2018.06.08~10 | |
第07ステージ ~男子~ | |
ステージテーマ: 「収穫したジャガイモを調理しておいしく食べよう!」 共同生活の目標: 「整理・整頓・清掃・清潔を心がける(2回目)」 |
|
第1ステージに植え付けたジャガイモがついに収穫の時を迎えました。掘りたてのジャガイモを、おいしくいただきたいと思います。 共同生活の目標「整理・整頓・清掃・清潔」に取り組むのは2回目です。前に取り組んだ時には今一つの出来だったので、今回は『どんな状態を目指すか?』を塾生全員で考えてからスタートしました。 |
|
■ 06月08日(金) 夜の集い ~塾頭の話~ | |
活動を始めるにあたり、塾頭からお話がありました。 | |
「もう活動の3分の1が終わりました。自然塾での目標を思い出し、初心にかえってください。自然塾は農作業を通して強い体と心を育て、生きる力を大地から学ぶところです。残り12ステージの目標を考えて、新たな気持ちで3分の2をスタートしましょう。 共同生活の目標も1周りしました。不得意なものは意識して努力し、得意なことはもっと伸ばしていきましょう。また、共同生活では思いやりの心が大切です。自分の言動に責任を持ってください。悪い部分は素直に反省して直していきましょう。 |
|
第1ステージに植え付けたジャガイモを収穫します。収穫まで3ヶ月かかりました。大地の力、収穫の喜びを感じてもらいたいです。みんなで調理して、楽しくいただきましょう。 自然塾の食事で出されたものは残さず、よく噛んで食べてください。よく噛んで食べると良いことがたくさんあります。 ①消化に良い ②頭の働きが良くなる ③顔つきが良くなる ④落ち着いた時間が持てる ⑤良く噛むほど美味しくなる これから自分たちで育てた野菜を食べる機会が増えます。食事について、意識してください。」 |
|
■ 06月09日(土) 共同農園作業 ~ジャガイモの収穫~ | |
ジャガイモの葉が青々と茂(しげ)っています。 自然の力、みんなのお世話のおかげでここまで大きくなりました。 土の中も期待できます。 さぁ、収穫だ! |
|
まずは地上部を引き抜きます。 「えい!」と力を入れて引っ張ると… |
|
「ジャガイモが付いてきた!」 「こんなに大きくなってる!」 いろいろな場所から喜びの声が聞こえてきます。 |
|
地上部を抜いただけでもたくさんイモが出てきました。 「早く掘りたい!」 はやる気持ちを抑(おさ)えて、次々に地上部を抜いていきます。 |
|
「種イモ1つからどれくらいイモが収穫できると思う?」 2倍から10倍まで、いろいろな予想を立てた塾生たち。 1株分の重さを量ってみると… 「え!?20倍も!?」 掘りたい気持ちが高まりました。 |
|
ジャガイモを掘る時には、皮を傷つけないように下から掘ります。 「こっちの方にありそうだな…」 「あ!指先に何か当たった!」 わくわくしながら掘り進めます。 |
|
「あった!こんなに大きいの収穫!」 「1株からこんなに採れた!」 「どんどん出てくる!終わらないよ…」 畑のあちこちで喜びの声が飛び交います。 |
|
夢中で掘った塾生たち。 中には「休みたかったけど、掘り始めたら楽しくて疲れを忘れちゃった!」という塾生もいました。 その顔には暑さも忘れてしまうほどの達成感が見られます。 |
|
おもしろい形のジャガイモもありました。 雪ダルマ、二つ繋がったように見えるもの、ハート… 雪ダルマは自然塾の『おもしろギネス』に認定されました。 17期男子のみんな、おめでとうございます! |
|
最後に、リーダーたちが掘り残しがないかスコップでチェック。 「あ、まだ土の中に残ってた!」 けっこう掘り残しがあった様子。 しっかり確認してくれてよかった~。 |
|
軽トラまでジャガイモを運びます。 イモが転がると、皮が傷付き、痛むのが早くなってしまいます。 「ゆっくりゆっくり…」 「転ばないように…」 慎重に運びました。 |
|
たくさん収穫できたので、重すぎて1人では運べないトレーも。 「誰か手伝ってー!」という呼びかけに、仲間が手を貸してくれました。 素直に手を差し伸べられるのは、みんなの良いところですね。 |
|
引き抜いた地上部は、畑に置いておくと病気が広がる原因になってしまいます。 塾庭の残渣穴(ざんさあな)まで運びました。 重いのによく頑張った! |
