2009年度・第8期 入塾式
2009年度・第8期 卒塾式
自然塾での食事
    自然塾レシピ集

    2009.11.27~29

    第18ステージ~女子~

    ステージテーマ:「きちんと最後の片づけをして、気持ちよく卒塾しよう!」

    共同生活の目標:塾生全体で1つ決める⇒「何事も心を込めてきちんと丁寧に作業する」



    3月に始まった8期生の活動も最終ステージを迎えました。そこで今ステージでの活動は、チーム農園の片付けと返却、自分の荷物の片付け・荷造り、来期への年越し作物であるタマネギの植付け、塾舎や塾生室の大掃除、それに最後の締めとしての餅つき、といった最終ステージならではの活動を行いました。そこで上記のようなテーマを掲げて活動を行いました。また、共同生活の目標は、前回までのステージと同様に塾生全体で話し合って決めてもらいました。そして「何事も心を込めてきちんと丁寧に作業する」に決定しました。

    ■ 11月27日(金):夜の集い

    この夜は不在の塾頭に代わってステージ担当から話をしました。

    18st_g1.jpg「いよいよ最後の18ステージを迎えました。3月から始まり8ヶ月間の活動も今回で終わりです。締めくくりのステージとしていろいろなことを行います。塾で収穫したもち米を使って餅つきをやります。餅は、正月に食べたり節目、節目でお祝い事によく出されます。餅の粘りは、粘り強い人間になるとの意味もあります。白さは心に曇りがない証拠。18ステージを通していろいろなことを頑張った、そしてやり通した。卒塾をお祝いして餅つきをします。楽しんでください。チーム農園の返還や塾舎内の大掃除など行いますが、どれも皆が8ヶ月間お世話になったものです。これらのおかげで楽しく生活でき、いろいろなことが学べました。お世話になった感謝の気持ちをこめて掃除をしなさい。特に、使い終わった道具や備品は、きれいに清掃して元の場所へきちんと戻す。きれいに掃除ができたかどうかは、自分自身の心の現われです。心は見えませんが、形に現れます。きれいになっていることは、自分の心がきれいだからです。反対に、いい加減な気持ちで掃除すれば、きれいになっていない、きちんと整理、整頓されていないことが直ぐわかります。掃除は、心の掃除にもなります。入塾式のとき言ったこと、やろうと思った目標や目的が出来たか、学んだことは何だったか、あらためて自分がやってきた18ステージを振り返ってみてください。そして、総てのことに感謝の心を持ち、皆と協力して、安全を心がけて、最後のステージを過ごしてください。」

    18st_g2.jpgステージの説明の後、共同生活の目標を決めてもらいました。前回までのステージと同様に塾生代表者主導のもと塾生全体で話し合いました。その結果、全員一致で「何ごとも心を込めてきちんと丁寧に作業する」に決定しました。

     

     

     

     

     

     

    ■ 11月28日(土):チーム農園作業 ~収穫、片付け、耕運、返還~

    午前中はチーム農園作業です。最後のチーム農園作業では、すべての作物を収穫し、残渣(ざんさ)を処分し、チーム農園で使ったすべてのものを片付け、農地を耕してから平らにならして塾に返却しました。

    18st_g3.jpg最後の収穫物は、各チームで色々なものがとれていました。収穫のほかに、鹿よけネット・防虫ネット(トンネル)・看板・案山子など、今まで使っていたものを片付けました。また、畑の中と周りの雑草も取りました。

     

     

     

     

     

     

    18st_g4.jpg最後に、チーム農園をよく耕し、レーキという農機具で、平らにならしたら、チェック表を確認して、塾頭さんのサインをもらいました。そのあと、8ヶ月間お世話になったチーム農園に向かって全員でお礼の挨拶をしました。

     

     

     

     

     

     

    18st_g5.jpg男女共にすっきりと片付いたチーム農園。なんだか寂しいですね。

     

     

     

     

     

     

     

    ■ 11月28日(土):塾生自主企画「お楽しみ会」

    最終ステージを意識し始めた頃、女子塾生の中から「18ステージに塾生同士で思い出に残る催しを開きたい」との申し出があり、正規の活動時間は予定が一杯なので昼休みを上手に使って実施するように回答したことがありました。それを受けて開催されたのが、この「お楽しみ会」です。

