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<2014年・秋野菜編>

05 2014年12月20(土)、21日(日):OB農園 2014 秋野菜編収穫祭

今年のOB農園・秋編の収穫祭には、途中参加者も含めて計16名の卒塾生が集まりました!

20日はあいにくのお天気でしたが、雨にも負けず、午前中のうちにせっせと畑の野菜を収穫しました。紅大根を堀りあげた時、その鮮やかな赤に目が釘付けになりました。ニンジンは小さくて可愛らしいものもあり、はしゃいでいる女の子もいました(写真はすべてクリックで拡大)。

予想以上に沢山とれた野菜の前でパシャリ!予想以上に沢山とれた野菜の前でパシャリ!OBfarm02.jpg

OBfarm03.jpgOBfarm04.jpg昼食の後は昔ながらのこんにゃく作りにとりかかります。はじめに藁を用意して…豪快に燃やす! 燃やし尽くしたその灰を熱湯に投入し、その後何度かこせば、灰汁(あく)の完成です。

こんにゃく芋は、生はもってのほか、普通にゆでたり焼いたりするだけでは食べられません。というのも芋にはシュウ酸やフェノール誘導体などが多く含まれているらしく、これを中和しなければならないのです。現在は消石灰や炭酸ソーダが中和剤として使用されていますが、昔は草木灰をつかった灰汁が使われました。今回は先人の知恵をお借りして、藁を燃やすところから始めたという訳です。

OBfarm05.jpgOBfarm06.jpg燃やした藁を溶かしたお湯ははじめは真っ黒ですが、何度かこすことによってより透明になっていきます。そこにこんにゃく芋を全てすりおろし、少し待つとゼリー状に固まりました。その後数時間寝かせて、食べるサイズに分けてゆでれば完成です。

こんにゃく作りがひと段落したら、なんともう夕食を作り始めます。メニューは、ローストチキンとポトフ、そしてフランスパン。ポトフは午前中に収穫した野菜をふんだんに使います。そして、ローストチキンはターキーとチキンを丸ごと1羽ずつワイルドに調理しました!

オペみたいにゴム手袋をはめて、ターキーとチキンに塩をよくすりこみま、中にハーブで味付けしたカット野菜を詰めたら完成!ダッチオーブンに入れて、炭火で約1時間焼きます。ほのかにお肉のいい匂いがしてきたころに火からおろしてふたを開けると…こんがり焼けたお肉がみえるとたちまちジューシーな匂いがたちこめ、一同大感激。美味しくいただきました。

OBfarm07.jpgOBfarm08.jpgあいにくのお天気のため、星空観測は中止となってしまいましたが、参加者同士でのんびりお話して交流を深めました。

翌朝は6時過ぎに起きて朝食の準備をします。昨晩のポトフをカレーにリメイクして、作りたてのこんにゃくを薄くスライスしてお刺身にします。そしてOB農園の野菜を盛りつければ、完成!

そして朝ごはんにあわせて嬉しい来客が!今は京都にいる、ケン兄さん(京牟礼さん)がサプライズ来塾してくださいました!みんなで美味しく朝ごはんをいただきました。

OBfarm09.jpg朝食の片付けのあとは、なんともうお昼ご飯の準備を始めました。とっても良いお天気になったので、外でサツマイモやネギを焼きながら、炊き込みごはんとけんちん汁を食べました。

収穫祭の二日間は、収穫して、作って食べて、作って食べての繰り返しでした。この繰り返しの中で「自分に必要な野菜を知る」をテーマに、 “食べること”
とは何か?を考えてきた今年の OB農園の活動を振り返っていました。(文:来住)

04 2014年11月23日(日):メンテナンス活動

今日はOB農園スタッフ有志が集まって裏方仕事をする「メンテナンス活動」の日。4人の仲間が朝から自然塾に参集し、畑の掃除や収穫、陶芸教室のための予備知識について勉強しました。

cover.jpg松戸さんが講師をしてくれた陶芸体験。自分たちで陶芸教室を運営できるよう、まず私たちが学びます。

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多くのスーパーで売っているネギは、上半分が緑色、下半分が白色の2色です。
OB農園で育てているネギも、みなさんがよくご存知の、上半分が緑、下半分が白のツートーンです。
でも、今日あらためてネギが植わっている区画を見たら、緑色の部分しか見えません。

そう!ネギの白い身の部分は土の中の見えないところでニョキニョキ成長しているのでした。

ちょうどその時、『休みの日はどうやって過ごすか?』という話題で盛り上がっており、インドア派とアウトドア派に分かれました。結論として、

photo02.jpg 「インドア派は美白で、アウトドア派は活発」
 「インドア派とアウトドア派、どちらもあり。要はバランスだよね!」

ということになりました。

あれれ?なにかに似ている気がする。インドアもアウトドアもどちらも持っている作物…

!!! ネギだっ !!!

  下半分の白はインドア派、美白。
photo03.jpg  上半分の緑はアウトドア派、活発。

どちらもバランスよく併せ持つネギって…

スーパーで売っているネギを見て、想像を膨らませるのも面白いかもしれません!

白い部分が多いネギは本を読むのが好き。
緑の部分が多いネギは外で元気に遊ぶのが好き。

野菜を選ぶ目も変わって楽しくなりますね!
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鮮やかな紫色のカリフラワーを収穫できました!

