2018.05.18~20 | |
第05ステージ ~女子~ | |
ステージテーマ:「何事もチームで協力して取り組もう!」 共同生活の目標:「整理・整とん・清掃・清潔を心がける」 |
|
塾生活は自分一人だけでなく、周りの人との協力で成り立っています。そのことを意識してもらうため、上記のテーマを掲げました。 また塾では周りの人と、ものや場所を一緒に使います。そこで今回の共同生活目標は「自分のもの」「みんなのもの」を整理・整とん・清掃・清潔にすることを心がけて活動に挑んでもらいました。 |
|
■ 05月18日(金) 夜のつどい ~包丁の使い方~ | |
自然塾では主に食事当番で包丁を使います。正しい使い方、運び方を身につけるために調理師さんに教わりました。 「包丁はすべらせるように切ります。」 「運ぶときには包丁が通ることを周りの人に教えましょう。」 |
|
調理師さんのお手本後は、塾生の代表が実践してみました。 | |
■ 05月18日(金) 夜のつどい ~塾頭の話~ | |
ステージを始めるにあたり、塾頭さんよりお話がありました。 | |
「みんなは、これまでの4ステージの間に農作業、掃除、布団の準備など基本的なことを覚えたと思います。これからは「自主、自立、自律」を意識して行動しましょう。 自主は『自ら進んでやる』、自立は『自分で考えてやる』。スタッフに頼らずに、チームで協力してください。 |
|
共同生活目標は「整理・整とん・清掃・清潔を心がける」です。これらができると、時間を守ることや安全につながります。みんなで協力してきれいにしましょう。」 | |
■ 05月19日(土) 共同農園作業 ~サツマイモの植え付け~ | |
土曜日最初の農作業はサツマイモの植え付けに出かけました。 | |
今回は初めて『かまぼこ畝(うね)』を立てます。畝の中心を高くするため、多めに土を盛らなければいけません。 使い慣れてきたクワで、せっせと土を寄せていきました。 |
|
仕上げに手でならします。 「平らにするよりも難しいかも・・・。」 |
|
サツマイモの苗は、今までの苗と見た目も植え方も違います。 イモがなる場所をしっかり埋めることがポイント。 最後にたっぷりと水遣りを行いました。 |
|
■ 05月19日(土) 共同農園作業 ~ゴボウの世話~ | |
次にムギワラ畑に移動し、ゴボウの世話を行いました。少し見ない間に雑草がちらほらと生えてしまっていました。 | |
雑草を小さいうちに取ることが、野菜を元気に育てる基本になります。 |
|
「ほら、こんなにたくさん!」 さすが中学生!みんなのおかげでスッキリきれいになりました。 |
|
これからもっと生長するように追肥・土寄せを行いました。 | |
畑からの帰り道。クワの実がたわわに実っていました。 「甘酸っぱい~。」 頑張って行った作業のごほうびだね。 |
|
■ 05月19日(土) 塾活動 ~お茶作り~ | |
午後の活動は待望のお茶摘みとお茶作り。本来のお茶作りはたくさんの工程と時間をかけて作られますが、自然塾ではホットプレートを使った簡単バージョンで行いました。 | |
お茶の葉の中でも、美味しいとされる新芽をつみます。 さぁお茶つみ開始です。 |
|
摘んでいる間に生の葉を味見する塾生も多くいました。 「んー、甘いような苦いような」 「しぶい・・・」 |
|
『お茶は最初は薬として中国から伝わった』 『同じ葉から緑茶のほかにも、ウーロン茶や紅茶ができる』 お茶に関する話を聞いた後、お茶作り開始。 |
|
まずは『蒸す作業』。 摘んだ葉を洗って、ホットプレートに広げてフタをします。 待つこと2分。 「まだぁ?」 「いつもより長く感じる」 |
|
フタを開けるといっそう鮮やかな新緑に変わっていました。 「いいにおいがする!」 と、香りも変化したようです。 |
|
2つ目は『揉む作業』。 よく葉をもむことで、うまみや香りが引き出されます。 |
|
3つ目は『乾燥』。焦がすと苦くなるときき、注意しながら炒っていきます。お茶作りはこの『揉む』『乾燥』をひたすら繰り返していきます。 | |
「手からもお茶のにおいがする!」 | 「見て、たくさん揉んで手も緑色!」 |
「摘んだ量の3分の1になったね。」 | 「乾杯!」できたてを味わいました。 |
