2016.07.01～03
第09ステージ　～男子～
ステージテーマ： 「親子大会に向けてよく話し合い準備を整えよう！」 共同生活の目標：「（個人で決める）」
七夕を間近にひかえた男子第９ステージ。塾舎の玄関前にかざられた笹に願い事をする塾生がたくさんいました。 今ステージは親子大会塾生企画の準備に力を入れたステージとなりました。家族をおもてなしするためにアイデアを練り、まずは第10ステージのリハーサルを目標に準備を進めました。
共同生活目標は各自で設定しました。今までの塾生活を振り返り、まだできていないと思うところや、もっとできるように伸ばしたいポイントなど自分で決めて取り組みました。
■ 07月01日（金）　夜の塾活動　～塾頭の話～
活動を始めるにあたって、塾頭よりお話がありました。
	「ついに第９ステージ、前半最後のステージとなりました。活動に慣れてメリハリがなくなってきています。悪い心が出てきているからです。 いじわる、うそをつく、なまける悪い心。反対に人には勇気、思いやり、がまん、努力する良い心があります。市村自然塾を作った浜田さんは、『良い心の親分は親切だ』と言っています。この親切な心で悪い心をおさえていきましょう。
また、『人の心は鏡』だとも言われています。人に親切にするとそれが自分に返ってきます。幸せがたくさん得られるように相手に接してください。 今ステージの共同生活目標は自分で決めてもらいます。自分にある悪い心や、できていないところを直すために努力してください。活動にメリハリをつけ、良い心をもって過ごしていきましょう。」
■ 07月01日（金）　夜の塾活動　～市村アイデア賞の紹介～
	市村アイデア賞とは「子どもの頃にいろいろなアイデアを考えることが大人になっても大変役立つ」という市村清（リコー三愛グループ創始者）の遺志を受け継ぎ、子どもの発明や工夫の力を育てることを目的として出来た賞です。 日ごろ困ったことや、便利にしたいことをヒントに作品を生み出します。塾生の発明に期待しています！
■ 07月02日（土）　共同農園作業　～収穫～
	今ステージの食材をとりに行こう！ ナス、ピーマン、トマト、キュウリ、ニンジンと分担し、収穫に出発。
	収穫後は洗浄し、調理師さんへ持って行きました。 「よろしくお願いします！」
■ 07月02日（土）　共同農園作業　～ゴボウの世話～
久しぶりのゴボウの世話。 葉は塾生の顔よりもとても大きくなっていました。立派なゴボウを目指し今回も草取り、追肥、土寄せです。この一連の世話も今まで何度も行ってきています。 そこで今回は“塾生たちだけ”で世話を行いました。チームリーダー達を中心に作業開始。
	「こっち人が少ないから手伝って！」 「肥料わたすから草取り終わった人取りに来て。」 リーダーの声が響く中、作業が進みました。
	作業終了後、振り返りを行いました。 「スタッフの指示無くできた。」 「日かげの方ばかり作業する人に困った。」 「終了時間に間に合ってよかった。」 この日はいつも以上に暑い日でした。良く頑張ったね！
■ 07月02日（土）　塾活動　～親子大会塾生企画準備～
	親子大会まであと２ステージ。当日家族をおもてなしするために塾生企画準備を進めました。
	台本作りや現場の下見、出題するクイズ作りなど企画ごとに準備することはたくさんあります。 事前に畑を用意するグループもあり、当日の様子を想像しながら準備しました。
	次回はリハーサル。 さて、予定通り実施できるでしょうか!?
■ 07月02日（土）　おやつ　～不思議なアイス～
	キュウリとはちみつをあわせるとメロンになるらしい… そんな情報を得た塾生がおやつ作りを始めました。 「みんなにはメロンと言って出そう！」 ニヤッと笑いながら作ってできた“メロンアイス”がおやつの時間、全員にふるまわれました。
	メロンアイスと信じて食べる塾生。 「ん？なんか…」 首をかしげる人がちらほら。 「うまい！」 と食べる人もちらほら。 「ホントはキュウリとはちみつを混ぜて作りました！」とネタばらし。 不思議なアイスで楽しいおやつの時間でした。
■ 07月02日（土）　塾活動　～春のチーム農園作業振り返り～
全18ステージある活動も折り返し。これまでのチーム農園作業の振り返りを行いました。
	まず個人で振り返りしました。 『どんな作業もイヤがらずにできましたか？』 『メンバーと協力して作業できましたか？』 『自分の作業が終わった時、他のメンバーの手助けをしましたか？』 自分の行動を見つめ直しました。
	チーム全員でも振り返りをしました。 『思いやり』に関して良かった事、反省点を出し合いました。 今回の振り返りが、後半のチーム農園作業にいかせるでしょうか？
■ 07月02日（土）　塾活動　～作文～
