2017.03.24~26 | |
第02ステージ ~男子~ | |
ステージテーマ:「力一杯土を掘って、ゴボウの種まきをしよう」 共同生活の目標:「人の話を聴く①」 |
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今回の共同農園作業では、ゴボウの種まきを行いました。長くてまっすぐなゴボウが育つためには、畝(うね)の下に出来るだけ深い穴を掘ってふかふかの土にしてあげなくてはいけません。意気込み十分に、みんなで力を合わせて深い穴を掘りました。 共同生活の目標は「人の話を聴(き)く」の1回目でした。ただ、耳で音を聞くのではなく、目や心も使って相手を理解しようという気持ちで聴こう、ということを意識しながら、ステージを過ごしてもらいました。 |
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■ 03月24日(金) 夜の集い | |
活動を始めるにあたって、事務長より話がありました。 | |
「前回のステージでは、初めてのことをいろいろ行いました。あいさつは自分も相手も気持ちよくなるので、積極的にしましょう。今回はゴボウの穴掘りをします。楽な作業ではないですが、最後まで頑張ってください。今回の共同生活目標では、聞くと聴くの違いを意識して、聴くようにしましょう。 | |
避難訓練や危険予知トレーニングを行いますが、日頃の訓練が大切です。日常の中にはたくさん危険が隠(かく)れています。危険な目に遭わないためにはどうしたらよいのか考えましょう。慣(な)れたころが事故が起こりやすいです。事故や怪我(けが)のないように、自分の行動をよく考えて過ごしてください。」 | |
■ 03月24日(金) ゴボウの種の観察 | |
ゴボウの種を覗(のぞ)き込む塾生たち。ゴボウの種の殻(から)は固く、一晩水に浸(ひた)してあげることで、発芽しやすくなります。 | |
■ 03月24日(金) 自由時間 ~ペットボトル準備~ | |
ゴボウの芽はネキリムシという害虫の被害を受けやすく、守ってあげるため、ペットボトルでガードをしてあげます。夜の自由時間、持ち寄ったペットボトルを輪切りにして、準備をしました。 | |
■ 03月25日(土) 塾活動 ~避難訓練~ | |
いつ、どのような災害が起きるかわかりません。いざというときのために、避難訓練を行いました。 | |
大きな地震が起き、その後火災が発生したという前提で避難訓練を行いました。地震発生が告げられると、塾生室の入口に集まり、地震の際にはどうしたらよいかという説明をスタッフから受けました。 | |
「厨房(ちゅうぼう)から火災が発生しました。塾生はただちに塾庭に避難してください。」煙を吸わないように姿勢を低くし、ハンカチを口に当てて避難しました。火災の際は煙を吸わないようにすることが命を守るためにとても大切なことです。 | |
全員塾庭に避難した後、事務長より振り返りがありました。 「みんな真剣に避難訓練ができていました。いざと言うときにこの経験が役立ちます。もしものときは、今日のことを思い出して落ち着いて行動してください。」 |
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避難訓練の後、どこから火が出る可能性があるか、どこを通って避難すれば安全か、塾のイラストを見ながら確認しました。 | |
普段(ふだん)は使わない非常階段も、この機会に確認しました。 | |
■ 03月25日(土) チーム農園作業 ~チーム農園の土作り~ | |
第1ステージで場所を決め、クワの練習をしたチーム農園。今回は種まきや植え付けに先立ち、大切な土作りをします。 | |
最初にどのような土が作物にとって良い土か、話を聴きました。 | |
良い土をつくるために役立つもの、牛糞堆肥(ぎゅうふんたいひ)や腐葉土(ふようど)を自分たちの畑に運び、撒(ま)きました。 | |
チーム全員で、よく耕(たがや)しました。牛糞堆肥や腐葉土がよく土と混ざり、作物が育つのに最適(さいてき)なふかふかの土ができそうです。 | |
■ 03月25日(土) チーム活動 ~チーム農園作付け計画など~ | |
チーム農園の土作りが終わったチームは、チーム農園作付け計画の続きを行いました。作物について調べたり、チーム農園の夢について話し合ったり、チームごとに計画を進めました。 | |
■ 03月25日(土) 昼休み | |
この日も塾庭でドッジボールをする塾生がいました。良い天気のもと、自然の中で体を動かすと気持ちよいですね。 | |
