2018.10.05~07 | |
第15ステージ ~男子~ | |
ステージテーマ:「全身でハイキングを楽しもう!たくさんの発見をしよう!」 共同生活の目標:「ルール・マナーを守る」 |
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今回は自然塾の西にある高松山にハイキングに行きます。自然塾とはまた違った自然を全身で感じ、たくさんの発見をしてもらいたいという思いから、「全身でハイキングを楽しもう!たくさんの発見をしよう!」というテーマを掲げました。共同生活の目標は、山でも共同生活でも大切な「ルール・マナーを守る」とし、ポイントは塾生全員で決めました。 | |
■ 10月05日(金) 夜の集い | |
活動を始めるにあたって、塾頭より話がありました。 | |
「今週のハイキング、ゆっくり自然を楽しんでください。明日は801mの高松山に登ります。ハイキングの目的は2つあります。一つは、五感を使って自然を感じてほしい、ということ。もう一つは、山と自然と人とのかかわりを考えてほしいことです。自分はこれからどう自然と関わっていくのか考えてみてください。 山登りにはさまざまなルールがあります。それを守って登ってください。気力・体力を発揮し、みんなで山頂に行くことを目指しましょう。」 |
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■ 10月05日(金) ハイキングの準備 | |
明日はハイキング。山に持っていくものを確認しながらリュックに詰めました。 | |
■ 10月06日(土) ~高松山ハイキング~ 「いざ出発!」 |
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ハイキングへの出発前はワクワク。どんなお弁当だろう?しっかり準備体操をして、いざ出発!! | |
■10月06日(土) ~高松山ハイキング~「五感の体操」 | |
自然塾から林道を歩いてきましたが、ここからはいよいよ山道です。 登山口で、目を閉じ、光や音や匂いを感じる練習をしました。 |
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■ 10月06日(土) ~高松山ハイキング~ 「人工林の中で」 | |
この登山道、きれいに整備されたスギ・ヒノキの人工林の中を登っていきます。木漏れ日がきれいです。 | |
ヒキガエルが姿を現しました。千と千尋の神隠しに登場するかまじいのモデルになった、ザトウムシもたくさん出会えました。 | |
■ 10月06日(土) ~高松山ハイキング~「炭焼き窯(かま跡で」~ |
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地元の集落の人たちが昔使っていた炭焼き窯跡に到着しました。ここで、今まで通ってきた人工林と雑木林の違いや昔の人が山のものを利用して生活していた話をしました。昔は小学校上級生は45㎏もの炭を背負って、家の手伝いをしていたそうです。今では考えられないですね。 | |
ここで「ミッションカード」を配りました。自然の中から色を見つけたり、音を聞いたり。このカードには、顔を見つけてみよう、というミッションが。さっそく見つけたようですね。 | |
■ 10月06日(土) ~高松山ハイキング~「峠への道」 | |
炭焼き窯跡を過ぎると、山の様子が変わってきました。ちょっとスリルのある気の橋を渡り、山に分け入っていきます。 | |
斜面にジグザグにつけられている道を踏みしめて高い所へ。空が明るくなり、峠が近づいてきました。まわりに生えている、細い幹がたくさん根元から生えている木は「アブラチャン」といって、油分が多く、昔の人はこの木の実の油を灯かりに使っていたそうです。 | |
■ 10月06日(土) ~高松山ハイキング~「峠、そして頂上へ」 | |
峠につきました。ここは昔の人が山の両側の集落を行き来するために使っていた場所です。坂道を登ってくると通り抜ける風がとりわけ心地よく感じられます。 | |
登りついた塾生たちには、まず自分の心臓の鼓動を感じてもらいました。そのあと「瞑想」を行いました。 鳥や虫の声、山の空気と風、それらを静かな空気の中で感じられたようです。自分自身が生きていることも感じられましたか? |
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スタッフの一人がキリギリスの産卵場面をみんなが休憩しているすぐ脇で発見。近くにいた塾生は驚かさないよう、静かに観察することができました。 | |
瞑想と休憩を終えて、いよいよ山頂へ向かいます。途中にはちょっとした岩場もあって、楽しみながら登りました。 | |
