2020.04.17~19
第03ステージ ②
桜の花も散り始めて、「暑い」と感じる気温の日も増えてきました。気温の変化が激しい時期ですが、体調を崩していませんか?
今回は第3ステージに皆さんがやる予定だった活動をスタッフで行ったので、その様子をお伝えします。
■ 共同農園作業「キャベツ・レタスの植えつけ」
第3ステージの共同農園作業では、キャベツとレタスの植え付けをする予定でした。どちらも植える時期が遅くなってしまうと、うまく育たなくなってしまうので、スタッフが植え付けました。
これが植えつける「苗(なえ)」です。苗は「野菜の赤ちゃん」ですね。本来なら、皆さんが初めて作物の苗を植えつける作業でした。
畑に持っていく前に苗を水につける「腰水(こしみず)」という作業をしています。腰水をすることで、畑に植えつけた後の根の張りが良くなります。
畑に移動して、まずは植えつけるための「畝(うね)」をたてます。「野菜の赤ちゃん」である苗が育つための「ベッド」ですね。やわらかい畝にすれば、作物も育ちやすくなります。
通路の土をクワでけずり、畝の場所に盛っていきます。
畝の表面がしっかりと平らになるようにならします。へこんでいたりすると、その場所にだけ水がたまってしまったり、土が流されてしまったりするからです。
畝が出来上がったら苗を植える場所に並べていきます。畝の真ん中にまっすぐ植えられるように、確認しながら並べます。
植える場所が決まったら、いよいよ植えつけていきます!
まずは植える場所に穴を開けます。この時、穴が深すぎたり浅すぎたりしないようにするのがポイントです。
苗が傷つかないように、ポットを丁寧に外します。苗の時に傷がつくと、その傷からばい菌が入ってしまって病気になったり、傷ついた葉が大きくならなかったりしてしまいます。
苗をさかさまにすると取り出しやすいですよ!
ポットから取り出した苗を、畝に開けた穴に植えていきます。苗についている土と、畝の土の表面が平らになるように植えます。
植えつけられたら、次に肥料をあげていきます。いわば苗が育つための「ご飯」ですね。自然塾では主に、ニワトリの糞を発酵させた「鶏糞(けいふん)肥料」と、米ぬかなどを原料にして自然塾で作った「ぼかし肥料」の2種類を使っています。今回はぼかし肥料を使います。
植えつけた苗の周りに丸く溝(みぞ)をほり、肥料を入れていきます。その時に苗に肥料がかかってしまうと、病気になる原因になってしまうので注意します。
肥料が畝の表面に出ないように、しっかりと土をかぶせます。
キャベツの根本には、くだいた卵の殻をまきます。これは、植えたばかりの苗の茎(くき)をかじる「ネキリムシ」という害虫から苗を守る効果があります。卵の殻のチクチクを嫌がって、ネキリムシが付きづらくなります。
植えつけたばかりの苗はたくさんの水が必要です。1株ずつたっぷりとあげていきます。
最後にネットをかけます。キャベツには害虫を防ぐ効果が、レタスには風で葉が傷つくのを防ぐ効果があります。
これでキャベツ・レタスの植え付けの作業は終了です。レタスの収穫は5月中、キャベツの収穫は7月中を予定しています。収穫は皆さんもできるといいですね!
■ 味噌(みそ)作り
自然塾では毎年、味噌を手作りしています。この味噌は第17ステージの収穫祭で各チームごとの「ごった煮」を作る時に使います。翌年の活動で調理にも使います。味噌は自然塾で活動をするにあたって重要な食材です。
毎年、第3ステージに「仕込み」を行い、収穫祭で食べられるようになるのですが、仕込みが遅れてしまうと収穫祭に間に合わなくなってしまうため、皆さんの分をスタッフで仕込みました。
材料は大豆(写真右)、塩、米麹(こめこうじ、写真中央)、麦麹(むぎこうじ写真左)です。
米麹と麦麹に含まれている「麹菌(こうじきん)」を使って大豆を発酵させることで味噌ができあがります。
まず、仕込みを始める前の日に材料の準備をします。
米麹と麦麹、塩を混ぜ合わせて、麹菌が発酵するのを止めます。
この作業を「塩切り(しおきり)」と言います。
大豆は水につけて、水を吸わせておきます。つける前は丸く小さいですが…
一晩つけると、水を吸ってだ円形に大きくふくらみました!
この後、大豆を煮てさらにやわらかくつぶしやすいようにします。
ここからが皆さんがやる予定だった作業です。
まずは塩切りをした麹に豆の煮汁を混ぜて、麹をやわらかくします。
やわらかくなるまで、少し待ちます。
麹がやわらかくなったら、大豆を混ぜます。この時に全体の混ざり具合が同じになるように、しっかり混ぜます。
混ぜ終えるとこのようになります。
次に、混ざった材料を「ミンサー」という機械を使って、つぶしながら混ぜていきます。
つぶされた材料を丸めて団子にし、味噌樽(みそだる)に詰めていきます。
この時に、味噌の仲に空気が入ってしまうと、そこからカビが生えてしまうことがあるので、空気をぬきながら詰めていきます。
詰め終わったら、表面を平らにしてラップをします。空気にふれると表面にもカビが生えてしまうため、ラップと味噌の間にも空気が入らないようにします。
ラップの上に中蓋(なかぶた)を置いて、周りにトウガラシを散らします。
トウガラシには菌が増えるのを防ぐ「抗菌作用(こうきんさよう)」があるので、カビが生えるのを防ぐことができます。
新しい空気が入らないように、味噌樽にもラップをします。
ふたを閉めて、外れないようにガムテープで固定すれば、味噌の仕込みの完了です!
