<2016年度・OB農園日記

12 2016年12月10(土)-11日(日):秋の収穫祭



待ちに待った2016年、秋の収穫祭。1日目の12月10日は高校生以上だけで集まり、静かに始まりました。

午前中はソバの製粉を行いました。製粉機を使わせて頂くために、柳川先生のご自宅に伺いました。製粉機は「ゴ〜」という音を立てて、あっという間にソバの実を砕いてくれます。何度かふるいにかけると、きれいな白い粉になりました。
また、柳川先生のミカン畑で、たくさんの採れたてミカンを頂きました。(※ 以下、写真はクリックで拡大)



夜は焚き火の周りで語りあったり、カードゲームをしたりと、まったり過ごしました。

2日目、12月11日は、小・中学生も加わって一気に賑やかになりました。
畑では、野菜の収穫・畑の整地を行いました。今年はイノシシの被害もあり播種時期が遅れてしまい、ホウレンソウなどの葉物やカブは、残念ながら大きく育ちませんでした。ですが、被害のなかった白菜は大きくみずみずしく育ちました。



今年も一年、美味しい野菜をありがとうございました。感謝を込めて、畑の整地を行いました。

お昼は、昨日製粉したソバ粉で打った蕎麦と、収穫した野菜を天ぷらにして頂きました。良い香りのする美味しい蕎麦をいただくことがでいました。



最後に全員で塾舎や保存小屋の清掃を行いました。卒塾しても一度きちんと身についた掃除の仕方を忘れた者はいません。みんな積極的に掃除を行ってくれました。

皆さん、来年もまた自然塾で会いましょう! (文:1期 岡田)

11 2016年11月20日(日):ゴボウの収穫+タマネギの植え付け+ソバの脱穀・風選



今回は、ゴボウの収穫とタマネギの植え付け、そしてソバの脱穀・風選作業を行いました。

ゴボウ畑は前日の雨の影響で土が重く、掘るのが大変! 泥だらけになりながら、頑張って掘り上げました。今年は、大きさのバラつきが少なく、きれいなゴボウが多く収穫できました(以下、写真はクリックで拡大)。



タマネギの植え付けは、畝に「穴あきマルチ」を敷き、穴に一株一株、ていねいに植えていきました。約350株を植え付けました。
ソバは実がついているものを一つずつ丁寧に選別してから、唐箕(とうみ)を使って風撰を行いました。5、6回ほど風撰を通すと、葉やゴミを綺麗に取り除く事ができます。



昼食は窯でパンと肉を焼き、採れたてのレタスを挟んでハンバーガーにして頂きました。本格的なハンバーガーに、みんな美味しそうにかぶりついていました。(文:1期 岡田)

10 2016年10月23日(日):畑の世話と陶芸体験


今回は、OB農園での畑の世話と陶芸体験を行いました。

OB農園は、残念なことに今年もイノシシの被害にあってしまいました。イモが好きなイノシシに収穫直前のサツマイモを狙われ、まさか!の全滅。他にも種をまいたばかりのところを、すっかり荒らされてしまいました。残念な気持ちでサツマイモの後片付けを行い、荒らされた部分は新たに畝を立て、もう一度播種を行いました。畝にネットをかけることで少しは対策になるということで、すべての畝にネットをかけました。
(写真はすべてクリックで拡大)

今後も獣被害が心配なので、ソバを収穫しました。時間ぎりぎりまで作業しましたが、半分も収穫できなかったので、少し心配です。この日は、ほかにショウガの収穫、ハクサイの植えつけ(第2弾)、レタス・ハクサイへの追肥を行いました。
ショウガは猪が好まないので全く被害がなく、大きく育ったものがたくさん収穫できました。



お昼ご飯は、今回が最後の収穫となるピーマンを使ったピザとパン。どちらも窯で焼きました。外はパリッと、中はフワッと美味しいパンができました。

陶芸体験では、収穫祭で使用するそば猪口(ちょこ)を作りました。1期生の皆川さんの指導の下、苦戦しながらも全員形にすることができました。焼き上がりが今から楽しみです。(文:1期 岡田)

