2011.03.06 | |
2011年度 入塾式 | |
3月6日、平成23年度・市村自然塾関東 入塾式が開催されました。 | |
2011年3月6日、平成23年度市村自然塾関東の入塾式が開催されました。 気持ちのよい晴天の中、第10期生となる男女56名と、そのご家族を合わせ、総勢180名もの方をお迎えすることができました。 |
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■ 中村代表理事のお話 | |
はじめに、中村代表理事よりご挨拶をいただきました。 「今までみなさんは、ゲームをして、失敗すると、すぐクリアをしていたと思います。自然塾では、自然が相手です。ゲームとは違い、うまくいかないからといって、自分でクリアをすることはできません。 これから9ヶ月、今まで知らなかった初めての経験をたくさんすると思います。 |
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ここは学校ではありません。スタッフは、教えるのではなく、子どもたちが自然から学ぶという事を手助けします。 市村自然塾の市村は、リコー創業者の市村清から名前を取りました。市村清は戦後、日本が荒廃していた時に、「国を愛し、勤めを愛し、人を愛す」という三愛精神を考え出し、人と人のつながりは大事だと説きました。 |
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国や社会を良くしよう、一生懸命働いて、チャレンジして、新しいものを生み出そうといった精神が受け継がれてきました。自然塾も同じです。新しい作物を育て、芽を出し、また新しい命を生み出すことを実際に感じる、自分の体を使って活動にチャレンジしていく、このような体験は1人ではなく、みんなで協力して達成できるということを学んでいきます。 この大地、自然からの学びを、1人1人が自分自身の成長に繋げてくれることを期待しています。」 |
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■ 西野顧問のお話 | |
「みなさんは、自然塾に入れたのはだれのおかげだと思いますか?答えはいろいろあると思いますが、お父さん、お母さんのおかげだと思います。この自然塾に行ったらどう?と勧めて、応募してくれたから、これから9ヶ月、自然塾の活動をがんばることができるのです。感謝の気持ちを忘れずに、臨んでください。 | |
また、自然塾はいろいろな人のおかげがあって、10年間続けてこられました。中でも、今までの塾生、みなさんの先輩ががんばってくれたから、続けてこられました。みなさんも先輩に負けることなく、超えるような気持ちでがんばってください。 ここに集まったみんなは、『仲間』です。それぞれみんな性格は違うけれど、「あいつ、きらいだ」となるのではなく、理解して、仲間と一緒に行動し、尊敬し、感謝の気持ちを持ってください。」 |
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■ 塾生の一言 | |
これからの活動に向けての抱負を一言ずつ言ってもらいました。 | |
「友達をたくさん作りたい。」 「きらいな野菜を食べられるようにしたい。」 「チームのみんなと協力して、おいしい野菜を作りたい。」 「苦労して作った野菜のおいしさを味わいたい。」 「農業の楽しさや大切さを知りたい。」 緊張している様子もありましたが、自分の言葉でしっかり述べてくれました。 |
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■ 枝村塾頭のお話 | |
「みなさんとは、1月の面談以来ですね。元気な一言が聞けて安心しました。その目標の実現に向けてがんばってほしいと思います。 今日からみなさんは、自然塾では、1つの大きな家族になります。私がお父さん、スタッフは大きなお兄さん・お姉さん、塾生の中の年長の子は小さなお兄さん・お姉さん、年少の子は弟、妹です。きょうだい仲よく、楽しく、これから9ヶ月間過ごして欲しいと思います。 |
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私からみなさんに2つお願いがあります。 1つは自ら進んで、積極的に行動してください。 もう1つは相手に思いやりと感謝の心を持って、過ごしてください。 これからの体験が、実りのあるものになるようにがんばっていきましょう。」 |
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■ 記念撮影 | |
平成23年度 第10期生 塾生です。 | |
■ フィールド見学 | |
2つのグループに分かれて、自然塾の畑の見学を行いました。 スタッフの説明に、熱心に耳を傾けてくれました。 |
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■ 昼食 | |
フィールド見学から戻ってきた後、昼食をいただきました。 今回のメニューは以下の通りでした。 ()内は自然塾産の野菜・加工品です。 ・炊き込みおこわ(ゴボウ、コンニャク、シイタケ) ・鮭の塩焼き ・煮物(サトイモ) ・ゴマ和え(キャベツ・ハクサイ) ・炒り煮(切干大根) ・田楽(コンニャク) ・たくあん(大根) ・豚汁(ゴボウ、長ネギ、サトイモ、シイタケ、コンニャク、味噌) ・オレンジ ・ニンジンケーキ(ニンジン) |
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■ オリエンテーション | |
午後からは、9ヶ月間の活動の概要および通塾や持ち物等に関する注意・依頼事項について塾頭と事務局より説明がありました。 | |
■ 編集後記 | |
いよいよ第10期生の活動が始まりました。 これから、塾生のみなさんには農作業、共同生活など、たくさんの体験を行ってもらいます。 活動の時には、暑い日もあれば、寒い日もあります。楽しい事だけなく、苦しい事もあります。そのような中での農作業は、大変かと思われますが、小さな種が芽を出し、世話をして、だんだんと生長して、やっと収穫できるといった感動を味わって貰いたいと願っています。塾生のみなさんは、どんな活動を行うのか、期待と不安の両方があるかと思いますが、私達もみなさんの学びの手助けを努めたいと思います。 また今年は10周年という節目の年です。次の10年へ向けて、大事な1歩になる年です。より一層の飛躍に向けて励んで参りますので、よろしくお願い致します。 S.D. |