2018.03.30~04.01
第02ステージ ~男子~
ステージテーマ:
「力いっぱい土を掘って、ゴボウの種をまこう!」
共同生活の目標:「人の話を聴く」
自然塾の大イベントでもあるゴボウの穴掘り。長い長いゴボウを収穫するために、今ステージでは深い深い穴を掘ります。塾生家族にもご協力いただき、みんなの力を結集してのぞみます。
■ 03月30日(金) 夜の集い ~塾頭の話~
活動を始めるにあたって、塾頭よりお話がありました。
「4月から新生活が始まりますね。自分を変えるチャンスです。新しい環境ではまずあいさつから始めてみてください。
土曜日はゴボウの穴掘りがありますね。自分の目標を立てて掘ってみましょう。途中で投げ出さずにチャレンジすることが大切です。
避難訓練も行います。自分の命とみんなの命を守るためにも、ルールを守って真剣に取り組みましょう。
これからの活動を安全で楽しくしていくために協力することを忘れず、そして自分の中の良い心を育てていってください。」
■ 03月30日(金) ゴボウ種まきの準備
「ゴボウの種まきに使う道具の準備をしよう!」
ペットボトルをせっせと輪切りにしていきました。
「これどうやって使うの?」
ゴボウを守ってくれる大切なもの。
明日使い方を教えるね。
■ 03月31日(土) 塾活動 ~避難訓練~
「地震発生!身の安全を守れ!」

避難訓練を実施し、非常時の身の守り方を学びました。
地震からの火災発生を想定し、避難方法や避難経路を体験しました。
「火事のときは体を低くして移動しよう」
避難のときの合言葉『おかしもち』を確認しました。
お…おさない
か…かけない(走らない)
し…しゃべらない
も…もどらない
ち…近づかない
塾舎に戻り、避難経路と他の避難方法を学びました。
今回の経験を忘れずにね。
■ 03月31日(土) 塾活動 ~KTY(危険予知トレーニング)~
安全・危険を知る力を高めよう!
これから自然塾で安全に過ごしていくために、周りにひそむ危険を見つけて対策を立てていきます。
まずは練習として、イラストの中の危険を探していきました。
「床がぬれているから、すべって危ない!」
通塾の様子に似たイラストも使ってトレーニングしました。
「たなから荷物が落ちそうになっているから、奥までしっかりいれる。」
「窓から手を出して危ない。ちゃんと座ったほうが良い。」
塾舎の周りにも危険はひそんでいます。実際に現場へ向かい、どんな危険があるのか探してみました。
「塾生室のハシゴは、降りる人優先で使うのが良いと思う。」
「坂道は転びやすそうだから、落ち着いて移動する。」

これからの塾活動を、みんなの力で安全なものにしていこう!
■ 03月31日(土) 共同農園作業 ~ゴボウの種まき~
いよいよやるぞ、ゴボウの種まき。
「自然塾でゴボウを作るのが楽しみ」と言う塾生もいました。
塾生家族やリコーからボランティアの方々にも来塾いただき、たくさんの力を合わせてまずは穴掘りから開始です。
「絶対ギネスを超える!」と気合充分な塾生が何人もいました。
「土が固い…」
「疲れた…」
と、弱音をはく塾生もいますが、長いゴボウのためにも最後まで頑張れ!
塾生家族には掘りあげた土を寄せたり、ペットボトルの輪切り、塾生とバトンタッチで穴を掘ったりと、いろんなところで力を借りました。
「残り10秒!9、8、7…2、1、ゼロ!終了、お疲れさま!」

