2008年度 ・第7期 入塾式
2008年度 ・第7期 卒塾式

第01ステージ〜女子〜

第01ステージ〜女子〜

ステージテーマ:「友達と早く仲良くなり、自然塾になれよう」

共同生活の目標:「あいさつをする」



さまざまな草木が花をつけ、山々がだいぶ緑かかってきました。鶯をはじめとしてたくさんの鳥の鳴き声も盛んに聞こえる様になってきました。そのような春の訪れを感じる中、7期生の活動が始まりました。このステージでは、ジャガイモの植え付けや、チーム農園の作付け計画などを行います。初めての仲間と塾生活に対して緊張もあるかと思いますが、早く自然塾の生活になれて、自然塾での生活を仲間と大いに楽しんでもらいたいと考え、「友達と早く仲良くなり、自然塾になれよう」というステージテーマのもと活動を行いました。また、さまざまな仲間と一緒に気持ちよく生活するには、まず、あいさつをすることが欠かせません。そこで、今ステージでは「あいさつをする」を共同生活の目標としました。

■ 03月28日:夜の集い

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先週の男子に続き、女子もいよいよ第1ステージの始まりです。ステージを始めるにあたり、塾頭さんからお話がありました。

皆さん、入塾式で自然塾での抱負を話してくれました。

大切なのは、

1. 自分の力でやること

2. きちんと丁寧に、心をこめてやること

3. 人の話をしっかり聞くこと

です。自然塾にいる塾生、スタッフはみな兄弟や家族のようなものだと考えてください。これから11月末までみんなで一緒にやっていきます。協力し合って仲良くやっていきましょう。


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塾頭の話を聞いた後、話をメモする時間を設けました。全部書けなくとも、何か心に残ることがあれば、メモする習慣を身につけていってください。







■ 03月28日:荷物整理、就寝準備

塾頭の話を聞いた後、ステージ担当から今夜から明日の朝までの動きについて説明を受け、塾生室で荷物の整理を行いました。

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家から持ってきた荷物、送られてきた荷物、購入した長靴などを整理しました。長靴は長靴棚へ、ほかの衣類等は衣装ケースに入れましたが、入れ方は塾生によってそれぞれ違います。

7人のチームの仲間がいるので、お互いに整理整頓を学んでほしいと思います。





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荷物整理が終わったら、チーム担当のスタッフから布団の敷き方を教えてもらって、就寝準備をしました。一人一人で行うより、仲間と協力して行うと手際よく敷けます。チームワークが試される場面です。






■ 03月29日:起床・清掃

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自然塾の起床時間は6時30分です。起床したらてきぱきと着替え、洗顔、布団片付けをすませ、塾生室の掃除をします。この日はベランダが凍っていました。しかし冷たさにも負けず、しっかり雑巾がけをしてくれました。










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塾生室のj掃除が終わったら、共同場所の掃除を各チームで分担して行います。風呂場、トイレ、廊下・階段、下駄箱、洗面台などしっかり掃除します。







食事当番のチームは釜飯炊き(左下写真)、調理、盛付配膳(右下写真)、コンポスト作業を役割分担して行います。

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釜飯炊きは、マッチで火をつけるところから始まり、なれない塾生は苦戦しますが、ほかではなかなかできない貴重な体験となります。みんなの食事をおいしく作ってくれる食事当番の人たちに感謝するとともに、彼女らもまた、普段お母さんたちがしてくれていることに気づくのではないかと思います。

■ 03月29日:チーム農園計画、チーム名・チームリーダー・サブリーダー決め

昨晩雨が降って畑の土が湿ってしまっているため、午前中は農作業は行わず、代わりにチーム農園の場所決め、測量をチーム農園で行い、その後室内でチーム名・リーダー・サブリーダー決めと、チーム農園計画を行いました。

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チームごとの話し合いをスムースにするため、まずリーダー、サブリーダーを決めてもらい、それからチーム名、チーム農園の計画を立ててもらいました。

