2014.05.02~04 | |
第04ステージ ~女子~ | |
ステージテーマ:「思いやりをもって夏野菜の植え付けをしよう!」 共同生活の目標:「ルールを守る」 |
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今回は農作業が盛りだくさんのステージでした。そのなかでも今回メインの作物の夏野菜は、これから長い期間世話をする作物で、食卓にも並ぶ機会が多い作物のため、上記のテーマで活動に取り組みました。 共同生活の目標は「ルールを守る」でした。ルールはみんなが安全に快適に過すための決まりごとです。自然塾でも塾生やスタッフが一緒に活動・生活するうえでの決まりごとがあります。「食事」「農作業」「共同生活」の3つの場面のルールを確認し、心がけました。 |
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■ 05月02日(金) 夜の集い | |
活動を始めるにあたり塾頭よりお話がありました。 | |
「今日は何の日か知っていますか?八十八夜といい、お茶摘みの季節です。 あっという間に3ステージ終わりました。いろんなことを体験し学んでもらいました。ただ、まだできている人とそうでない人がいます。基本的なことができるようになってもらいたいなと思います。 今週の共同生活の目標は『ルールを守る』です。第1ステージの時にみんなが塾の生活を快適にできるようぜひともルールを守ってほしいという話をしました。 |
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ルールを守れる人は時間を守れる人と同じように信頼されます。また、ルールを守らないと事故が起きたり、みんなに迷惑をかけてしまったりします。 ルールを守って過ごしましょう。ルールと同じように快適に過ごすためにマナーというものもあります。このステージではルールの大切さ、マナーはどんなものがあるのか考えてもらいたいなと思っています。 明日は天気がよさそうで、暑くてつらいかもしれませんが、野菜に対しても人に対しても思いやりを持って接するようにしてください。」 |
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■ 05月03日(土) 共同農園作業~ゴボウの追肥~ | |
まず、最初の農作業は第2ステージにまいたゴボウの世話です。ムギワラボウシ畑に到着し、ゴボウの芽が前回からどんな変化があるか観察しました。 | |
塾生たちは 「本葉がでてる!」「虫に食べられてるものがある!」「新しく出てる芽がある!」 と次々に違いを見つけていました。 ゴボウがこれから大きく育つにはたくさんの栄養が必要になります。観察した後は、作物の生育に応じて必要な栄養を追加してあげる、「追肥(ついひ)」という世話をしました。 |
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■ 05月03日(土) 共同農園作業~ジャガイモの芽かき~ | |
続いて、ジャイモン畑に移動し、ジャガイモの世話をしました。根元にある草をとったあと、立派な芋にするために必要な作業「芽欠き」をしました。たくさんでた芽の中から丈夫な2本を残し、それ以外をとってしまいます。芽の本数が多いと芋はいっぱいできますがひとつひとつが小さくなってしまいます。塾生たちはどの芽を残すか慎重(しんちょう)に選びました。また、丁寧に抜かないと、途中で切れてしまったり、他の芽も一緒に抜けてしまうので、気を付けて作業していました。 | |
この日は天気がよく、外で作業すると汗をかくくらいの陽気でした。次の作業に移る前に、木陰で水分補給。軽トラの荷台に座ってひとやすみしている塾生も。これも、他ではなかなかできない体験かもしれませんね。 | |
休憩後は追肥と土寄せ(つちよせ)という作業をしました。肥料は土をかぶせた方が分解(ぶんかい)されやすいことと、ジャガイモは芋が光に当たってしまうと緑になってしまい食べられなくなってしまうのでこちらも大事な作業です。暑いなか、皆協力して最後までやりきることができました。これで6月には立派な芋が収穫できるでしょう。 | |
■ 05月03日(土) 川原で昼食 | |
この日の昼食は、自然塾の近くにある中津川の川原で食べました。 | |
みんなで川をながめながら、特大おにぎりをほおばりました。 川のせせらぎ、輝(かがや)く若葉、心地よい風。自然の中で食べるご飯はいっそうおいしく感じました。 |
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食後は少しの時間、川の周りで遊びました。 笹船をつくって競争したり、タオルや手を川の水につけて冷たさを楽しんだりと、塾生たちは思い思いに過ごしていました。少しの時間でしたが、中津川とその周辺の自然を満喫(まんきつ)できたようでした。 |
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■ 05月03日(土) 共同農園作業~夏野菜の植え付け~ | |
