2013.12.08 | |
2013年度 卒塾式 | |
12月08日、2013年度 市村自然塾関東 卒塾式が開催されました。 |
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男女併せて54名の塾生とその保護者の方々が参加して、第12期生の卒塾式が行われました。 | |
■ 受付 | |
この日は、冬の寒い日でしたが、塾生は寒さに負けず仲間との再会に喜んでいました。 受付では、卒塾生がサポートをしてくれました。毎年、卒塾生のお手伝いに助けられています。 |
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■ 桜井総合塾長の挨拶(あいさつ) | |
卒塾式が開式し、桜井総合塾長より挨拶をいただきました。 「卒塾おめでとうございます。ご父兄の皆様もおめでとうございます。 みんな入塾式のときより大きくなりましたね。体格も顔つきも成長しました。 8ヶ月はどうでしたか?辛かったですか?楽しかったですか?嫌いな野菜も食べられるようになりましたか?家に帰って、手伝いをするようになりましたか?お友達が困っているときに助けてあげられるようになりましたか? |
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ここにいる塾生は、中身の強い、期待の出来る子供たちになりつつあります。 責任を持ってやる。 困っている人を助ける。 ありがとうを言える。 という3つのことを大事にしていただきたいです。 塾の基本方針、4無(指示しすぎない・命令しすぎない・教えすぎない・世話をやきすぎない)を親御さんも続けていってほしいと思います。 |
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付け加えて、いい相談相手になってあげるということも大事だと思っています。 最後になりますが、仲良くなったお友達とこれからも付き合いを続けて、よく学び、よく遊び立派な大人になってください。」 |
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■ 記念品(12期生の活動記録DVD)授与 | |
金丸代表理事より記念品の目録が塾生の代表に授与されました。 記念品は、塾での活動を記録したDVDです。卒塾式の様子も収めて、後日塾生のご自宅に送ります。楽しみにしていて下さい。 |
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■ 西野顧問(こもん)の辞 | |
次に、西野顧問よりお話をいただきました。 「8ヶ月ご苦労様でした。ご家族の皆様も、塾生をよく送り出してくださいました。ありがとうございました。 私は、女子の収穫祭に参加しました。 その時に、やさしくおもてなしをいただき、改めて感動しました。 最初のころは、なかなか言うことを聞かないし、仕事も思うようにやらないしということがありましたが、収穫祭で皆さんのすばらしさを感じました。 |
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市村自然塾では、『感謝の心』を育てていこうということで、初代塾長の浜田さんがずっと言い続けてこられましたが、そういう気持ちが表れていました。 これからは、それを身につけてほしいです。塾では出来ていても、家に帰ると出来ないのは、まだ身についていないということです。 今日はその第一弾として『感謝の心』を拍手で表しましょう」 |
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株式会社リコーの方々へ スタッフへ 親御さんへ そして、親御さんから塾生へ 心のこもった拍手が送られました。 |
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「気持ちは、心の中で思っただけでは伝わりません。行動に表してほしいです。道具や物に対して、両親に対しても感謝の気持ちを持って行動に表していってください。 最後になりますが、卒塾生が入る大地の会は、仲間との絆を深めるためにもぜひ参加してください。」 |
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■ 塾頭の辞 | |
続いて、枝村塾頭よりお話がありました。 「毎回、活動の最後にまとめをしていますが、今日が本当に最後のまとめになります。この8ヶ月の間にみんなはいろんなことを経験し、感じ、学んできました。その中から今日は3つあげます。 まずは、野菜の作り方、道具の使い方を学びました。農作業は大変ですが、愛情を持って、一所懸命に努力をするといい結果が現れることを知りました。 |
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次に、チームワークの大切さです。なかなか自分の思うとおりに行かなくて、口が出たり、手が出たりすることもありましたが、回を重ねるごとにこれではいけないと気づき、我慢すること思いやる心を知りました。 最後に、たくさんの友達を得たことです。かけがえのない友達をずっと大切にしていってほしいと思います。その友達は、大人になってきっとみんなの力になってくれると思います。 塾は今日で終わりますが、今日が始まりだと思ってください。失敗を恐れずにチャレンジすること、支えてくれている人がいることを忘れずに夢や目標に向かって頑張ってください。」 |
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■ 終了証授与(しゅうりょうしょうじゅよ) | |
「雨にも負けず、風にも負けず、疲れにも夏の暑さにも負けない強い意思を持ち、自然を慈しみ、作物を育み、友と仲良く協力し、この西丹沢の寄の地、市村自然塾で生活した体験は、これからのあなたの成長にとって必ずや大きな糧となることと確信します。この度の卒塾にあたり、修了証を交付し、ここに修了したことを証します。」 塾生一人一人に修了証が手渡されました。 |
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■ 塾生の辞 | |
続いて、塾生に今感じていること、学んだことや思い出を発表してもらいました。 | |