■ 03月25日(土) 共同農園作業 ~ゴボウの穴掘り・種まき~ | |
午後は今ステージの一大イベント、ゴボウの穴掘りと種まきです。 | |
ゴボウの穴掘りを前に。みな意気込み十分です。昨日の夜聞いてみたところでは、4m~5mの穴を掘るぞ!という塾生が何人もいました。 | |
畑につくと農業指導の先生がさっそく見本の穴を掘り出しました。見る見る深くなっていく穴を、感心して見入っていました。 | |
いよいよゴボウの穴掘り開始です。まずは自分の足元から。 | |
一人一人の穴がつながり、溝(みぞ)になってきました。 |
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この日は保護者の方々が見学とボランティアを兼(か)ねていらっしゃっていました。まずは隣(となり)の畑のコムギの草取りをお手伝いいただきました。 | |
だいぶ穴らしくなってきました。塾生たちも穴掘りに集中し、気合いが入っています。 | |
保護者の方々がコムギの草取りから戻り、塾生の穴掘りを見学。子どもたちが掘った穴を見て、こんなに掘ったの?と感心されていました。手前には掘り上げた土の高い山が。 | |
塾生がおやつ休憩をとっている間、保護者やご家族の方々が穴に入りお手伝い。塾生の掘る様子を見ていて、穴掘りをやってみたくなった様子です。(塾生からは、掘らないで!という声も。。おやつの間だけ、お手伝いいただきました。) | |
穴掘り再開!かなり深くなったね。 | |
もうほとんど穴の中に入っている?? | |
ゴボウの穴の掘り上がり。1m~1m40cmの深さの穴ができました。ゴボウの根はこの中に伸びていきます。この穴の中はふかふかの土になるので、きっとまっすぐで長いゴボウが出来るはず。期待しましょう。 | |
このあと、塾生には試練(しれん)が待ち受けています。そう、あんなに頑張って深く掘った穴を埋め戻してしまうのです!! 疲れがたまっている体で、この作業はつらい。やがて、深い溝(みぞ)はもとあったように平らになりました。 |
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何人かの塾生は、初めての畝(うね)たてにもチャレンジ。 | |
畝(うね)の中の土を平らにならして、ゴボウの種を播(ま)くベッドを作りました。 | |
最後に種を播(ま)きました。並んでいるペットボトルのリングは昨日の晩(ばん)準備したもの。これでネキリムシに食べられてしまうことを避(さ)けることが出来るはずです。 土のかけ方、水のやり方にもコツがあり、丁寧(ていねい)に慎重(しんちょう)に行っていました。 |
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■ 03月25日(土) 自由時間 | |
夜の活動までの自由時間、事務長の作ってくれた竹鉄砲を試(ため)し打ちする塾生たち。 | |
■ 03月25日(土) チーム活動 ~チーム農園計画など~ | |
チーム農園の計画に加えて、リーダー・サブリーダー決めやチーム名決めなども、チームごとに進めてもらいました。次回第3ステージでは、それらを発表してもらいます。 | |
■ 03月25日(土) チーム活動 ~チーム会議~ | |
この日は第1回目のチーム会議を行いました。題材は、「チームでやってみたいこと」「チームに対して思っていること」など。これからチームがまとまっていくためには、まず一人一人が思っていることをみんなの前で出し、みんなが耳を傾(かたむ)け、お互いを知ることが大切です。 | |
■ 03月26日(日) 塾活動 ~危険予知訓練~ | |
普段活動や生活をしている時も、身近なところに危険が潜(ひそ)んでいます。事故にあったり、怪我(けが)をしないためにも、どこでどういうことをすると危険なのか、といった視点(してん)を中心に危険について考えてもらいました。 | |
まずはイラストを見て危険な場所と行動探し。階段や廊下、校庭、バスの中、と見覚えのある場所ばかりです。 | |
次に、塾舎とその周辺で危険な場所探しをしてもらいました。 塾生室、廊下・階段、土間・玄関、地下倉庫と農機具・周囲の道路など、いろいろな危険が隠(かく)れていました。 |
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チームごとに危険探しをした後、全体で振り返りました。危険が隠れていると分かっていても、ついつい危ない行動をしてしまうことがあります。18ステージまで安全に充実した塾生活をしていくために、危険を予知し、危険な行動をしないよう、注意して過ごしていきましょう。 | |
