2019.03.03
第18期 入塾式
今年で18回目の入塾式。第18期生として52名の塾生を迎え入れます。
小雨が降る中、入塾式が行われました。
バスを降り、緊張した様子の塾生たち。受付で資料を受け取り、名札を付け、いよいよ塾舎の中へ。
■総合塾長の辞
市村自然の山下塾総合塾長から激励のお言葉をいただきました。
「私は大地に育てられました。農家に生まれ、お米を作りながら、野菜を育て、季節の野菜を食べて育ちました。汗をかく喜び、野菜、命を育てる喜び、家族と仲間と一緒に働く喜びを感じながら大きくなりました。
皆さんもこれからこの喜びを体験すると思います。
この自然塾で学び、苦労もすると思いますが、喜びを感じてほしい。卒塾の時にはたくましい姿になってください。」
■代表理事の辞
加藤代表理事からお話をいただきました。
「入塾おめでとうございます。市村自然塾の名前をいただいているリコーという会社を創設した、市村清さんが大切にしている言葉を紹介します。『三愛精神』という3つの愛のお話です。「人を愛し、国を愛し、勤めを愛す」愛するというのは大切にしましょうという意味合いです。家族やこれから一緒に活動を共にする友達、スタッフ、そして、ここ市村自然塾のある寄(やどりき)の地域、そして、一所懸命作業することを大切にしてください。
今のみなさんの気持ちを次の3つの中から選んで教えてください。
1、もう楽しみで仕方ない。頑張るぞ!
2、実は行きたくなかったんだけど…。
3、どっちでもない、様子見です。
ほとんどの人が1番。うれしいです。これから自然相手にします。思うようにいかない大変なことがいろいろあると思うけれど、そのあとに楽しいことがたくさんあるので、一年間頑張ってください。」
■塾生の抱負
一人一人に自然塾でやってみたいことや思っていること、目標などを話してもらいました。
「頑張りたいことは、ゴボウの穴掘りです!」「他の地域の友達と仲良くなりたいです。」「嫌いなナスをお皿に乗っている分だけ食べられるようになる。」「将来の夢のためにいろいろな知識を持っておきたい」「最年長者として、チームみんなを引っ張っていけるようになりたい。」
様々なやりたいこと、目標を発表してくれました。
他の塾生、家族、スタッフ、多くの人がいる前で話をするのは緊張したことと思いますが、しっかりと目標を話してくれました。
■塾頭の話
高津戸塾頭からのお話。
「この自然塾で学んでほしいことは『生きる力を大地から学ぶ』ことです。これからの活動で、厳しい自然の中に身を置いて、たっぷりと自然に浸かって活動します。また、2泊3日保護者の力を借りずに塾生たちで協力して、共同生活を過ごします。自然と共同生活の中でそれぞれが学んでほしいと思います。
これから18回の活動で『3つの心と2つの力』を身につけてください。
・自然をいつくしむ心
・相手を思いやる心
・社会のルールを守る心
・自分のことは自分でやる力
・安全、危険を知る力
これを18ステージ過ごす中でこのことを大切だと思い、身につけて欲しいです。これから、農作業、共同生活体験して実りの多い活動にしてください。」
■記念撮影
割とリラックスした様子の第18期の塾生たち。これから約9か月の活動を経て、卒塾式の時にはどのような表情になっているのでしょうか?楽しみです。
■フィールド見学
雨が降っていましたが、塾生たちは傘をさして畑の見学に出かけました。
それぞれの畑で何を育てるのか興味津々(きょうみしんしん)です。
どのくらいのゴボウを育てたいか質問に対して、「2m!」「いや5m!!」との回答。では、その長さはどのくらい?と尋ねると傘を大きく振り上げ表現してくれました。
第2ステージ、頑張ってもらいたいです!
■昼食
市村自然塾で収穫した野菜、農業指導の先生からいただいた野菜をふんだんに使った昼食。
「おいしい!!」
お代わりコーナーも大盛況!家族の皆さんにもおなか一杯食べていただきました。
■入塾オリエンテーション
午後は活動で必要になる道具や心構えなど説明しました。

活動の1週間前に「あしおとだより」をよく読んで準備を進めてください。
男子は2週間後、女子は3週間後が第1ステージ。
準備をしっかりして、楽しみにしていてください!



■ 食事メニュー
※( )内は自然塾で取れた野菜、手作り食品です。

昼食 ・お弁当と豚汁(人参、里芋、ゴボウ、ネギ、タマネギ、切り干し大根、味噌、赤唐辛子、コンニャク、キャベツ、ブロッコリー、ロマネスコ、ジャガイモ、ダイコン、サツマイモ)