<2012年度のニュース>

note_book.png2012年10月6、7日(土、日)
「グローバルフェスタJAPAN 2012 運営スタッフ」を開催

あっという間に夏が過ぎ、朝晩はめっきり寒くなりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?10月6日、7日に日比谷公園(東京都千代田区)で行われた卒塾生育成プログラム「社会貢献活動:グローバルフェスタJAPAN 2012 運営スタッフ」についてご報告します。今回は以下の4名が参加が参加しました。

  • 6期生|伊藤 玲那さん(高校生)10月7日参加
  • 7期生|篠原 ももこさん(高校生)10月7日参加
  • 2期生|来住 美里さん(大学生)10月6日参加
  • 2期生|中山 里夏さん(大学生)10月6日参加

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「グローバルフェスタ」は、毎年10月6日の「国際協力の日」を記念して開催される国内最大級の国際協力イベント。楽しくて分かりやすい行事を通じて来場者に国際協力をより身近なものに感じてもらい、国際協力の現状・必要性等についての理解と認識を深めてもらうこと、さらに国際協力への参加を促進することを目的に行われています。リコーもブースを出展し、インドでの教育支援等の活動や、ガーナ等、世界7箇所で行っている森林生態系保全プロジェクトを紹介しました。

ブースには小椋さんがリコーのインターシップ中に自ら作成したインドの活動紹介スライドショーも展示されました。参加した4名の卒塾生は、運営スタッフとして、スタンプラリー、ゴミ捨て場等でのお客さま対応や、ワークショップ会場での誘導や設営のお手伝いをしました。休憩時間には、リコーブースを始め、出展された様々なNGOや企業のブースを見学しました。皆川さん(1期生)、小椋さん(1期生)もフェスタに来場し、リコーブースに立ち寄ってくれました。皆さん、リコー社員さんの説明に熱心に聞き入っていました。

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また現役塾生の千葉蒼生(あおい)くん(11期生・小学生)もお母様とイベントを訪れ、リコーブースに立ち寄ってくれました。今回は都合によりご一緒ではありませんでしたが、蒼生くんのお姉さん、千葉温香さんも元塾生です(9期生・中学生)。お母様から「卒塾生プログラムの案内をいつも拝見しており、とても良い活動だと思ってます。娘はまだ中学生なので参加できるものが少ないですが、高校生になったらこのグロフェスのような社会貢献活動に参加できるね、と楽しみにしております。」と、嬉しいコメントをいただきました。

イベント後、参加した篠原さんから「報告・連絡・相談など、コミュニケーションの大切さを感じ、ハプニングに対応する力もついたと思います。また、年代の違う人や、国籍、職業の違う人達と関わり、色々な活動を知って、視野が広がりました。このプログラムは卒塾生の成長にとてもつながると思います。知らない人たちとの集団の中で、自分で考えてお互いに協力しながら行動するという、普段なかなか出来ない経験がたくさんできるから。」との感想をいただきました。

note_book.png2012年9月17日(月・祝)
「鎌倉材木座海岸クリーンアップ&サンドクラフト」を開催

毎年恒例の「鎌倉材木座海岸クリーンアップ&サンドクラフト」が、9月17日(月・祝)に開催され、自然塾OB、リコーグループ社員とそのご家族、お友達ほか、112名が参加しました。

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この活動は 1999年にリコーの “環境ボランティアリーダー” の発案により始まった環境イベントで、今年で14回目の開催となります。7年前からは自然塾との共催となり、リコーグループ社員と自然塾卒塾生のご家族のあいだでは、すっかり恒例行事となっています。

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さらに本年度からは「卒塾生プログラム」の位置付けとなり、自然塾OBとリコーCSR室のインターン、計8名が運営スタッフとして参加しました。また今回は、自然塾の元・世話人で、現在は平塚農業高校で教鞭をふるう高野さんが、お子さんと13名の生徒さんを連れて参加して下さいました。

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運営スタッフとして参加した卒塾生

  • 7期生|丹羽 響平(高校生)
  • 2期生|中山 里夏(大学生)
  • 2期生|来住 美里(大学生)
  • 1期生|皆川 慶彰(大学院生)
  • 1期生|岡田 拓馬(社会人)
  • 1期生|馬目  凌(大学生)
  • 1期生|小椋 康平(大学生/リコーインターン)
  • リコーインターン|大西 ジュニオ(大学生)

ご家族と一緒に参加した卒塾生

  • 10期生|末永 和乃(中学生)
  • 9期生|野々山 凜(小学生)
  • 8期生|林  知希(中学生)
  • 6期生|山本 峻士(高校生)
  • 7期生|水野 貴斗(中学生)
  • 7期生|篠原 ももこ(高校生)
  • 4期生|栗原 紗莉亜(高校生)

