2011.08.05~07
第11ステージ ~男子~
ステージテーマ:「親子大会で今までの成果を発表しよう!」
共同生活の目標:「ルールを守る②」
 いよいよ親子大会本番のステージを迎えました。参加する家族に楽しんでもらうため何ステージにも渡って準備してきた塾生企画を実施すること、そして農作業や清掃など今まで塾活動を通して行ってきたこと、普段の塾生活ありのままの姿を見てもらうことで、塾生たちが身に付けてきた成果を知ってもらいたいとの思いから、このようなテーマを設定し今ステージの活動を行いました。
 共同生活の目標はルールを守ることの2回目です。1回目は基本的ルールを守るように意識してもらいましたが、今回は「時間」、「場所」、「状況」に応じた行動、マナーに対しても意識して活動に挑んでもらいました。
■ 08月05日(金) 夜の集い ~塾頭の話~
 ステージを始めるに当って、いつものように枝村塾頭からお話をしてもらいました。
 「いよいよ親子大会です。塾生、保護者、スタッフも合わせると総勢120名くらいになり、今までで最高の人数です。親子大会の目的は普段の塾活動を見ていただく事で、決して親子で遊ぶことではありません。みんなが農作業や共同清掃など一所懸命努力している姿を見て、感じてもらいます。塾生活、塾生企画などおうちの方々を感心させるくらいやって下さい。チーム農園の発表では、大きな声でゆっくりわかりやすく話してください。みんなは共同生活の目標や農作業、ここで学んだことを態度行動で示すようにしてください。
塾生企画自分がやらないとうまくいかないという気持ちで全力でやってください。明日は1時間早く起きて作業してもらいます。暑くて寝苦しいかもしれませんが、怪我がないようにしっかり寝て、やる時にはやる、メリハリをつけて活動に挑んでください。」
■ 08月05日(金) チーム農園発表準備、作業計画
 今回は塾生たちが夏休みなので、「夏時間」として、集合時間を1時間早めました。
 いつもならば夕食が終わると就寝準備と入浴なのですが、今回は明日保護者の前で発表するチーム農園の発表の準備をしてもらいました。
 明日の発表を控え、前回相談した発表の場所を確認していました。あるチームは本番さながらの立って大きな声で発表していました。
■ 08月05日(金) 塾生企画の準備
 入浴後の自由時間に最終の塾生企画の確認を行いました。本番を間近にして最終確認に熱が入ります。
■ 08月05日(金) 寝袋の使い方
 明日土曜日はテントの中で寝袋で寝ます。今夜は塾生室で寝るのですが、明日に備え寝袋を使いました。
 いつもと違う環境で塾生たちの気持ちは浮き立ちなかなか寝付けない様子でした。
■ 08月06日(土) 早朝企画練習
 ある塾生企画は起床前の5:00から駐車場で練習を行いました。最後の最後まで気を抜かずにがんばっていました。
■ 08月06日(土) チーム農園作業
 保護者へ発表する前の最後のチーム農園作業です。どのチームも自分達の畑が恥ずかしくないように一所懸命雑草を取っていました。
 第6ステージで作ったチーム農園の看板を立てました。チーム農園らしくなりました。
 トウモロコシをハクビシンから守るために一つ一つ金網をかけました。親子大会が終わるとお盆休みをはさむので、次に塾生たちが来るのが3週間後になるので、その間害獣に食べられないようにしっかりと守りました。
 このチームではメロンが収穫時期を迎えていました。大小、10個近いメロンの収穫に大喜びでした。
■ 08月06日(土) 朝食
 早朝のチーム農園作業で収穫した野菜が自分達のチームのテーブルに並びました。畑で取れたての野菜を我先にほおばって、おいしそうに食べていました。
■ 08月06日(土) テントへ荷物移動
 朝食後に共同場所の清掃を終え、塾生室からテントへ荷物を運び入れました。テントは女子塾生が立てたものをそのまま使用しました。
 塾生室とはまた違った場所で楽しそうでした。
■ 08月06日(土) 塾生企画プレゼンテーション
 自分達の企画にお客さんが来てもらえるように、分かりやすく内容を説明して、アピールしていました。少し緊張気味な塾生もいましたがみんなに聞こえるようはっきりとプレゼンテーションしていました。
■ 08月06日(土) チーム農園発表
 チーム農園発表では、自分達の畑で何を育てているか、なぜその作物を選んだのか、今後どのようにしていきたいかを発表していました。保護者からの質問にもテキパキと答えているところが頼もしく感じました。
■ 08月06日(土) 昼食
 スタッフも合わせて総勢約120名の昼食でした。和やかに始まったのですが…
 突然の豪雨!雷!雷!!
塾生、保護者共に昼食を急いで食べて土間へ避難しました。
 ゲリラ豪雨で何とか土間に避難できましたがみんなずぶ濡れ。そのままシャワールームへ。
■ 08月06日(土) 塾生企画 ~準備時間の竹工作~
 昼食時の豪雨がウソのように天候が回復し塾生企画を行う事にしました。しかし、塾生たちは準備の時間が必要との事で、企画の準備が終わるまで急遽(きゅうきょ)竹工作を行いました。保護者の方々みんな竹の箸を作ることに集中していました。
■ 08月06日(土) 塾生企画 ~水鉄砲~
 企画の準備が整い、いよいよスタート!