全チーム分、合計8樽仕込みました!
仕込んだ味噌は塾頭室の床下に入れて熟成させます。この場所は一年を通して風通しが良く、気温の変化が少ないので、味噌の熟成に適しています。
この場所から味噌を出すのは第17ステージです。どんな味噌ができるのか、楽しみにしていてください!
■ 編集後記
通常通りの活動ができていれば塾生の皆さんがやる予定だった作業をお伝えしてきましたが、皆さんができなかったことが残念で仕方ありません。ただ、今回スタッフが行ったことは、どちらも皆さんが完成したものを手にできるようになるまでには時間がかかります。収穫できる、開封できるころにはきっと、緊急事態宣言も収まっていると信じています。
1日でも早く皆さんが自然塾で活動できるようになることを願っています。
K.H.


2020.04.10~12
第03ステージ ①
緊急事態宣言が発令され、学校に行くことができない塾生も多いかと思いますが、元気に過ごしていますか?自然塾も活動は始められていませんが、少しずつ暖かくなってきて、周辺の植物も新芽の色が目立つようになりました。
皆さんが自然塾に来ることはできませんが、送ってくれた「チーム農園で育てたい野菜」を検討した結果、全てのチームの育てる作物が決定し、畑の設計図になる「作付け図」が完成しました。今回は各チームの作付け図を発表します。
各チームの畑の場所はこのようになっています。それぞれの畑で形は違いますが、面積はどこの畑もほぼ同じです。
皆さんの希望をできるだけ汲み取りましたが、季節の関係で育てられない作物もありました。そのため、育てる作物の数に差ができています。
■ 男子Aチーム
男子Aチームが育てる作物はミニトマト、アズキ、サツマイモ、キュウリ、スイカ、メロン、ナスの7種類です。作付け図はこうなりました。
小豆は6月ごろに種をまいて、10月に収穫できる、年間を通して育てる作物です。時間がかかる作物ですが、頑張って世話をしましょう!
■ 男子Bチーム
男子Bチームが育てる作物はキュウリ、トウモロコシ、エダマメ、トマト、メロン、スイカ、サツマイモの7種類です。
スイカとメロンは難しい作物ですが、しっかり世話をすればたくさんの収穫が期待できます。甘い香りにさそわれてカブトムシがやってくるなんてこともありますよ!
■ 男子Cチーム
男子Cチームが育てる作物はトマト、ピーマン、エダマメ、トウモロコシ、キュウリ、スイカ、サトイモの7種類です。
「家族に食べさせたい」「新鮮なものを食べたい」といった希望も聞かれました。収穫して持って帰ったり、かぶりついたりするのが楽しみですね!
■ 男子Dチーム
男子Dチームが育てる作物はスイカ、カボチャ、ピーマン、メロン、キュウリ、ミニトマト、トウモロコシ、シソの8種類です。
Dチームはスイカの希望が多かったですね。難しい作物ですが、上手に世話をすればたくさん収穫することも期待できます。頑張って豊作を目指しましょう!
■ 女子Aチーム
女子Aチームが育てる作物はトウモロコシ、トマト、キュウリ、カボチャ、サツマイモ、モロヘイヤ、ショウガ、アズキの8種類です。
トウモロコシとサツマイモは動物にねらわれることが多い作物です。それぞれの作物ごとにしっかり対策する事が重要ですよ!
■ 女子Bチーム
女子Bチームが育てる作物はトマト、ピーマン、パプリカ、エダマメ、トウモロコシ、キュウリ、スイカ、メロンの8種類です。
「どういうふうに育つのか気になる」という声がたくさんありました。それぞれよく観察して育てていきましょう!
■ 女子Cチーム
女子Cチームが育てる作物はカボチャ、スイカ、アズキ、エダマメ、トウモロコシ、ゴマ、キュウリ、ユウガオ、白ナス、ラッカセイ、サトイモの11種類です。
今年のチーム農園で最多の11種類の作物を育てます。作物ごとに必要な世話は違いますから、しっかり調べて世話を欠かさないようにしましょう!
■ 女子Dチーム
女子Dチームが育てる作物はトウモロコシ、エダマメ、キュウリ、ポップコーン、カボチャ、スイカ、パプリカの7種類です。
ポップコーンはトウモロコシの仲間ですが、収穫してから食べられるようになるまでが少し違います。ぜひ調べてみてね!
■ 編集後記
例年の活動では、チーム農園の作物の決定、作付け図の作成はすべて塾生たちがやります。残念ながら今年は塾に来ることができずスタッフが行うことになりましたが、できるだけ塾生たちの希望に添えるようにした結果、このような作付け図になりました。植えつけは出来なくても、収穫はみんなでできるようになってほしいです。
皆さんが塾に来られるようになったらすぐに活動を始められるように、スタッフは準備をして待っています。健康には十分に注意して、元気に過ごしてください。
K.H.