2019.05.03~05
第04ステージ ~女子~
ステージテーマ:
「夏野菜の植え付けを丁寧(ていねい)に行おう!」
共同生活の目標:「整理・整頓」
今回のステージでは、夏の間たくさん食べるトマト、ナス、キュウリの植え付けを行う予定でした。好きな塾生、嫌いな塾生もいると思いますが、苗のことを思い、大切に扱うようにテーマを掲げました。
共同生活目標は「整理・整頓」。塾生室や身の回りをきれいに使っている女子塾生ですが、よりきれいに整頓を心がけてもらいました。
■ 05月03日(金) 夜の集い
活動を始めるにあたり、塾頭からお話がありました。
「昨日、5/2は八十八夜でした。お茶摘みの時期ですが、先週の日曜日に霜が降りて、お茶の葉が傷んでしまいました。みんなが楽しみにしていたお茶作りは次回に延期です。
今ステージでは、夏野菜の植え付けを予定しています。キャベツレタスの苗よりも丁寧に扱わなければ折れてしまいます。そして、共同農園で行った作業を覚えてチーム農園でに生かしましょう。
今回の共同生活目標は「整理・整頓」。整理・整頓ができていないと、ものを探す時間が必要になります。時間が無くなると整理整頓ができなくなります。普段から時間をかけずに整理整頓を心がけてみましょう。」
■ 05月04日(土) 共同農園作業 ~ジャガイモの世話~
第1ステージに植え付けをしたジャガイモがぐんと大きくなっています。先週末霜の被害を受け、葉先が茶色くなっていますが、新しい葉を広げ、大きくなっています。
まずは周辺の草刈り。株元、通路とも小さな雑草が生えています。小さいうちに取ってしまうことがコツ。
1つの種イモから何本も芽が出ています。このままでは栄養や日の光を奪い合って大きいイモが収穫できないので、芽欠きという作業を行いました。
「どれを抜けばいい??」
迷いながらも、作業を進めました。
「見て!かわいい!!」
根とは違い、茎から伸びた根茎(こんけい)の先に赤ちゃんジャガイモ発見!
欠いた芽を集め、一束に。
「ジャガイモのブーケ!きれいでしょ?」
さすが女子塾生。発想が豊かです。
芽欠きが終わったら、追肥土寄せ。
この先、小さな赤ちゃんジャガイモが大きくなるためにたっぷり肥料をあげました。
ジャガイモは種イモと地表の間にできます。大きなジャガイモができるスペースを作るため、土寄せもしっかり行いました。
「腰が痛い…」
だいぶ慣れてきたとはいえ、なかなか重労働です。
■ 05月04日(土) あしおとツアー
市村自然塾では畑の様子を見に行く「あしおとツアー」を行います。名前の由来は、昔、農家さんは「作物によく”あしおと”を聞かせるとよく育つ」と言われたのです。頻繁(ひんぱん)に畑に足を運び、作物の様子を見て世話の時期を逃さないことがポイントなのです。
第2ステージに種まきをしたゴボウの様子。双葉の間から小さな本葉が顔を出しています。
これから、この本葉がどのくらい大きくなるのでしょうか?
■ 05月04日(土) 休み時間
「川に遊びに行きたい!」
午前中、暑い中の作業だったので涼みに川へ。
「冷たい!気持ちいい!」
5分もいられませんでしたが、涼(りょう)を楽しんでました。
でも、午後の作業に響くので濡れないでね!
■ 05月04日(土) チーム農園作業計画
午後の作業はいよいよ夏野菜の植え付け。
…のはずが、空がどんより暗くなり…。雷と共に、急に土砂降りの雨。室内作業に予定を変更です。
急な雷雨、ピカッ!ゴロゴロ、ドカーン!!近くに雷が落ちたのかすごい轟音!
「キャー!!怖い!!」
一時停電になり、大騒ぎ。
自然の猛威(もうい)を感じられたのではないでしょうか?
停電も復旧し、チーム農園の作業計画開始。雷を恐れ、カーテンをしっかり閉め、窓から離れて身を寄せ合って計画を進めていました。
■ 05月04日(土) チーム農園看板つくり
計画もひと段落して、看板つくりを行いました。みんなで板を押さえ、ノコギリでちょうどよいサイズに切り分けます。
作物の看板を書くのですが、なかなか凝った作りです。文字だけでなく、イラストを付け、さらに色を塗っていました。
中にはうまくグラデーションを付ける塾生まで…。すごい作品が生まれそうです!
■ 05月04日(土) 塾活動 ~通塾の話し合い~
これまで4回通塾してきている塾生たち。安全のこと、他の乗客の方のことを考えた行動を再確認しました。
「余裕を持って行動する。」「騒がない。」「歩きながら何かをしない。」「座席に座る、手すりにつかまる。」様々な意見が出ました。
最後に「もし、乗り遅れそうなとき」を考えてもらいました。「家に連絡」、「塾へ直接連絡」する、という意見が出ました。どのような方法でもよいので、塾に連絡をすることを確認しました。
■ 05月05日(日) チーム農園作業
作業に取り掛かる前に夏野菜の苗を植え付けられなかったので、デモンストレーションを見てから作業に取り掛かりました。
少しでも土が乾かすように、先にチーム農園の看板作りの続きからスタート。
「まっすぐ打つのは難しい!」
釘で看板を固定するのですが、なかなかまっすぐ入っていかない…。
キュウリの種をポットに種まき。畑の土が濡れていてもできる作業から始めます。
第2ステージに種まきをしたニンジンがたくさん芽を出しています。大きくするため、間引きをしました。
「そっちしっかり押さえて。」
植え付ける場所をメジャーで確認。
これから大きくなるように、元肥をしっかりとあげました。
教えてもらった敷き藁(しきわら)もしっかりと。
スイカの畝にネットとビニールをかけました。虫よけ効果、病気にならないような世話です。
これで、完璧!
■ 05月05日(日) 帰りの集い
活動のまとめとして、塾頭からお話がありました。
「女子では夏野菜の植え付けができなくて残念でした。作物によって世話が異なります。できるだけ調べて、わからないことは聞きましょう。
もう一つ、予定していたオカボの種まき、みんなにやってほしかった。非常に面倒な作業です。農家の方は毎日面倒な作業をしています。それらをみんなにも知ってほしかった。夏野菜の植え付けもできなかったので、この先、頑張って世話をしましょう。
目標の整理・整頓では、荷物の整頓ができていない人がいました。いつもやること、時間を有効に使えるようにしましょう。整頓のポイントとして、置き場所を決める。どこに何があるのかすぐわかります。自然塾だけでなく、家でも、学校でも自分の身の周りからやりましょう。」
■ 編集後記
土曜日昼過ぎ、急な雷雨に見舞われ、予定していた夏野菜の植え付けを行うことができませんでした。残念です。しかし、人がどうにかできるものでない自然の力です。雨の中できることを進め、看板つくり、チーム農園作業計画など行い、雨の上がった日曜日にチーム農園作業で夏野菜を植え付けてもらいました。「晴耕雨読」。塾生たちは自然を身近に感じてくれたと思います。存分に農作業ができたとは言えませんが、植え付けた野菜がぐんぐんと生長していく姿を楽しんでもらいたいと思います。
K.M.