この企画は、水鉄砲を作ってもらうことと、作った水鉄砲で的当てを行いました。
 作るにはコツがいるので難しかったのではないでしょうか?
 的を狙って「えい!」と押し出します。なかなか的に当てるのは難しかったようです。
■ 08月06日(土) 塾生企画 ~パイレーツ・オブ・イチムラン~
 塾舎周辺と塾の畑に様々な問題と海賊に変装した塾生が参加者を待ち受けます。
 ここでは的当てをして点数を競っていました。
 ここの海賊は1kgジャストのニンジンを量る問題を出していました。隣に参考の土が入っているバケツを頼りに1kgを量っていました。
■ 08月06日(土) 夕食
 夕食は外で自由な席で取りました。一日中動き回ったのでおなかもぺこぺこ。みんなよく食べました。
■ 08月06日(土) キャンプファイヤー
 塾頭さんから塾生の代表としてリーダーたちに点火を行ってもらいました。歌に踊りに大盛り上がりしました。
 途中、塾生企画「ISK夜間ライブ」が始まりました。なかなかの揺りつけにみんな大盛り上がり。
 スカートは企画塾生のお姉さんとその友達に借りてきたそうです。なかなか凝りますね。
■ 08月06日(土) 就寝
 就寝1時間後、またまた雷が鳴り急いで塾舎内へ避難をしました。テントの中ですでに熟睡している塾生もいて移動には手間取りましたが、みんなで仲良く土間で寝ました。
■ 08月07日(日) 起床
 昨日の夜の雨で畑の状態が悪いこと、そして、塾生たちの体調を考えて、この日は予定をしていた早朝農作業を中止、5:30起床を1時間遅らせて6:30の起床としました。
 よほど疲れていたのでしょうか。みんな土間でぐっすり寝ていました。
■ 08月07日(日) 朝食準備
 親子大会での食事当番は保護者の方々にお願いをしています。主にお父さん方にはごはん炊き、お母さん方には調理配膳を手伝っていただきました。皆さん、さすが手馴れています。すばやい行動でスムーズにごはんが出来上がっていきました。
■ 08月07日(日) 朝食
 いつもの活動では日曜日の朝は正座、瞑想で始まります。ですが、今回はイスに座っているのでなかなか正座は出来ません。
 保護者の方々にも少し塾の体験をしてもらうために少しの時間背筋を伸ばして瞑想してもらいました。
■ 08月07日(日) 流しそうめんの樋(とい)作り
 朝食後お父さん達に手伝ってもらい流しそうめんの樋(とい)を作りました。
 さすが!手際よく次に行う作業を探して、皆さんに声をかけて作業が進みました。
 あっという間に完成!
とても長くて立派な樋が出来上がりました。
皆さんありがとうございました。
■ 08月07日(日) 塾生企画 ~宝探し~
 塾舎周辺に宝物が約100個隠されています。参加者はその他からを目指して、塾舎から各場所へ散らばっていきました。
 「見つけたー!」
と、宝を手に戻ってきました。この宝と引き換えに竹のくじを引き、景品と交換してもらいました。
■ 08月07日(日) 昼食
 みんなで流しそうめんを楽しみました。上流から流れてくるそうめんを狙い、鋭い箸使いでそうめんをおわんに乗せていました。
 下のほうから
「流れてこないよー!」と…。
■ 08月07日(日) ステージのまとめ
 ステージのまとめとして枝村塾頭からお話がありました。
 「雨と雷で途中停電したり大変だったと思いますが、親御さんも楽しんでくれました。みんなで協力すると楽しく出来ます。今回の親子大会では保護者の助け、色々な人の支えで楽しく過ごせました。おかげさまの心を大事にしてください。昼食の流しそうめんの樋作りではお父様方に手伝ってもらいましたが、その時皆さん次に何をすべきかよく周りを見て声をかけ合って、みんな協力していました。そのおかげで立派な流しそうめんの樋があっという間に完成しました。素晴らしいです。
 次回は3週間後です。元気に怪我の無いように夏休みを楽しんでください。」
■ 編集後記
 最後の最後まで天気が安定しない週末でした。お忙しい中、参加してくださった保護者の方々ありがとうございました。突然の雨でしたが、塾生を含め保護者の皆さんのご協力があったからこそ、無事に親子大会を終えることが出来ました。本当にありがとうございました。
 突然の雨で予定が狂ってしまいましたが、これも自然として受け止め、良い思いでとなった夏キャンプだったのではないでしょうか?
 塾生たちの活動を振り返ってみると普段の活動とは異なる事で浮付いてしまい、ふざけてしまう部分があったと思います。お祭り気分になってしまうことは仕方のないことかも知れませんが、楽しく遊ぶ時には遊ぶ、企画で保護者の方々を楽しませる時は、自分ばかりが楽しむのではなく、真剣に楽しませるようなメリハリがつけられると良いと思いました。
K.M.