参加者全員で収拾し、分別したゴミは、可燃物10袋、不燃物21袋でした。
海岸クリーンアップが終了し、ようやくお楽しみのサンドクラフトが始まるというタイミングで、突然の強い風雨。参加者は三々五々、近くのトンネルに避難して雨が上がるのを待ちましたが、なかなか降り止みません。結局、短時間での天候回復は見込めないとして、残念ながら志半ばにしてイベントは中止となりました。

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しかしながら、大部分(約8割)の参加者の皆さんはあきらめ切れず、小雨が降る中、そのままサンドクラフトづくりを続行。材木座の浜に、みごと!何体もの砂像ができあがりました。

一頃は夏ともなると鎌倉の海岸には数十メートルにも及ぶ砂像が立ち並び、地域文化として定着したかに思われました。ところがそんな活況も今は昔。最近では砂像作りイベントを開いても、参加する子どもたちのお世話をしたいという若者がとんと集まりません。

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日頃、どうやってこの文化を継承していくか?に頭を悩ませていたと仰る鎌倉砂像連盟の小野田様は、この日、参加者のお世話をしながら、自らも砂像作りを楽しむ自然塾OBたちを目の当たりにして、とても嬉しそうでした。

● 運営スタッフとして参加した岡田さんの感想:

最近、公共の場のゴミ箱が減っていますが、ほとんどの人は気にかけません。テロや野生動物の漁り場対策という意味もありますが、いつの間にか私たちの多くが、自分の身の周りさえキレイであれば公共の場は汚れていても関係ないという自己中心的な考え方に陥っているように思います。この活動は、そんな考えを変えることに繋がるプログラムになると思います。


リコーの環境社会貢献活動として始まった本活動ですが、今後は市村自然塾関東の「卒塾生プログラム」としても、今回参加した卒塾生を中心にさらに改善していきたいと思います。

note_book.png2012年9月10日(月)
NPO イーパーツ様の活動紹介&プチ・ボランティア活動

9月10日に「NPO イーパーツ様の活動紹介&プチ・ボランティア活動」を行いました。これは、リコーと協働して社会貢献プログラムを行っているイーパーツ様※ と共に企画・実施したものです。

認定特定非営利活動法人イーパーツ
企業のリユース製品等を活用して非営利団体や市民活動団体の IT・情報化支援を継続して行なっているNPOです。独自の全国的なネットワークとマッチングノウハウ(寄贈の必要度や実績、団体の社会貢献度、将来性等を考慮した独自の選考基準等)が高く評価されています。
リコーはCSR室を始め、販売やシステム部門がこの活動を支援しております。

急な募集だったにも関わらず、以下の4名の卒塾生が参加してくれました。「リコー・インターンシップ(リコーでの就業体験)」プログラムに応募し、晴れてリコーのインターンとなった小椋康平さん(1期生)も参加しました。

  • 4期生|安藤  舞(大学生)
  • 2期生|来住 美里(大学生
  • 1期生|皆川 慶彰(大学院生
  • 1期生|小椋 康平(大学生
  • リコーインターン|大西 ジュニオ(大学生)

NPO イーパーツ様の活動紹介

最初に、「プチ・講演会」としてイーパーツ事務局長の会田さんに、企業のリユース製品の社会的な活用を図るために行っている「PC、カラーレーザープリンタ寄贈プログラム」についてご紹介いただきました。会田さんのお話は、動画を使いながら寄贈先の様々なNPOさんの活動状況や課題等に触れられており、参加者はNPOという組織の雰囲気や多様性を知ることができました。

会田さんのお話のあと、プチ・ボランティアとしてリコー社内で集めた、不用なキングファイルやコピー用紙等を、それを必要とする12のNPO団体様へ寄贈するための、仕分け、梱包、発送作業を行いました。皆、汗だくになってとても大変でしたが、相互にコミュニケーションをとり、その場で作業分担を考えながら行いました。山積みだった事務用品が綺麗になくなるという見た目の分かりやすさも加わり、参加者一同、心地よい達成感が味わえました。

プチ・ボランティア活動

小椋さんからは「NPO活動やボランティア作業に対して意識の高い他の学生とコミュニケーションをとることで、自分の意識も高まるのを感じました。このことは今後生きる上でバックボーンのひとつになると思います」との感想をいただきました。

