2008年度 ・第7期 入塾式
2008年度 ・第7期 卒塾式

第07ステージ〜女子〜

第07ステージ〜女子〜

ステージテーマ:「みんなで最初に植えた作物=ジャガイモを収穫しよう!」

共同生活の目標:「今までの目標の中から一つ選ぶ」



3月の第1ステージにおいて、塾生にとって初めての本格的な農作業となったジャガイモの植え付けから、早くも3ヶ月が経ちました。今回のステージでは、そのとき植え付けをしたジャガイモの収穫を行う予定でした。それは残念ながら雨のため叶いませんでしたが、男子塾生の収穫したジャガイモを使ってチーム単位でコロッケ作りをすることができました。

また、共同生活の目標は、第6ステージまでの共同生活目標の中で身についていないもの1つを塾生各個人で目標設定してもらいました。

■ 06月20日:夜の集い

ステージのはじめに、まず木全塾頭より目標を持つことの大切さについてお話がありました。

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塾頭の話を真剣に聴き、話が終わると手帳にメモする塾生たち。「目標を持って頑張れば夢は叶う。また目標を持って頑張っていると周囲の人が助けてくれる。」後で確認すると皆しっかりと要点が記入されていました。






■ 06月21日:共同農園作業 〜コムギ刈り〜

この日は朝から雨が降っていたのですが、予報では一時的に雨は止むとのこと。農作業をするには良い条件とは言えませんが、今回刈らなくてはコムギが発芽して食べられなくなってしまいます。そこで塾生たちには雨具を着て農作業に出てもらいました。

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コムギ刈りは天気が良くても重労働です。ましてや雨が降っている中のコムギ刈りは更に大変に感じられたことでしょう。しかし、塾生たちは集中してコムギを刈り進めてくれました。ノコギリ鎌で刈り取ったコムギを束にして麻ヒモで結わえ軽トラックの荷台まで運びました。









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皆が集中して作業したために早く終わり、塾舎に戻ってきてから使い終わったノコギリ鎌の手入れを学んでもらいました。刃物は使う度に洗って油を塗っておかないと錆びて使い物にならなくなってしまいます。









■ 06月21日:おやつ

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今回のステージからキュウリが採れ始めましたので、冷やしたキュウリに味噌をつけておやつにいただきました。雨具を着て作業したので蒸し暑く火照った体には最高のご馳走となりました。






■ 06月21日:共同農園作業 〜コムギ干し〜

午前の後半は刈り取ったコムギを干す作業をしました。

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軽トラックの荷台から塾舎のベランダまで1列になって1束ずつ手渡しでコムギを運びました。掛け声をかけてリズム良く渡していきました。







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年長の塾生がコムギの束をベランダにかけて干す作業をしてくれたため、スムーズに行えました。この後、コムギの切り口が雨に濡れて腐ったりカビが生えたりしないようにビニールをかける作業も塾生にやってもらいました。







■ 06月21日:チーム農園作業

昼ご飯を挟んで、午後も天気は不安定だったのですが、何週間も世話をしない訳にはいかないということで、チーム農園作業を実施しました。

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各チームとも役割分担をして手際よく作物を世話していました。前回、共同農園で行なった様にチーム農園の夏野菜にも誘引や芽欠きといった世話をしていました。他にも、新たな作物を植えつけたり、害虫駆除や雑草取りをしたり、雨除けトンネルを補修したり、追肥や摘芯といった世話をしていました。








■ 06月21日:お土産ジャガイモ包み

チーム農園作業が終了すると今回のお土産となるジャガイモを包装しました。

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本来であれば自分たちの手で収穫したジャガイモを持ち帰って欲しかったのですが、ジャガイモは天気の良い日に堀り上げて数時間、天日に干さないと保存が効かず直ぐに腐ってしまうため、今回は収穫を断念して男子の掘り上げたジャガイモを持ち帰ってもらいました。

土間でジャガイモの土産包みを行いました。品種はメイクイーンを中心に男爵・きたあかり・アンデスレッド・インカのめざめの5種類の中から選んでもらいました。







■ 06月21日:コロッケ作り

午後の後半は、お楽しみのコロッケ作りをしました。各チームで役割の分担を決めた後、スタッフからコロッケ作りの目的・調理法、ジャガイモの種類と適した料理の説明を受けてからコロッケ作りを開始しました。目的は「限られた時間内に、自分たちが育てた野菜を、他の人(+自分たち)のために、心を込めて安全かつ衛生的に美味しく調理し、彩りよく盛り付けて、皆で食べる」です。

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まずはイモを計量しました。コロッケの材料に適した「男爵」を全体の60%以上という決まりで、残りは5種類のイモの中からチームごとに使うイモを選んでもらいました。イモを洗ったら、均一に蒸かしあがるように同じくらいの大きさに切りそろえて蒸籠(せいろ)に入れました。





