2011.04.01〜03 | |
第02ステージ 〜男子〜 | |
ステージテーマ:「友達と早く仲良くなって自然塾に慣れよう!」 共同生活の目標:「あいさつをする」 |
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第1ステージは、東北地方太平洋沖地震の影響で中止となりましたが、第2ステージより今年の活動がはじまりました。第2ステージでは、第1ステージに予定していた「友達と早く仲良くなって自然塾に慣れよう!」をステージテーマとして活動を行いました。 また、共同生活の目標も第1ステージに予定していた「あいさつをする」を掲げました。 農作業は、毎年1番大変だと言われている「ゴボウの種まき(穴掘り)」を行いました。初めての共同農園作業でしたが、塾生みんな一生懸命に穴を掘っていました。 チーム活動では、農園の作付け計画を行い、リーダーサブリーダー候補決めも行いました。 |
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■ 04月01日(金) 塾生到着 | |
新宿、横浜に集合し約1時間半、電車に揺られバスに乗り換えて30分。待ちに待った市村自然塾に到着しました。大きな荷物を持って、期待と不安と緊張の混じった面持ちでした。夜空を見上げると綺麗な星空が塾生たちを迎えてくれました。 | |
■ 04月01日(金) 夜の集い 〜枝村塾頭のお話〜 | |
枝村塾頭よりお話がありました。 「3月の初めに東北地方太平洋沖地震があって、被災された方が大勢います。心からお見舞い申し上げると共に、私達に出来ること、例えばおこづかいから募金をする、節電をする、などの支援をしていきましょう。 今日から塾活動を開始しますが、楽しく、思い出深いものにしてください。そのためには、何事にも自ら進んで行動をすることです。そして、世話人、ボランティアの方々の話を良く聴いてください。みんなで協力し、助けあって楽しい家族を築いていきましょう。」 塾生たちは10分程度のお話の時間、正座で聴くことができるよう努めていました。 |
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■ 04月01日(金) 荷物整理・就寝準備 | |
各チームの部屋に行って、荷物整理を行いました。一人に一つ衣装ケースが配られ、その中に持ってきた荷物や宅急便で送った荷物を整理して詰めました。よく使うものを手前に入れたり、取り出しやすいように縦型収納にしたり工夫をしていました。 その後、片付いた部屋に布団を敷きました。敷き布団・毛布・掛け布団・枕と4つにカバーを掛けるので2人ペアになって協力して行いました。 |
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■ 04月02日(土) 起床・清掃・食事当番 | |
自然塾では朝起きるとまず、布団をたたみ塾生室の清掃をします。ベランダ・畳・ロフトに分かれて行いました。眠そうな塾生もいましたが、掃除を始めるとだんだんと目が覚めていったようでした。 次に共同場所の清掃です。チームごとに風呂場・2階トイレ・1階トイレに分かれて行いました。そして、1チームは食事当番で味噌汁作りや釜炊きを行いました。 初めてのことで慣れなかったかもしれませんが、みんな真剣に取り組みました。 |
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■ 04月02日(土) チーム農園活動 〜農作業を始めるにあたって〜 | |
まずはじめに、柳川先生より農作業を始めるにあたっての説明がありました。 「農作業で大事なことは観察することです。 1、葉の色をみる(栄養があるかわかる) 2、葉の角度をみる(温度がわかる) 3、根のまわりを踏み固めない (空気や水や栄養を吸っている) まずは、この3つを覚えておいてください。」 |
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その後、クワの使い方を習い、チーム農園の土作りを行いました。土作りでは、雑草を抜いた後に、牛糞堆肥と腐葉土を畑に撒き、クワで土を耕しました。耕した後、自分の足跡を消して、平らにならしました。重い牛糞堆肥の袋は2人で運んだり、畑に均等に肥料を撒くにはどうしたらいいのか考えたりしながら協力して作業を進めていました。 | |
■ 04月02日(土) チーム農園の作付け計画 | |
10時のおやつの後は、チーム農園の作付け計画を行いました。参考資料とにらめっこしながら話し合いを進めていました。春から夏にかけて各チームごとに4、5種類の野菜を育てることになります。なぜその野菜を育てたいのか?目標を何にするのか?考えました。 このころからチーム内に話し合いを進めるリーダーが現れはじめました。 |