午後はコイコン畑で夏野菜(トマト・ナス・キュウリ)の植え付けを行いました。同じ夏野菜といってもそれぞれ特徴があり、作物にあった世話が必要になります。作物ごとに担当を決め、それぞれに合った植えつけ方をしました。 | |
まずは作物のベッドになる畝づくり。平畝という台形型の畝をつくりました。クワの使い方も少しずつなれてきて、うまく土がのせられるようになっていました。 | |
次に苗を並べました。作物によって枝の広がり方や、根の張り方が違うので必要な株間も変わってきます。作物ごとに適した株間で並べました。 | |
この日は土がカラカラに乾いていたので、植えつける穴に水を注いでから植えつけをする「つぼ水」という方法を行いました。塾生たちは初めての作業でしたが、教えてもらった通りに丁寧に穴に水を注ぎ、植えつけていました。 | |
せっかく植えつけた苗が風で倒れたり、実の重さで折れたりしないよう、支柱を使い支えてあげました。根を傷つけたり、日陰にならないように注意して支柱をさしました。ひもで支柱に結び付ける作業を「誘引(ゆういん)」といいますが、作物が大きく育ってもしめ付けてしまわないように、特別な結び方をするので、夏野菜の作業のなかでも一番難しい作業です。 塾生たちはスタッフと確認しながら、やさしく、丁寧に誘引をしていました。 |
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■ 05月03日(土) 休憩(おやつ) | |
ここで休憩。 この日はとても暑かったので、ほてったからだに冷たいシャーベットと、さわやかな風が心地よく、塾生たちもゆったりと過ごしていました。 |
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■ 05月03日(土) 共同農園作業~夏野菜の植え付け続き~ | |
夏野菜の植え付けもいよいよ終盤(しゅうばん)です。雨による土のはねかえり防止や乾燥防止、雑草防止などのためにワラをしきました。苗はまだ弱く、すぐに折れてしまうので、慎重にそして、全体にいきわたるようにすきまなくワラをしきました。 | |
キュウリにはウリ科の葉っぱが大好きなウリハムシや、急な気温の変化から苗を守るためにホットキャップというビニールの囲いをつくりました。ピンと整った三角形になるにはコツがいるので、試行錯誤(しこうさくご)しながらつくっていました。 | |
最後にたっぷりと水をあげました。土がかわいていたのであっという間にすいこんでしましました。 暑いなか、最後まで良くがんばりました。 |
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■ 05月03日(土) 共同農園作業~オカボの種まき~ | |
オカボとは水田でなく畑で育てる米のことです。自然塾関東ではもち米を育てます。育てたオカボは収穫し、そのもち米を使って、18ステージに餅つきをする予定です。 鳥よけのテープの下に溝をつくり、2センチ間隔にまきました。1日農作業をして疲れたせいか、最後の方は少し集中力がきれてしまった塾生もいましたが、一粒一粒丁寧にまき、土をかぶせました。 |
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■ 05月03日(土) 夜の塾活動~マナー講座~ | |
夜の時間には、共同生活でお互いに気持ちよく過ごすために大切なことや思いやりについて考えました。まずは「どうぞのいす」という絵本の読み聞かせをきき、そこに登場した動物たちの気持ちを振り返りました。 | |
その後各チームに分かれ、「食事」「入浴・トイレ」「その他の共同生活・清掃」でお互いが気持ちよく過すための思いやりを考え、発表しました。 マナーは「思いやりの気持ち」。自分がされたらうれしいこと、自分はこうしてあげたいという温かい思いやりの気持ちがどんどん広がっていくといいですね。 |
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■ 05月04日(日) 朝の瞑想 | |
日曜日の朝は季節の話と瞑想を行っています。今回の瞑想は2分間行いました。二十四節気では「立夏」といい、暦(こよみ)ではもう夏です。心を落ち着け、春のはじめとの違いを五感で感じてもらいました。 | |
■ 05月04日(日) チーム農園作業 | |
今回のチーム農園作業はトマトやメロン、スイカ、トウモロコシなど、どのチームも植え付け・種まきが始まり大忙しでした。共同農園でやったことを活かしているチームや、早く終わり次に植えつける準備をするチームなど各チーム工夫していました。これからどんなチーム農園になるか楽しみです。 | |
■ 05月04日(日) 共同生活の目標振り返り | |
今回の目標の振り返りでは「食事」「農作業」「共同生活」のルールを守ることと、それに加え、みんなが気持ちよく過ごせるために自分ができること、守ったことを考えてもらいました。 | |
