2019.04.12~14
第03ステージ ~男子~
ステージテーマ:「農作業の基本、畝たて植え付けを行おう!」
共同生活の目標:「時間を守る」
今回行う、キャベツ・レタスの植え付けでは、畝たて・植え付けを行います。これは今後農作業を行っていく上で繰り返し行う作業です。思いやりを持って、丁寧に作業することを心がけました。
共同生活目標は『時間を守る』です。自分だけではなく、チームで守れるよう意識して取り組みました。
■ 04月12日(金) 夜の集い
活動をはじめるにあたって、塾頭からお話がありました。
「新芽の季節になりました。ぜひ外に出て体感してください。
今回はキャベツ・レタスの植え付けをします。畝たて・植え付けは農作業の基本です。チーム農園でも役立ちます。また野菜にも命があります。愛情を持って、丁寧に行いましょう。
味噌作りは、はじめてのチーム共同作業です。思いやりを持って助け合いながら丁寧に行いましょう。
共同生活目標は『時間を守る』です。1人の遅れが全員の遅れにつながります。また安全を守るためにも必要です。早く終わった人は遅れている人の手伝いをし、チームとして時間が守れるようにしましょう。」
■ 04月13日(土) 塾活動~味噌作り~
みんながワクワクしていた味噌作り。
はじめに麹(こうじ)を鍋に出します。
「もうちょっと味噌のにおいがするよ!」
次にダイズの煮汁を入れて、麹をふやかします。
麹をふやかしている間に、味噌についての話を聴きました。

長~い歴史があること、味噌には多くのいい成分があることなど…。
私たちとなじみ深い味噌には、たくさんのエピソードがつまっていました。
さて、いよいよダイズ本体の登場です。
麹とダイズを混ぜ合わせます。
均等に混ぜ合わせるよう、交代しながら行います。
さすがお兄さんの手は大きくて、全体がよく混ざりますね。
お次はミンチ機の登場です!
「ウィ~ン」という音が食堂に響きます。
麹とダイズを混ぜたものを入れると、細かくなって出てきます。
材料をミンチ機に入れる人、押しつぶす人、丸めて樽に入れる人と、チームで役割分担して作業を進めました。
全て樽に詰め終わったら、フタをしめ封印します。

「これから、封印の儀を始めます!!」
何やら儀式が始まりました。
樽は塾頭室の前の床下に置いておきます。手を入れてみると…
「涼しい!!」
ここで半年間眠ることで、熟成され、おいしい味噌ができるのです。
最後に、半年前の味噌と一昨年の味噌の味の食べ比べをしました。
見てください。こんなに色が違うのです。さてさて、みんなの味噌はどんな色になるでしょうか??
開封は17ステージです。楽しみですね。
最後にこの味噌作りの工程を考えた初代塾頭さんの言葉を紹介して終えました。
「おいしい味噌は、その中に入っている野菜のうま味を引き出します。皆さんもチームや周りの人の良いところを見つけて、認め引き出す、『味噌のような人』になってください。」
初代塾頭さんの言葉、ぜひ胸に刻んでほしいと思います。
■ 04月13日(土) お昼ご飯
13日がお誕生日の塾生とスタッフがいました。
みんなでハッピーバースデーの歌を歌って、お祝い!おめでとう!!
■ 04月13日(土) 共同農園作業~キャベツ・レタス植え付け~
お天気も良好!土も良い具合に乾いてふかふか。農作業には絶好の午後です。
1ステージからクワの練習はしてきましたが、土をあげて畝を立てることは初めての作業です。

「体の向きはこっちがいいかな?」
試行錯誤しながら行います。
畝は言わば、野菜のベット。
野菜たちが心地よくなるよう、手で平らにします。
畝が完成したら、次は植え付け作業に入ります。まずは苗を並べるところから。