■ 10月06日(土) ~高松山ハイキング~「山頂到着!」 | |
ようやく山頂へ到着です。山頂は広く開けていて、景色の良いところです。 | |
頂上の少し前から、よーいドン。走りたい塾生は競って山頂一番乗りを目指しました。 | |
目の前に大きく開けた景色をバックに思わずピースサイン。 | |
お待ちかねの、お弁当タイム!!登ってきて、開けた頂上でみんなと食べるお弁当は最高!! | |
頂上の一角には、先日の台風で根こそぎ倒れた大きな倒木が。 塾生たちはさっそく登り始めてジャングルジム状態。 |
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■ 10月06日(土) ~高松山ハイキング~「山頂にて」 | |
全員で記念写真を撮りました。本当ならばこの後ろに富士山が見えるはずですが、う~ん残念。富士山だけは今回は雲の中から姿を現してくれませんでした。 | |
各チームでも、気に入った場所でチームの写真を撮ってもらいました。 | |
やはり、大きな倒木は人気! | |
後ろに大きく開ける景色をバックに。 すがすがしい頂上だね。 |
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このチームはトリック写真に挑戦しました! | |
■ 10月06日(土) ~高松山ハイキング~「下山」 | |
気持ちよく過ごした山頂を後に、山をくだって自然塾を目指します。 | |
下し始めてまもなく、木々の間から見えるのは?(自然塾が見えるポイントです) | |
道のわきにあったイノシシのお風呂(ヌタ場)。イノシシの毛が落ちていないか探しています。 | |
山道はここまで。ここからは林道を歩きます。杖にしていた長い木の枝はここで自然に返してあげよう。別れる前に一緒に写真を撮ろう。 | |
チームごとに思い思いに自然塾を目指しました。 | |
道中見つけたアケビ、初めて食べてみた味はどうだった? この時期だけに生える貴重なキノコを手にする塾生も。 |
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何やってるの???(3人の手の上にクモがぶら下がっていました) | |
近くなってきた自然塾を双眼鏡で眺める塾生たち。 | |
集落に入ってきました。ここからは昔の人の生活と今の人の生活を考えたり、今日のハイキングを振り返りながら塾を目指します。 | |
■ 10月06日(土) ~高松山ハイキング~「ハイキングの感想」 | |
1日がかりのハイキングを終え、自然塾に帰ってきました。塾庭で一言ずつ感想を伝え合いました。 「思ったより登るのが大変だった」 「山頂で食べたお弁当がおいしかった」 「初めて雲の中に入ってすごかった」 いろいろ感じたものがあったようですね。 |
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■ 10月06日(土) 自由時間 | |
山から持ち帰ってきた木の枝を磨いたり加工したりしている塾生たち。何ができるのかな? | |
■ 10月06日(土) ~俳句・振り返り~ | |
夜の塾活動では、今日のハイキングを振り返って俳句を作り、発表してもらいました。昔の暮らしと今の暮らしや山で出会った命についても振り返りました。 | |
今日のハイキングで感じたことを率直に(季語にはこだわらないで)俳句を作ってもらいました。 「山頂 たどりつくまで 大変だ」 「苦しみが 笑顔に変わる 下り坂」山登り、なかなか大変ですよね。 「おいしいな 山の空気と お弁当」「てっぺんで 空の中の お弁当」 頂上で食べるお弁当はやはり最高! 「雲の中 まぎれてトンボ 飛んでいく」「頂上だ~ 着いた先には 雲の海」 雲がわいてきて雲の中に入る経験、なかなかできないですね! 「おとなしい 高山の主 ガマガエル」「イノシシの ぬたばを見つけ 毛を見つけ」 いろいろな生き物との出会いも面白いですね。 「人工林 手入れされて きれいだな」 よく手入れされた人工林、木漏れ日がきれいでしたね。 「和気あいあい ひのき飛びかう 山の中」 のんびりと楽しみながら山を下りてくる風景が目に浮かびます。 |
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■ 10月07日(日) チーム農園作業 | |
雑草取りや台風で畑に散らばったスギの葉拾い、サツマイモのつる返し、作物の追肥などの世話を一生懸命行っていました。 | |
立派なサニーレタスを収穫。 お土産で持ち帰って家族で美味しく味わおう! |