09 2016年09月18日(日):夏野菜の収穫と秋野菜の植え付け


朝から降る雨の中、夏野菜の収穫と秋野菜の植え付けを行いました。
夏野菜のナスやピーマン、カボチャ、トウモロコシはほとんどがシーズン最後の収穫になりました。

一方、秋野菜はエダマメとカボチャの区画に、それぞれレタスとハクサイを植えつけました。農作業を通して季節の節目を感じました。
(写真はすべてクリックで拡大)


 


農作業のあと、先日完成したピザ窯でお昼ご飯を作りました。収穫した野菜を使って、ピザやホイル包みにしました。いつもとは少し違う趣向のご飯を、みんなで楽しく食べることができました。



今回は雨のため参加者が少ない中、先導して仕事を割り振ってくれる人や黙々と作業をしてくれる人など、自発的な役割分担を通じて、OB生の頼もしさが垣間見えた回でした。(文:7期 三澤)

08 2016年08月21日(日):草取り/秋野菜の種まきと追肥/中津川で川遊び!


今回は夏休みの中、15名の卒塾生が参加してくれました。8月は、他のビックイベントと重なるため、なかなか活動することができず、約ひと月ぶりの活動でした。
植物が一番成長する時期に世話ができず、雑草が茂り放題の畑を前に、まず最初に草取りを行いました。久しぶりに塾に来た参加者の中には、道具の名前を忘れている子もいましたが、友だちとの再会を楽しみながら草取り作業に精を出してくれました。
(写真はすべてクリックで拡大)

 


その他、この日は秋野菜の種まきと追肥を行いました。
成長の悪かったトマトなどを片付けて、ダイコン、ニンジンの種をまきました。ハクサイとレタスは、ポットに種をまきました。ダイズは、花が終わる頃までに2回程度追肥をしなければなりませんが、今回はちょうど花が咲いていて、タイミングがバッチリでした。
夏野菜の収穫できる期間はわずかですが、しっかり追肥を行いました。



今回収穫できた野菜は、ピーマン・ナス・白キュウリ・カボチャです。お昼は収穫した野菜を使って、白キュウリの浅漬け、ナスとピーマンの炒め物、ピーマンチャンプルにして美味しくいただきました。



午後は、みんなで川遊び! 30℃を越える中での作業の後、きんきんに冷たい川での水浴びは、いいリフレッシュになりました。(文:岡田)

07 2016年07月10日(日):夏野菜の収穫と河原で焼きそばパンの昼食


27℃という夏日の中、30人を超えるOBと共に畑で作業しました。

たくさんのピーマンと大きな白ナスを収穫しました。どれもしっかりと育っていて、とても美味しそうでした。また、ピーマン、ナス、カボチャ、キュウリ、ゴボウ、ブロッコリーに追肥しました。

さらに、新たにダイズとトウモロコシを植えました。元気に育ってくれるといいなと思います。(写真はすべてクリックで拡大)

 


お昼は中津川の河原に行き、一部の OBが朝早く来て作ってくれた大きな丸いパンに、焼きそばをはさんで食べました。皆が焼きそばパンにかぶりついている光景がとても印象深いです。また、キンキンに冷えたキュウリも用意されていて、みんな美味しそうに頬張っていました。



川で水を掛け合う音や小さい子たちの楽しむ声を聞き、夏なんだなと感じました。

夏といえば、5月に塾舎前のヤマモモの木の根元に植えたサンパチェンスという花がさまざまな色を身にまとい、綺麗に咲きました。サンパチェンスは真夏の強い日差しにも耐えることから、「(太陽=Sun)+(忍耐=patience)」という名前がつけられたそうです。長い期間にわたって咲く花なので、自然塾を訪れた際には、ぜひご覧ください。

暑い中での作業は本当に大変でしたが、それがあっての川遊び。今回もまた格別な活動となりました。次に行く時に野菜たちがどれくらい育っているか、とても楽しみで仕方がないです。(文:10期 榎本)

06 2016年06月26日(日):今年初の夏野菜の収穫!