また、プログラム後にイーパーツさんの事務所を訪れたり、活動へ参加する等、卒塾生が自主的な動きを始めたようです。事務局として本当に嬉しい動きで、今後が楽しみです。

note_book.png2012年8月12日(日)
「社会で活躍している人の講演会」

朝晩は少し涼しくなりましたがまだ日中は蒸し暑いですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか?遅くなりましたが、8月12日に実施した卒塾生育成プログラム「社会で活躍している人の講演会」について、ご報告します。夏休み中、以下の7名が参加しました。

  • 1期生|馬目 凌(大学生)
  • 1期生|皆川 慶彰(大学院生)
  • 1期生|岡田 拓馬(社会人)
  • 2期生|来住 美里(大学生)
  • 2期生|中山 里夏(大学生)
  • 7期生|アントニウ 匠(高校生)
  • 8期生|菊地 遥(高校生)

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「未来を創るみなさんへ 〜不確実性のマネージメントとイノベーションの起こし方〜」というテーマで、ご講演くださったリコーグループ技術開発本部の瀬川副本部長からは、ご自分のキャリア、経験から “どんな仕事に就いても、自分も周りも変えられる!” という力強いメッセージを頂きました。

また、瀬川さんのお知り合いであるNPO法人アイセックの田中さん、杉本さん(ともに立教大学)は、「大学生、バングラデシュ&ケニアで働く。NGOでの挑戦。」というテーマで、お二人が2011年春に体験した2ヶ月間の海外インターンシップのお話を中心に、一大学生がどのようなことを考えているのかを等身大の視点で話してくれました。

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参加者である自然塾OB諸君からは、「 “社会で輝ける人” になるためには、瀬川さんの仰る通り、1つの分野を深く極めるのも大切ですが、いろいろな分野を知るということも大切だということが分かりました。卒塾生プログラムで色々な方に出会える私は幸せだと再確認できました(岡田さん)」、「アイセックのお二人のお話を聞き、私も大学在学中に海外へ行って、お二人と同じような経験がしたい!と思いました(来住さん)」等の感想が出ていました。

講演会終了後は参加した卒塾生が講師の3人を囲み、またオブザーバーとして参加したアイセックに所属する大学生4名の皆さんも交え、懇親会を行いました。そこで語り合う皆さんの表情、声には熱があり、間違いなく講演で得た刺激が参加した卒塾生たちの心を高ぶらせたに違いないと感じました。今後は卒塾生以外の同世代の方々との交流・協働も視野に入れて、卒塾生プログラムの企画・発展に努めていきたいと思います。

大地の会のリコー事務局・株式会社リコー CSR室 畠山

note_book.png2012年7月28(土)、29日(日)
「リコー・サイエンスキャラバン」をOBが手伝いました

2012年7月28日(土)、29日(日)の二日間、東京・北の丸公園にある科学技術館にて「青少年のための科学の祭典2012・全国大会」という科学イベントが開催されました。

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毎年同イベントに参加している株式会社リコー様のブースにて、市村自然塾関東・提供の「リコー・サイエンスキャラバン」が出展され、OBの岡田拓馬さん(1期生/社会人)が運営を手伝いました。また、両日合わせて7名のOBが同ブースの科学プログラム「コピー機になってみよう!」に参加し、また立ち寄ってくれました。

7月28日(土)
 参加:茂木悠丘/9期/小6、中村佑梨奈/10期/小6、武野希美/10期/小5
 見学:鈴木星璃菜/8期/中1、鈴木瑠夏/9期/中2)
7月29日(日)
 参加:杉山裕俊/8期/中1、林 知希/8期/中1

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運営スタッフとして働いてくれた岡田さんの仕事は、「コピー機になってみよう!」に参加する子どもたちのサポート。

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● 岡田さんからは以下のコメントを頂きました。

子どもたちや卒塾生との触れあいができ、とても充実したボランティアでした。
ただ、ボランティアもそうですが、当日参加者に卒塾生の方がもっとたくさん来てくれると思っていました。やはり、現実は厳しいですね。
来年も予定が合えば参加したいと思っております。

関連:リコー・サイエンスキャラバン

news.png 2012年7月14日(土)
畑の看板作り、ご苦労様でした!

7月14日(土)、朝から真夏のような太陽が大地を照らし、前日降った豪雨を湿気に変えます。そんな蒸し暑い梅雨の一日、OB諸君がボロボロになった畑の看板を作り直しに来てくれました。先月募集した「看板作りボランティア」に応募して来てくれたのは、7期生の水野さん(中2)と義永さん(中2)、9期生の松田さん(中2)、そして10期生の曽我さん(小6)と武野さん(小5)の5人です。

この日は男子・第9ステージ。11期生が育て、収穫した夏野菜の天ぷらで腹ごしらえしたみんなは、塾舎前のスペースに新聞を拡げ、ハケとペンキで工作を開始。およそ1時間半ほど時間をかけて、思い思いの看板を作ってくれました。今までの看板もよくできていましたが、どうです?このオリジナリティ溢れる新しい看板たち。これから、またボロボロになるまで自然塾の畑の顔として頑張ってもらいます。
皆さん、暑い中、お疲れ様でした!