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■ 04月02日(土) 共同農園活動 〜ゴボウの種まき〜 | |
午後からは、共同農園で「ゴボウの種まき」を行いました。 ゴボウの種を蒔く前にゴボウが土の中をまっすぐ長く伸びるように穴を掘って深く耕します。 スコップの長さと同じくらいの約1メートルの深さまで掘りました。 |
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最初は、隣の人との間に土の壁が出来ていましたが掘り進めて行くうちに段々と壁がなくなり、個人で進めていた穴掘りがいつの間にか全員での穴掘りに変わっていきました。 掘っていくと途中に木の根っこがでてきて苦労をしたり、硬い土に変わってスコップでもなかなか太刀打ちできなくなったり、せっかく掘りあげた土が崩れてきて穴が埋まってしまったり・・・ いろんなことが起きる中、たくさんの試練と戦って進めていました。 スコップ使いも様になってきています。 |
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暖かい日だったので、作業をしていくと汗がにじんできました。疲れてきてもう限界という頃に冷たい梅シャーベットのおやつが届き、嬉しそうにほおばりました。水分補給もして、生き返りました。 | |
休憩後、今度は掘り出した土を穴に戻しました。このときに足で踏み固めないようにするのがポイントです。大量の土なので戻す作業も一苦労でした。土を戻して、畝(うね)立てをしたらみんなで平らにしました。 ようやくここからゴボウの種まきなのですが、種まきは穴掘りの半分以下の時間であっという間に終わりました。 手間をかけたゴボウのこれからの生長が楽しみです。 |
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■ 04月02日(土) 夜の集い 〜みんなと仲良くなるゲーム〜 | |
2日目の夜の時間は、みんなで仲良くなれるようにゲームをしました。最初にジャンケンゲーム、次にYes,Noゲーム、誕生月ごとに集まるゲーム、そして最後に輪になって自己紹介。 好きなものが同じ人や誕生月が同じ人と集まるうちにお互い話が出来て、より一層仲良くなることができました。 | |
■ 04月03日(日) 瞑想 | |
3日目の朝食前は、昨日の朝とは雰囲気が違いました。電気が消えて、窓が開いていました。瞑想の時間です。心を落ち着けて、自分自身と向き合ったり、自然を五感で感じました。今回は1分間でしたが、今後少しずつ長くしていきます。 | |
■ 04月03日(日) チーム農園作付け計画続き | |
各チームごとにリーダー・サブリーダーの候補を決め、その後にチーム農園の作付け計画を昨日に引き続き話し合いました。リーダー候補が決まったので、その塾生がチームをまとめながら話し合いが進んでいきました。 畑の図面を決めるときは、世話人から方角や作物の高さについてアドバイスをもらい、考えていました。 初めての作付けに苦労をするかと思いましたが、役割分担をしたり、参考書を見たりして、どのチームもだいたい育てる野菜が決まりました。 |
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■ 04月03日(日) ステージのまとめ | |
枝村塾頭よりお話がありました。 「お疲れ様でした。みなさん慣れない仕事を最後まで頑張ってくれました。特に、食事は頑張ってよく食べてくれました。 ステージテーマの友達と仲良くなるはできましたか?友達は、待っていてもなかなか出来ませんので、自分から進んでつくって下さい。共同生活の目標である「あいさつをする」も出来ましたか?あいさつはその人の心を表します。どんな時にもどんな人にも出来るようにしましょう。 最後に帰宅のルールを守って安全に帰ってください。」 1日目の話にあった「メモをとる」を実践していました。 |
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■ 編集後記 | |
第1ステージが、中止となって第2ステージの開催を楽しみにしていた塾生も多かったのではないしょうか。東北地方太平洋沖地震の被害が残る中、ステージの開催が出来たことに感謝いたします。 初めてのステージということでチームでの共同生活や農作業、正座など慣れないことが、たくさんあったと思います。しかし、みんなチーム農園の話し合いやゴボウの作業など一生懸命取り組んでいました。挨拶(あいさつ)もたくさんして、友達もたくさん出来たことと思います。 塾頭さんのお話を思い出して塾での生活に早く慣れることができるように家でも出来そうなことからチャレンジしてみてください。 2週間後、元気な顔で会えるのを楽しみにしています。 K.S.
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