梅雨の間の晴れ間のとても暑い中、今回も23名の卒塾生が参加してくれました。この日の作業内容は、OB農園での草取り・収穫・追肥、園芸スペースの草取り、階段作りでした!

今回収穫したピーマン、ナスと取り置きしているタマネギ・ジャガイモを使い、6期の川田さんを中心に14期生の女子たちが生地から作る本格的なピザを焼いてくれました。パリッとした生地に採れたての野菜がのった夏野菜ピザ。とても美味しいと大評判でした!!(写真はすべてクリックで拡大)

 


トマト・キュウリは梅雨の雨の影響で、病気の蔓延/害虫被害で残念なことに例年に比べ成長が遅いです。病気の葉を取り除いたり防虫対策の作業を行い、今後の成長を願いました。



園芸スペースでは、草取りがメイン作業です。足元にある芝桜を踏まないように慎重に作業を行いました。
一部のグラジオラスやサンパチェンスの葉をシカが食べてしまう被害もありました。予想外の被害に驚きです。不格好ではありますが、ネットを張る対策をしました。



また、園芸スペースに向かう新たなルート(階段)を作りました。丸太と鉄筋を使い、崩れないよう土留めをしながら一段一段作りました。今後、階段脇にも花を植えて素敵なスペースにする予定です。今後の活動にご期待下さい。(文:1期 岡田)

05 2016年06月05日(日):梅雨入り! 雨降りで予定変更〜看板作り!

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今日はちょうど梅雨入り宣言が出たと思ったら、さっそく雨! ですが、21名が参加してくれました。
ジャガイモ、タマネギの収穫を予定していましたが、雨の中での収穫では余計な水分が入り傷みやすくなるので今回は中止に。代わりに、畑で使用する作物別の看板とボロボロになっていたチーム農園の看板作りを行いました!

チーム農園の看板には、「色々な野菜を育てて楽しんで!」という現役塾生諸君へのメッセージを込めて、たくさんの野菜を描きました。また作物別の看板は、彫刻刀で文字を掘るなど、こだわって作っているものもありました。できあがった看板は、雨の合間を縫って設置しに行きました。
 


昼食は前回収穫したタマネギとお昼のために朝早く収穫しておいたジャガイモを使って、カレーを作りました。ゴロゴロと野菜がたくさん入ったカレーは、食べごたえがありました。また、早朝の小雨の中、運営委員が収穫してくれた大量の朝摘みレタスは、お土産に配りました。



夏野菜のピーマンやナスも実をつけ始めました。次回には収穫できそうです、楽しみですね!(文:1期 岡田)

04 2016年05月29日(日):くぬぎ山へハイキング 〜 タマネギの収穫

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今日は快晴の下、参加者 23人でくぬぎ山にハイキングに行きました。

出発の前から汗が出るほど暑い日だったので、頂上まで登りきれるか正直とても心配でした。ですが、大勢の参加者で歩く山道は行きも帰りも、にぎやかな楽しそうな声で溢れていました。


途中、何回か休憩を挟みましたが、その度に目を閉じて耳を澄ますと、鳥のさえずりや心地よい風に包まれ、夏の始まりを感じました。



頂上では、役員が皆より早く来て準備してくれたそぼろご飯を食べ、各自持ち寄ったお菓子を交換しました。「とても気持ちよく、皆で食べるご飯は格別だった!」という声がたくさん聞けて嬉しかったです。



午後2時半頃には塾舎に戻り、おやつに梅アイスを食べた後、サツマイモの植え付け、トマトの誘引、ジャガイモの追肥、タマネギの収穫など、農作業を行いました。



タマネギは早生種と晩生種の二種類が育っていますが、今日は早生種の黄タマネギを収穫しました。キュウリは虫にやられていて、とても残念でした。ジャガイモはとても大きく育ち、トマトも実をつけるほど成長していました。