    18st_g6.jpg内容は2部構成で、「座布団取りゲーム」と「爆弾ゲーム」が実施されました。「座布団取りゲーム」は、「イス取りゲーム」の座布団版で、人数分よりも少ない座布団の周りを音楽の鳴っている間は歩き、音楽が止まったら座布団を争奪して座るというもので、塾生たちは相当エキサイトしていました。

     

     

     

     

     

    18st_g7.jpgもう一つの「爆弾ゲーム」は、爆弾替わりの缶のフタを音楽の鳴っている間は手から手に渡していき、無作為に音楽が止められた時に持っていた人が罰ゲームを受けるというものでした。こちらも参加者みんなが大いに楽しんで盛り上がっていました。みんなを取りまとめて裏方に回ってくれた塾生たち、本当にご苦労様でした。

     

     

     

     

     

    ■ 11月28日(土):塾活動 ~餅つき~

    18st_g9.jpg午後からは、ステージ終了の節目を祝う餅つきを行いました。曇りのない心、粘り強さのある人を目指して、心を込めてつきました。

     

     

     

     

     

     

     

    18st_g8.jpg「ヨイショー!」「ヨイショー!」のかけ声にあわせて真上に振り上げた杵を餅の真ん中に落とすようについていきました。

     

     

     

     

     

     

     

    18st_g10.jpgつきあがった餅は、丸めてこのあとのおやつ、お雑煮の餅、翌日のおやつになりました。さすが女子塾生、作業が手早くきれいです。

     

     

     

     

     

     

     

    ■ 11月28日(土):おやつ

    18st_g11.jpgつきたてのお餅に紫イモのあんこ・きな粉・ゴマ醤油をつけていただきました。おいしかったですね!

     

     

     

     

     

     

     

    ■ 11月28日(土):タマネギ苗の植え付け

    餅つきのあとは、あらゆる塾の食材に活躍するタマネギの植え付けを行いました。

    18st_g12.jpgスタッフが事前に張ったマルチ(保温や保湿のためのビニール)の穴の中の土に穴を開け、タマネギの苗の根をしっかりと植えつけました。スタッフの注意点をよく聴き、約1時間で2100本のタマネギの苗をきれいに植えることが出来ました。

     

     

     

     

     

     

    ■ 11月28日(土):コンポスト堆肥の散布・すきこみ

    18st_g13.jpgタマネギの植え付けが終わった後は、コンポスト堆肥の散布とすきこみに向かいました。食事当番の際に食用としない野菜の芯や皮を刻んで粉末状のEM菌(微生物)と混ぜ合わせて作ってきたコンポスト堆肥を、畑の土に混ぜ合わせて養分を補給してあげるのです。

     

     

     

     

     

    18st_g14.jpg時間が経って分解の進んだコンポスト堆肥は土と見かけ上ほとんど変わりませんが、養分たっぷりになっています。"プラみ"にコンポスト堆肥を入れ、収穫が済んで空いている畑にまき、鍬(くわ)を使ってすきこみました。第8期女子塾生にとっては、これが本当に最後の農作業となりました。

     

     

     

     

     

    ■ 11月28日(土):農機具の洗浄・片付け

    18st_g15.jpgコンポスト堆肥をまき終えた後、持ち帰ってきた農機具を塾生に洗ってもらいましたが、最後と言うこともあって、みんな次々と洗うべきものを見つけて洗浄・片づけをしてくれました。塾生たちの成長ぶりに嬉しくなってしまいました。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    ■ 11月28日(土):夜の塾活動

    夜の塾活動では、卒塾式の説明、卒塾式の歌の練習、共同生活目標の振り返り、各自の荷物の片付け・荷造りが行われました。

    18st_g16.jpg卒塾式の進行について説明がなされた後、卒塾式で斉唱する歌の練習が行なわれました。本番では緊張したり涙で声が詰まって大きな声が出せないかもしれません。今回の練習で自信を身につけて堂々と歌えるようになっておきましょう。

     

     

     

     

     

    18st_g17.jpg引き続き、荷物の片付け・荷造りを行いました。8ヶ月間お世話になった衣装ケースも名札をはがし、きれいに拭いて返してもらいました。自分の荷物を持ち帰る塾生はリュックサックへ、宅配便で送る塾生はダンボールへと、それぞれ詰めてもらいました。