|
■ 06月09日(土) ジャガイモの調理 | |
掘りたてのジャガイモを、塾庭で調理します。今日のメニューは焼きジャガと蒸(む)しジャガの食べ放題。チームで役割分担をして、調理開始! | |
選んだジャガイモを洗います。 「土が残ってたらまずいよね…」 念(ねん)入りに洗っています。 |
|
かまどの準備はバッチリ! 食事当番での経験を生かしました。 「早くジャガイモを焼きたい!」とソワソワします。 |
|
「これはもう少し…」 「こっちは焼けた!」 竹串を刺して、火が通ってるかチェック中。 続々と焼きジャガか完成していきます。 「早く食べたーい!」 |
|
■ 06月09日(土) 昼食 | |
「いただきまーす!」 塾庭に響く大きな声。 待ちに待った時間がやってきました。 掘りたてジャガイモの味はどんな味? |
|
「おいしい!」 「味付けなしでも味がする!」 「何個でも食べられちゃう!」 みんなで植え付け、世話をして収穫できたジャガイモ。 味は格別(かくべつ)だったようです。 |
|
■ 06月09日(土) チーム農園作業 | |
前のステージから2週間が経ったチーム農園。今は作物がグングン生長する時期です。作物の様子をよく見て、必要な世話を考えました。 | |
「キュウリが育ってきたからネットを立てよう!」 まずは支柱を組み立てるところからスタート。 ヒモで結ぶのが難しい… |
|
ピーマンの苗をじっと見つめる塾生たち。 「ピーマンの芽欠きはね…」 前にピーマンの世話を担当した塾生が、他の塾生にお世話の仕方を教えていました。 共同農園で学んだことが身に付いているね。 |
|
野菜が生長するには、肥料が必要です。追肥、土寄せをしました。 「次ステージにはもっと大きくなってるかな?」 楽しみですね。 |
|
「たくさん収穫できた!」 チーム農園のジャガイモも収穫! チームでの初収穫物です。 共同農園のジャガイモと味は違ったかな? |
|
大きなネットを立てています。 「あれ?たて?よこ?」 苦労しています。 これからここに、キュウリが伸びていく予定。 たくさん収穫できそうですね。 |
|
「うどんこ病にかかっていますね。『ねんちゃく君』で対策しましょう。」 先生にうどんこ病への対策を教えてもらいました。 「次ステージまでに治ってくれよー…」 メロンを収穫するため、必死です。 |
|
■ 06月09日(土) 共同農園作業 ~コムギの収穫~ | |
16期生がまいたコムギの種。小麦色に色付き収穫の時期を迎えました。 16期生が丁寧に種まきしたように、17期生も丁寧に収穫をします。 |
|
刈(か)る、そろえる、結ぶの3つの役割を交代で行います。 畑にはザクザクとムギを刈る音が気持ちよく響きます。 |
|
「ちょっと待って!」 「役割交代だよ!」 声を掛け合って、スムーズに作業が進んでいきます。 |
|
最後に落穂(おちぼ)拾い。 丁寧に収穫したおかげで、落穂はほとんどありません。 少ない落穂もすべて拾って、一粒までムダにせず収穫ができました。 |
|
最後はコムギリレーで、干し場までコムギの束を手渡し。 このまま畑でコムギを乾燥させ、次ステージには脱穀(だっこく)と風選(ふうせん)を行います。 親子大会の流しそうめんまでもう少し! |
|
■ 06月09日(土) 塾活動 ~親子大会塾生企画準備②~ | |
塾生企画の2回目です。前回の続きから、より詳しく内容を話し合いました。 | |
「クイズをやったら良いんじゃない?」 「全部の畑を回るのに何分かかるかな?」 |
|
「お家の人に野菜を収穫してもらう?」 「お年寄りや小さい子にも楽しんでもらうには…」 どのチームも家族をおもてなししようと、一生懸命考えています。 |
|
「どこまで進んだか教えてください」 今回から、塾生企画の進行をリーダーたちにお願いしています。 各ステージでどこまで準備を進めれば良いか、計画もバッチリです。 これから頼もしいリーダーたちを中心に、塾生企画を進めていきましょう! |
|
■ 06月10日(日) 共同農園作業 ~ジャガイモの保存~ | |
収穫したジャガイモは何キロだろう…? キタアカリの重さを計測しました。 結果は…33.7kg! 他の品種と合わせると、なんと、合計175kg! みんなのお世話はもちろん、今年は天気も味方をしてくれました。ジャガイモにとって最高の天気が続き、豊作です。 |