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このチームが育てているヤマイモ、台風で支柱はすっかり倒れてしまいましたが、そろそろ収穫時期。みんなで掘りあげました。 | |
収穫したヘチマを加工しています。結構臭いがきついのでマスクは必須!? | ゴマの実を莢(さや)からとっています。とても細かい作業です。 |
チーム農園で使ったネットを洗って干して、え?ひょっこりはん、風?? | |
■ 10月07日(日) 卒塾アルバムづくり | |
チーム農園作業を終え、卒塾アルバムのチームページ作りに取り組んでいます。下書きは終え、本番。より真剣です。 | |
■ 10月07日(日) 帰りの集い | |
活動を終えるにあたって、塾頭より話がありました。 「昨日のハイキングでは全員で山頂に登ることができました。全員でという目標が達成できて良かったと思います。 山と海はつながっている、ということを聞いたことがありますか?海で養殖をする人たちは、まず山に木を植えます。山での栄養が海の生き物たちを育てます。山が死んだら海も死んでしまいます。空気がおいしかった、と言っていましたが、そうした山で感じたことを忘れないでいてほしい。 山に登れたのは、道を作ってくれた人、みんなの家族、お弁当を作ってくれた調理師さんなど、たくさんの人たちのおかげです。感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。」 |
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■ 編集後記 | |
すっきりしない天気が続く中、ハイキング当日朝には晴れ間が広がり、塾生たちのハイキングを応援しているようでした。高松山のハイキングコースは比較的雑木林が少ないのですが、歴史ある道、整備された人工林、昔の人の暮らしの跡、山里の中を歩く下山道、そして山頂からの大展望、といった魅力あるコースです。実は休憩予定地にヤマヒルが多く、1回休憩を飛ばして登り続けることになってしまったのですが、一人も音を上げることなく山頂まで登り切りました。そして、スタートからゴールまで、一人一人がそれぞれの感性で、いろいろなものを感じ、発見したことを感じることができました。この感動や発見をいつまでも大切にして、これからに生かしていってほしいと思います。 T.K.
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■ 食事メニュー | ||
※( )内は自然塾で取れた野菜、手作り食品です。 | ||
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金曜夕食 | ・ご飯 ・秋刀魚のつみれ汁(ショウガ、ニンジン、冬瓜、ゴボウ) ・秋刀魚のフライタルタルソースかけ(タマネギ、青じそ) ・サラダ(サニーレタス、玉レタス、ニンジン、赤タマネギ) ・夏野菜の炒め物(ナス、ピーマン、しし唐、タマネギ) ・ゆで落花生(落花生) ・栗シュークリーム(栗) |
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土曜朝食 | ・肉すき玉子丼(タマネギ、ニンジン) ・鶏団子汁(ニンジン、ジャガイモ、冬瓜、カボチャ、ゴボウ、ショウガ) |
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土曜昼食 | ・ハイキング弁当(タマネギ、ニンジン、ピーマン、パプリカ、ショウガ、ゴボウ、空芯菜、間引き菜) | |
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土曜夕食 | ・カツカレー(タマネギ、ニンジン、ナス、ピーマン、パプリカ、ナス、しし唐、ジャガイモ、カボチャ) ・サラダ(玉レタス、タマネギ、ニンジン、パプリカ、オクラ) |
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日曜朝食 | ・釜炊きご飯 ・味噌汁(味噌、タマネギ、カボチャ、冬瓜、四角豆I) ・冬瓜のそぼろあんかけ(冬瓜) ・ピーマンの丸ごと煮(ピーマン) ・ゴーヤのツナ炒め(ゴーヤ) ・四角豆のベーコン炒め(四角豆) ・ピーマンのゴマ炒め(ピーマン) ・ゴボウの玉子とじ(ゴボウ、ニンジン、四角豆、ナス、ピーマン) |
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日曜昼食 | ・あんかけ固焼きそば(タマネギ、ニンジン、四角豆、ピーマン、しし唐、ゴーヤ) ・アップルパイ ・ゆで落花生(落花生) |
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