2014.10.03~05 | |
第15ステージ ~男子~ | |
ステージテーマ:「里山ハイキングを通して、自然と人間について考えよう!」 共同生活の目標:「個人で一つ選ぶ―2回目」 |
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今回のステージは、シダンゴ山のハイキングがメインイベントでした。ハイキングの目的は、「五感を使って、自然を感じる」「やりとげる達成感を味わう」です。そして、「人と自然の関係」についても考えてもらいました。 共同生活の目標は、今までの目標の中から個人で一つ選びました。個人で取り組めるのは、今回が最後です。それぞれ課題を選び取り組みました。 |
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■ 10月03日(金) 夜の集い ~塾頭の話~ | |
活動のはじめに塾頭より話がありました。 「最近は、秋を感じるようになりましたね。今回は、運動会で遅れてくる人もいます。 明日は、シダンゴ山にハイキングに行きます。充分(じゅうぶん)な装備(そうび)をして行きましょう。 ハイキングの目的は、2つあります。 1つめは、自然の大切さ素晴らしさを感じることです。動物も植物もいないと森は成立しません。 2つめは、気力、体力を試して欲しいです。最後まで登りきって感動を味わってください。 最後に、安全に気をつけて石を飛ばさないなどルールを守っていきましょう。」 |
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■ 10月03日(金) 夜の集い ~共同生活目標決め~ | |
今回は、「個人で選ぶの2回目」でした。 どんなところに注意をするのか、ポイントも自分で考え、チーム担当に報告しました。 自分自身で決めた自分との約束です。 しっかり意識して、取り組みましょう。 |
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■ 10月03日(金) 夜の集い ~ハイキング前スライドショー~ | |
明日のハイキングが、楽しくなるように見つけられそうなもの、不思議なものを中心に写真で紹介をしました。 スタッフが出会った 「森の主(ぬし)の木」 明日見つけられるでしょうか? 他にもたくさんの発見や出会いがあるといいですね。 |
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■ 10月04日(土) 塾活動 「シダンゴ山ハイキング」 ~出発~ |
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調理師さんが作ってくれたお弁当、事務スタッフが用意してくれたおやつをリュックにつめて、意気揚々(いきようよう)出発しました! 主担当と塾頭の間を自分のペースで歩いていきます。 |
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■ 10月04日(土) 塾活動 「シダンゴ山ハイキング」 ~登山道入口~ |
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登山道入口まで歩いたところで、感覚の体操。 ここからは、人間の住む世界ではありません。動物たちの棲(す)む世界。 自分たちも動物の一種、目を閉じて聴(耳を澄ます)・触(風を感じる)など全身の感覚を呼び覚ましました。 |
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■ 10月04日(土) 塾活動 「シダンゴ山ハイキング」 ~登山道~ |
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森の中には、登山道があります。登山道のおかげで森に入ることが出来ます。そして、みんなが使う道です。大切に歩いていきましょう。 そして、動物たちの棲む森にお邪魔(じゃま)していることを忘れずに!! 歩き出してすぐ、何かを発見したようです。 感覚が開いてますね~ |
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■ 10月04日(土) 塾活動 「シダンゴ山ハイキング」 ~宮地山~ |
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一つ目の休憩(きゅうけい)地点、宮地山に到着しました。 ここで「同じもの探し」というプログラムを行いました。 チームで協力して、スタッフが見つけたものと「同じもの」を探します。 「同じ」とはどういうことなのかな? 覚える時間が終わると、次は探す時間です。 |
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チームで分かれて「同じもの」を見つけました。 忘れないように、「サンゴ」「金棒」 と名前をつけているチームもありました。 「同じ」とは、種類だけではなく形も色も一緒(いっしょ)ということ 一見同じに見えてもしっかり観(み)ると違う。 森の中には、そんなものがたくさんありましたね。 |
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■ 10月04日(土) おまけ-1 ~相棒(あいぼう)と一緒~ | |
今日のハイキングを一緒に過ごす、 いい相棒を見つけたようですね。 |
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■ 10月04日(土) 塾活動 「シダンゴ山ハイキング」 ~ネイチャービンゴ~ |
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続いてのプログラムは「ネイチャービンゴ」 カードに書いてあるものを探しながら歩きました。 触(さわ)ったり、 耳を澄(す)ませたり、 においをかいだり と五感をつかってビンゴを楽しみました。 |
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発見したものをチームでシェアし、その中でのとっておきを全体で発表してもらいました。 「偶然、帽子についてきたシャクトリムシ」 「みがいてつるつるになったドングリ」 などこだわりのものがたくさん。 同じお題でも人それぞれ見つけたものが違い、おもしろかったですね。 |
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■ 10月04日(土) おまけ-2 ~双眼鏡(そうがんきょう)~ | |