次回は残ったタマネギと沢山のジャガイモの収穫です。どんな出来栄えか、今からとても楽しみです。(文:10期 榎本)

03 2016年05月01日(日):ゴボウの種まき〜夏野菜の植え付け


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今日はゴールデンウィーク中にもかかわらず、30名以上の卒塾生が集まり活動を行いました。活動日は、ちょうど八十八夜。この日以降は霜が降りる心配もなく、野菜の植え付けや種まきをしても良いという古来の知恵で重要な日です。

畑では前回、雨で行うことができなかったゴボウの穴掘りと種蒔き、夏野菜(トマト・ナス・ピーマン・パプリカ・サンチュ)の植え付けを行いました。


ゴボウの穴掘りは畑の土が固く掘るのが大変でしたが、1mほど掘って&埋めて、ふかふかのベッドを作り、立派に育つよう願いながら種を蒔きました。夏野菜は、甘さにこだわったトマト、白ナス、白キュウリなど、変わった品種も植え付けました。今後の成長が楽しみです。



花壇周辺は、草取りとシバザクラの植え付けを行いました。草取りは、今の時期に頑張って行っておくと、夏の暑い時期の作業が楽になるので、額に汗を浮かべながら一生懸命作業しました。そして、きれいになった花壇の周りに、計50株の苗を1つ1つ丁寧に植え付けました。来年の開花の時期が楽しみです。



昼食は 14期生の女子たちが野外調理でビーフストロガノフを作ってくれました。赤ワインを入れて煮込んだ本格的なもので、風味も良くとても美味しかったです。(文:岡田)

02 2016年03月27日(日):今年最初のOB農園!

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天気予報は雨でしたが、とても暖かい1日になりました。そして参加希望者が想定を大幅に上回り、申し込みを途中で締め切らなければならないほど大勢の卒塾生が集まってくれました。

今日の作業は、共同農園の麦畑の草むしり〜塾庭から一輪車で土を運んで花壇への土増し〜ジャガイモの植え付け〜タマネギへの追肥… と盛りだくさんな内容でした。




花壇への土増しは塾庭から花壇までの坂道がとても急で、みんな汗だくになりました。じょうろに入れた液体肥料を散布したタマネギは、どんどん大きく成長しています。また今日は参加者が大勢いたため、ゴボウの穴掘りも一部行いました。穴掘りは思った以上に土が固く、シャベルではなく、つるはしを使って土を崩さねばなりませんでした。



お昼は星野さん特製のおかずを自分でお弁当に詰めて、河原の暖かい日差しが当たる場所で食べました。コロッケや唐揚げなど、とっても美味しかったです。なつかしの、塾特製梅干しもありました! 昼食後に河原で遊ぶみんなを眺めながら、冬の終わりを感じました。



昼食を食べ終わった後また作業に戻り、思う存分農作業に励んだ一日でした。今年はどんな作物が育つのでしょうか!? 今からとても楽しみです!(文:10期 榎本)


01 2016年03月13日(日):今年もいよいよOB農園が始まります!

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OB農園は参加者が着々と増え、運営サイドも嬉しい悲鳴を上げ続けています。今年はその運営を手伝ってくれる人を増やして毎回悲鳴を上げなくても済むよう、運営委員を募ることにしました。今年最初のメンテナンス活動日である今回は、運営委員の研修を兼ねて土作りを行いました。

堆肥、牛糞、米ぬか、草木灰を混ぜ、土を耕しました。参加者の増加に伴い、今年度からOB農園には畑が1つ増えて全3箇所となったため、土作りも大変です。しかし、久しぶりに塾に集まった運営委員たちの話題はつきず、参加者同士、また現塾生が帰ったあとは世話人さんたちも合流してくださり、楽しい活動となりました。

今年もこれらの畑で美味しいものを育て、みんなで食べるのが楽しみです!(文:皆川)