掘り終わったときには拍手が起こりました。
一番深いところで1m51cm、よく頑張ったね。
掘った穴はすぐに埋め始めます。これでふかふかの土ができ、ゴボウがグングン育ちます。
畝(うね)を立てたところにようやく種をまきます。
輪切りのペットボトルがここで登場。発芽したゴボウを害虫から守ってくれる役割があります。
とっても小さなゴボウの種。これが1m以上のゴボウになるなんて、なんとも不思議。
ちなみに、このゴボウの種は自然塾で育ったゴボウからとれたものです。ゴボウの花を見たことない人は調べてみよう。
土をかけ、水やりをして終了。
収穫はずっと先の第13ステージ。長く長く生長しますように。
■ 03月31日(土) 夜の塾活動 ~春のチーム農園計画~
チーム農園で作る野菜は決まったかな?
品種はどれにしようか、トマトは赤色?黄色?
白いキュウリなんてものもある!
どれにしようか決めてるときがとっても楽しそう。次回は全員の前で立てた計画の発表です。
■ 03月31日(土) チーム会議
夜には『チーム会議』を行いました。
もっとチームを良くするためにはどうしたら良いだろうと考えたり、これまでの活動を振り返ってメンバーに伝えたいことを話したり、相手の言葉に耳をかたむけました。
■ 04月01日(日) チーム農園作業 ~土作り、植え付け~
心地よい暖かさで、なんとも農作業日よりなこの日、チーム農園の土作りをしました。
『野菜に良い土ってどんな土だろう?』
作業前に土について学びました。自然の循環(じゅんかん)の中で土が出来ていることを知りました。
今回土作りで使う肥料は『牛ふん』と『腐葉土(ふようど)』です。
腐葉土は塾庭や近くの山で集めた落ち葉から出来ています。
畑にまんべんなくまきました。
土とよく混ざるように耕(たがや)します。同時に土がふかふかにもなるように細かくクワを入れていきました。
少しずつクワにもなれてきたようです。
土作りが終わった後に、さっそく種まきをするチームがいました。
まいているのはニンジンの種。
「ゴボウよりも小さい!」
こちらはジャガイモの植え付け。第1ステージでの経験が役に立っているようです。
野菜の場所がわかるように目印の竹を立てています。メジャーで長さをはかって正確に畑を区切っていました。
次のステージでは一段と畑がにぎやかになるでしょう。
■ 04月01日(日) 帰りの集い ~塾頭の話~
活動を終えるにあたって、塾頭よりお話がありました。
「ゴボウの穴掘りは家族やボランティアの方の協力と、みなさんの頑張りでよくできていました。チーム農園の土作りもしっかりできていました。野菜には栄養と、ふかふかの土が重要です。これからの世話でそのどちらも大切にするために、世話のほかにも畑の中の歩く場所にも気をつけていきましょう。
避難訓練もやりましたね。もしもの時には今回の様に素早く行動できるようにしましょう。KYTでは小さな危険に気づく練習をしました。自然塾だけでなく、家や学校でも安全に過ごせるように、今回学んだことをいかしてください。」
■ 編集後記
たくさんの方の力を借りて実施できたゴボウの種まき。おかげさまで今年も立派なゴボウへの道をしっかり踏み出すことができました。あとはこれからの天候と世話しだいです。天候はお天道様(おてんとさま)に祈るとして、世話は塾生中心にしっかりやっていきます。合言葉は『丁寧に』です。
S.O.



■ 食事メニュー
※( )内は自然塾で取れた野菜、手作り食品です。

金曜夕食 ・ご飯
・コンソメスープ(ほうれん草、キャベツ、ネギ)
・目玉焼きハンバーグ(タマネギ)
・千切りキャベツ(キャベツ)

土曜朝食 ・釜炊きご飯
・味噌汁(味噌、ネギ、キャベツ)
・魚の照り焼き(ネギ)
・里芋の煮物(里芋)
・ゴボウのゴママヨ和え(ゴボウ)
・金平ゴボウ(ゴボウ)
・ネギ味噌(ネギ、味噌)

土曜昼食 ・ゴボウとネギの玉子とじ丼(ゴボウ、ネギ)
・すまし汁(キャベツ、ネギ、間引き菜)
・ポテトサラダ(ジャガイモ、タマネギ)
・ゆで野菜(ほうれん草、間引き菜、菜花、芽キャベツ)
・生野菜(サニーレタス)
・漬物(キャベツ、メンマ)

おやつ ・土佐文旦

土曜夕食 ・釜炊きご飯
・コンソメスープ(タマネギ、ほうれん草、キャベツ)
・コロッケ(ジャガイモ、タマネギ)
・千切りキャベツ(キャベツ)
・ほうれん草のソテー(ほうれん草)

日曜朝食 ・釜炊きご飯
・味噌汁(味噌、キャベツ、ネギ、ほうれん草)
・肉じゃが(ジャガイモ、タマネギ、ほうれん草)
・ハムエッグ
・キャベツのおひたし(キャベツ)
・ほうれん草のゴマ和え(ほうれん草)
・手作りメンマ
・だし取り後昆布鰹節の佃煮

日曜昼食 ・焼きそば(キャベツ)
・おにぎり
・サラダ(キャベツ)