■ 03月26日(日) ステージのまとめ | |
活動のまとめとして、事務長より話がありました。 | |
「ゴボウの作業では、道具に慣れた様子がありました。道具はうまく使えばとても便利なものです。ふかふかの土になって良いゴボウが育ちそうです。とても深くまで掘れたので、収穫する秋が楽しみです。 避難訓練を行いましたが、何ごとも日頃の訓練が大切です。危険予知トレーニングを行いましたが、ルール・マナーを守っても危険が隠(かく)れています。 |
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自分の感性を働かせましょう。何かをするときに、何がひそんでいるか、を考えながら行動しましょう。 2週間後は4月の新学年になります。塾で行っていることを、学校や家でも実践(じっせん)してください。みんなが成長してくれることを期待しています。」 |
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■ 編集後記 | |
今回最大のイベント、ゴボウの穴掘りでは、塾生の頑張りと意気込みが際立っていました。おやつはいらないから掘り続けたい、手伝わないで、という意気込みで、ほとんど塾生だけの力で1m~1m40cmの穴を掘りあげました。意気消沈(いきしょうちん)しがちな、穴埋め作業も積極的に行い、最後の種まきまで、集中力途切れず頑張りきりました。この頑張りをこれからも持ち続けてくれることを期待しています。 今回のもう一つの活動の柱は、避難訓練や危険予知トレーニングといった、危険と安全に関する活動でした。危険予知トレーニングでは、いろいろな危険を見つけ出してきました。危険を見つけることは事故を防ぐ第一歩です。ただし、何らかの危険な行為を行っている、という塾生も数多くいました。危険を見つけるだけでは安全にはなりません。安全に充実した塾生活を過ごすために、しっかり自分の行動を振り返っていって欲しいと思います。 T.K.
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■ 食事メニュー | ||
※( )内は自然塾で取れた野菜、手作り食品です。 | ||
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金曜夕食 | ・かき揚げ丼(ニンジン、さつまいも、ネギ、紅生姜) ・すまし汁(ニンジン、ネギ、キャベツ) ・サラダ(キャベツ、いただき物のオレンジ) |
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土曜朝食 | ・釜炊きご飯 ・味噌汁(味噌、キャベツ、さつまいも) ・おでん(キャベツ、生姜、ネギ、コンニャク、さつま揚げ、ゴボウ、ニンジン、里芋) ・納豆(ネギ) |
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土曜昼食 | ・あんかけご飯(キャベツ、ネギ、ニンジン、椎茸) ・肉まん(ネギ、生姜、椎茸) ・つけ麺(手打ち麺、ネギ) ・さつまいもサラダ(サツマイモ、ニンジン、プチベール、芽キャベツ、いただき物のオレンジ) |
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おやつ | ・にんじんケーキ(ニンジン) | |
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土曜夕食 | ・釜炊きご飯 ・コンソメスープ(ニンジン、キャベツ、小松菜) ・さつまいもコロッケ(サツマイモ) ・ソテー(キャベツ、小松菜) ・果物(いただき物のオレンジ) |
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日曜朝食 | ・釜炊きご飯 ・味噌汁(味噌、里芋、キャベツ、タマネギ) ・卵のココット(間引き菜) ・小松菜のソテー(小松菜) ・小松菜のゴマ和え(小松菜) ・里芋の煮物(里芋) ・大学芋(サツマイモ) ・浅漬け(キャベツ) ・だし取り後昆布鰹節の佃煮 |
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日曜昼食 | ・パンいろいろ(ネギ、生姜、椎茸、ソーセージ) ・おまけつけ麺(塾生手打ち麺、ネギ、生姜、椎茸) |
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