チーム農園で育てる作物は原則自分たちだけで育てます。また、それぞれの作物を育てる目的と目標を考えてもらいました。





■ 03月29日:共同農園作業 〜農機具の使い方・ジャガイモの植え付け〜

今日は朝から晴天が続いていたので、昨晩の雨で湿った畑も昼過ぎには土が落ち着き、ジャガイモの植え付けができる状態になりました。

まずはジャガイモの重さを量って、100g以上の種芋は2つに切り分けました。種芋にはおへそがあってそこを2つに切り分けるとうまく芽が分かれて均等な種芋になります。

切り分けた種芋の切り口には消毒のため灰をつけます。









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種芋を切り分けた後、クワの置き方、運び方と一輪車(通称ねこ)の取り扱いについての説明がありました。

道具は人間にとって便利なものですが、扱いを間違えると危険もあります。安全(危険)を知る力をつけてください。






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 畑でまずクワで土を耕す練習をしました。傾斜地の畑なので土を下に落とさないよう丁寧に耕します。塾生にとっておそらく初めての作業でしたが、みんな頑張って耕していました。

この後、一旦クワを置き、おやつをいただいて一息つきました。





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おやつをいただいた後は、いよいよジャガイモの植え付けです。目安ひもに沿って溝をクワで掘り、そこに30cm間隔で種芋を置き、芋と芋の中間に芋のお弁当となる肥料を置いていきました。







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すべての溝に種イモと肥料が並べ終えたら種イモがしっかりと隠れるように丁寧に土をかぶせました。この種芋がどのように育ち、どれだけの芋を実らせてくれるか、楽しみにしましょう。






■ 03月29日:夜の集い 〜塾生活の基本的ルールなど〜

塾頭と事務局長から塾での生活のルールと通塾時に注意してほしいことのお話がありました。

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塾頭さんからは、塾の活動を通して「3つの心と2つの力」を身につけてほしいこと、総合塾長の塾生の心得にある、

1. 好き嫌いなくよく噛んで食べること

2. きちんと丁寧に作業をすること

3. 親切な心を持つこと

4. 感謝の気持ちを持つこと

を意識して活動をすごしてほしいことについて、事務局長からは、通塾の時には他人に迷惑をかけないことと安全な行動をとることについてお話がありました。

塾での活動に進んで取り組んでいくことで、それらを身に着けていってほしいと思います。

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夜の集いの後半は、初めての仲間たちと少しでも早く打ち解けられるように、いくつかのコミュニケーションゲームを行いました。

もう、すっかり打ち解けているような様子でしたが、最後に打ち解けているからといって、相手が嫌な言い方をしないように気をつけましょう、という話もされました。





■ 03月30日:朝食前の瞑想・正座での朝食・食事時のあいさつ

自然塾では日曜日の朝食は特に心を落ち着かせていただく時間として、一食正座で食べる時間としています。また、食事の前に、精神を集中する瞑想の時間をとっています。塾生、スタッフ全員正座をして、食堂の窓を開けて外の空気や音を感じてもらいます。

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まずは正座で瞑想する時間は1分間から始めました。ほとんどの塾生が姿勢を正して瞑想時間を過ごしました。

一食正座はまだまだ厳しい塾生も少なくありませんが、努力してできるようにしていきましょう。






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7期生からは、食当釜飯炊き当番の塾生が塾生を代表して、いただきます、ごちそうさまの挨拶を行います。

食当が入る3回土曜朝食、土曜夕食、日曜朝食のいただきます、ごちそうさま、計6人が行いましたが、自分たちがご飯を炊いただけに、みんなしっかりと挨拶をしていました。





■ 03月30日:ハツカダイコンの間引きとお土産ネギの収穫

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入塾式で種まきをしたハツカダイコンの芽がきれいに出そろっていました。しかし、ハツカダイコン=二十日大根ですから、20日で取れるダイコンなのにもう21日たっています。これはまだ20日で収穫できるようになるには気温が足りないからなのです。

今回は、二十日大根の芽が重なり合っているので、葉と葉が重ならない程度に芽を抜いてあげました。この作業を間引きといい、間引き菜は早速昼食のスープの具となりました。



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6期生が植えたネギはすっかり立派に育ちました。しかしこれ以上畑においておくと葱坊主をつけてしまい、食べるには硬くなってしまいます。そこでおいしいうちに7期生の塾生にお土産としてもって帰ってもらいました。