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news.png2012年6月17日(日)
夏キャンプ実行委員会

前回の会合で今年の夏キャンプで行う活動プログラムの企画を立てた実行委員会では、各プログラムの所用時間や実現可否を検討するため、17日、それぞれ担当のプログラムを実際に行ってみました。写真は、着火器具を使わずに火をおこし、キャンプ当日の夕食となるカレーを作ってみた風景です。こうして夏キャンプの準備は着々と進行しています。

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news.png2012年6月10日(日)
9期生、10期生の5人が塾活動手伝いに来てくれました!

今回来てくれたのは、9期生の小野泉海さん、千葉温香さん、大園 樹さん、そして10期生の榎本 聖さん、池見優希さんの5人です。この日は朝から雨降りだったため、室内で農器具の手入れと補修をしてもらいました。

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男子7ステージでコムギの収穫をするために、結束ヒモを500本作成(とお願いしたのですが、800本できていました(笑))。畝立てに必要な目安ヒモがボロボロになっていたので、その補修。厨房で昼食の食器洗いとおやつ作り。皆、楽しそうにテキパキと働いてくれました。お疲れ様でした!

male_user_comment.png2012年6月3日(日)
夏キャンプに向けた話し合い行われました!

夏キャンプのために結成された「実行委員会」では、メンバー12人がそれぞれ担当するプログラムを決め、現場(川や登山道など)を確認しながら、詳細を検討しました。

< 初公開!今年の夏キャンプで行う主なプログラム >

男子:工作、ナイトハイク
女子:お菓子作り、肝試し
共通:カレー作り(マッチやライターなしで火おこし)、農作業(草刈り大会)、
   川遊び(スイカ割り)

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などなど、今年も楽しいイベントが目白押しです。どうぞ、お楽しみに!

note_book.png2012年5月16〜20日
鎌倉ビーチフェスタ参加レポート

自然塾とリコーが提供する卒塾生を対象とした新プログラム「鎌倉ビーチフェスタ2012(於:神奈川県鎌倉市由比ヶ浜)」の準備・運営ボランティア活動が行われましたのでご報告いたします。

・準備作業 2012年5月16日(水)、17日(木)、18日(金)
・当日運営 2012年5月19日(土)、20日(日)

※ 鎌倉ビーチフェスタ2012 主催:鎌倉ビーチフェスタ2012実行委員会(事務局:鎌倉商工会議所)


準備作業では、イベントのシンボルとなる大型砂像を作りました(作ったのは「タージマハール」です)。平日のため、残念ながら卒塾生は参加できませんでしたが、並木元・事務長とスタッフの星野さん、リコーCSR室の畠山さんが参加し、鎌倉砂像連盟の小野田さん、池田さんらを手伝いました。

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当日運営は高校生以上の大地の会・会員を対象としたプログラムとして企画され、19日には渡辺和希さん(1期生|社会人)が見学に訪れ、また、20日は会長の皆川慶彰さん(1期生|大学院生)と岡田拓馬さん(1期生|社会人)が運営スタッフとして参加してくれました。
彼らの主な仕事は海岸で催される「砂像教室」のアテンド役として、参加者に砂像の作り方をお教えし、また作業を手伝うこと。砂像作りにはたくさんの海水が必要なので、皆川さん、岡田さんは海岸と浜を何往復もして大わらわでした。

「参加者の皆さんが楽しそうに作っているところを見ているだけで
幸せな気持ちになりました」(岡田さん)

「砂像作りの最中に “砂って気持ちいい!” と言っている子がいて、自然の中での
遊び方を教えることも環境教育として重要なのだと実感しました」(皆川さん)

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好天に恵まれ、二日間で来場者が延べ約27,000人にも及んだ大盛況のイベントで、自然塾とリコーが支援した大型砂像作り、そして浜辺の砂像教室は、多くの来場者の注目を集めていました。

運営スタッフとして汗を流してくれた二人は、OBがもっと大勢参加すれば、さらに多くの子どもたちやご家族に砂像作りを体験してもらえるし、大地の会として露店ブースを出展するなど、単なる手伝い以上の “仕掛け” ができるかも?と、今後の可能性を感じたようでした。