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釜小屋でイモを蒸かしてもらっている間に、タマネギをみじん切りにしました。レタスの千切りやキュウリを切る作業も役割を分担して行なってもらいました。










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次に、みじん切りにしたタマネギとひき肉を混ぜて炒めました。香ばしい匂いに誘われて、つまみ食いをしてしまう塾生が後を絶ちませんでした。










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蒸かしあがったジャガイモは熱いうちに皮をむいてから、マッシャーという道具を使ってバットの中でつぶしました。










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タマネギとひき肉を炒めたものと、つぶしたイモを混ぜたものを人数分に分け、小判型に成形しました。しっかりと成形しておかないと崩れてしまうので、きちんと丁寧に作業を行うことが大切です。










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パン粉づけの仕方を調理師さんに教えてもらいながら作業しました。








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コロッケを揚げる作業は危険なので調理師さんにお願いして、塾生は見学させてもらいました。








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彩りよく盛り付けたら、いよいよ完成です。









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いただきまーす!収穫したての、旬の野菜をふんだんに使って、自分たちで料理したのですから、美味しくないはずがありません。








■ 06月21日:夜の塾活動〜ホタル観察〜

自然塾から徒歩15分ほどの寄自然休養村周辺では、6月中旬から7月上旬にかけてホタルが舞うのを見ることができます。ホタルは1年間の生涯のうち1週間だけ、次の世代に命をつなぐために光を放って飛び回り、その一生を終えるのです。そうした命の営みを、ホタルや他の見学者の邪魔にならないよう、そーっと覗いてみました。

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時折降る小雨のために雨具を着ての観察でしたが、常に数匹の光が見られ、なかなかの観察日和だったようです。塾生たちも、ホタルの儚い光を見て、何かを感じたことでしょう。







■ 06月22日:朝食前の瞑想

日曜日の朝食前には、窓を開け放した食堂で、目を閉じて姿勢を正し、視覚以外の五感を研ぎ澄まして自然や季節の移り変わりを感じながら精神を集中させる時間を設けています。

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今回は4分間瞑想を行いました。しっかり集中して瞑想できている塾生もいれば、2〜3分を過ぎると我慢できず動いてしまう塾生もいて、集中力や我慢する力、努力する姿勢に差が見られました。この差を縮めるように頑張りましょう。






■ 06月22日:親子大会塾生企画

親子大会の塾生企画は「1. 塾生の自主性を養う、2. チームを超えた仲間作り、3. 企画実践力を養う、4. 他者の気持ちを考えるきっかけをつくる」ことを目的としています。塾生たちは、普段一緒に行動しているチームを離れた仲間を募ってグループを作り、いかに家族や他の塾生に楽しんでもらうかを考えながら自分たちで計画〜準備〜運営をします。

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川原でオリエンテーリング(宝探し)を行うグループ、夜に肝試しを行うグループ、塾庭で(お手玉や剣玉やコマ廻し等の)昔遊びを行うグループ、塾周辺の畑でスタンプ(クイズ)ラリーを行うグループの計4グループができました。






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こちらのグループは雨の中、傘をさして活動場所の下見に出かけました。ちゃんとコースの移動時間を測るために時計とメモを持っていったようです。







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こちらのグループはダンボールにミミズの這ったような字で何やら書いています。心臓の弱い人は入らないでください...看板のようです。








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こちらのグループは竹馬を作っていました。どのグループも企画準備の初回から具体的な行動がとれていて頼もしい限りです。本番が楽しみですね!










■ 06月22日:ステージのまとめ

ステージの終了時に、木全塾頭からまとめの話がありました。

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ジャガイモが大きく育ったのは皆さんの努力のお蔭でもありますが、お天道様や土など大地自然のお蔭です。また、自分たちが育てた野菜を美味しく食べられるのは家族やスタッフなど周囲の協力のお蔭です。そして、我々に生きる力を与えてくれた(素材の)「命をいただきます」という意味と、調理してくれた人に対する感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。





■ 編集後記

今回は、ステージ全体を通してあまり天候が良くありませんでした。雨の合間を縫って、コムギ収穫やチーム農園といった農作業を何とか実行できました。土曜日の夕食には、自分たちの育てたジャガイモ、レタス、キュウリを自分たちで調理していただくことができました。

また、土曜日の夜には、雨の中でしたが、1年の内この時期しか見られないホタルの舞う姿を観察できました。悪条件の中こんなに多くの自然の恵みと厳しさと神秘とを体験することが出来たのは、塾生たちの作業の手際が格段に良くなってきたからこそだと言えます。今後、塾生たちには、これまでの導入期間で一通り学んだことを、ワンランク上のレベルで身につけ、行動に移せる人間になって欲しいと思います。

H.T.