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<2015年・秋冬野菜編>

04 2015年12月12(土)-13日(日):大人数でにぎやかな収穫祭!

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2-1.JPGOB農園『2015年 秋の収穫祭』が12月12〜13日(一泊二日)に開催され、38人もの卒塾生が集い、今まで協力して育ててきた旬の野菜を収穫して、鍋・蕎麦・天ぷらなどを美味しくいただきました。(※ 写真はすべてクリックで拡大)

1日目は、そばの風選と野菜の収穫を行い、収穫した野菜で鍋を食べました。

自然塾に集合後、簡単なオリエンテーションのあと、各活動班に分かれました。今回の収穫祭は1期生から13期生で構成された4つのチームで二日間にわたってさまざまな活動をします。まずはお互いのことを知り合うために自己紹介しました。

午前中は、ソバの実のゴミを取り除き、製粉しました。
3-1.JPG収穫・乾燥・脱穀まで完了した OB農園で育てたソバの実には、葉や土といった食べられないものがいっぱい混ざっています。これは、唐箕(とうみ)という大昔からある木製の機械を使い、風の力で大きなゴミを吹き飛ばします(この作業を『風選』といいます)。それでも取り除けない細かい土は網の上でソバの実を転がして、ふるい落とします。

ゴミを取り除いたソバの実を石臼で挽き、製粉します。石臼で製粉すると黒い殻と製粉された粉が同時に出てくるので、細かい目の網で漉して殻を取り除きます。この石臼での製粉作業は珍しいため、みんな夢中になって取り組んでいました(ただし石臼による製粉作業は作業効率が悪く時間がかかるので、実は収穫量のほとんどは柳川先生宅に持参して機械で製粉していただきました)。

昼食は中華丼です。役員が午前中にOB農園の野菜を収穫し、調理してくれました。

午後は陶芸の仕上げから始まりました。焼き上ったばかりの陶器はまだ温かく、気持ちも高まります。器の凹凸を削り、丹念に仕上げました。

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さて、いよいよ収穫です。人数が多く一度では OB農園に入りきらないので、半数の人には共同農園の畑の整備を手伝ってもらいました。大きく育ったカブやダイコンには歓声が上がりました。虫食いだらけになったもの、大きくなり過ぎて割れてしまったものもありましたが、それも自然塾ならではの良い経験です。収穫量がとても多く、みんなで協力してなんとか持って帰りました。おかげで洗いも大変で、日が暮れるまで洗い作業が続きました。

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夕食は収穫した野菜で鍋です。野菜の旨味が出た鍋の味は、これまで育ててきた感慨もあり、一日の作業で疲れた体に染みわたりました。

夕食後は、お菓子作り、塾のピアノ、おしゃべり等、それぞれ思い思いに過ごしました。残念ながら曇天のため、予定していた星空観察はできませんでした。


2日目は、朝食作りやソバ打ち・各所共同作業の清掃を手分けして行いました。

朝食はサトイモの煮ものや、野菜たっぷりの味噌汁、炊き立てのご飯で落ち着いたご飯を頂きました。

朝食後すぐにソバ打ちです。
8月に蒔いたソバの実は獣被害に遭いながらも11月に収穫を行い、脱穀・製粉をの工程を経て、ようやくそば粉になりました。昔から言われている「3たて」といって、「挽きたて・打ちたて・ゆでたて」が美味しい蕎麦の条件です。

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役員の水野君がデモンストレーションを行い、蕎麦打ちの流れを説明してくれました。初めて見る人も多く、みんな食い入るように真剣に見入っていました。いざ自分で打って見ると素早く混ぜるのが意外と難しく、最初から苦戦しました。また切る作業では、うどんじゃないか?というような太い蕎麦になってしまう人もいました。

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野菜とは違い、食べるまでにはたくさんの工程があり、手間をかけなければならないことを実感できたと思います。苦労して自ら打った蕎麦は、格別な味でした。野菜の天ぷらも定番のカボチャやゴボウのかき揚げの他に、変わり種!ダイコンの天ぷらもとても美味しかったです!

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蕎麦の調理に時間がかかり、予定していた茶話会は残念ながら実現できませんでした。

来年も大勢の皆さんの参加をお待ちしております!(文:皆川・岡田)

03 2015年11月22日(日):待ちに待ったゴボウの収穫!