■ 食事メニュー
※( )内は自然塾で取れた野菜、手作り食品です。

金曜夕食 ・チキンライスコロッケ(タマネギ、人参)
・ロールキャベツのクリーム煮(キャベツ、タマネギ、人参、ジャガイモ)
・タマネギサラダ(タマネギ)

土曜朝食 ・釜炊きご飯
・味噌汁(味噌、ネギ、キャベツ、小松菜)
・ネギ玉子焼き(ネギ)
・こごみのゴマ和え(こごみ)
・水菜と油揚げのおひたし(水菜)
・ネギのおかか和え(ネギ)
・サンチュの炒め物(サンチュ)
・スイスチャードの炒め物(スイスチャード)
・キャベツステーキ(キャベツ)

土曜昼食 ・あんかけ固焼きそば(タマネギ、人参、ネギ、小松菜、キャベツ、椎茸、タケノコ)
・サラダ(水菜、レタス、タマネギ、間引き人参)

おやつ ・オレンジシャーベット(いただきものオレンジ)

土曜夕食 ・タケノコご飯(タケノコ、山椒)
・すまし汁(タケノコ、タマネギ、ネギ、人参)
・キャベツメンチカツ(キャベツ、タマネギ)
・サラダ(タマネギ、人参)
・春菊のおひたし(春菊)
・ほうれん草の炒め物(ほうれん草)

日曜朝食 ・釜炊きご飯
・味噌汁(味噌、タケノコ、ジャガイモ、ネギ)
・タケノコの若竹煮(タケノコ、山椒)
・タケノコの照り焼き(タケノコ)
・人参の葉の玉子炒め(人参の葉)
・人参の葉の漬物I(人参の葉)
・こごみのおひたし(こごみ)
・こごみのゴママヨ和え(こごみ)
・里芋の田楽(味噌、里芋)
・レタスの中華炒め(レタス)
・だし取り後昆布鰹節の佃煮
・タマネギのホイル焼き(タマネギ)

日曜昼食

・こどもの日ご飯(人参、タマネギ、スナップエンドウ、いただきものオレンジ)