■ 05月04日(日) まとめ | |
活動のまとめとして、塾頭よりお話がありました。 | |
「土曜日には夏野菜の植え付けを行いました。見ていたところ、頑張っていた人と頑張りがたりないなという人がいました。少しずつ体力をつけて、自分に強い心をもって頑張れるようになってほしいと思います。ここの塾ではみんなでつらい農作業を分担してやって、その成果としてとれたての野菜をみんなでおいしく食べ、労働の喜びというのを感じてもらいたいと思います。 | |
よく考えてみると、野菜作りは面倒(めんどう)な作業のかたまりだと思います。農家さんは朝早くから夕方まで作業をして、みんなに生きる力を与えてくれるおいしい食料を供給(きょうきゅう)してくれます。本当にありがたいですね。みなさんも面倒な作業をいとわずにできるようになってほしいと思います。 食事もみんなよく食べられるようになったと思います。「いただきます」「ごちそうさま」はなんで言うと思いますか。ひとつは料理をつくってくれた人への感謝。それから野菜を供給してくれた人たちへ感謝の気持ち。もう一つ大きな意味があります。すべてのものには命があり、命をいただいています。魚も野菜も人に食べられるために生まれてきたわけではありません。命に対して「いただきます」「ごちそうさま」という気持ちをこめて言いましょう。また、食べ物を粗末(そまつ)にすることや残すことは命を粗末にすることになります。ぜひとも残さず食べてほしいと思います。」 |
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■ 編集後記 | |
今回はたくさんの農作業があったステージでした。その中で作物によって葉の形、生長、世話の仕方などさまざまな違いがあることを知ってもらえたのではないかと思います。これからも一つ一つの作物と向き合って、思いやりを持って接してもらいたいと思います。 また、「思いやり」はマナーの話でもでてきました。「ルール」は守らなければいけないことですが、マナーはひとりひとりの思いやりの気持ちの表れです。自分がうれしいことをしてもらったら、自分も誰かにしてあげる、そんなお互いを思いやる温かい気持ちであふれた塾生活になるといいなと思っています。 K.T.
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■ 食事メニュー | ||
※( )内は自然塾で取れた野菜、手作り食品です。 | ||
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金曜夕食 | ・冷やしつけ坦々麺(手打ち中華麺、長ネギ) ・ネギチャーハン(長ネギ) ・新タマネギのサラダ(新タマネギ、フライドオニオン、タマネギドレッシング) |
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土曜朝食 | ・うずめ飯(大根、ニンジン、野草のミツバ、 野草のセリ) ・新タマネギのステーキネギソースかけ (新タマネギ、こごみのゴマ和え(こごみ) ・ネギ味噌(長ネギ、味噌) ・干した大根の皮とニンジンの皮のマヨ合え (大根とニンジンの皮) ・漬物(ニンジン) ※うずめ飯は島根県の郷土料理です。 |
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土曜昼食 | 【河原でお昼ご飯】 ・中身いろいろ爆弾おにぎり ※から揚げ、梅干し、ニラ玉、ネギ味噌などなど 5種類以上入りの巨大おにぎり ・豚汁(大根、ニンジン、里芋、長ネギ、コンニャク、味噌、柚子こしょう) |
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おやつ | ・梅アイス(梅シロップ) | |
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土曜夕食 | ・ご飯 ・卵ふわふわ(長ネギ、野草のミツバ) ・鮭のホイル焼き(新タマネギ、ニンジン、長ネギ、 頂きもののタケノコ) ・天ぷら(ネギ坊主、こごみ) ・紅白サラダ(大根、ニンジン) ・生野菜(間引きニンジン) |
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日曜朝食 | ・ご飯 ・呉汁(味噌、長ネギ、ニンジン) ・新タマネギのそぼろあんかけ(新タマネギ、長ネギ)・ネギマヨの巾着焼き(長ネギ) ・タケノコの照り焼き(頂きもののタケノコ、山椒) ・こごみのお浸し(こごみ) ・小松菜のお浸し(小松菜) ・きゃらぶき(フキ) ・だし取り後昆布かつお節の佃煮 |
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日曜昼食 | ・レタスバーガー(サニーレタス、新タマネギ、 フライドオニオン) ・オニオンリング(新タマネギ) ・生野菜(ニンジン、二十日大根) |
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