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今回は待ちに待ったゴボウの収穫です!(※ 写真はすべてクリックで拡大)

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今春、害虫被害で2回、3回と種を蒔きなおし成長が心配されていたゴボウですが、すくすくと元気に成長しており、無事に収穫を迎えることができました。

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土の中に埋まっているゴボウは、二股に分かれていたり大きく曲がっていたりしているものもあり、土中でどうなっているのかわからないので、折れないように慎重に穴を掘り進め、収穫します。皆、途中で「疲れた〜」と音を上げながらも頑張って掘り進め、収穫できた時は嬉しそうでした。

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タマネギの植え付けは柳川先生にご指導いただきながら、『湘南レッド』と『ネオアース』という品種を植えつけました。タマネギの苗は細く折れやすいので、指で土に穴をあけ、両手で丁寧に植えつけました。

お昼は星野さん特製・奄美大島の郷土料理、鳥飯、カレーパンと、収穫したカボチャを蒸したもの、それに午前中に掘り出したカブの浅漬けもいただきました。

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収穫間近だったソバの実は、そのほとんどが畑に侵入したイノシシに踏み荒らされてしまいました。塾スタッフさんたちが刈り取り、干してくれていた残りソバは束のままブルーシート上で叩き、またレーキをうまく使って実を落とし、脱穀しました。叩いても落ちなかったソバの実を手作業で取るのは地道な作業でしたが、お喋りしながら楽しく行いました。(文:岡田)

02 2015年10月25日(日):シンボルツリーの植え付け、秋野菜の収穫と世話、陶芸体験

00.jpg※ 写真はすべてクリックで拡大気持ちのいい秋晴れの下、今回の活動には23名のOBOGが集まりました。

00-.jpgポポーの植樹(拡大図)大地の会のシンボルツリーとして、卒塾生と共に成長して大きくなることを願い、ポポーの植えつけを行いました。植えつけたポポーは、緑色をした拳ほどの大きさの、カスタードのように甘い果実がなる果樹です。今後の成長が楽しみです。

園芸スペースに設置した花壇に土を入れるため、男子を中心に土を一輪車に載せて坂道を何回も往復しました。

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OB農園ではサツマイモとサトイモを収穫し、追肥を行いました。今季塾生の植えたサツマイモは、そのほとんどをイノシシに食べられてしまったそうですが、OB農園では獣被害に遭うことなく、立派なサツマイモが収穫できました。

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サトイモは特徴的な大きな葉を根元から切り落として収穫しますが、みんな落とした葉っぱを日傘代わりにして楽しんでいました。

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立体栽培に挑戦中のカボチャは、いくつかの実をつけています。ニンジン、シャクシナの間引きや、ダイコン、カブ、ネギなどに追肥と土寄せを行いました。どの野菜も順調に成長しています!

陶芸体験では、収穫祭の茶会で使用予定の湯呑茶碗を製作しました。

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1期生の皆川さんが作り方の手順を、動画を使って説明してくださいました。塾生の時に作った平皿に比べ、高さのあるものは難易度が高く、苦戦する参加者もいましたが、全員が最後まで作り終えることができました。焼成後の完成が楽しみですね!(文:岡田)

01 2015年09月20日(日):ナス、トマト、トウモロコシの収穫

00.jpg※ 写真はクリックで拡大本日は秋の大型連休中にもかかわらず、12名が参加してくれました。清々しい秋晴れの下での活動になりました。

今日の活動は、ナス、トマト、トウモロコシの収穫。病気になりながらも、夏のあいだ私たちに恵みをくれたナス、トマトは今回が最後の収穫となります。すべてを採り終えたあと、新たな畝(うね)を立て、カブとダイコンの植え付け・播種を行いました。

収穫したナスとトマトは、それぞれ昼のカレーの具と焼きナスに、トウモロコシは炭火でバター醤油焼きにしました。星野さんの特製カレーを玄関前でみんなで囲み、美味しくいただきました。トウモロコシにたらしたバター醤油の香ばしいかおりに食欲を誘われ、甘くておいしかったです。(文:岡田)


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