家族と一緒においしくいただけましたか?6期生の皆さん、ありがとう。





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収穫したネギは新聞紙で包装して持ち帰ります。

近年はものを包むという習慣がなくなってしまい、包み方を知らない人も多いと多いと思います。

自然塾では、そうしたちょっとした知恵と工夫も学んでいってほしいと思います。





■ 03月30日:共同農園作物シール貼り

市村自然塾関東の土間には、特大サイズの共同農園作付け計画図が貼ってあります。

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ここには塾生が作付けにかかわる作物とその世話が記載されていて、その作業をしたら、その欄にシールを貼っていく仕組みです。

今回はジャガイモとハツカダイコンのシールを貼りました。

18ステージが終わったときには、ほとんどシールが貼っていないこの計画図にはたくさんのシールが貼ってあることと思います。






■ 03月30日:おやつ

おやつには、自然塾で取れたものを調理スタッフが創意工夫して作ったものが数多く出て、塾生の楽しみでもあります。

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この日の10時のおやつは塾で取れた梅から作った梅ジュースを寒天で固めた梅ゼリーでした。

普段あまり食べたことの無い酸味に、ちょっと微妙な表情の塾生もちらほら見られましたが、何でも挑戦です。






■ 03月30日:チーム農園作付け計画 〜続き〜

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土曜日の午前中に行った作付け計画の続きを行いました。どのチームも計画がかなり進んできました。

残念ながら、今ステージ中に計画を完成させたチームはいませんでしたが、第2ステージの発表までには間に合いそうです。

でも、気を抜かずに調べられるところは調べてきてくださいね。




■ 03月30日:ステージのまとめ、共同生活の目標振り返り

昼食後に、塾頭さんからステージのまとめとしてお話がありました。

1. 何事も努力する。一生懸命やる。

2. 最後までやりとおす。

3. 初めてやること、面倒なことをしっかりする。

4. あいさつはコミュニケーションの基本なので、かげひなたなく、大きな声で、笑顔で、相手の顔を見てやる。

これらを意識してこれからもやっていってください。

塾頭さんの話の後に、共同生活の目標"あいさつをする"をどの程度達成できたか?その理由とともに各塾生に振り返って塾生手帳に書いてもらいました。自己評価ですが土曜日よりも全体に高い評価をつけている塾生が多くいました。

ステージ担当からみても、初めてのステージにしては、塾生のみんなはよく挨拶ができていたと思います。

■ 03月30日:帰宅

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帰る前に塾生室を掃除して、塾頭さんの確認を受けて挨拶をしたら、帰宅です。

出発前の帰りのバスの中で出発を待つ塾生たちです。家に帰ったらいっぱい自然塾のことを家族に話してくださいね。2週間後にまた会いましょう。





■ 編集後記

男子に引き続き、女子も天気に恵まれ、予定通り第1ステージを終えることができました。自然塾の活動と生活は塾生たちにとってほとんどが普段行っていないことであり、ときどき"頭がパンクしそうだ"との声も聞かれました。特に第1ステージでは、すべてが1からのスタートとなるので、農作業にしろ、共同生活にしろ、塾生は大変だったと思います。

それにもかかわらず、塾生同士は早々と打ち解け、楽しい雰囲気でこのステージを過ごしていました。生活のリズムにおいても、若干時間に遅れたりしたところなどはあったものの、総じてきびきびと動いていたと思います。そこからは、塾頭さんから話があったように、何事も一生懸命やる、という姿勢が感じられました。ぜひこれからも、はじめてやること、面倒なこと、おっくうなこと、人の嫌がることを自ら進んでやる習慣をつけていってもらいたいと思います。そして、それを自然塾の中だけでなく、家でも学校でも進んで行ってもらいたいと思います。

そうすれば、卒塾時にはひとまわりもふたまわりも大きな人間として卒塾できると思っています。塾生の皆さん、頑張ってください。そして、ご家庭でもそうした塾生を見守ってあげてほしいと思います。

T.K.