     

     

     

     

     

    ■ 11月29日(日):大掃除 ~共同場所~

    活動の最終日には、大掃除を行いました。男子塾生には塾舎外周の清掃と農機具の手入れを行ってもらいましたので、女子塾生には塾舎内の大掃除を行ってもらいました。

    18st_g19.jpgこのチームは風呂場の徹底清掃を担当してくれました。排水溝や換気扇まで、きれいにしてくれました。

     

     

     

     

     

     

     

    18st_g18.jpgこのチームは2階の廊下や洗面所・トイレと階段の徹底清掃を担当してくれました。普段、掃除しない網戸や電灯の笠などの埃(ほこり)もしっかりきれいにしました。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    18st_g20.jpgこのチームは、食堂の徹底清掃を担当してくれました。みんなで協力して障子の鴨居やエアコンのフィルターなど高いところの埃を掃除しました。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    ■ 11月29日(日):おやつ

    18st_g21.jpg共同場所大掃除のあと、おやつをいただきました。昨日ついたお餅の入ったお汁粉です。寒い中で一仕事した後の暖かい一杯。身体がポカポカと温められ、この後の塾生室大掃除に向けて、英気を養うことが出来ました。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    ■ 11月29日(日):大掃除 ~塾生室~

    おやつの後は塾生室の大掃除を行いました。9期生に気持ちよく渡せる塾生室にしましょう。

    18st_g22.jpg窓ガラスをきれいに拭きました。高いところは、仲間と協力して拭いているチームもありました。あんまりキレイに仕上がったので、その後にガラス戸が開いていると勘違いして激突する塾生もいました。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    18st_g23.jpgベランダの目地、エアコンの室外機、ガラス戸のレールなど、汚れを落とせる余地は沢山ありました。昼食直前まで頑張って、それらの場所の汚れを落としてくれました。

     

     

     

     

     

     

    ■ 11月29日(日):ステージのまとめ・共同生活目標の振り返り

    昼食後、枝村塾頭からお話がありました。

    18st_g24.jpg「18ステージ、お疲れ様でした。無事終えられたことにスタッフは感謝します。昨日はチーム農園返却、今日は大掃除と9期生のために心を込めて一生懸命やってくれました。18ステージの間に色々学んだのではないでしょうか?苦しいことがあるから収穫の喜びがあります。人生も同じです。社会に出ると苦労や辛いことが多い。だからこそ得るものも大きい。どんな困難にも立ち向かってください。塾生活で培った3つの心と2つの力、そして感謝の気持ち、良い心の代表である親切を胸にこれからの人生を良いものにしていってください。」

     

     

     

     

     

     

    18st_g25.jpg塾頭からの話の後、共同生活目標の振り返りをしてもらいました。最後なので、リーダーに司会を務めてもらいました。2チームのリーダーが早退してしまい、2人で進行してもらいましたが、的確な議事進行でした。内容は、一部マイナスの意見が出たものの、ほとんどがよく出来たという評価が多く、10点中9点という達成度で終わることが出来ました。

     

     

     

     

    ■ 編集後記

    長いようで短かった18ステージが終わってしまいました。入塾当初は、わがまま放題で場をわきまえず自分さえ楽しければ良いといった風な塾生もいましたが、終盤ともなると周囲の人間や安全(危険)に配慮することのできる自律心が身についてきて、瞑想中の自制心も格段に向上してきたように思われます。また、自らの生活や時間を楽しくプロデュースする術(すべ)も身につけ、今ステージの「お楽しみ会」を見れば分かるように、塾生たちの自主性・積極性は、疑いようもなく伸びてきました。これは、なかなか自分たちの思い通りの結果が出ない農作業での体験や、生活習慣の違う仲間と寝食(しんしょく)を共にする生活など、様々な困難に立ち向かうことによって「我慢する心」が身についた結果だと思われます。塾生の皆さんは、仲間や自分を見守り導いてくれる人たちのお蔭で困難を乗り越えられることを身をもって学びました。これから先の人生でも、周囲の人への感謝の心と、困難をも笑い飛ばせるようなユーモアを忘れずに自分の道を進んで行ってください。

    H.T.