「一生物の友達が出来ました」 「苦手な野菜も食べていくうちにだんだん食べられるようになりました」 「物や人への感謝の気持ち、いろんな人に支えられていること。ここで学んだことを忘れずにいたいです」 「人を思いやる心と何かに頑張る力を学びました」 「農作業などは、ふざけながらやったほうが楽しいと思っていたけれど、まじめにやったほうが楽しいと知りました」 「野菜が出来るまでには手間がかかっていることを知り、感謝していただきたいと思います」 |
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「前は出来なかったことが、今では普通に出来るようになっていて成長していると思いました」 「私がここまでこれたのは、みんなが仲良くしてくれたからです」 「体力がなくて農作業が最初は疲れたけれど、だんだん慣れました」 |
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「農作業は難しくて大変だったけれど、そのぶん収穫が楽しかったです」 「貴重な体験が出来、大切な仲間のいる市村自然塾を一生忘れません」 「リーダーになったとき、みんながついてきてくれるか不安でしたが、ついてきてくれてよかったです」 「僕のチームは、わがままなところもあるけれどおもしろくて、一人一人によさがあって、このチームでよかったです」 |
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「チームのみんなでスイカを食べたことが一番の思い出です」 「悔いがあるとすれば、梅干を勝手に出して食べて怒られたことです」 「いつも見送ってくれたお母さん、見守ってくれたスタッフの方に感謝しています」 |
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■ 塾生に贈る言葉 | |
世話人代表より、塾生に贈る言葉を述べました。 | |
「『自分を信じてください』 もしもこの先、辛いことがあって、もうダメだと思うことがあったら思い出してください。いいところが一つも見つからなくたって大丈夫。今はダメでもいいんだ。今から絶対変われるんだ。ワタシには、なりたいワタシになれる力がある。 君たちは、この8ヶ月でものすごく変わりました。成長しました。私たちは、君たちのことを誇りに思います。そして、これからも私たちの誇りであってください。」 |
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■ 記念品贈呈(ぞうてい) | |
塾生からは、オリーブの苗木を、保護者の方からは、電気洗濯機を贈呈していただきました。どちらも大切にしていきます。ありがとうございました。 | |
■ 斉唱 | |
式の最後は、「ふるさと」「今日の日はさようなら」の斉唱で締めくくりました。 自然塾を第2の故郷と思って、塾で過ごした仲間たちと今日はさよならするけれどまた会おうねという気持ちで歌いました。 伴奏は、女子塾生と男子塾生の代表が弾きました。 |
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■ 記念撮影 | |
式典終了後、記念撮影をしました。緊張からも解放されて晴れやかな笑顔で写っています。みんなよく頑張りました!卒塾おめでとう!! | |
塾庭では、保護者の方々も含め写真撮影をしました。総勢180名以上です。 今まで本当にありがとうございました。 |
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■ 食事 | |
市村自然塾で食べる最後の食事です。お弁当には、みんなが大事に育ててきた野菜がいっぱい入っていました。男女ともに植え付けをした秋野菜(ハクサイ・キャベツ・レタス)、女子塾生が蒔いたダイコン、お赤飯には、みんなで選別したササゲ・・・そして、いつも人気だった菜飯ご飯、苦手な子もいたネギ味噌。どれも思い出深い料理でした。 | |
■ 12期生の活動の記録DVD上映 | |
記念品として贈られるDVDが、一足早く上映されました。 第1ステージから第18ステージを振り返り、笑いあり、涙あり、感動を共有しました。 |
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■ 仲間と撮影会 | |
塾舎の前は、大記念撮影会! ともに過ごした仲間との別れを惜しんで、何枚も写真を撮っていました。 |
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■ 編集後記 | |
塾生の皆さん、卒塾おめでとうございます。 そして、保護者の皆様をはじめとする活動に賛同し応援してくださった方々に支えられ、無事に今期の活動を終了することが出来ました。心より御礼申し上げます。 塾生たちは、いろんな気持ちを抱えながらも18ステージを通い、今日の卒塾を迎えました。それは、本当にすごいことです。 みんなには、辛いことに耐(た)えてきた強い心があります。共に過ごした仲間がいます。自信を持ってください。 時が経つと多くの思い出は、忘れ去られてしまうかもしれません。しかし、塾での経験が心の奥底で支えになっていたらうれしいです。スタッフは、いつだってみんなのことを応援しています。 K.S.
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■ 食事メニュー | ||
※( )内は自然塾で取れた野菜、手作り食品です。 | ||
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日曜昼食 | ・豚汁(ダイコン、ニンジン、長ネギ、ゴボウ、ハクサイ、サトイモ、わら灰コンニャク、味噌、赤柚子こしょう) 【お弁当】 ・赤飯(ササゲ、もち米) ・五目おこわ(ニンジン、ゴボウ、わら灰コンニャク) ・菜飯(ダイコンの葉) ・里芋コロッケ(サトイモの親芋) ・繊キャベツ(キャベツ) ・鶏ゴボウ団子(ゴボウ、ショウガ) ・お浸し(キャベツ、ハクサイ) ・コンニャクのから揚げ(わら灰コンニャク、柚子こしょう) ・フライドポテト(ジャガイモ) ・カボチャサラダ(カボチャ、ニンジン) ・飾り野菜(ダイコン、ニンジン、梅酢) ・生野菜(玉レタス、サニーレタス、リーフレタス) ・紅白なます(ダイコン、ニンジン、柚子、ニンジンの葉) ・漬物(ダイコン、赤トウガラシ) ・ネギ味噌(長ネギ、味噌) ・紅生姜(ショウガ、梅酢) ・大根の皮とニンジンの皮の金平(ダイコンとニンジンの皮) ・お花大根(ダイコン、梅酢) ・お花ニンジン(ニンジン、梅酢) ・蒸かし芋(安納芋という甘みの強い品種のサツマイモ) |
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