冷凍しても収穫祭まではもたないため、茹でて頂くことに。

と、鍋の蓋を開けてビックリ!あんなに濃い『紫色のカリフラワー』が『真緑のブロッコリー』に変身していました。

よく見ると、お湯がキレイな青。茹でると色が抜けてしまうようなんです。

photo00.jpg自分たちで育て、収穫する。

OB農園ではいろんな発見があります。気が向いたらお気軽に、ぜひ遊びにきてください。

そして、来る12月20〜21日は今年の活動の総仕上げ!一泊二日の収穫祭です。
こちらへの参加もお待ちしております!!(文:安藤)


(※ 写真はすべてクリックで拡大)

03 2014年10月26日(日):ゴボウの収穫

00.jpg(写真はクリックで拡大)

今回は、楽しみにしていたゴボウの収穫でした!

ゴボウの収穫は、折ったり傷をつけたりしないよう、慎重に穴を掘らなくてはなりません。

地中に小石などがあると二股に伸びてしまい、そうやって曲がったゴボウはきれいに収穫するのが大変です。

どこまで掘れば先端が見えるのか?時間が経つにつれ皆の口数が減り疲労が増していきましたが、最後まで掘りきることができ、最後は皆、笑顔でした。






そして、本日最大の獲物は、掘り出すまでに3時間もかかった最長116cmもある大物でした!

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お昼ご飯に、収穫したゴボウを串焼きにしていただきました。カリカリ・ホクホク、新鮮だからこそ味わえる感動の美味しさでした。

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昼食のあと、ハクサイ・茎レタスの植え付け、オータムポエム(見た目は菜の花ですが、味はアスパラに似た味がする野菜)の播種、ダイコン・ニンジン・カブの間引きを行いました。自分で種をまいた野菜が大きく育つのは、とても嬉しく感慨深いものです。(文:岡田)

02 2014年09月28日(日):畑の様子を見に行ってきました

06.jpg(写真はすべてクリックで拡大)


今日は予定されていたOB農園の活動日ではありませんでしたが、畑の様子を見に行ってきました。

たまたま塾に遊びに来ていた9期生OBにも手伝ってもらい、ピーマンの収穫、カブの播種、ネギの土寄せ、ダイコンの間引き、草取りなどの作業を行いました。




収穫期間が長いピーマンやパプリカは、まだまだ収穫できます。他の夏野菜は撤去して秋冬野菜のために肥料をまき、土づくりを行いました。ニンジンは土が乾燥した状態だと芽が出ないのですが、連日の雨のおかげで今年はたくさんの芽を出してくれました。雑草に負けないよう、草をきれいに取りました。

前回みんなで播種したダイコンはちゃんと芽が出ていました(…が、畝からはずれた通路部分にも芽が出ていました)。きっと落とした種が芽を出したのでしょう。強い生命力ですね。間引いた大根の葉は漬物にして美味しくいただきました。

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ダイコンの葉は「スズシロ」と呼ばれ、春の七草のひとつです。葉には栄養がたくさんあり、抗がん作用や老化防止などの効果があるよです。カブは「あやめ雪」という品種で、白と紫の色合いがきれいです。播種した後は、水をたっぷりとまきました

次回の活動日は10月26日。作業内容はゴボウの収穫です。立派なゴボウが収穫できそうです!(文:岡田)

01 2014年09月14日(日)〜15日(月):さぁ!秋野菜編のはじまりです

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9月14(日)〜15(月・祝)、OB農園&陶芸体験&星空観察会に、17名の卒塾生が集まりました。今回は収穫祭以外で初の宿泊プログラムです。

なんと今回は市村自然塾九州の卒塾生も遊びに来てくれました!九州・卒塾生の会「やまももの会」会長の森くん、そして森くんと一緒にはるばる九州からやって来たもう1人と関東在住の2人、あわせて4人を迎えての活動です。

(写真はすべてクリックで拡大)

OB農園では、まずトマトの撤去と秋に向けての土づくりをしました。そのあと早速、「秋のOB農園」のスタートとして、ダイコン(白と赤の2種類)とハクサイの種を蒔き、またカリフラワー(赤・紫・オレンジ・スパイラル)を植え付けました。今回はちょっと毛色の変わった野菜たちを育て、漬け物などにする予定です。

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午後からは、陶芸です。てびねりで、たまづくり・ひもづくり・たたらづくり等、様々な技法を駆使して、お皿・湯飲み・箸置き・徳利などなど、思い思いの形の陶器を作りました。塾生の頃の経験もあり、高度な作品が多かったです。焼き上がりが楽しみですね! 手の空いた女子たちが、なんとおやつをふるまってくれる嬉しい一幕も!

夕食はOB農園の野菜で作ったドライカレー&かぼちゃサラダ。料理の上手な女子たちのおかげで、とっても美味しい夕ご飯となりました。

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夜はやまももの会・森会長、大地の会・皆川がそれぞれの会を紹介し、意見交換を行いました。それぞれの会の基本的な考え方、運営方法、プログラムについて熱い議論が展開されました。白熱しすぎて予定より遅くなりましたが、続いて、外へ出て星空の観察です。はじめは少し曇っていましたが、皆が外に出て少し待っていると、満天の星空が!流れ星も見えました!

星空観察のあとも夜遅くまで話題は尽きず、期、関東/九州の枠を超えた交流を楽しみました。

09.JPG翌日は、自然塾事務局・星野さんの手作りパンで作ったハンバーガーを食べてからスタートです。塾生の時のように、就寝部屋の掃除、共同場所の掃除をきちんとやって解散しました。…が、多くのメンバーは、そのまま続けて鎌倉・材木座海岸へ移動し、リコー&自然塾主催の「ビーチクリーン&サンドクラフト」に参加しました。

今回は初めて自然塾九州「やまももの会」のメンバーを交えての活動となりました。自然塾九州の卒塾生で関東に住んでいる人もたくさんいると思うので、今後も今回のように自然塾関東のプログラムを通して交流を続けていけたらいいなと思っています。(文:皆川)