■ 05月19日(土) チーム農園作業 | |
夕食までの間、チーム農園作業を行うチームがありました。 | |
「ウリ科の野菜にはしきわらが必要なんだよね。」 ワラを畝いっぱいにしきました。 |
|
「ニンジンがまた大きくなってる!」 指3本間隔で間引いてあげました。 |
|
■ 05月19日(土) 塾活動 ~チームの時間~ | |
自然塾ではこれからもチーム活動が増えてきます。『チームに必要なことって何だろう?』と考えながら、2つのプログラムに取り組みました。 | |
みんなと息を合わす【ビート5】 「せーの、1、2、3…。」 |
|
限られた雑巾から落ちないようにゴールを目指す【納豆川渡り】 「ドキドキする~。」 「こうしたらいいんじゃない?」 |
|
最後に全員でふりかえりをし、気づいたことを発表しました。 | |
■ 05月19日(土) チーム会議 | |
夜のチーム会議では今の自分たちについて様々な意見を出し合っていました。 | |
「塾生活、どう?」 「今回の目標の衣装ケースをきれいに整理する、できているね。」 |
|
■ 05月20日(日) 共同農園作業 ~レタスの収穫~ | |
第3ステージに植えつけたレタスが収穫時期を迎えていました。立派にみずみずしく育っています。 | |
「葉がバラバラにならないように根本を切るんだよね。緊張するな~。」 | |
顔より大きななレタスを持って記念撮影。取れたての旬の味、家族で味わってくださいね。 | |
■ 05月20日(日) チーム農園作業 | |
今回のチーム農園作業では、スイカ・メロンの植え付けや、共同農園でも行ったサツマイモの植え付けがありました。 | |
植えつける前には草取りから始めていたチームもありました。 | |
「苗は野菜の赤ちゃん。」 やさしい手つきで、植え付けを行っていました。 |
|
■ 05月20日(日) 帰りのつどい ~塾頭の話~ | |
活動を終えるにあたって、塾頭より話がありました。 | |
「今ステージはとても良い天気に恵まれました。お茶作りでは五感を使って、いまの季節を感じたと思います。農作業もたくさんできました。サツマイモは昔、ききんを救った作物です。野菜によって育て方、歴史、さまざまな違いがあります。ぜひ興味を持ってください。 みんなに覚えて欲しいことは『楽しむ』と『楽する』はちがうということです。これから本格的に暑くなりますが、いっしょうけんめいやりましょう。 |
|
今朝は感謝について話がありました。私たちは野菜を育てるために虫を殺したり、食べるために動物を殺したり、いのちをいただいています。感謝の心を込めて食べるようしましょう。 チームの時間では、目標達成のために、どんなことが大切だったか『助け合う』『声をかける』など意見がたくさん出ました。共同生活目標の『4S』もよくできていました。今後もチームで協力して取り組んでください。」 |
|
■ 編集後記 | |
今回の女子塾生たちはツバメの観察をする、自由時間に川に遊びに行く、桑の実を取りに行く、お茶の葉をかじってみるなど、自然を楽しもうとする姿を多く見ました。これからも興味のアンテナを広げていってほしいと思います。 S.D.
|
■ 食事メニュー | ||
※( )内は自然塾で取れた野菜、手作り食品です。 | ||
|
||
金曜夕食 | ・ピリ辛鍋(キャベツ、水菜、ニンジン、ネギ、ほうれん草)〆でピリ辛ラーメン | |
|
||
土曜朝食 | ・三色丼(スナップエンドウ、絹さや) ・味噌汁(味噌、タマネギ、キャベツ、スナップエンドウ) ・レタしゃぶ(玉レタス) ・漬物(キャベツ) |
|
|
||
土曜昼食 | ・空豆パスタ(空豆) ・コロッケピタパンサンド(ジャガイモ、タマネギ、キャベツ) |
|
|
||
土曜夕食 | ・岡山県のご当地グルメデミカツ丼(キャベツ、スナップエンドウ、グリンピース) ・コンソメスープ(タマネギ、キャベツ、スナップエンドウ、カブ) ・おひたし(キャベツ、カブ) |
|
|
||
日曜朝食 | ・宮城県のご当地グルメ油麩丼(タマネギ、スナップエンドウ) ・味噌汁(味噌、タマネギ、カブ、キャベツ) ・漬物(キャベツ、カブ) |
|
|
||
日曜昼食 | ・レタス巻きご飯(リーフレタス、玉レタス、タマネギ、スナップエンドウ) | |
|