塾にある貸出用の双眼鏡。借りに来た人なんと21人。8割です。 アイテムがあるとそれだけで楽しくなりますね。 ルーペのように使っていた人もいたけど・・・見えたかな? |
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■ 10月04日(土) 塾活動 「シダンゴ山ハイキング」 ~途中で~ |
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昨日のスライドでみた 「主の木」を発見!! 9人でやっと囲める大きさでした。 「この周りには、主の木の子分(こぶん)がたくさん」 出会えてよかったね! |
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頂上まであと少し。 橋のところで記念撮影。 |
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■ 10月04日(日) 塾活動 「シダンゴ山ハイキング」 ~目指せ山頂~ |
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山頂まで残り300mのところから 「ヨーイドン」 一斉(いっせい)スタートしました。 300mといっても階段が200段以上続く、キツイ坂道です。 体力以上に気持ちに負けるな!。 |
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↑今年の一番は・・・ | ↑全力を出し切って、倒れこんでいます |
■ 10月04日(土) 塾活動 「シダンゴ山ハイキング」 ~頂上指令~ |
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各チームのリーダーに手渡しておいた「シダンゴ山頂上指令カード」 『チーム全員で富士山に向かって「ヤッホー」とさけび、写真をとってもらおう』 |
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■ 10月04日(土) 塾活動 「シダンゴ山ハイキング」 ~お昼~ |
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朝早くから調理師さんが作ってくれたお弁当をいただきました。 大きな富士山型のおにぎりの中には、手作りのすっぱい梅干が!! おかずに入っていたクリやサツマイモで秋の味覚を楽しみました。 |
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■ 10月04日(土) 塾活動 「シダンゴ山ハイキング」 ~記念撮影~ |
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山頂で全員そろって記念撮影。おいしい空気に、見晴らしのいい空間。 おなかも満たされ、いい笑顔です。 |
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■ 10月04日(土) 塾活動 「シダンゴ山ハイキング」 ~めだまっち~ |
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下山の途中で「めだまっち」を行いました。 何気ない森の中、目玉シールをもっていると見えなかったものが見えてくる。 想像力を膨(ふく)らませて、いろんなめだまっちを探しました。 |
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あっという間に、森の中にめだまっちがたくさん現れ、 なんと言っているのかも考え、チームでシェアしました。 一本の木にたくさんのめだまっちが出現している場所もあって面白かったですね。 |
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■ 10月04日(土) 塾活動 「シダンゴ山ハイキング」 ~森の芸術家~ |
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本日最後のプログラムは「森の芸術家」。 塾生たちは、芸術家になり、その場にあるものを使って、チーム別に「○○なシダンゴ山」というお題で作品作りをしました。 遠くのほうまで材料を集めに行くチーム。 一つのシンボルを飾(かざ)るのに協力するチーム。 やりながらアイデアを膨らめるチーム。 緻密(ちみつ)に組み立てるチーム。 それぞれのチームの過程がとても興味深かったです。 |
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どのチームも作品完成!スケールの大きな作品が並び、 作品の紹介をしてもらうと、 「緑色をしきつめました。」 「中にたくさんの大黒柱を入れました。」 とこだわりが伺(うかが)えました。 |
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■ 10月04日(土) 塾活動 「シダンゴ山ハイキング」 ~里山の話~ |
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登山道入口まで戻る手前で、里山の話をしました。 | |
今日たくさん見つけた「3またの木」は、昔使われていた木であること 山の中にあるいろんな物を利用して暮らしていた時代があること 今は、便利になって山の中のものを使わなくても暮らせるようになったこと しかしこのまま山を手入れしないとどうなるのか 今どんな取り組みが行われているのか |
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少し難しい話でしたが、みんなには考えて欲しいなと思って話しました。 そして、すぐに答えの出る問題ではありませんが、 「自分は自然とどう関わって行きたいのか」目を閉じて考えました。 |
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■ 10月04日(土) 塾活動 「シダンゴ山ハイキング」 ~感想~ |
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全員が下山すると、塾庭に集まり今日一日の感想を一言ずつ言いました。 9時に出発して16時に下山する長いハイキングを終えて、疲れた中にもそれぞれにいろんな発見があったことが伝わってきました。 |