前半ステージを振り返り、『市村自然塾での活動を通して何を感じ、何を学んだか』のテーマで作文を書きました。
	リーダーとして苦労したこと、大好きな釜飯当番のこと、農作業を通して感じたことなど思い思いに言葉にまとめました。
	この作文は文集にまとめ、親子大会の時に配布する予定です。 お楽しみに！
■ 07月02日（土）　チーム会議
	「今、メンバーに伝えたいことある？」 日ごろ伝えられてなかった気持ちや、今のチームの課題を話し合いました。 これからどんなチームになっていきたいか話すチームもいました。
■ 07月03日（日）　チーム農園作業
	そろそろ実がつき始め、収穫をむかえる作物が多くなってくる頃です。 また、収穫まであと少しのところまで来ている作物にはもうひと手間の世話をしました。
	へんてこキュウリ！ 先がグニャリと曲がっているキュウリが収穫できました。
	ナスはこんなに収穫。 しかも１つのサイズがとても大きい！ オリジナルの肥料で作った効果はバツグンだったようです。
	エダマメは実をつけ始めましたが、ここで天敵カメムシにやられては大変。 エダマメ全体を囲めるように工夫しながらネットをかけていました。
看板も作りました。 『チーム名が『七色野菜』だから看板にも七色使う！」 各チームこだわりの看板が出来ました。
それぞれの野菜の名前が書かれた看板も作りました。 これで誰でも野菜の名前が分かりますね。
■ 07月03日（日）　帰りの集い　～塾頭の話～
活動を終えるにあたって塾頭よりお話がありました。
	「今ステージでは、皆さんが共同農園で収穫したものを食事で食べ、チーム農園でも収穫できた野菜がありましたね。食べる時には自然や仲間への感謝の心をもって食べましょう。 これまで色々な経験をしましたね。その経験が大切です。知識と経験のどちらもあると行動が良くなっていきます。知識は読書や勉強のほかにも、人の話を聴くことで得られます。その知識をもとに、これからも経験を積んでいってください。
土曜日は春のチーム農園振り返りをして、夜のチーム会議では今までのチームのことを振り返りました。振り返りで出たことは素直に反省し、チームで決めたことは守っていきましょう。卒塾する時には、全員が自然塾に来て良かったと思えるようにこれから活動していってください。」
■ 07月01日～03日　おまけ
	こま回しがブーム！ 休み時間になると土間や玄関前でこま回し勝負が始まります。 最初はなかなか回らなかった塾生も、今や勝負でアツくなるほどにうまくなりました。
	「山に行きたい！」 塾舎の裏手にある山に興味がそそられ、探検に行くことに。 「木かげが気持ちいい！」 目的なく探検するのが、なんとも楽しかったようです。
	ミニチュア盆栽（ぼんさい）もアツい！ コケや芽吹いたばかりの苗木を使って盆栽を作る塾生。 小さな自然に注目する姿がありました。
■ 編集後記
休み時間に屋外に目を向ける塾生が増えてきました。自然たっぷりのこの地の魅力をこれからも共に味わっていきましょう。 夏野菜が本格的に収穫時期を向かえ、塾の食事が色あざやかになってきました。自分達で育て収穫したものが食卓へのぼる豊かさが、自然に生活の中へ溶け込んでいる様子は、味だけではないその場の雰囲気やこれまでの思い出の“おいしさ”もいただいているように見えました。自然塾での食事をきっかけに、おいしく食べることの心地よさを感じてもらいたいと思っています。 Ｓ．Ｏ．

■ 食事メニュー
※（　）内は自然塾で取れた野菜、手作り食品です。
金曜夕食		・ロールキャベツクリーム煮（キャベツ、タマネギ、ニンジン、ピーマン）※〆でクリームパスタ ・オープンサンド（トマト、ミニトマト、ナス、赤タマネギ、梅ジャム）
土曜朝食		・宮崎県の郷土料理「冷汁」（味噌、キュウリ、青ジソ） ・おでん（大根、キャベツ、ナス、ジャガイモ、手作りコンニャク）
土曜昼食		・大根バーガー（大根、タマネギ、キュウリ） ・芋餅（ジャガイモ） ・生野菜（キュウリ、ピーマン、トマト、ミニトマト）
おやつ		・塾生手作りおやつ「きゅうりシャーベット」（キュウリ）
土曜夕食		・トマト炊き込みご飯（トマト、タマネギ） ・コンソメスープ（大根、タマネギ、ニンジン、キャベツ） ・ダッチオーブン焼き（タマネギ、ニンジン、ジャガイモ、ナス、ピーマン、シシトウ、トマト、ミニトマト、ズッキーニ）
日曜朝食		・麦ご飯 ・味噌汁（味噌、ジャガイモ、ナス、キャベツ） ・野菜オムレツ（タマネギ、ニンジン、ピーマン） ・キャベツの炒め物（キャベツ） ・キャベツの和え物（キャベツ、梅干し） ・ふろふき大根（大根、味噌） ・紅白なます（大根、ニンジン） ・漬物（キュウリ） ・だし取り後昆布鰹節の佃煮
日曜昼食		・お好み焼き（キャベツ、タマネギ、大根、ピーマン、ナス） ・生野菜（キュウリ、ピーマン）