「真ん中、真ん中っと。」
畝の真ん中に苗を並べられているか、確認します。
野菜ごとに、株と株の間の長さは変わってきます。
目安棒という棒を使い、長さを測りながら、並べます。
ポットから苗を出し、植え付けをします。
苗はいわば、野菜の赤ちゃん。優しい心で扱います。
人間と同じで、苗もご飯がないと大きくなりません。そこで【ボカシ】というスタッフが手作りした肥料を与えました。
ゴボウの時は、害虫から芽を守るためにペットボトルリングを使いましたが、今回は卵のカラを使いました。
カラのチクチクが害虫は嫌うためです。
「大きくなぁ~れ!」
たっぷりと水を与えます。
最後にネットをかけました。
ネットには、強風で苗が倒れない・害虫から苗を守るなどの効果があります。
チーム農園でも、ぜひ実践してみてください。
■ 04月13日(土) 夜の集い~春のチーム農園計画発表~
1ステージから計画していた、チーム農園計画を発表するときがきました。
「僕たちのチームは、みんなで協力してギネスを取ることが夢です!」

チーム農園で叶えたい7人の夢を発表します。
「ここはトマトを植えます。」

チーム農園の地図を指しながら、どこに何を植えるのかを説明します。
「僕は、チームみんなの意見をよく聴きます!」

最後にどう頑張るかの自分の宣言を発表しました。
どの意見もなるほど!と感じられる立派な宣言でした。
質問タイムでは、多くの手が挙がり、活発な時間となりました。
堂々と発表してくれた人が多く、とてもかっこよかったです。明日からはいよいよチーム農園が本格化してきます。この夢や宣言を忘れずに取り組んでください。
■ 04月14日(日) チーム農園作業~区画わけ・畝作り~
チーム農園の発表も終え、さっそく作業開始です!区画分けや畝立てを行います。
「もう少し引っ張ってー!」
メジャーをひき、まずは区画わけを行います。ちょっぴり頭を使う作業です。
「土が固い…。」
目印として、竹をさしました。
畝を立てるために、幅の目安としてヒモをくくりつけます。
畝立てを行います。
昨日やったことは覚えているかな?
ここは広~い大きな畝ができました。
ふかふかしていて、良い畝です!
何を育てるのかな?
■ 04月07日(日) 帰りの集い
活動を終えるにあたって、塾頭からお話がありました。
「キャベツ・レタスの苗、とても丁寧に植えられました。これからは作物の様子をしっかりみて、世話をしましょう。
チーム農園作業やチーム農園計画発表も真剣に行ってくれました。チーム農園の作物はどうやって育てるのかぜひ調べてきてください。
伝統的な食材は味噌以外にもたくさんあります。食べるものにもいろいろ興味を持ってください。
共同生活目標の『時間を守る』は声をかけ合うことが大切です。時間を守ることは意外と難しいこと。強い意志が必要です。強い心を持って守れる人になってください。」
■ 編集後記
作業の中で繰り返し、『思いやり心で』『丁寧に』ということを伝えました。それを受けてなのかわかりませんが、植え付けも味噌作りも、雑に扱う塾生は見られず、丁寧な手つきで作業をしている様子がうかがえました。これはキャベツ・レタスや味噌のおいしさに反映されることでしょう。これからもぜひ、この2つを意識して作業にあたってください。
Y .U .



■ 食事メニュー
※( )内は自然塾で取れた野菜、手作り食品です。

金曜夕食 ・熊本県の郷土料理「具雑煮」(大根、人参、ネギ、ゴボウ、里芋、椎茸)
・鶏ゴボウバーガー(ゴボウ、人参)

土曜朝食 ・大豆食品18種類使った献立(味噌、ゴボウ、人参、ネギ、キャベツ)

土曜昼食 ・岡山県のご当地焼きそば「蒜山焼きそば」(タマネギ、人参、キャベツ、味噌)

土曜夕食 ・釜炊きご飯
・すまし汁(タマネギ、人参、キャベツ)
・天ぷら、かき揚げ(タマネギ、人参、ゴボウ、サツマイモ、ジャガイモ)
・キャベツのおひたし(キャベツ、人参)
・菜花の辛子和え(菜花)
・ネギ味噌(ネギ、味噌)

日曜朝食 ・釜炊きご飯
・味噌汁(味噌、ジャガイモ、サツマイモ、タマネギ、キャベツ)
・ソーセージエッグ(自然塾桜の枝で燻したソーセージ)
・里芋の煮物(里芋)
・浅漬け(キャベツ、人参)
・だし取り後昆布鰹節の佃煮

日曜昼食 ・沖縄県のご当地ご飯「沖縄ちゃんぽん」(キャベツ、タマネギ、人参、チンゲン菜)
・スープ(キャベツ、タマネギ、人参)
・果物(いただきもの湘南ゴールド)