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「山の空気がおいしかった」 「頂上で達成感を感じた」 「話しをしながら歩いたのが、楽しかった」 「ご飯がおいしかった」 「虫も必死に生きていることが分かった」 |
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■ 10月04日(土) 塾活動 「森の句会」 | |
夜の時間には、ハイキングの発見や感動を俳句にまとめて発表をしました。 「山道や 風の音虫の音 鳴りすまし」 「ハイキング シダンゴ山は 絶景だ」 「友だちと きずなふかめて ハイキング」 「山のぼり つえのおかげで たすかった」 「いつもなら 簡単な距離が 登れない」 どの俳句も今日の1コマを思い出す素敵な作品でした。 |
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■ 10月05日(日) スタンドアップ・テイクアクション | |
10月17日の世界反貧困デーにあわせて行われているスタンドアップ・テイクアクションに参加する写真を撮影しました。 これは、「世界の貧困と飢餓(きが)を撲滅(ぼくめつ)しよう!」という私達の意志を各国のリーダーに届けるという活動です。 前日の夜に「世界には小学校に通えない子どもがいること、小さい子が命を落とす国があること」を聞き、小さなことでも自分たちに出来ることからはじめようと決意しました。 |
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■ 10月05日(日) チーム農園作業 | |
この日は、雨で畑の土をいじることは出来ませんでしたが、収穫や加工などできる範囲(はんい)でチーム農園作業を行いました。 間引きのレタスを食べています→ 完全防備(ぼうび)で、ヒョウタンの種を取り出しています。↓ |
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■ 10月05日(日) 塾活動 「卒塾アルバムチームのページ作成」 | |
思い出に残る自分たちのチームのページ。 どんなレイアウトにするのか? どの写真を使うのか? 真剣に話し合っていました。 |
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■ 10月05日(日) おまけ-3 | |
雨の中、トトロのワンシーンが出現。 サトイモの大きな葉っぱを傘(かさ)代わりに。 |
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■ 10月05日(日) 帰りの集い | |
活動を終えるにあたり、塾頭より話がありました。 | |
「今日は、朝から雨でしたが、昨日はハイキングが出来てよかったですね。 みんな自分の力で頑張っていました。感想を聞くといろいろ出てきていました。 私からは、3つの感謝の話をしたいと思います。 1-自然に対する感謝 2-登山道を作ってくれる人に感謝 3-お弁当を作ってくれた人に感謝 いろんな人に助けられて活動が出来ています。おかげさまの気持ちを忘れないでください。 昨日は、里山の話を聞きましたが、山と川と海はつながっています。山から川に栄養が流れ込み、海では大きな魚が育ちます。全てが関わりあってバランスを取っていますので山を守ることが大切です。」 |
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■ 編集後記 | |
今回は、1日をかけてのロングハイキングに挑戦(ちょうせん)しました。みんなで最後まで登りきれたことはすごいことだと思います。そして、楽しく帰って来れたことに陰(かげ)で支えてくださっている方のおかげであると感謝をしています。 里山ハイキングやスタンドアップ・テイクアクションを通して大きな社会問題に目を向けるステージでありました。社会で起きている問題は、誰かが悪いことをしているというよりは関係ないと思っている多くの人がいると解決しないと考えます。まずはいろんなことを感じ、現状を知り、問題を自分事としてとらえ行動を起こせる人、考え続けられる人になって欲しいと願っています。「ハチドリのひとしずく(南米エクアドルに伝わる小さなハチドリの物語)」のように一人の力は小さくても集まれば大きな力になるはずです。 K.S.
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■ 食事メニュー | ||
※( )内は自然塾で取れた野菜、手作り食品です。 | ||
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金曜夕食 | ・麻婆茄子とチンジャオロースの中華ダブル丼(ナス、タマネギ、ピーマン、パプリカ、味噌) ・ニラ饅頭(ニラ、タマネギ) ・杏仁豆腐(梅シロップ) |
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土曜朝食 | ・ご飯 ・具沢山の豚汁(味噌、ジャガイモ、里芋、ゴボウ、長ネギ、女子塾生が作ったコンニャク) ・三色丼(間引き大根) ・納豆(長ネギ) |
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土曜昼食 | ・ハイキング弁当(梅干し、栗、いただきもののミカン) | |
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土曜夕食 | ・ご飯 ・すまし汁(オクラ、四角豆) ・七輪で焼いたホイル焼き(ジャガイモ、タマネギ、スダチ、塾生のお土産しょう油) ・七輪で焼いたミニトマト(ミニトマト) ・七輪で焼いた栗(栗) |
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日曜朝食 | ・ご飯 ・味噌汁(味噌、タマネギ、ジャガイモ) ・ポテトオムレツ(ジャガイモ) ・ゴーヤのお浸し(ゴーヤ) ・ゴーヤと四角豆の炒め物(ゴーヤ、四角豆) ・ゴーヤのゴママヨ和え(ゴーヤ) ・オニオンスライス(赤タマネギ) |
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日曜昼食 | 【塾生からのリクエストメニュー】 ・ドライカレー&手焼きナン(タマネギ、ナス、ピーマン、パプリカ、トマト、ミニトマト、手焼きナン) ・塾生の手作りおやつモンブラン(栗たくさん) |
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