|
お土産用にキタアカリを包みます。 大きすぎるものや小さすぎるものを入れずに、平等になるように重さを量りました。 |
|
「カレーにして食べたいなぁ」 「また焼きジャガもいいな…」 もう食べ方を考えている塾生もいました。 |
|
たくさん収穫できたジャガイモは、保存して今後の食事で少しずつ使います。 野菜にとって保存に適(てき)した環境が違います。ジャガイモは、暗くて涼しい場所に保存しました。 これから食事に出てくるのが楽しみですね。 |
|
■ 06月10日(日) 塾活動 ~親子大会塾生企画準備③~ | |
机の上に野菜の本を広げ、調べ物中。 「これはどう?」 「それもいいね!」 紙にはみんなのアイディアがギッシリ! 良いアイディアが出すぎて決められないくらいです。 |
|
「実際にコースを歩いてみよう!」 時計を片手に、塾舎をスタート! 「このペースで疲れない?」 「もっとゆっくりな方がいい?」 当日、参加してくれる人のことを考えながら歩きました。 |
|
「どれくらいの広さが必要かな?」 実際に畑を確認しているグループもありました。 「他の畑も見に行ってみよう!」 候補(こうほ)がたくさんあるようです。 |
|
地下倉庫前では、麻ヒモを手に細かい作業をしているグループも… 「まだやってみる途中!」 果たしてどんな企画になるのでしょうか? |
|
■ 06月10日(日) 帰りの集い ~塾頭の話~ | |
活動の終わりに、塾頭からお話がありました。 | |
「ジャガイモを収穫しました。植え付けた時の20倍の量になりました。今年は雨が少なかったので、ジャガイモがよくできました。みなさんの世話もありますが、大地の恵みがあったからこその収穫です。感謝の気持ちを忘れないでください。まだ、食事を時間内に食べられない人もいます。しっかり食事と向き合い、命をいただいているということを忘れないでください。 16期生が種まきをしたコムギも収穫しました。次ステージ、脱穀と風選という作業をします。いろいろな工程を経て、食事に出てきます。楽しみにしていてください。 |
|
金曜に、できることを伸ばしましょうという話をしました。やることに対して向き合い、集中して丁寧にやると、結果として前よりも良くなります。これが『できることを伸ばす』ということです。いいかげんにやっていると、いいかげんな人間になっていきます。いいかげんな人にならないよう、自分ができていることをさらに伸ばしていきましょう。」 | |
■ 編集後記 | |
盛りだくさんだった今ステージ。蒸し暑い中でも、塾生たちが意欲高く畑に飛び出していく姿に驚きました。これまでの農作業で体力が鍛(きた)えられたかもしれませんが、それ以上に精神力が強くなっているなと感じました。 目標は2回目の整理整頓。前回はボランティアに来てくださった保護者のみなさまが首を傾(かし)げる出来でした。今回、衣装ケースを整理したり、スリッパを揃えてくれたり…意識して取り組む様子をとても心強く感じています。 塾生活は残り3分の2を切りました。やるぞ塾生!この調子だ! S.A.
|
■ 食事メニュー | ||
※( )内は自然塾で取れた野菜、手作り食品です。 | ||
|
||
金曜夕食 | ・ちゃんぽん鍋(キャベツ、タマネギ、ニンジン、絹さや、スナップエンドウ) ・スティックキュウリ(キュウリ、味噌) ・ピーナッツバターパン(落花生) |
|
|
||
土曜朝食 | ・釜炊きご飯 ・味噌汁(味噌、大根、タマネギ、キャベツ) ・ふろふき大根鍋(大根、味噌、ネギ) |
|
|
||
土曜昼食 | ・野外調理(ジャガイモ、タマネギ) | |
|
||
土曜夕食 | ・釜炊きご飯 ・すまし汁(タマネギ、ニンジン、キャベツ、ジャガイモ) ・鯵の塩焼き(青じそ、大根) ・サラダ(キャベツ、リーフレタス、赤タマネギ、大根) |
|
|
||
日曜朝食 | ・肉じゃが丼(ジャガイモ、タマネギ、ニンジン) ・味噌汁(味噌、ジャガイモ、タマネギ、ニンジン) |
|
|
||
日曜昼食 | ・コロッケカレー(ジャガイモ、タマネギ、ニンジン、ズッキーニ) ・サラダ(キャベツ、リーフレタス、赤タマネギ、大根、ニンジン) ・冷やし芋(サツマイモ、エディブルフラワー) |
|
|