日(土) 塾活動「藍染(あいぞめ)」
18期生からの新プログラム、藍染を体験しました。自然塾のある寄地区で藍染を広める活動をされている団体の方々に教えていただきました。
まずは染液(せんえき)の原料、アイの葉をつみます。お茶や味噌を作った時と同じように、一枚を大切につんでいきます。
「これはアイじゃない…」
コンテナの中には雑草も混じっています。よく観察して混ざらないようにしましょう!
「完全に青汁じゃん!」
つんだ葉を洗って、少量の水を混ぜてミキサーで細かくします。量が減ってきたら葉を追加して、また混ぜての繰り返しです。見た目はまさしく青汁ですね!
細かくした葉をネットでこして取り除きます。残った液体に染まりやすくするための薬品を混ぜて、染液のできあがりです。
薬品が反応するまでの時間に、藍染についてのお話を聴きました。
藍染は古代から行われていたこと、昔は作業着として重宝されていたことなど、藍染の歴史を中心に教わりました。
染める布に模様がつくように、いろいろな物を使って布に折り目やしわをつけていきます。ロープ、ビー玉、割りばし、輪ゴム…おもしろい模様ができそうですね。
いよいよ布を染めていきます。染液に布を入れて、しっかりと色が入るまで10分ほどつけます。布が液面から出ないように!
緑色に染まった布を水で洗い流します。だんだんとキレイな藍色に変化してきました。
「思い通りにできた!」
世界に1枚だけのステキな布のできあがりです!模様も染まり具合もみんな違います。イメージした通りに染まりましたか?
■ 08月31日(土) 塾活動「親子大会塾生企画振り返り」
親子大会で行った塾生企画。自然塾のことを家族に知ってもらい、おもてなしできたのか、振り返りをしました。
うまくいったこと、もう少しだったこと、やってみて気づいたこと…
個人で振り返った後、企画グループに分かれて振り返りました。
「失敗だったことは、クイズの難易度が高すぎたことです」「やってみて気づいたことは、リハーサルは大切だということです」
グループごとに振り返りの内容を発表しました。各グループ、企画を通して新たに気付けたことがあったようです。
■ 08月31日(土) チーム活動「チーム会議」
夜の時間はチーム会議を行いました。残り6ステージ、今のチームの状態と、楽しいチームを作るために残りのステージをどう過ごすか話し合いました。
■ 09月01日(日) 共同農園作業「秋野菜の植え付け」
今ステージの共同農園作業、秋野菜の植え付けをしました。今回からはリーダー・サブリーダーが中心となり、塾生たちの力で作業を進めていきます。スタッフに頼らずに頑張りましょう!
荷物運びから作業スタート!今回は道具も資材もたくさんあります。手分けして運びましょう!
「こっちの畝と奥の畝で分担しよっか?」
畑に到着すると、早速リーダーたちが話し合い。うまく作業は進みそうですか?
畝立てはもう手慣れたもの。スタッフに教わらなくてもスムーズに作業が進み、あっという間に出来上がりました。。
「次は苗!」
資料を片手に動き回るサブリーダー!チームのために率先して動いていました。
まっすぐ苗を並べて、丁寧にポットから取り出して…
植え付けの作業はもう完璧ですね。
「外側の葉の先の真下、葉にはかからないように…」
肥料をまく場所、しっかり覚えてますね!
ネットをかけるためのポールも自分たちで設置します。地面が固くても、自分たちの力でやり切りました。
最後にネットを金具とクリップで止めて、植え付けの作業は完了です!リーダー・サブリーダーたちが最後まで塾生を引っ張ってくれました。
■ 09月01日(日) 帰りの集い
活動を終えるにあたり、塾頭からお話がありました。
「前に比べると自分からできるようになったと思います。チームとして協力し合うこともできているように見えました。共同農園は自分から進んでやるのはもちろんのこと、全体が同時にできるようにしましょう。自分が終わったら、終わっていない方に協力しましょう。
自然の力はすごいと思います。自然の力に感謝しましょう。ただ、自然の力だけでは思ったように育ちません。どうやったらうまく育つのか、どういう種類の野菜なのか、自分たちで育て方を勉強してきてほしいです。
自然の力を借りて、自分たちの力で頑張って残り3か月のなかでいい作物ができるようになってください。
今回、藍染もやりました。藍の葉であんなにきれいな布ができました。これも自然の恵みです。そして、地域の方に教えていただきました。地域に対する感謝の気持ちも忘れないでください。」
■ 編集後記
今回のステージの活動はスタッフが進めるのではなく、塾生たちに進めてもらうことを促していきました。特に共同農園作業では、植え付けの流れすべてを各チームのリーダー・サブリーダーに進行してもらいました。困ったことがあってもすぐにスタッフに頼ろうとせず自分たちで解決しようと動くなど、塾生たちも頑張ってくれました。また、第3ステージで説明した野菜の植え付け作業のやり方をしっかりと覚えている塾生が多く、当時説明を担当したスタッフとして嬉しく思います。今後も塾生たちの更なる成長を支援して行きたいと思います。
K.H.



■ 食事メニュー
※( )内は自然塾で取れた野菜、手作り食品です。

金曜夕食 ・コーンライス(トウモロコシ、タマネギ、人参、ピーマン)
・コーンスープ(トウモロコシ、ジャガイモ、タマネギ)
・コーンパン(トウモロコシ)
・バジルパスタ(バジル、ニンニク)
・冷やしスイカ(スイカ)

土曜朝食 ・釜炊きご飯
・味噌汁(味噌、タマネギ、ジャガイモ、ナス)
・ネバネバ冷奴(モロヘイヤ、オクラ)
・トマトの玉子炒め(トマト)
・カボチャの煮物(カボチャ)
・ピーマンの金平(ピーマン)
・空心菜の炒め物(空心菜)

土曜昼食 ・野菜天丼(タマネギ、人参、トウモロコシ、ナス、ピーマン、しし唐、伏見唐辛子、カボチャ、青じそ)
・猪汁(ネギ、人参、ジャガイモ、いただきもの猪肉)


土曜夕食 ・釜炊きご飯
・すまし汁(タマネギ、人参、ナス)
・カボチャのそぼろあんかけ(カボチャ)
・夏野菜のソテー(ナス、ピーマン、しし唐)
・夏野菜サラダ(トマト、ミニトマト、ナス、ピーマン、しし唐)

日曜朝食 ・釜炊きご飯
・味噌汁(味噌、カボチャ、タマネギ、ジャガイモ)
・カボチャのソテー(カボチャ)
・ゴーヤの玉子炒め(ゴーヤ、タマネギ)
・ピーマンのツナ炒め(ピーマン)
・ピーマンの煮浸し(ピーマン)
・夏野菜のケチャップ炒め(ナス、ピーマン、パプリカ、しし唐)
・だし取り後昆布鰹節

日曜昼食 ・あんかけご飯(タマネギ、人参、ピーマン、パプリカ、しし唐、ナス)
・かぼちゃスープ(カボチャ、タマネギ)
・すいかポンチ(スイカ)
・すいかゼリー(スイカ)